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2014年7月15日(火)

編集部注目作『Evolve(エボルブ)』のプレイ動画付きレビュー。最強のモンスター使いに遭遇した電撃スタッフ4人の運命は……

文:ゴロー

 どうも、ゴローです。先日、12月4日に発売される4対1のマルチプレイ・サバイバルアクションシューター『Evolve(エボルブ)』のメディア向けハンズオンイベントに行ってまいりました。

『Evolve』 『Evolve』
▲電撃&週刊アスキーPLUSのメンバーでイベント会場の2Kへ。室内は赤いライトに照らされ、『Evolve』らしく猟奇的な雰囲気が漂っていました。

 本作はPS4/Xbox One/PC用ソフトとして、『レフト4デッド』を生んだTurtle Rock Studios(タートルロックスタジオ)と2Kが開発しているタイトル。さまざまな動植物が生息する惑星・Shear(シーア)を舞台に、プレイヤーは4人のハンターチームと単独行動をするモンスターとに分かれてキャラクターを操作し、“狩るか、狩られるか”の激しい攻防を繰り広げます。

 前回に続き2度目となるメディア向けハンズオンイベントは、新たに4人のハンターと新モンスター・クラーケン(Kraken)を使っての対戦に。今回は現地で撮影した動画から、個人的ベストバウト4本をお届けします。中でも、最後のモンスター視点の動画は『Evolve』の常識を覆す戦いぶりが見られるので必見です!

 なお、ゲームシステムやキャラクターの特徴は動画でも簡単に解説していますが、記事の下にもまとめて掲載しています。詳しく知りたい人は、動画を見る前に一読しておくといいでしょう。

【今回使用したゲームモード“Hunt(ハント)”のルール】

▽ハンター側の勝利条件
・モンスターのライフをゼロにする
・制限時間までジェネレーターを守りきる

▽モンスター側の勝利条件
・ハンターチームを全滅させる(※)
・ジェネレーターを破壊する

※:ハンターはライフをゼロにすると、一定時間後に最大3回まで復帰する。ハンターをそれぞれ3回ずつ倒す以外に、他のハンターが復帰してくる前にフィールド上のハンターを全滅することでも勝利となる。

『Evolve』
▲ジェネレーターはフィールドの特定の位置にあり、モンスター側が3段階目まで進化すると破壊可能になります。

●『Evolve』プレイ動画:ハンター“Hyde”視点(クラス:アサルト)

 アサルトは、パーティの前線に立って戦うことが主な役割。モンスターへの攻撃に専念するだけでいいので、他のクラスよりも気楽に楽しめます。FPSを初めてプレイする人は、このクラスで『Evolve』に慣れていくといいかもしれません。

 Hydeの持つ武器は特徴がそれぞれはっきりとしていたので、使い分けがしやすいと感じました。離れている時はミニガンでけん制、近づいたらシールドを展開しつつ火炎放射を浴びせ、モンスターの動きが制限されていたらグレネード。モンスターがやたらデカイことから、照準あわせが苦手な人にもオススメです。

●『Evolve』プレイ動画:ハンター“Maggie”視点(クラス:トラッパー)

 モンスターの追跡や拘束を得意としたクラス。ペットモンスターの“デイジー(Daisy)”はモンスターを自動で追跡してくれるので、パーティにMaggieがいる場合はデイジーに先導してもらうのがセオリーになりそうです。

 発見後は“モバイルアリーナ”を使ってドーム状のアリーナにモンスターを閉じ込めることが一番大きな使命。「失敗したらマズイ」という緊張感が味わえます(笑)。動画では1度失敗していたように見えましたが、モンスターを拘束する場面がわりと目立っていたので、てけおんもトラッパーとしての役目をちゃんと果たせていたのではないでしょうか。

●『Evolve』プレイ動画:電撃PlayStation編集長が新モンスター“クラーケン”を初プレイ

 モンスター側が最初に目指すべきは、野生動物を捕食してエネルギーを吸収し、エボルブ(進化)すること。そう、ゲームタイトルである『Evolve(エボルブ)』もここからきています。ハンターに見つからないように周囲をサーチしながら行動し、3段階目まで進化してシールドもMAXにしたらパーティタイムの始まりです。

 序盤からいきなり瀕死状態に追い込まれた電撃PlayStationの西岡編集長でしたが、最終的にかなりいい勝負になったと思います。進化を繰り返してなんとか持ち直し、終盤ではハンターチームを全滅できそうな場面も。シールドの残量やハンターの生存数などによる、攻めどきと引き際の判断がとても重要! というのがわかる動画になったかと。

