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2014年8月21日(木)

『バイオハザード』のサバゲーフィールドに銀行強盗犯らしき39歳男が襲来! 特殊ルールが白熱したプレミアム体験ツアーをレポート

文:ゴロー

 8月20日に群馬県の川場スキー場で開催された、“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”のプレミアム体験ツアーをレポートする。

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”

 今回のツアーは、『バイオハザード』仕様のフィールドでサバイバルゲーム(サバゲー)を楽むというもの。各メディア媒体と『バイオハザード』シリーズ公式ファンクラブ“CLUB96”のメンバーが参加できる招待制イベントとなる。

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA” “BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
▲参加者は、自前で装備を持ってくる熟練者から初心者までさまざま。女性の参加者も複数いた。

 この記事では“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”におけるサバイバルゲームの模様と、イベントに参加していた北林達也プロデューサーへの『バイオハザード HDリマスター』の合同インタビューをお届けする。

■ラクーンシティで銃撃戦! まさかのOキルで終わると思われたが……

 本イベントで使用したフィールドは、『バイオハザード』×Kawabaのコラボにより、群馬県の川場スキー場 立体駐車場6Fに7月25日から期間限定でオープンしている。『バイオハザード』のラクーンシティをイメージして作られているとのことだが、想像以上に広く、オブジェクトの絶妙な配置などから、サバイバルゲームフィールドとしての完成度も高いという印象だ。

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA” “BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
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▲立体駐車場を屋内サバイバルゲームフィールドとして改装。血のりの付いた車両やタペストリーなど、『バイオハザード』らしさが所々に盛り込まれていた。
“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA” “BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
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“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA” “BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
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▲一部は屋外エリアとなっている。光に遮断されて、中から外、外から中への見通しが悪い。

 サバイバルゲームに必要な銃器、ウェア、ゴーグルなどはイベント会場で借りることができる。コラボ専用の装備として、『バイオハザード』仕様のレンタルウェアやサムライエッジ(ハンドガン)も用意されていた。

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA” “BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
▲実戦前に腹ごしらえ。サバゲーと言えばカレーだ。
“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
▲『バイオハザード』仕様のレンタルウェアを装着し、気分はBSAA隊員(バイオテロ対策部隊)。目出し帽のせいか、ただの銀行強盗に見えなくもないが、気にしない。

 今回のツアーでは、赤チームと黄色チームに分かれて3つのルールで対戦した(陣地の入れ替えを含めて計6戦)。1つ目のルールは、相手陣地のフラッグを取れば勝利という、最もオーソドックスな“フラッグ戦”だ。

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“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
▲“フラッグ戦”は、相手チームの陣地にあるこちらのブザーを鳴らせば勝ちとなっていた。

 個人的に久しぶりのサバゲーだったので、ひとまず後方からの支援に徹してみた。が、どうやら赤チームには経験豊富な本物が数人いるようで、開始5分ほどすると目の前の味方がバタバタとやられていく。そして見た目だけが本物な自分は1人取り残され、正面10m以内に敵が5、6人いるという絶望的な状況に。正直、この時ほどグレネードやC4などの爆発物がほしいと思ったことはない。

 追い込まれて意を決した自分は、物陰から勢いよく飛び出して銃を乱射! 西部劇で見かける凄腕のガンマンを気取ってみたが、こちらの銃弾は1発も当たらず犬死した。

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▲サバイバルゲームは紳士のスポーツ。弾が当たった場合は「ヒット!」と自己申告して、セーフティーゾーンに退避する。当たったにも関わらずゲームを続行するのは“ゾンビ行為”と呼ばれ、最もやってはいけない行為。

 続く“ゾンビ戦”は、『バイオハザード』の世界観を彷彿とさせる、ヒーローチームvsゾンビチームに分かれての対戦だ。ヒーローチームは撃たれたらゾンビチームの一員となって戦線に復帰するため、ゾンビチームが若干有利な設定になっている。ここで、先ほどまで観戦していたカプコンのスタッフも闘志が燃え上がり、続々と参戦していた。

