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2014年9月11日(木)

『熱血対戦くにおくんTD』懐かしのヤンキーゲームのスマホ版! くにおくんのタワーディフェンスRPGをレビュー【アプリレビュー ヤンキー特集】

文:たすん

 テーマに沿っておすすめのゲームアプリを紹介していく“電撃おすすめアプリレビュー”。今回のテーマである“ヤンキー特集”の第3回は、アリスマティックが配信しているiOS/Android用アプリ『熱血対戦くにおくんTD』のレビューをお届けします。

『くにおくんTD』

■『熱血対戦くにおくんTD』とは?

 80年代~90年代にファミコンやスーパーファミコンのゲームとして大人気となった『くにおくん』シリーズ。個性的なキャラクターたちが、さまざまな舞台で殴ったり蹴ったり、時には武器を使ったりと、大乱闘を繰り広げるアクションゲームです。私も子供のころに『熱血硬派くにおくん』や『くにおくんの時代劇だよ全員集合!』などをよくやっていました。

 『熱血対戦くにおくんTD』は、アリスマティックより配信しているタワーディフェンスRPGです。「くにおくんといえば、アクションじゃないの?」と、いう人もいるでしょう。確かにジャンルは違いますが、昔懐かしのドット絵で描かれるキャラはもちろん、音楽も当時のものを使っているところもあって、『くにおくん』を知っている人なら「懐かしい!!」となること間違いなしです。また、ドッジボールで出てきたキャラならドッチボールを使った攻撃やホッケーで出てきたキャラならホッケー技を使うなど、当時のファンにはぜひ一度遊んでほしい作品です。

『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲熱血高校のマドンナ“みほこ”ちゃん。本作のシステムなどいろいろ説明してくれます。はじめてプレイする人は、彼女の話をしっかり聞いてゲームをプレイしよう。▲エリアを選択して、ストーリーを進めていきます。エリア内のステージをすべてクリアすると次のエリアが解放されます。
『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲ステージはエリアによって異なります。そのエリアの最終ステージには、そのエリアで一番の強敵が出てくるので、レベルアップやデッキ編成など準備をしっかりしてから挑もう。▲ステージを選択すると、イベントがはじまります。くにおは、どの高校にも知れ渡っているため、いろいろな足止めをされちゃうのです。
『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲味方を出陣させて、相手陣地を潰すのがタワーディフェンスゲームの真骨頂。味方を強化、または強力な味方を集めて出陣させて、強者たちを撃破していこう。▲シリーズ通しての有名な技、くにおの“マッハキック”。キャラ1人につき1つ必殺技があり、使うだけならリスクはないのでジャンジャン使っていこう!

■ヤンキーだけどなんか憎めないやつらが勢ぞろい!

 とにかく懐かしいキャラが総出演します。くにおだけじゃなく、同じ熱血高校のすがたや、くにおのライバル的存在りき、花園高校のさおとめやわしおといったキャラたちが勢ぞろい! 『くにおくん』シリーズで有名なキャラは、レアなものばかりですが、ノーマルのキャラでもドッチボールに出てきたいちろうなどもいます。彼が使う必殺技“かっくんシュート”は、ドッチボールではダッシュ投げからの技でした。ちなみに、ジャンプ中に繰り出せる“もず落とし”のほうが知られているかもしれませんね!

『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲『くにおくん』シリーズで、ざこが倒されたときにいう特徴的な台詞も健在!▲ステージをクリアすると仲間が手に入ります。
『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
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▲いろいろなキャラの必殺技を4つほど紹介。すがたの“爆弾パンチ”やわしおの“波動叩き”など、シリーズ中に使われていた必殺技を使います。

■ストーリーは“ひろしを助ける”というシンプルな内容

 『くにおくん』といえば、スポーツで頂点を目指したり、囚われた仲間を助けに行ったりというものばかりです。今回は、くにおの親友のひろしが暴力団に連れ去られてしまい、それを助けるというのが目標となります。道中、立ちふさがる不良や暴力団員を倒して仲間を増やし、囚われの身となっているひろしを助けよう。

『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲親友のくにおをかばおうとして暴力団に連れ去られてしまうひろし。ひろしはこのあとどうなってしまうのか……。▲こんな電車の中でも不良たちに絡まれてしまうくにお。強い男はつらいですね!

