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2014年9月3日(水)

原作知識ゼロでも使える、子どもが喜ぶ『妖怪ウォッチ』名言&用語集

文:そみん

 どうも。この夏に3DSの『妖怪ウォッチ』&『妖怪ウォッチ2』を一気にクリアした、にわかファンのそみんです。来たるべき我が子(1歳半の男子)との対話のため、話題のゲームを遊んでおかないとね!(アニメもちょうど再放送をやっていたので、第1話から楽しんで見ています)

『妖怪ウォッチ2』
▲『妖怪ウォッチ2』の『元祖』『本家』のパッケージ。僕は『元祖』をクリアしました。

 さて、自分の周りでは、いとこのお子さん(5歳の男子)や知人のお子さん(4歳の女子)が『妖怪ウォッチ』にはまっていますが、キャラのセリフを真似したり、特殊な用語に反応したりすることが多いんですよね。そこで、自分が子どもたちと遊んでいて反応がよかった『妖怪ウォッチ』の名ゼリフ&専門用語のベスト10を記事にしてみました。あくまでも自分の周りを例にした独断的なものですが、うまく使うと子どもたちに喜んでもらえるかも?

 『妖怪ウォッチ』をあまり知らない人でも使えるコツを交えて紹介していきますので、『妖怪ウォッチ』好きのお子さんがいらっしゃるお父さん&お母さんは反応を試してみてはいかがでしょうか?

『妖怪ウォッチ2』 『妖怪ウォッチ2』

●10位:妖怪不祥事案件(ようかいふしょうじあんけん)

 ある意味で『妖怪ウォッチ』のすべての基本となるのが、この“妖怪不祥事案件”という言葉です。『妖怪ウォッチ』の世界では、いろいろな困ったことの原因はたいていが妖怪の仕業となっており、主人公たちはその事件を解決していくことになります。

 困ったことといっても、そんなに深刻なことではなく、例えばお父さんとお母さんが夫婦ゲンカをしている⇒それは妖怪ドンヨリーヌの仕業だ! なんだか最近、忘れ物が多いなあ⇒それは妖怪わすれん帽の仕業だ! みたいな感じで、なんでもかんでも「妖怪のせいなのね」「そうなのね!」という世界観になっています。

『妖怪ウォッチ2』 『妖怪ウォッチ2』 『妖怪ウォッチ2』
▲時には戦いで、時には会話で、さまざまな妖怪との出会いや事件が展開していきます。

 なんでも妖怪のせいにできるので、非常に便利で使いやすい言葉です。お子さんがちょっと忘れ物をしてしまったり、ご飯をこぼしてしまったりした時など、「もしかして妖怪不祥事案件?」と聞いてあげれば、子どもは笑いながら反応してくれるかも。

 ちなみに、この用語は基本的に主人公の友だちである妖怪執事のウィスパーがよく使う言葉です。次の例文をもとにアレンジをすると、よりそれっぽくなりますよ。

 「それは間違いなく妖怪の仕業ですね。妖怪不祥事案件で言うところの、いわゆる『あの子に今日こそ告白するって決めたのに なぜか 一歩が踏み出せない!』ですね」

●9位:プリチー! オレッチ、トモダチ! ふくはウチー!

 主人公が持つ妖怪ウォッチという腕時計には、普通の人には見えない妖怪の姿を見ることができる不思議なレンズと、メダルをセットすることで妖怪の友だちを召喚できる機能が備わっています。そして、妖怪を召喚する時にはリズムに乗ったラップ的な短い歌が流れます。

 この「プリチー! オレッチ、トモダチ! ふくはウチー!」はプリチー族の妖怪を召喚する時に流れる歌です。プリチー族には、『妖怪ウォッチ』の中でも高い人気を誇るジバニャンがいることもあり、召喚ソングの中でもかなりメジャーなもの。リズムとあわせて覚えておけば、お子さんは喜んでくれると思います。

『妖怪ウォッチ2』
▲プリチー族のジバニャン。猫らしく、わりと気ままで言うことを聞かないところも魅力です。ジバは地縛霊の意味があり、浮遊霊のフユニャンなども存在します。

 ちなみに、おもちゃの妖怪ウォッチにもこの歌が流れる機能が搭載されており、僕の周りの子どもたちもメダルをセットして楽しく遊んでいます。

●8位:どうしてウンチは臭いのか?