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 ラストの“要人死守戦”は、要人警護チームが1人の要人をゴールまでエスコートするか、対するアンブレラチームが要人を討ち取るかの勝負に。要人は本物とダミーがいるため、要人警護チームは相手をかく乱させるための戦術が肝になる。ここまで自分は0キル4デスというふがいない戦績だったため、前線で戦うことにした。

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▲どちらの要人をダミーにし、どう攻め込むか……。人数配分など入念に作戦を立てる要人警護チーム。

 自分が要人警護チームの時は、敵を全員排除したものの、ゴールを目の前にして時間切れ。アンブレラチームの全滅の確認が後1秒でも早かったら……と思うと悔やまれる。代わってアンブレラチームの時は、ゴール地点付近に1人を忍ばせて要人を討ち取る奇作が見事に成功し、“要人死守戦”は両チーム引き分けとなった。

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 1人も倒せずに終わるかと思われた今回のツアーだが、“要人死守戦”でなんとか2人を倒すことができ、個人的に大満足。やはりサバゲーは積極的に攻めてこそ、楽しさや快感が得られるものだと感じた。“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”では初心者向けの特製ルールブックや“バイオハザード6 オリジナルハンドタオル(先着810名)”のプレゼントも実施されているので、団体で遊びに来てみてはいかがだろうか。

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA” “BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
▲特製ルールブック▲バイオハザード6 オリジナルハンドタオル
“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
▲会場限定グッズとして『バイオハザード』×Kawaba限定キャラメル入りコインケースが販売されている。

■バイオハザード サバイバルゲームフィールド“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”開催概要
【実施期間】2014年7月25日~10月30日 ※終了日は変更となる場合がある
【実施場所】川場スキー場 立体駐車場6F(群馬県利根郡川場村川場高原
【交通アクセス】
車:関越自動車道沼田IC→県道→スキー場(25分/17km)
電車:上越線 沼田駅下車→タクシー(45分)
【問合せ先】0278-52-3345

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”

■『バイオハザード HDリマスター』の北林プロデューサーインタビュー

 11月27日にPS3/Xbox 360版が、2015年初頭にPS4/Xbox One版が発売される『バイオハザード HDリマスター』。そのプロデューサーを務める、カプコンの北林達也氏への合同インタビューをお届けする。

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”
▲北林達也プロデューサー

――川場スキー場とコラボしたサバイバルゲームフィールドを実際に体験してみてどうでしたか?

 ゲームとはまた違った、新しい『バイオハザード』のシチュエーションを楽しめるものになっていたと思います。開発チームも現地へ何度も足を運んで監修を行いましたので、ユーザーの皆さんが満足していただけるものに仕上がっているでしょう。

――『バイオハザード HDリマスター』はどのような作品になるのでしょうか?

 第1作目の『バイオハザード』を原作者自らリメイクした作品が、2002年にゲームキューブで発売されています。恐怖の演出に優れたこの作品を、新型ハードに向けてHDリマスターしたのが『バイオハザード HDリマスター』です。

 グラフィックはHDに、サウンドは5.1chに対応している他、遊びやすくするための要素も取り入れております。“サバイバルホラーの原点”という名に恥じない形のHD化を目指し、古い時計をバラして部品を1つずつ磨いて新しい時計を組み立てるような作業をしておりますので、きっと皆さんが満足していただける作品に仕上がるでしょう。

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA” “BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”

――『HDリマスター』ならではの演出で注意した部分はどこになるのでしょうか?

 ドアをくぐる時など、次につながる“恐怖の間”が原作は計算し尽くされているので、読み込み速度の向上によってその持ち味を損なわないように意識しました。HD化にあたり、怖いところをより怖くすることを目標にしています。

――操作方法は原作と同じでしょうか?

 “ラジコン操作”とも呼ばれている原作の操作方法は恐怖を煽る1つの要素であると思いますが、あの操作感についていけない人もいるかと思われます。なので、『HDリマスター』のために最適化した新しい操作方法を導入しています。

――東京ゲームショウでの出展は予定されていますか?

 映像出展という形で考えております。10月、11月にはユーザーさんがプレイできる機会を設ける予定ですので、お待ちください。

“BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA” “BIOHAZARD × BASE CAMP KAWABA”

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