『テイルズ オブ ゼスティリア』に登場する女騎士・マルトランの情報やマップ上でのアクションが公開！ Superflyさんのコメントも到着

文：皐月誠

　バンダイナムコゲームスは、PS3用ソフト『テイルズ オブ ゼスティリア』の新情報を公開した。

　本作は、『テイルズ オブ』シリーズの20周年記念タイトル。“穢れ”の影響によって異変が起きつつあるグリンウッド大陸を舞台に、神秘的な力を持つ天族と、人間の青年である主人公スレイを中心とした物語が描かれる。キャラクターデザインは藤島康介さん、いのまたむつみさん、奥村大悟さん、岩本稔さんといった4名、作中のアニメーションはufotableが担当する。

　今回公開されたのは、2人の登場キャラクターやゲームシステム“マップアクション”などだ。

■登場キャラクター

●マルトラン
【性別】女性【身長】172cm（声：小山茉美）

「これからもアリーシャの力になってやってくれ。友人としてで構わないから」

　味方から“蒼き戦乙女（ヴァルキリー）”という二つ名で呼ばれるハイランド王国の女騎士。その威名は、敵国であるローランス帝国にまで鳴り響いている。騎士を育成する教導騎士と軍顧問を兼務する優れた武人であり、アリーシャにとっては幼いことから槍術を教えられた師匠でもある。

　騎士の役割と責任を重んじ、自他に対してともに厳しい人物だが、孤立しがちなアリーシャを陰日向から支えてきた。そのため、アリーシャからは武術の師としてだけでなく、目標として敬愛されている。

●バルトロ（声：仲野裕）
【性別】男性

「度胸はあるようだな。それとも、単なる愚か者か……」

　官僚が政治事件を握り王族や貴族が飾りものになりつつあるハイランド王国の中で、内務大臣として各大臣や官僚を統括しており、実質的なハイランド政府の首班と言える。官僚から成り上がってきた人物で、老練な手腕を持つ有能な政治家ではあるが、アリーシャと導師を名乗るスレイによる共謀を疑っており、2人の行動に対して強く警戒している。

■世界背景

●民衆から見た導師

　導師の存在は伝説の救世主として知られており、陣地の及ばない災害が多発している“災厄の時代”にあたっては、導師の出現を望む声が世界中で高まっている。 しかし、霊応力（れいのうりょく）を持たない一般人には導師の力も憑魔と同様の理解不能な異常な現象として見えてしまうため、スレイが実際に行使する一瞬にして地形を変えるほどの能力は、時として人々へ感謝以上の恐怖を与えてしまう。

●ライラの誓約

　誓約とは、自身に特別なルールを課すことで、持ちうる能力を超えた特殊な力を得る儀式のこと。その反面、ルールを破った際には恐ろしい反動に襲われる。ライラは誓約を使うことで、穢れを祓う“浄化の炎”の力を得ているらしいが、そこに課しているルールは不明。ルールはライラの過去と関わりがあるようだが、そこに話題が触れると彼女は不自然極まる奇妙な言動でごまかそうとする。そのため、スレイたちは色々な意味で気の毒に思い、深く追求しないことにしている。

●フォルクエン丘陵

　霊峰レイフォルクの山麓に広がる丘陵地帯。年間を通して降雨が多く、その雨は起伏に富んだ岩と緑の連なりを洗いながら、グリフレット川という丘陵を南北に分断する大河へ集まっていく。グリフレット川は周囲に氾濫被害をもたらす暴れ川だが、天然の濠としてハイランドの最終防衛線の役割も果たしている。

●トリスイゾル洞

　大陸の辺縁にあるとされる地下洞窟。結晶状の柱石があちこちに突き出し、洞窟全体が不思議な青い光に包まれている。青い光の正体は極小のヒカリ苔とも、結晶が太古に溜め込んだ光とも言われるが、真相は不明。この神秘的な光に魅了されたとある詩人は、いくつもの美しい詩を生み出して洞窟に捧げたという。

■マップアクション

　マップアクションとは、マップ上の障害物やギミック、エネミーシンボルなどにプレイヤーキャラクターが干渉する行動。活用すれば、道を切り開いたり、有利な状態で戦闘を開始したりできる。

●剣振り

　剣を振るうアクション。植物の蔓やクモの巣を取り払える。

●火【白銀の焔（はくぎんのほむら）】

　ライラが仲間になると使用できるマップアクション。炎に反応するギミックに対して使用できる。

●水【霊霧の衣（れいむのころも）】

　ミクリオが仲間になると使用できるマップアクション。敵の視覚を透過するバリアを張ることで、敵から見つかりにくくなる。移動速度が若干低下するものの、バリアを張った状態で戦闘に突入すると、有利な状態で交戦を始められる。

●地【巨魁の腕（きょかいのうで）】

　エドナが仲間になると使用できるマップアクション。進路をふさぐ岩を破壊して、道を切り開く。

●風【瞬転の迅（しゅんてんのじん）】

　デゼルが仲間になると使用できるマップアクション。前方に向かって瞬間移動を行う。多少離れた足場なら飛び移れる。

■同行キャラクター

　スレイに同行しているキャラクターがいる場合、フィールド上で会話を行える。会話の内容は、現在の状況や雑談など、数種類から選択できる。会話内容はストーリーの進行によって変化するので、状況が動いた際は話しかけてみよう。

■リアルマップバトル

　本作は、エネミーシンボルと接触した際に現在のマップそのままで戦闘を行う“リアルマップバトル”システムが採用されている。場所によっては不利な状況での戦闘を強いられるので、位置取りも重要となるだろう。

▲ヴィヴィア水道遺跡での戦闘。足元を流れる水や、通路の狭さが戦闘に影響を与える。

▲レイクピロー高知では、開けた場所での戦闘となる。水際を敵に負わせれば地の利を得られる？

■アニメイベントシーン

　『テイルズ オブ』シリーズでおなじみとなっているイベントシーンでのアニメーション挿入は、本作ももちろん踏襲。今回、そこから一部カットが公開された。このアニメーションの製作は、ufotableが担当している。

■Superflyさんからのコメント

　ゲームに関する情報の他、本作のテーマソング担当アーティストであるSuperflyさんからメッセージが到着したので、以下に紹介する。

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　『テイルズ オブ』シリーズ、20周年おめでとうございます。そんな記念すべき20周年記念タイトル「テイルズ オブ ゼスティリア」のテーマソングを担当させていただくことになり、大変嬉しく思っております。

　本作の資料を読ませて頂いて、相手との戦いの中に互いを尊重する気持ちがあるところが、非常に共感しました。

　今、私も音楽活動をしていく中で、相手への尊重の気持ちを大切に、一緒に制作するミュージシャンとの化学反応を大事にしながら楽曲制作をしています。

　今回のテーマソングは、何色にも染まっていない、何色にも染まっていける「白」をテーマに制作しています。ぜひ楽しみにしていてください。

(C)いのまたむつみ
(C)藤島康介
(C)BANDAI NAMCO Games Inc.

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データ

関連サイト

• 『テイルズ オブ ゼスティリア』公式サイト