2014年7月16日(水)
7月17日に『Z/X -Zillions of enemy X-(ゼクス)』の第9弾ブースターパック『覇者の覚醒』が発売される。無料で遊べるフリー冊子も配布されたり、6月に実践的な構築済みデッキが2種類発売されるなど、新ブースターへの期待が高まっている。そこで今回は発売に先駆けて、各勢力ごとの象徴的なカードを紹介する。
《双頭翼蛇アンフィスバエナ》 |
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第9弾『覇者の覚醒』の新能力“アルターフォース”を持つ。フォースのコストが指定されていたり、ノーマルスクエア限定という制限はあるが、多くのデッキで主力となる6コストでパワー10500のゼクスを、5コストのこれ1体で倒せるパンチ力は魅力的。
また、赤のカードが与えるダメージを1000上乗せする《戦略の女神アテナ》や、《クリムゾンロアー》のような複数のスクエアにダメージを与えるカードとの相性がよく、使い道の豊富なカードになりそうだ。
《要塞女王テルル》 |
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赤と同様に“アルターフォース”を持つゼクスで、手札を入れ替え、トラッシュを増やしてくれる。フォースのコストに特定のカードを参照する《オリジナルXIII Type.V“Vb11De”》を軸にしたデッキや、トラッシュを再利用するタイプのデッキの序盤戦力として優秀な1枚。
《思希者アマディウス》のリソースリンクと同じ効果なので、《思希者アマディウス》と《舞踏骸骨スケルタルダンサー》を使うデッキとの相性もよい。
《ロウブリンガー スノウドーム》 |
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プレイヤースクエアか、中央エリアの真ん中のスクエアにいるかぎり、8000以上のダメージを受けないという防御に向いたゼクス。プレイヤースクエアに配置し、両脇にも自軍ゼクスを置けば、相手は横のゼクスを倒さない限り、突破がほぼ不可能になる。
《滅獄竜デスティニーベイン》のような低コストゼクス対策カードと併用すると、より堅牢な防壁を築けそうだ。6コストで9000とパワーもそれなりにあるので、中央エリアに置いて守りだけでなく攻めにも使える。その場合、相手がスクエアに置いた大型ゼクスからアタックで破壊されないので、その後の攻めに使いにくい中央エリアの両脇のスクエアにゼクスを置かざるをえなくなる。
《不快ノイズ ブラックボード》 |
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種族が“トーチャーズ”の全ゼクスのパワーを強化してくれるゼクス。同じ条件で同じ能力を持つゼクスに《かき鳴らすグランドピアノ》がいるため、“トーチャーズ”デッキに両方を採用してもいいだろう。
能力を発動させるには、相手の手札が2枚以下である必要があるが、手札破壊カードの多い“トーチャーズ”デッキなら苦労せず条件を満たせるはず。手札破壊能力を持つゼクスの多くはパワーが低いので、それを補えるという面でも優秀。
《毒仙人掌ポイズンタガメ》 |
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フォースを持つコスト4以上のゼクスがいれば、アタックするだけでリソースを増やすことができる破格の能力を持つ。コストが軽く、“アルターフォース”を持つゼクスを出し、さらにこれも出すというアクションがあまり難しくないのも優秀。
手札からプレイするだけでなく、IGアイコンを持つため奇襲的にリソースを増やすこともよくあるだろう。ここからリソースリンクを達成するといったことができれば、一気に大きなアドバンテージを獲得できる。
前回の第8弾と同じく、電撃オンラインでは第9弾ブースター『覇者の覚醒』の環境でもイグニッション久保田プロデューサーと対戦を行った。プロデューサー自らが手がける最新環境のデッキレシピとともに、対戦の模様やインタビューをお届けするので楽しみにしていてほしい。
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