2014年7月14日(月)
PS Storeの注目コンテンツを、電撃PSの編集&ライター陣が平日(ほぼ)毎日紹介していく特集企画、“電撃PlayStation×PlayStation Store”。話題のDL販売ゲームをはじめ、ゲームアーカイブス、追加DLC、ベスト版、PV・体験版など、ゲームを深く愛する電撃PSスタッフが、ゲーマー視点でコンテンツをピックアップしていきます。
本日紹介するのは、KONAMIより2010年7月15日に発売された、PSP『幻想水滸伝I&II ベストセレクション』。その前編となる今回は『幻想水滸伝I』編をお届け。なお、“PlayStation Plus”加入者には、2014年9月16日までの間フリープレイで提供されている。
宿主に強大な力を与えるが、その代償として不老と呪いをもたらすという“27の真の紋章”。人の手に余る力をめぐって引き起こされる戦乱を描いた傑作が、この『幻想水滸伝』シリーズです。なかでも最高傑作と呼ばれる2作品を一度に遊べてしまうのが、このPSP版『幻想水滸伝I&II』なんですよ! というわけで、今回の前編では、初代『幻想水滸伝I』をご紹介したいと思います。
思い返してみると、初代『幻想水滸伝I』は、のちのシリーズにおける魅力のすべてがある、といっても過言ではない作品でした。“真の紋章”に翻弄される主人公の悲劇的な運命。軍師が活躍する戦争イベント。敵とのレベル差があると経験値が増え、レベル上げがサクサクなバトル。ガスパーから資金を巻き上げるチンチロリンなどのミニゲーム……と、本編もオマケ要素もすべてが楽しすぎる体験は、いまだに“このシリーズの代わりになるRPGはない”と言い切れるくらいです。
ちなみに、タイトルに『水滸伝』と入っていますが、古典小説とはいっさい関係ないオリジナル作品なので『水滸伝』を知らなくても問題ありません。さすがに1作目なので“神行法の紋章”がないとダッシュできなかったり、持てるアイテムが少なかったり、といった不満点も少しありますが、そんなものはどうでもいい(断言)! 少しでも『幻想水滸伝』の物語に触れれば、まちがいなくプレイが止まらなくなるはずですから。
だから、こんな記事を読んでいないで、今すぐ涙腺が乾ききるまで泣きながらプレイするべき! テッドと主人公の運命に泣き、カナン……はどうでもいいけど、グレミオに涙し、ガスパーをカモって、マッシュの行く末に嗚咽し、最後まで遊んでください。そして、そのデータをコンバートして『幻想水滸伝II』に突入しましょう!(ライター:まさん)
(C)Konami Digital Entertainment
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