 小さいお子さんは、やっぱり下ネタへの食いつきがいいんですよね。この「なぜウンチは臭いのか?」という問いかけは、アニメのエンディング曲で大人気となった『ようかい体操第一』の中に出てくるものです。歌の中に出てくる「ドワッハッハー!」という笑いなどを織り交ぜながら、「どうしてウンチは臭いのかなー?」みたいに使うと、その部分を踊りながら楽しんでくれるかも。

 『ようかい体操第一』は、先ほども話題に出たようになんでもかんでも「妖怪のせいなのね」「そうなのね!」という流れを楽しみながら、楽しく踊る歌になっています。その中でウンチがなぜ臭いのかも話題になっているわけですね。こういうくだらなさ、自分の周りのお子さんには大ウケです! YouTubeのLEVEL5chで『ようかい体操第一』のPVを見られますので、ぜひその動画で歌や踊りを勉強して、お子さんと一緒に踊ってあげると喜ばれると思います。

■動画:【妖怪ウォッチ】ようかい体操第一

 すでにアニメのエンディング曲は『ダン・ダン ドゥビ・ズバー!』へと変わっていますが、こちらもエクササイズ要素がしっかりと入ったノリノリの歌となっていてオススメです。

 余談ですが『ようかい体操第一』は、僕の1歳半の息子もお気に入り。泣いていても泣き止んだり、自分なりに手足でリズムをとって踊ったりと、この音楽がテレビから流れるとトタトタ走ってきます。

●7位:かつおブシ斬り

 『妖怪ウォッチ』には、友だちにすることが難しいレジェンド妖怪が存在します。この“かつおブシ斬り”はレジェンド妖怪の中でも人気が高いブシニャンの必殺技です。お好み焼きやたこ焼きなど、かつおブシを使う際に「かつおブシ斬りだー!」と言いながらふりかけてあげると、お子さんがキャッキャとうれしがってくれるはず。もしかしたら、お父さんやお母さんがレジェンド妖怪を知っていたことで、驚きながら尊敬してくれる……かも?

『妖怪ウォッチ2』
▲ブシニャン。友だちにする条件がかなり難しいレジェンド妖怪です。

 ちなみに、僕のような世代がよく知っている、ろくろ首や一つ目小僧、ざしきわらしなどは、『妖怪ウォッチ』の世界では“古典妖怪(こてんようかい)”と呼ばれ、妖怪執事のウィスパーなどは大先輩としてリスペクトしています。お子さんと遊んでいて、こういった妖怪が出てきた時に「これは古典妖怪だね」なんて話しかけると、お子さん的には「わかってるじゃん!」と喜んでくれると思います。

『妖怪ウォッチ2』 『妖怪ウォッチ2』
▲ろくろ首や、から傘お化けといった古典妖怪。お父さん世代がよく知っている妖怪も、このような形で登場します!

●6位:鬼時間(おにじかん)

 鬼時間とは、ゲーム中に登場する特殊な空間のようなもので、そこでは超強力な赤鬼やその部下の鬼に見つからないように、鬼ごっこ感覚で出口を目指すことになります。まあ、わかりやすく言うと、怖い鬼がやって来る怖い時間ですね。

『妖怪ウォッチ2』
▲鬼時間の他、ミニゲームなどでも登場する赤鬼。迫力アリ!

 使い方の例としては、夜の寝る前の時などに「3…2…1…」とカウントダウンしながら(ゲーム中でも、鬼時間の前にはカウントダウンが入ります)、0と同時に電気を消して、「鬼時間だぞー! 早く寝ないと赤鬼が来るぞー!!」とおどかすことがオススメです。

 ただし、たいていの場合は子どもが喜んでしまって目がさえてしまうので、寝かせるという意味では逆効果となります(苦笑)。

●5位:にゃにゃにゃ、ひゃくれつ肉球(にくきゅう)~!

 妖怪の必殺技のモノマネはどれも安定して子どもが喜びますが、わかりやすさと人気の高さで考えると、ジバニャンのひゃくれつ肉球がオススメです。基本的に「にゃにゃにゃ!」と言いながら両手を交互に突き出して子どもに触る(くすぐる感じでもよいかと)だけでいいので、マネがしやすいんですよね。

『妖怪ウォッチ2』
▲ひゃくれつ肉球のパワーアップ版であるひゃくれつ肉球G(ガッツ)。こんな感じで「にゃにゃにゃ!」と繰り出せばOK。

 ジバニャンの一人称は“オレっち”で、語尾には“ニャン”や“ニャ”をつけるので、「オレっち、○○ちゃんと遊びたいニャーン! ひゃくれつ肉球~!」なんて流れにすると、それっぽいかと思います。

 ちなみにジバニャンの必殺技は何種類かあります。“ニャイーン”や“コマニャチ”など、実際にゲームを知らなくても、なんとなく動きを予想できるものとなっているので、ひゃくれつ肉球と見せかけてニャイーンを繰り出すと、お子さんが爆笑してくれると思います。

『妖怪ウォッチ2』 『妖怪ウォッチ2』
▲ニャイーンとコマニャチ。ニャイーンは変顔をしながら繰り出すのがコツです。

●4位:ババーン!