■タイプと属性を見極めて自分なりの戦術を立てよう

 本作のキャラクターは、“盾”、“近距離”、“中距離”、“遠距離”の4種類にわかれています。“盾”は接近してくる“近距離”と“盾”の足止めをする役目となり、残り3種類は攻撃距離が違うだけで、攻撃をしていく役目です。また、徐々にたまっていくタワーディフェンスゲームの基本ゲージ(本作では“魂”)を使って、デッキに組んだキャラを出陣させます。この消費する“魂”は、70のキャラもいれば、200以上消費するものもいます。基本的に消費が多ければ強いキャラとなりますが、出陣に時間がかかるため、魂の数も考えながらデッキを組んでいきましょう。

 また、本作には“心”、“技”、“体”の3つの属性があり、“心”は“技”に強く、“技”は“体”に強く、“体”は“心”に強いという関係になっており、弱点属性で攻撃すると攻撃力30%アップした状態で攻撃できます。例えば属性だけでいうと、くにおが“心”の属性で、いちろうなどの“技”属性のキャラに強くなります。しかし、さおとめなどの“体”属性には弱いため注意が必要です。

『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲“ストーリーもーど”では、戦闘中に敵がどの属性なのか見極めるのは困難です。ステージ選択時に出現する敵が見れるのでしっかり確認しておくと戦いやすくなります。▲最大魂が190なのに対し、りきは消費魂が280になっている。これだと、りきは出陣できないので、このようなミスマッチは注意しよう。

 ちなみに、属性など考えずに攻撃力の高い“近距離”タイプのキャラをひたすら強くして、ごりおしプレイもできます。「考えるのがいやだ!」という人でも、ある程度のごり押しは可能なので、ゲーム序盤はこの戦術でもいいかと思います。

『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲左下の“必殺!!”の文字が燃えたぎったら、必殺技が使える合図。必殺技を使えるキャラにはオーラがまといます。▲必殺技を使うと、特殊なエフェクトの攻撃を繰り出して大ダメージを与えます。必殺技が使えるようになったら、どんどん使って行こう。

■通信対戦で世界中の猛者と戦おう!

 本作の最大の魅力であるリアルタイム通信で行われる通信対戦では、世界中のプレイヤーとタワーディフェンスバトルが楽しめます。マッチングに成功すると、対戦者が現れて戦うという簡単な流れで、戦闘時間は3分間あり、相手チームを倒すか、攻撃ポイント(攻撃を与えたポイント)が高いほうが勝利となります。勝利すると“勝ち星”を獲得でき、これが10たまると“通信対戦もーど”専用のガチャが引けるようになります。通信対戦専用の強力なキャラをゲットするために、対戦をしまくりましょう! ちなみに、“ストーリーもーど”と“通信対戦もーど”では、でっき編成が別となっています。はじめてプレイする人は、必ずデッキ編成をしてから対戦に挑みましょう!

『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲“通信対戦もーど”のメイン画面では、通信対戦だけでなく、でっき編成やフレンドとの対戦申請、勝ち星ガチャが選択できる。▲マッチングが行われ通信がうまくいくと、対戦相手との同期が始まります。このカウントが0になると戦闘開始です。
『くにおくんTD』
▲通信対戦初回、でっき編成をしないとくにおだけで戦うことに……。

 対戦で勝利するには、ある程度のキャラレベルと属性の見極めが肝心です。オールマイティにデッキを組んでいくか、とある属性に特化するか、よく考えてデッキを組いいです。もし、一方的に負けてしまう状況が続くようなら、ストーリーを進めてキャラを強化していくといいでしょう。また、武器を装備してHPや攻撃力を上げてから挑む手もあります。

『くにおくんTD』 『くにおくんTD』
▲武器を装備させれば、キャラを少しだけ強くできます。タイプによって武器が違う点に注意です。▲“くにコイン”がたまったら、メインで使っているキャラのレベルを上げて攻撃力とHPを底上げしよう。

 ドット絵で描かれるキャラやBGM、どれをとってもあの頃の『くにおくん』を思い出させるところばかりです。昔の『くにおくん』シリーズを知っている人はもちろん、ドット絵好きやタワーディフェンスゲームが好きな人に、ぜひオススメしたいアプリです! 少しでも興味を持ったならぜひプレイしてみてくださいね。

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