2014年8月25日(月)
スクウェア・エニックスが発売する3DS用RPG『ブレイブリーセカンド』。まだまだ謎が多い本作ですが、前作『ブレイブリーデフォルト』の話題を含めて、最新作の内容を大胆に推測する座談会を行いました。
座談会に参加したのは、電撃オンラインの編集者やライターたち。新参者である私(長雨)以外の3人は『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』を真終章までクリア済みということで、座談会はネタバレ全開で進みましたが、私のように絶賛プレイ中、もしくはこれから『フォーザ・シークウェル』を遊ぶ人もいるので、大部分は伏字にさせていただきました。
小説版を踏まえた考察や、キャラクターの髪や瞳に注目した推察なども行っておりますので、『ブレイブリーセカンド』の新情報が待ちきれないという方は、この記事を読んで妄想を深めていただければと思います!
ごえモン:『フライングフェアリー』は1ユーザーとしてプレイし、『フォーザ・シークウェル』では特集ページの担当編集に。引き継ぎなしやエンカウントなしで『フォーザ・シークウェル』をクリアして殿堂入りを果たした。
Mac佐藤:『フライングフェアリー』、『フォーザ・シークウェル』で記事を担当したライター。ターン制のコマンド入力バトルのRPGで育った世代。
そみん:主に『フライングフェアリー』で記事を担当した編集者。“スーパーファミコン時代のスクウェアのRPG”にはとりわけ思い入れが深く、『FF3』や『FF5』が大好き。
長雨:“たっぷり遊べる無料版”で『ブレイブリーデフォルト』を遊び始めた新参者。終章まではクリア済みで、真終章のクリアに向けて絶賛プレイ中。
そみん:久しぶりに『ブレイブリーセカンド』の続報が公開されて、法王アニエスのイラストや画面写真など、いろいろと妄想の燃料が投下されてきました。まだまだ正解を予想できる段階ではないかもしれませんが、逆に今ならなんでも言いたい放題ということで、妄想を含めて雑談をしていこうと思います。
ごえモン:早すぎますよ。せめてトレーラーが公開されるのを待ってもよかったんじゃ(笑)。その動画でsupercellのryoさんによる楽曲も発表されるということですし。
そみん:まあ、動画が公開されたら、またその時に記事にするということで。
さっそくですが、『ブレイブリーセカンド』の世界設定について考えたいと思います。あの世界はさまざまな分岐や可能性が用意されていましたが、どの世界からつながる物語だと思います? やっぱり、真終章?
佐藤:『フォーザ・シークウェル』の真終章クリア後に、『ブレイブリーセカンド』のジャイロムービーが見られて、そこでマグノリアがティズを救うシーンが流れたじゃないですか。普通に考えると、『ブレイブリーセカンド』は真終章の続きになると思います。
▲『フォーザ・シークウェル』の真終章クリア後に流れたジャイロムービー。 |
ごえモン:ジャイロムービーのティズは、真終章の最後で××××状態のティズでしょうから、他のエンディングのティズではなさそうですしね。
長雨:さっそくネタバレが出たので、記事では伏字にいたします(笑)。
そみん:真終章のティズや神界について語ろうとすると、ネタバレの嵐ですからね(苦笑)。
ごえモン:個人的に、ジャイロムービーのティズが我々プレイヤーがいっしょに冒険をしてきたティズなのかどうかも疑っています。実は別の世界のティズなのかもしれませんし、そもそもティズの外見が表示されるわけではないので、ティズの精神を持った別人物という可能性もあります。
佐藤:確かに『ブレイブリーデフォルト』という物語自体が、うまくミスリードをからめていましたしね。Dの手帳とリングアベルの関係性とか、“嘘つき××××”とか。そう考えると、いろいろと疑ってかかるべきなのかもしれません。
そみん:真終章の続きだと思わせておいて、実は……! という展開はありうるかもしれませんね。ちょっと小説版と記憶が混同している可能性がありますが、そもそも真終章のエンディングで、主人公たちは自分たちが望む世界へ帰っていったはずですよね。
小説版だと、リングアベルだけは違う世界へと帰っていったわけですが、ゲームでの扱いはどうなるんだろう?
