2014年7月15日(火)
こんにちは、ライターのカワカミ雁々です。現在、全国のゲームセンターで好評稼動中の2D対戦格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTNG CLIMAX』。全国大会の予選が各地で始まっている他、家庭用移植版の情報も明らかになり、大きく盛り上がっています。ここでは、そんな本作に新たに登場するキャラクターの操作感を最速でレビューします。
今回レビューするのは、新プレイヤーキャラクターの里見蓮太郎と姫柊雪菜、そして新サポートキャラクターの藍原延珠と暁 古城。ロケテストや本稼働が待ちきれない人は、この記事で予習してもらえれば幸いです。
(※この記事はロケテスト版でのプレイをもとに執筆しています。アップデート後に追加されるものと異なる場合があるのでご注意ください。)
神崎紫電先生が描く『ブラック・ブレット』の主人公・里見蓮太郎は、寄生生物“ガストレア”と戦う民間警備会社に勤める高校生。XD拳銃と天童式戦闘術を武器に戦います。
(236+攻撃ボタン)では手に持った銃を撃ちます。ABCで銃弾の軌道が変化し、連携や、クイックフォワードで接近しようとする相手を撃墜するのなどに使えそうでした。
(214+攻撃ボタン)では、格闘術をくり出します。Aはストレート、Bは踏み込みから下段の連撃、Cは飛び上がっての打ち下ろしになっています。これらはエクステンドアクション対応になっており、エクステンドで性能が大きく変化します。
まずAをエクステンドで出した場合は、オーラをまとったストレートとなり、ヒット時は相手を大きく吹き飛ばします。ガードされてもほとんどスキがありませんでした。
Bはそれほど大きく変化しませんが下段判定はそのままで、ダメージが向上しています。Cは打ち下ろしが中段になります。空中では(214+攻撃ボタン)でとび蹴りを放ちます。ボタンによって蹴りのリーチが変化します。EX版は相手をバウンドさせられました。また、蓮太郎はC攻撃→C攻撃で連続蹴りが繰り出せます。
インパクトスキルはどちらもオーソドックスな性能で、ニュートラル版が前方への突進、下入力で出せば強烈なアッパーカットによる対空、後ろ入力は飛び上がっての中段技となっています。
切り札はちょっと変わった性能で、一定時間、蓮太郎のスピードが上がります。前進やクイックフォワードは劇的にスピードアップし、中間距離からサッと近づいてそのまま投げ……という攻め方がなかなか見切れないほど。相手にとっては厄介なポイントになりそうです。
クライマックスアーツは(41236+BC)で相手を打ち上げ、全力の蹴りを叩き込みます。蓮太郎のセリフと相まってかなりカッコいいです。
(63214+BC)では、インパクトスキルで見せるアッパーカットを連続で繰り出します。こちらもダイナミックで非常に見ごたえがあるので、相手に連携のスキにビシッと差し込んでいきたいですね。
ざっとプレイした感じでは、とにかく(214+攻撃ボタン)の使い方が蓮太郎を使う上で重要になりそうでした。固め継続のエクステンド版Aに下段のB、中段のCという二択を混ぜつつ、さらにエクステンドしない選択肢もあるため、これらを上手に使って距離を詰めてまとわりつきつつ、ゆさぶりをかけていくのが強そうでした。
三雲岳斗先生が執筆する『ストライク・ザ・ブラッド』のヒロイン・姫柊雪菜は、最強の吸血鬼“第四真祖”の監視のために獅子王機関によって選ばれた“剣巫”の少女。獅子王機関より渡された霊槍“雪霞狼”を使って戦います。
(236+攻撃ボタン)では、雪霞狼で前方を突きます。A→B→Cの順にリーチが伸び、追加入力でいずれかの攻撃ボタンを押すと、相手を引き寄せられます。EX版は引き寄せてから追撃を加えて相手を吹き飛ばします。
(214+攻撃ボタン)では、飛び上がって空中で槍を構えて突進。A→B→Cの順番で高く飛び上がります。また、この技も追加入力があり、Aでもう1回突進、BとCは真下に落下します。
空中では(214+攻撃ボタン)で、地上(214+攻撃ボタン)のB・C追加入力と同じように、槍を下に構えての急降下攻撃が出せます。相手の真上に落ちるので地上からは迎撃されにくそうです。また、エクステンドアクションによって着地時に少し衝撃波が発生します。