 続いての動画もモンスター視点ですが、モンスター側は2Kスタッフからの最強の刺客、対するハンターチームは電撃の精鋭部隊です。これまでの戦いから「ぶっちゃけ、クラーケンが相手ならハンター側が有利でしょ」とまで思っていたのですが……。

●『Evolve』プレイ動画:凄腕スタッフの奇策を用いた“クラーケン”超絶プレイ

 開始時の不意打ちやまさかの接近戦主体などの思いがけない立ち回りで、手厚い洗礼を受けることに。最終進化を遂げずに全滅させられるという屈辱の敗北です。

 もちろん、これは実力差があるからできるのですが、攻撃の仕掛け方といい、アビリティの使い方といい、勉強になる部分がいろいろとあります。惨敗したのはくやしいですが、最強のモンスター使いを目指す自分にとって、今回のハンズオンはとても大きな収穫がありました。

 ちなみに、クラーケン以外にもモンスターは近接タイプのゴライアス+未公開のものが2体いるそうで、他にも気になる点がまだまだたくさんあります。この記事を読んで『Evolve』に興味を持った方は、今後もぜひ注目しておいてください! 未公開モンスターのうち1体は初回生産特典の1つとなるので、すでに購入を決めている人は予約してみては?

■『Evolve』の基礎知識

▽ハンター側のゲームシステム

・ハンターは1人称視点(FPS)
・チーム構成は各クラス(アサルト、トラッパー、サポート、メディック)でそれぞれ1キャラずつと決まっている
・使用できる武器や能力はハンターごとに固定
・武器の弾薬やエネルギーは無限で、使用後は時間で回復する
・背負っているジェットパックで、素早いダッシュや高所への移動ができる
・体力が低下してダウンしたら、他のハンターに回復・蘇生してもらうことができる。救助が間に合わなかった場合は、艦内に転送されて一定時間後に復帰する
・復帰するたびに体力の最大値が減少し、3回力尽きると復帰できなくなる

▽各ハンターの特徴

●アサルト(Assault)……攻撃面に特化したパーティのアタッカー

【Hyde】
 片手に火炎放射器、もう一方にはチェーンガンを持って攻撃を行う。酸性ガスを噴出させるグレネードを利用して、モンスターを隠れている場所から追い出すこともできる。

●トラッパー(Trapper)……モンスターを拘束・追跡する能力を持つ

【Maggie】
 モンスターを拘束するトラップを設置できる。仲間の犬型モンスター“デイジー(Daisy)”が積極的にターゲットを追跡する。

●サポート(Support)……優秀な攻撃兵器とパーティを支援する能力をあわせ持つ

【Bucket】
 自らの頭部を離脱させ、周辺にいるモンスターを偵察できるロボット。胸から自動機銃を射出して設置することもできる。

●メディック(Medic)……仲間の回復や蘇生に長けたクラス

【Lazarus】
 仲間を素早く蘇生させる能力を持つ。モンスターに気づかれないよう、自身の姿を見えなくする能力も使える。

『Evolve』 『Evolve』

▽モンスター側のゲームシステム

・モンスターは3人称視点(TPS)
・開始時に3ポイントを振り分け、4つのアビリティを習得したり強化(MAX3段階)したりできる
・ハンターよりも20秒ほど早くゲームがスタートする
・アビリティに使用回数の制限はなく、一定時間が経過すると再使用できる
・体力ゲージを保護するシールドをまとっている
・野生動物やハンターを捕食することでシールドが一定量回復し、“エボルブ(進化)”に必要なメーターが上昇する
・メーターがMAXになることで、任意にエボルブが可能となる(MAX3段階)
・エボルブをすると、開始時と同様に3ポイントを使ってアビリティの習得・強化ができる。同時にシールドはゼロになるが、ライフが一定量回復し、上限も増加する。

▽モンスター“クラーケン(Kraken)”の特徴

 複数の触手と浮遊能力を持つモンスター。遠距離からの攻撃を得意とし、電撃を放電したり、電気を帯びた追尾式の地雷を設置したり、衝撃を与える旋風を放ったりできる。

『Evolve』 『Evolve』

(C)2010-2014 Take-Two Interactive Software, Inc. 2K, the 2K logo, Evolve, the Evolve logo, and Take-Two Interactive Software are trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. Turtle Rock Studios and the Turtle Rock Studios logo are trademarks of Turtle Rock Studios, Inc.

データ

▼『Evolve(エボルブ)』
■メーカー:2K(Take-Two Interactive Japan)
■対応機種:PC
■ジャンル:アクション
■発売日:2014年12月4日
■希望小売価格:7,700円+税

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