『ChaosTCG』にかわいさがブレンドされた“ご注文はうさぎですか？”が登場！ トライアルデッキを使って対戦をしてみました！

文：ファイ

　こんにちは！ TCG担当のファイです。今回はキャラクターTCGの中ではかなり戦略性の高い『ChaosTCG』の新タイトル『ご注文はうさぎですか？（ごちうさ）』のトライアルデッキの使い心地をお届けします。『ごちうさ』から『ChaosTCG』に触れてみようと考えている人も多いと思いますので、今回はルールの基本となる部分も解説しながら紹介していきます。

■対戦する前に、そもそもトライアルデッキとは？

　実際にカードをプレイしていくまえに、今回紹介するトライアルデッキとは一体どういうものなのかを説明します。トライアルデッキはブースターパックが発売になる前や、ブースターと同時に発売される構築済みのデッキで、運がよければあたりカードが入っていること以外は全て同じ内容です。

　『ChaosTCG』では、通称“俺の嫁”と呼ばれているパートナーカードをデッキに4枚入れるのが基本となります。そのため、ブースターだけでは結構な量のパックを購入するか、しっかりシングルカードでそろえる必要が出てきます。

　それなりにプレイ経験があればどういうデッキを作ればいいかわかってきますが、これから始めようという人にはちょっとハードルが高いですよね。そこで、慣れるまではすでに構築されているトライアルデッキがオススメ、というわけです。

　では実際に開けてみましょう。パッケージの中にはカードの他にクイックマニュアル、解説書、プレイブックが封入されています。解説書は反対側の面がプレイマットにもなっています。

▲トライアルデッキを開封したところ。シンプルながらもゲームを始めるのに必要なものはそろっています。

　クイックマニュアルには、『ChaosTCG』で使うカードや盤面の説明が図解されていて、裏面には実際のゲームの流れが順番に記載されてます。初めて触れてみるという人は、同梱されているプレイマットを広げて、トライアルデッキのカードを見ながら確認するといいでしょう。

　また、プレイマットの裏面はデッキの解説書になっています。主要カードの使い方やゲームの流れが解説されています。ゲームの用語や流れを覚えたら読んでおくといいでしょう。

▲プレイマット裏の解説書はかなり役に立つ情報が記載されていますので、きちんと読んでおくことがレベルアップへの近道です。

　『ごちうさ』のトライアルデッキは、基本的に《天真爛漫「ココア」》がパートナーになるようにデザインされていますが、《しっかり者の見習いバリスタ「チノ」》と《父親仕込みの軍人気質「リゼ」》のパートナーカードも封入されています。友達と同じものを購入したとしても違うパートナーで対戦できるようになっているのも嬉しいですね。

▲同じデッキでも3人のパートナーから選ぶことができます。選んだパートナーカード（上のカード）と同じ名前のカードをデッキから1枚抜くことをお忘れなく。

■突然ですが、第1回 電撃『ごちうさ』カップを開催！

　さっそく実際に対戦してみることにしましょう。せっかくパートナーが3種類あるので、トーナメント戦形式の大会にします。組み合わせはどうするか……5秒ほど悩みましたがココアをシードにして、まずはチノ対リゼにしてみました。

▲ホワイトボードに組み合わせを書けば、大会の始まりですよ。ショボイとかいわないで！

　1戦目、またの名は準決勝とも言える戦いのスタートです。僕は《しっかり者の見習いバリスタ「チノ」》を、相手は《父親仕込みの軍人気質「リゼ」》をパートナーにして試合開始。

　僕の使う《しっかり者の見習いバリスタ「チノ」》は条件を満たせば場の全員をパワーアップさせる効果を持っています。仲間と共に戦うというタイプのキャラです。対して《父親仕込みの軍人気質「リゼ」》は条件を満たすと自身が『貫通』を持つという効果を持っています。