インパクトスキルは、ニュートラル版では踏み込んで二段斬りを放ちます。ガードされるとスキが大きいものの、判定が大きくコンボパーツとしては使いやすそうです。ここからキャンセルサポートやEX版(236+攻撃ボタン)を出すのが基本コンボになりそうです。
下入力+インパクトスキルではアッパー気味に掌底をくり出します。発生はけっこう早く、対空攻撃として使えそうでした。
切り札は雪霞狼を力強く振り下ろす中段技で、リーチがかなりありました。また、かなり上まで判定があるため、中間距離で出してジャンプの出がかりを潰す使い方もできそうです。
クライマックスアーツは、雪菜の特徴を象徴する要素の1つで(41236+BC)は、全キャラクターで唯一空中でも繰り出せます。さらに、初段ヒット時にロックがかかるため空振ることがなく、地上はもちろん、空中コンボの締めに出しても、ダウン中の相手にひっかけても全弾ヒットさせられる、非常に優秀なダメージソースでした。
(63214+BC)では前方に突進してヒット時に乱舞技を繰り出します。他のキャラクター同様、相手の連携への割り込みを狙っていきましょう。
プレイした感じでは、“空中での制御”が雪菜のテーマになりそうです。空中ダッシュこそできませんが、(214+攻撃ボタン)が強く、トリッキーな動きが可能になっています。武器によるリーチの長い攻撃で相手を地上に縛りつけつつ、自分は機を見て空中から仕掛けるというのが、雪菜の基本的な戦い方になりそうです。
蓮太郎、雪菜と同時に『ブラック・ブレット』からは藍原延珠、『ストライク・ザ・ブラッド』からは暁 古城がサポートキャラクターとして参戦します。
延珠は“ウサギの因子を持つ”という設定に従って、強烈な蹴りでプレイヤーを助けてくれます。ニュートラルで呼び出した場合は当麻や真奥のように、画面後方から相手に向かってとび蹴りをくり出します。発生が早く、コンボのつなぎとしても、けん制としても使える性能を持っています。
レバー入れで呼び出すと、プレイヤーの正面に現れ、その場で強烈な蹴りを放ちます。発生が早くヒット時はダウン復帰不能で相手を高く蹴り上げるので、煮るなり焼くなり、好きなコンボを叩き込みましょう。
このように遠距離ではけん制としてニュートラルで呼び出し、コンボに組み込む際はレバー入れで呼び出すのが延珠の使い方ですが、彼女にはなんと3つ目のサポートアクションが存在します。
3つ目はボタン長押しでの呼び出しで、これをすると延珠は現れず、相手に約10秒間、エフェクトが出現します。この間に相手がサポートキャラを呼び出そうとすると、延珠が飛び込んできてサポートキャラを蹴っ飛ばし、不発にしてくれます。過去に例のない効果ですが、中間距離からサポートキャラを出し、それに紛れて近づこうとする相手に有効なアクションになりそうです。
▲智花の周囲に出ているエフェクトは、延珠の3つ目のサポートアクションによるものです。 |
最強の吸血鬼である古城は、従えている眷獣によってプレイヤーをサポートします。ニュートラルで呼びだした場合は、“獅子の黄金(レグルス・アウルム)”を召喚します。相手の位置をサーチし、落雷のような攻撃で相手を攻撃します。発生は遅いものの、古城はプレイヤーのすぐ近くに現れます。攻撃発生までの若干のスキをどう生かすかもポイントになりそうです。
レバー入れで呼び出すと、“双角の深緋(アルナスル・ミニウム)”を使役し、赤い光線で攻撃します。ニュートラルのものに比べて発生が早めで、ヒット時は相手を浮かせる効果があるため、地上コンボから空中コンボに移る際にはさむのがいいでしょう。
ニュートラル版はややクセがありますが“ニュートラル=相手から離れて出す”、“レバー入れ=コンボパーツ”と覚えておけばおおむね間違いないでしょう。カッコいい演出とともに第四真祖の強大な力を堪能しましょう。
ちなみに古城は雪菜のサポートにした時のみ、対戦前のデモシーンに2人そろって現れます。そこでどんな演出があるのかは……実際にプレイした時に確認してみてくださいね。
今回紹介した4人のキャラクターが使えるロケテストが7月15日より開催されています。開催店舗は以下の通り。ぜひロケテストに足を運んでみてくださいね。
・クラブセガ秋葉原新館
・クラブセガ新宿西口
・セガ神楽坂
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