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2014年6月26日(木)

川原礫先生のWeb小説最後の作品『絶対ナル孤独者《アイソレータ》』が電撃文庫に登場【電撃文庫新作紹介】

文:電撃オンライン

 電撃文庫『ソードアート・オンライン』シリーズなど、アニメ化もされた大人気ノベルを手がける川原礫先生の最新作『絶対ナル孤独者《アイソレータ》』を紹介する。

『絶対ナル孤独者《アイソレータ》 1 ―咀嚼者 The Biter―』

『アクセル・ワールド』、『ソードアート・オンライン』の川原礫先生によって描かれたWeb小説の最後の作品が電撃文庫でついに登場!

 2019年8月。地球上の、いくつかの都市部に、人類が初めて接触する地球外有機生命体が複数落下した。のちに《サードアイ》と呼ばれるその球体は、接触した人間たちに、現代科学では解明できない《力》を与えた。

 ある者には、音さえ追い越す《速さ》を。ある者には、鋼さえ断ち切る《刃》を。そしてある者には、万物を噛み千切る《歯》を。

 17歳の少年、空木ミノルもその中の1人だった。彼がただひとつ望み、そして得た能力。――それは《孤独》。

 絶対的な孤独を実現するその《力》は、しかしミノルを望まぬ戦いに巻き込んでいく。平凡だが平穏な義姉との暮らし。そのひとときが壊される時、ミノルは絶対なる《孤独者(アイソレータ)》として覚醒する!

『絶対ナル孤独者《アイソレータ》 1 ―咀嚼者 The Biter―』

【物語のここに注目!】

誰の記憶にも残りたくないと願う少年が、誰かの幸せを守るために戦う意味――

 アバター同士が戦うネットゲームなどを題材にしたこれまでの川原先生の作品とは異なり、本作は宇宙から飛来した謎の生命体《サードアイ》と接触し、異能力に目覚めた人々によるバトルアクションが展開します。

 第1巻は、サメのような鋭い歯でターゲットを噛み殺す能力者《バイター》と、主人公・空木ミノルとの戦闘がメイン。ミノルは幼いころに家族を惨殺されて以来、他人との交流を避けて生きてきた高校生です。誰の記憶にも残りたくない。そんな願いを抱く少年が誰かを守るため、《サードアイ》から与えられた《力》を使い、強敵に挑む……。川原作品の主人公は、自らの能力で過酷な現実を切り拓いていきますが、その魅力はこの新シリーズでも健在です。

 救われたいのか、救いすら求めていないのか……。心に深い傷を追っているミノルが何を求め、いかに戦い、どんな未来を手に入れるのか。未知数の可能性を秘めた物語にこうご期待!

 ちなみに、ミノルが持つ異能力は一風変わっています。それは彼の内面性が反映されたものなのですが……。その《力》の正体は、実際に小説本編を読んで体験してください!

【登場人物のここに注目!】

癒し系姉&スポーツ少女&ツンデレ!? ミノルを支える3人のキーパーソン

 天涯孤独の身の上で、友だちも作らない主義のミノル。第1巻には、そんな彼をそろぞれの立場からサポートしてくれる女性が3人登場します。まずは、ミノルの義姉で家事全般を世話をしてくれる由水典絵。公務員というお硬い職業ながら、いつも笑顔絶やさない癒し系のお姉さんです。

 もう1人はミノルの同級生・箕輪朋美。陸上部所属の活発な少女で、ミノルにも気さくに話しかけてきます。そして、《サードアイ》を所有する異能少女・安須ユミコ。黒髪ロングヘアのユミコは、一見、お嬢様風に見えますが、性格はかなり強気(俗にいうツンデレ気質!?)。

 外界との接触を好まないミノルにとって、彼女たちとの心の交流は時として“痛み”を伴うことも……。物語が進むうちに、3人とミノルの関係にも変化が――!? 異能バトルの裏側で展開する人間ドラマからも目が離せません!

(C)川原礫/KADOKAWA CORPORATION 2014
イラスト:シメジ

データ

▼『絶対ナル孤独者《アイソレータ》 1 ―咀嚼者 The Biter―』
■著:川原礫、イラスト:シメジ
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2014年6月10日
■定価:本体590円+税
 
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