ごえモン:『フォーザ・シークウェル』のDの手帳には、真終章のエンディングでのティズに関する描写があるんですよね。そう考えると、どの世界でもティズの結末はアレなのか、終章エンディング後になんやかんやいろいろやって(笑)、ティズやアニエスが帰っていった世界を訪れたのかもしません。
あるいは、ティズが帰った世界には、また別のリングアベルが存在していた可能性も? まあ、このあたりはあまり複雑に考えすぎてもしょうがない気もしますけど。
佐藤:これまでのインタビューなどで話をしたプロデューサーの浅野智也さんの考え方的に、ユーザーを驚かせる仕掛けは確実に考えていると思いますが、前作をがっつりとプレイして考察をしないとオチがわからないような複雑な設定にはしないような気がします。『ブレイブリーセカンド』から遊んだ人でもストンと納得できるオチになるんじゃないでしょうか。
そみん:確かに、複雑すぎるオチだと本末転倒ですしね。
ただ、個人的にキャラの生死については気になるところ。『フライングフェアリー』では敵が命を落としたような描写が多かったけど、『フォーザ・シークウェル』ではほぼ全員が生存する形になっているじゃないですか。『ブレイブリーセカンド』では、どうなっているんでしょうね。
ごえモン:浅野さんのコメントでも、前作のアスタリスク所持者はほぼ続投になるようですし、そういう意味でも『フォーザ・シークウェル』の真終章が『ブレイブリーセカンド』につながっている可能性は高いのでは?
佐藤:ちょっと気になるんですけど、真終章の世界がそのまま『ブレイブリーセカンド』の舞台になるわけではありませんよね。ティズたちは、それぞれが望む世界に帰っていったので。ティズの弟が×××いる世界に帰ったかもしれないじゃないですか。
ごえモン:感覚的には、真終章の少し前の世界あたりがしっくりきますけどね。カダやディローザが投獄されるような展開は、真終章の展開よりも胸がスッとしますし。
そみん:展開次第ではカミイズミがカダを斬るシーンがあるので、カダは死んでいるかも? あと、諸事情でヴィクトリアとヴィクターは命を落としている可能性が高い気がします。
ちなみに小説版は、愛に生きるリングアベルがアスタリスク所持者を殺さずに進むルートが展開して、クリスタルを守る魔物を10人パーティとかで一掃するシーンもあって楽しいです。ただ、そこでも一部の死者が出ていることを考えると、『ブレイブリーセカンド』が全員生存ルートになっているかどうかは難しい気がします。
ごえモン:オーウェン兵士長の扱いも気になりますね。彼はDの手帳とも関係していた人物ですし。なんにせよ、今後の続報でオーウェンやカダ、ティズの弟のティルに関する情報が出てきたら、『ブレイブリーセカンド』の世界観を推測しやすくなると思います。
長雨:そう言えば、終章に入る際にはクリスタルを××しましたが、真終章ではどうなのですか?
佐藤:終章とは違う状況ですね。おそらく『ブレイブリーセカンド』でも土水火風の4つのクリスタルは登場するはずです。
そみん:おそらく、クリスタルのエネルギーを平和利用しているのでは? 小説版だと、暴走をさせずにクリスタルを解放する方法が見つかって、すでに暴走してしまったクリスタルは、余剰エネルギーを使っていくことで暴走をおさめていくという流れでした。
ごえモン:『ブレイブリーセカンド』の魔法学園都市イスタンタールの説明文に、“ここの大教授の手によって、旧来とは異なる新体系の魔法の定義付けが行われた”と書かれています。この新体系の魔法が、クリスタルのエネルギーを利用したものかもしれませんね。
佐藤:新体系の魔法と言えば、『フォーザ・シークウェル』で配信された強敵の中には、“サンダジャ”や“エアロジャ”のように、“ガ”を超える“ジャ”の魔法を使うものもいました。あれは違うんでしょうか。
ごえモン:どうでしょうね。新体系と呼ぶからには、それまでとはまったく違うもののような気がしますけど。どちらかといえば、ジャイロムービーでマグノリアが使っていた“ライトニングアロー”のほうが可能性が高いかもしれませんね。
それから、画面写真を見ると、『フォーザ・シークウェル』の時にはいなかった、科学的な兵器らしきものを持つ敵の姿もあります。これも、クリスタルのエネルギーを兵器転用した流れなのかもしれません。
長雨:ちょっといいですか? そもそもゲームでも、エタルニア公国が土のクリスタルの力を利用して、病気などを治療する装置や白魔道循環プラントを作っていましたけど、アニエスは否定的でしたよね。もしクリスタルの力を利用するとなると、そのあたりのクリスタル正教的な問題は解決しているのでしょうか?