 思ったことをなんでも口にして暴露してしまう、なかなか困った妖怪のバクロ婆。その口癖が「ババーン!」です。そういう設定どうこうと言うより、僕の周りのお子さんは顔芸やおたけび系が大好きなので、「いないない……ババーン!」と身を乗り出して変顔をすると、めちゃくちゃ笑ってくれます。こういう力技も、お子さんには有効ではないでしょうか。

『妖怪ウォッチ2』
▲なんでも暴露してしまうバクロ婆。

 ちなみにバクロ婆と、その進化した姿であるババァーンは、どちらも回復系の術が得意な妖怪です。お子さんとバクロ婆の話になった時にそんな小ネタを混ぜると、喜んでもらえるかもしれません。

●3位:一旦ゴメン(いったんごめん)

 メジャーな妖怪である一反木綿(いったんもめん)ではなく、一旦ゴメンはその亜流的な妖怪となります。僕の周りでは、アニメで一旦ゴメンの回が流れた後に大流行しました。

 その使い方は、「ごめん、ごめん、一旦ゴメーン!」と、まったく謝っている感じを出さずに軽く口にすること。相手をイラっとさせる言い方ができればパーフェクトです。

『妖怪ウォッチ2』
▲左の黄色い妖怪が一旦ゴメン。このヘラヘラ感にイラっとします(笑)。

 晩ごはんのおかずを焦がしてしまったお母さん、休みの日に遊びに行く約束を忘れてしまったお父さんは、怒っているお子さんに対して「ごめん、ごめん、一旦ゴメーン!」と言えば、お子さんが一瞬クスリとする……かもしれません。その隙にきちんと謝れば、お子さんが許してくれるかもしれません。ただ、調子に乗って何度も何度も「ごめん、ごめん、一旦ゴメーン!」と繰り返すと、さすがに「ゴメンですむかー!」と激怒されると思うので、ご注意ください。

 あまりに怒らせてしまった時は、一旦ゴメンが進化した姿である“あやまり倒し”の必殺技である「土下座deドミノ!」と言いながら土下座をすれば、許してくれる確率が少し上がるかも?

●2位:うぃす!

 「うぃす!」は妖怪執事のウィスパーの口癖です。活用形として、「うぃっす!」や「うぃっすー!」とアレンジしても大丈夫です。普段のあいさつ感覚で使うと、ノリがいいお子さんは「うぃっす!」と返してくれるはずです。

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▲妖怪執事のウィスパー。ちょっとオーバーリアクション気味にすると、それっぽいかと思います。

 かなりライトな感覚で使えるので、その使いやすさから2位としました。『妖怪ウォッチ』初心者でも気軽に使える便利な言葉です!

●1位:もんげー!

 こちらも「うぃす!」同様に使いやすく、なおかつ子ども受けがよい言葉です。「もんげー!」は人気の妖怪コマさんの口癖で、主に「すごい!」という驚きの表現として使います。汎用性が高いので、かなりオススメです。

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▲純真でかわいいと人気のコマさん。ちなみに進化するとりりしい“ししコマ”になりますが、コマさんがかわいすぎて、進化をさせない人もいるとか。

 ちなみにコマさんは田舎から都会へ出てきたという設定の純朴で気弱な妖怪で、いろいろとかわいいエピソードが多い人気キャラです(とりわけアニメ版では、準主役といっていいほど活躍している印象があります)。語尾に「~ズラ」とつけることが特徴なので、驚いた時には「たまげたズラ!」も織り交ぜると、お子さんに喜ばれると思います。

 お子さんの反応がいまいちの時は、変顔の顔芸とあわせて「もんげー!」と力押しでたたみかけると、ケラケラと笑ってくれることがあります。特に1歳半のうちの子どもには有効でした。


 以上、僕が独断で選ぶ“親子で楽しむ『妖怪ウォッチ』名言&用語集”でした。調子に乗って使うとすべることもありますが、喜んでくれるお子さんもいるはずです。どんな形にせよ、親子や大人と子どものコミュニケーションは大事ですしね!

 アニメやコミックなど、『妖怪ウォッチ』の入口は多々ありますが、やはり3DSのゲームはすべての基本となるものだと思います。そんなに難しいゲームではないので、かつてRPGが好きだったお父さんやお母さんは、ぜひゲームも遊んで、今回紹介した名言や用語を使いこなしてみてください!

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