　どちらもセットカード（場のキャラに付けることで様々な効果を持つカードのこと）が条件を満たすキーになっています。しかし僕の手札はあまりよくありません。とりあえず序盤を凌ぎつつ中盤戦へ持ち込みます。

▲チノやリゼ（裏になっていますが……）を出すものの、テンポが上手く取れません。対して相手は3体が『貫通』を持った状態で《カフェインハイテンション》をプレイ。

　基本的に『ChaosTCG』では『貫通』を持つキャラを多く出した方が有利な場合が多くあります。そしてこの『ごちうさ』のトライアルデッキは様々な方法で『貫通』を持つことができます。

　特に『貫通』を持つためにセットカードがキーになっていることが多く、セットカードが付いているとパワーアップする《カフェインハイテンション》などとの相性は抜群です。結局そのまま押し切られてしまい敗北。ごめんよ、チノ……。

▲大会の途中経過です。いよいよ緊張の決勝戦に突入です！

　僕はパートナーを《しっかり者の見習いバリスタ「チノ」》から《天真爛漫「ココア」》に変更して再びリゼに挑戦です。しかも決勝です！

▲序盤から中盤にかけては非常にいい展開。

　序盤から手札の回りがよく、理想的な展開になりました。《天真爛漫「ココア」》はセットカードが付いていると『貫通』が付くのですが、ばっちり攻撃力の上がるセットカードを付けることができました。このまま押し切りたいところです。

　途中は諸々省略しますが、僕はピンチの状態に！　《カフェインハイテンション》でのパワーアップからのトドメを予定していたのですが、いくらカードを引いても手札に来ない事態に。結局、山札が残り2枚になるまで引くことができず、最後の一撃ができませんでした。

▲5体のキャラにセットカードが！ 先ほども切り札になっていた《カフェインハイテンション》があればよかったのですが、なんと残り2枚の山札に……。

　というわけで残念ながら勝利することができず。今回は《父親仕込みの軍人気質「リゼ」》をパートナーに据えたデッキが優勝となりました。同じデッキなのですが、パートナーを変えるだけで全く違う動きをしなければならず、楽しく遊ぶことができました。

▲結果発表。優勝はリゼでした!! おめでとう！ 決して僕が弱いわけじゃないんだと信じたい。

■『ごちうさ』はセットカードを上手に扱えば爆発力があるデッキ

　プレイしてみて『ChaosTCG』の現在の流行デッキタイプの一つ、『貫通』キャラをたくさん出してアタックするというのに近い動きをするなと思いました。『貫通』を付けるための条件が「セットカードがセットされているか」や「セットカードが場に2枚以上あるか」とセットカードが重要になっているようです。

　『ごちうさ』のトライアルデッキには合計で10枚のセットカードが封入されています。また、控え室のセットカードを手札に入れる事ができるカードがあったりもするので、多くのキャラにセットカードを付けることが難しくない印象でした。

　3種類あるパートナーでは《天真爛漫「ココア」》は自身を攻撃の軸にするデッキに、《しっかり者の見習いバリスタ「チノ」》は比較的防御寄りのデッキに、そして《父親仕込みの軍人気質「リゼ」》は全員で攻撃していくデッキに仕上がっていると思います。

　今回はトライアルデッキ1つだけを使って対戦をしたので、パートナー以外の中身が同じでしたが、2つ以上を組み合わせてさらにデッキを作っていくことももちろん可能です。色々調整しては対戦してその使い心地を試してみるといいでしょう。

　フレンドを裏向きから表向きにしながら登場したり、登場時にカードをドローできたり、防御しつつ『貫通』を無効化したりと、『ChaosTCG』の基本となるカードが封入されていて、これから始めてみようという人にはピッタリのアイテムではないでしょうか。

　まずはトライアルデッキを使って『ChaosTCG』というものに慣れてみるのがオススメです！ ブースターパックは8月8日に発売されますが、それまでにしっかりとゲームの流れを覚えて、ブースターのカードでデッキを強化していきましょう。

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