そみん:なるほど。その観点はおもしろい気がしますね。
現時点で発表されている世界情勢をまとめると、アニエスが法王となり、クリスタル正教とエタルニア公国との和平調印式を迎えることになったけど、その式典中にアニエスが何者かに連れ去られてしまうという流れです。
誰がアニエスをさらったのかがピンと来ていなかったんですけど、もしかしたら従来のクリスタル正教に固辞する過激派のような存在がいるのかも?
佐藤:そう考えると、クリスタルの力の科学的利用や兵器への転用を嫌う過激派はいそうですし、仇敵であるエタルニア公国との和平に難色を示す一派もいそうですね。
ごえモン:仮定に仮定を重ねすぎている気がしますが、誰がアニエスをさらったのかを考えることはおもしろいと思います。完全な第三勢力かもしれませんが、唐突に新組織が出るよりも、クリスタル正教かエタルニア公国のどちらかに所属する一派であるほうが自然ではありますし。
佐藤:エタルニア公国の可能性は低いのでは? 状況的に、アニエスの仲間であるイデアが要職についているはずですし。
そみん:それこそ、カダやディローザみたいな腹黒いキャラたちが関与している可能性はあるかも。動機はアニエスたちへの恨み……じゃ、ちょっと弱いか。
ごえモン:そこは、ジャイロムービーを思い返してみるといろいろとつながってくるかもしれません。あの場面でティズが入れられているのは、かつて××××××が入っていた 白魔道循環プラントですよね。×××××の落書きなどもありますし。そして、マグノリアがティズを助けに来たことを考えると、そのプラントを有している組織が敵である可能性が高いです。
長雨:となると、エタルニア公国が敵?
ごえモン:その可能性もありますが、白魔道循環プラントが置かれている場所を考えると、そうとも言い切れません。マグノリアが登場するシーンの地形や、窓から見える街から考えると、ティズが囚われている場所は×××××××でほぼ確定です。
そみん:となると、ティズを捕らえていたのは研究のため? 研究目的と考えると、アニエスを連れ去るということとも共通性が出てきますね。
ごえモン:まあ、実はマグノリアのほうが悪で、あの場所の人々は善意でティズを治療していただけという可能性もありえますけどね。でもマグノリアは本作のヒロインだから……違うか。
長雨:まだジャイロムービーを見ていないのですが、かなり重要な情報が詰まっているようですね。
ごえモン:あえて本筋とは関係がなさそうなところを見ていると、いろいろと発見がありますよ。プラントの中にはぬいぐるみや3つのお守りみたいなものなどが入っていますし、窓の外にもいろいろなものが見えます。
飛空艇と戦う××が登場する時のエフェクトなどを見ると、××とつながっている感じがしますしね。
佐藤:自分は『プレイングブレージュ』を遊んでいるので、アニエスが行方不明になったと聞いた時は、すぐに『プレイングブレージュ』が頭をよぎりました。あのゲームでは、『ブレイブリーデフォルト』の200年後の世界が舞台になっていて、イデアの名を持つ人物が風の巫女として登場するんですよね。
教皇であるアイヴィーベス・ブレージュ16世や大司教であるロアンヌ・クリスタリア5世など、巫女たちをとりまくクリスタル正教の内部事情なども見え隠れするので、そういった部分のリンクも気になります。
そみん:『プレイングブレージュ』はティズたちが敵に負けたという世界をベースにしているので、『ブレイブリーセカンド』と直接的なつながりはないかもしれませんが、ちょっと気になりますね。
ごえモン:ただ、『フォーザ・シークウェル』でレスターとヴィクターのイベントで登場した“リリア”という名前を持つ人物も、土の巫女として『プレイングブレージュ』に登場していますからね。なんらかのリンクはあるかもしれません。
▲『プレイングブレージュ』に登場したリリア・ド・ロッソ・オブリージュ。 |
佐藤:話を戻しますと、ティズを確保していた組織も気になりますが、ゲーム的な敵をイメージすると、魔王の存在が気になります。そもそもマグノリアは“月から来た魔王バスター”を名乗っているわけで、『フォーザ・シークウェル』でも魔王が配信されていたじゃないですか。絶対に関連性がありますよね?
ごえモン:“第一天魔王;白鳩”と“第四天魔王;蝶尾”ですね。デザインを担当した増田セバスチャンさんと浅野プロデューサーとのインタビューでは、白鳩は結婚式、蝶尾は夏祭りというお題があったそうです。
神界の設定とあわせて考えると、この魔王には何か意味があるはずです。
▲『フォーザ・シークウェル』に登場した2体の魔王。 |
そみん:“第一”とか“第四”とか、あえて数が割り振られているところは、きっとヒントになっていると思うのですが……。
佐藤:とはいえ、魔王がアニエスをさらうかと言われると、ちょっと違う気もするんですよね。
ごえモン:ある意味の王道としては、前作の最終ボスの復活や、その残党的な存在もありうるかもしれません。
そみん:ちょっと話がずれるかもしれませんが、『フォーザ・シークウェル』でティズの衣装として“次元管理官の服”が登場したじゃないですか。あれももちろん、伏線だと思うんですよね。次元という言葉が冠されているからには、別次元も存在し、魔王は別次元からの侵略者となるのでは?
ごえモン:時間を止める“ブレイブリーセカンド”という能力も謎ですよね。『フォーザ・シークウェル』では特に説明がなく使えましたが、それは特殊な背景を持つティズだからこそ使える能力だと考えていました。でも、ジャイロムービーではマグノリアもブレイブリーセカンドを使っているんですよね。
そう考えると、マグノリアはティズと同じように××とかかわっている? もしくは2人とも、ブレイブリーセカンドを使える次元管理官という役職なのかもしれません。
▲新システムのブレイブリーセカンドは、『フォーザ・シークウェル』に先行して実装された。時間を止めていつでも割り込んで行動できる他、9,999ダメージ以上を叩き出す限界突破の効果も備える。 |
佐藤:次元管理官の服は『プレイングブレージュ』にも登場したんですけど、その際のイラストのティズは、マグノリアと同じく薙刀のような武器を持っていたんですよね。そう考えると、マグノリアと次元管理官にはなんらかの関係性がありそうです。
長雨:『ブレイブリーセカンド』の楽曲はsupercellのryoさんが担当することが発表されました。私はニコニコ動画での初音ミクの『メルト』のイメージが強いのですが、皆さんはいかがですか?
ごえモン:『メルト』は学生時代によく聴いてました。
そみん:アニメソング系でもよく耳にしますね。
佐藤:『化物語』の『君の知らない物語』とか、『ギルティクラウン』の『My Dearest』とかが好きです。
ごえモン:僕は佐藤さんが挙げた曲以外だと、『その一秒 スローモーション』や『告白』、『The Bravery』が大好きですね。
長雨:個人的には現実系やSF寄りの印象が強くて、あまりファンタジーのイメージがないので、どんな曲になっているのかすごく楽しみです。
ごえモン:浅野さんいわく、キラキラしているらしいですよ。幻想世界に、現代とか未来的な雰囲気がどう加わっていくのかが楽しみです。
あとは、とても作品にあった歌詞を作る方なんですよ。『ブレイブリーセカンド』にヴォーカル曲があるのかどうかは不明ですが、もしあったら、歌詞を徹底的にチェックしたいと思います。
そみん:必殺技で音楽が変わる要素は踏襲されるようなので、また前作みたいにヴォーカルアレンジしたバージョンも聞いてみたいな。
長雨:シリーズものということで、前作の曲や効果音は使われるのでしょうか?
ごえモン:一部の街などは、前作でLinked HorizonのRevoさんが手がけた曲が継承されるそうです。確かにラクリーカとかは、前作のあの曲が耳にしみついちゃってますからね。
そみん:Ryoさんの楽曲は今後公開されるトレーラーで披露されるとのことですが、やっぱりバトル系が来るのかな?
佐藤:全体的なイメージが湧きやすいという意味では、フィールド曲やメインテーマ曲かもしれませんね。
長雨:それでは、そろそろキャラクターについて話をしていきましょう。アニエスの新イラストも公開されたことですし。
ごえモン:まず注目すべきは、胸が少し大きくなっていることですね。
▲左は『ブレイブリーセカンド』、右は前作のアニエス。たしかに、ちょっと胸が違って見える? |
長雨:そこですか! でも、数年後の世界ということもあってか少し大人っぽい印象になっています。
ごえモン:もちろん、イラストの影がクリスタルの精霊の翼のように見えるところも気になりますが、この影って白と黒の部分が本来とは逆になっているんですよね。
佐藤:白と黒が逆……。何か意味がありそうですね。
ごえモン:白だった存在が黒になることを暗示しているのかもしれません。アニエスがつけているヘアバンドも、前作では黒だったのに、本作では白。ということは、アニエス黒幕説という考え方もありえます。
そみん:え! まさか!?(笑)
ごえモン:まあ、さすがにないと思いますけどね。ただ、可能性としてありうるのは、このイラストがアニエスではない別人の可能性です。いわゆる偽者ですよね。その根拠の1つが……胸の大きさです。
長雨:なんだか説得力があるような、ないような(笑)。続いて、マグノリアはどうでしょうか?
ごえモン:銀髪と赤い目がポイントですね。前作ではクリスタルの精霊が銀色の髪でしたし、目が赤いキャラはレスターとメフィリアくらいなんですよね。
そう考えると、マグノリアが名乗っている“月から来た”という表現は何かの暗喩なのかもしれません。
佐藤:そう言えば、『プレイングブレージュ』のリリアは銀髪ですね。瞳の色は緑ですけど。
ごえモン:あとは、髪にさしている花も気になりますね。おそらく、名前と同じマグノリアの花、日本語でいう白木蓮(ハクモクレン)だと思いますが、その花言葉は高潔や慈悲です。……あれ? マグノリアのキャラ設定とはかなり違うかも。
長雨:細かい部分までよく観察して調べているんですね。すごい!
ごえモン:いろいろと想像がかきたてられるキャラですからね。
それから、宮沢賢治の作品に『マグノリアの木』というものがあって、そこに銀の鳩と天の鳩という表現が出てきます。もしかしたら、“第一天魔王;白鳩”と関係があるかもしれません。『マグノリアの木』は仏教とかかわりがあるので、魔王とは天魔のことで、それを踏まえて結婚式や夏祭りを考えるといろいろと妄想が進みますが……ちょっとこじつけすぎかもしれないですね。
長雨:キャラクターではありませんが、前作にも登場したラクリーカのイラストにも気になるところがありましたね。クリスタルに見えるようなものが浮遊していますが……。
佐藤:つなぎとめているということは、浮遊する力を持っているんでしょうね。
そみん:『プレイングブレージュ』にも、クリスタルが浮遊する力を持つという設定がありませんでしたっけ?
佐藤:地上に住めなくなったので、クリスタルの力で島を浮遊させているという設定です。
ごえモン:クリスタルの力を制御できる存在と考えると、今回もクリスタルの巫女が物語にからんでくるかも。法王となったアニエスが新たに4人の巫女を認定していて、そのうち1人は裏切り者とか?
佐藤:裏切り者がいるかどうかはともあれ、風の巫女だったアニエスが法王になっている以上、新しい風の巫女は登場するような気がしますね。水の巫女はオリビアが続投するかもしれませんが、親友であるアニエスのサポートとして、巫女よりも上の役職になっている可能性もありますね。
そみん:ルートしだいではオリビアは登場しないかもしれないけど、小説版を読んだ身としては、ぜひ登場してほしいなあ。
長雨:RPGといえばパーティ人数も気になるところです。前作では4人固定でしたが、『ブレイブリーセカンド』はどうなると思いますか?
ごえモン:バトルメンバーの人数は、前作と変わらずに4人じゃないでしょうか。この人数を変えると、ゲームバランスやいろいろなものに影響が出そうですし。
佐藤:ジョブの育成やアビリティのカスタマイズなどを考えると、パーティ入れ替えがない前作のスタイルが遊びやすくて好きなんですけど、すでに新キャラのマグノリアが発表されていますからね。前作のパーティメンバーが外れるのは悲しいので、6人くらいのメンバーでの選択性にしてほしいところです。
そみん:登場が判明しているキャラで考えても、ティズ、アニエス、マグノリアと、男1人の女2人。もし4人パーティだと、バランス的に男2人の女2人が妥当だから……と考えると、イデアがパーティメンバー落ち!? あまり想像ができないなあ。
長雨:『ブレイブリーデフォルト』はジョブを変えると衣装も変わりますし、パーティメンバーを増やすと大変そうですね。
ごえモン:前作のグラフィックを流用すれば負担が減りそうだと思いましたが、画面写真を見ると、キャラの頭身が変わっていますし、ジョブの衣装もデザイン調整がされていますね。これは流用どころの話じゃなく、すべてを作り直している感じですね。
長雨:続いて、ジョブについてはどうでしょうか。現状では、ヴァルキリー、スーパースター、時魔道士、赤魔道士が公開されていますが。
そみん:各ジョブともデザインがリニューアルされていますが、中でも時魔道士はかなりスタイリッシュになったので気になりますね。アスタリスク所持者が変わっている可能性も高いですし。
佐藤:衣装を見る限り、ヴァルキリーやスーパースターは前作と同じアスタリスク所持者の可能性が高そうです。どちらも人気キャラですしね。時魔道士と赤魔道士は、いわゆる悪役系のキャラだったので、アスタリスクが別のキャラにわたっていそうな気がします。
そみん:小説版だと、水の巫女のオリビアが時魔道士にジョブチェンジして、ジャッカルといっしょに戦ってたなあ。
ごえモン:新ジョブとして法王が登場しそうな気がします! ……前作では、隠しジョブとして“天使”を予想して、大外ししてしまいましたが。
そみん:法王って、同時に何人もいて、いいものなのだろうか?
佐藤:新ジョブと言えば、やっぱり『プレイングブレージュ』を参考にするのがよさそうですね。今のところ、戦士、ガンナー、賢者、陰陽師の4種類があります。
ごえモン:賢者は白・黒・時と、すべての魔法を使えるのか。なんだか法王とイメージがかぶるかも。
長雨:陰陽師ってユニークですね。どんなジョブなんですか?
佐藤:杖や弓ぐらいしか装備できない、魔法攻撃系です。敵を状態異常にしたり、自分のステータスアップ&属性を無効にしたりするアビリティを使います。かなりトリッキーな感じですね。
そみん:『フォーザ・シークウェル』にリングアベルの衣装として“和国兵装疾風迅雷”が登場したことを考えると、もしかしたら和国を冒険することになって、陰陽師が登場するのかもしれませんね。
とまあ、とりとめなく話してきたけど、まだまだ『ブレイブリーセカンド』の情報は公開され始めたばかり。早く続報が出てほしいところです。
佐藤:9月には東京ゲームショウ(TGS)がありますし、前作の流れを考えるとここでトレーラーや体験版が配信される可能性も高いです。少なくとも『フォーザ・シークウェル』を使ったすれちがい通信企画とかはありそうなので、期待しています!
ごえモン:まだまだ情報不足ですが、データが集まってきたら、もっと物語の核心に迫る考察をしていきたいですね。
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MAIN CHARACTER DESIGN: Akihiko Yoshida
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