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2014年9月12日(金)

二次元の美少女にさわれる…ようなバーチャル3Dヘッドセット『Oculus Rift』! G-TuneのゲーミングPCで“次元の壁”を乗り越えよう!!

文:広田稔

 ゲームやアニメの世界に紛れ込み、自分の好きなキャラクターたちに会いたいなんて夢物語を、誰もが一度は思い描いたことがあるハズ。でも、われわれは三次元の住人で、ディスプレイの中にある二次元の世界には入り込めない……というのは過去の話! 実は最新のテクノロジーで“次元の壁”を乗り越える手段が確立しつつある。

 それが今、ゲーム開発者の間で話題を集めているバーチャルリアリティー・ヘッドマウントディスプレー『Oculus Rift』(オキュラス・リフト)だ! 最近ではこの最新デバイスのために、ゲーミングPCブランドの“G-Tune”が専用PCをリリースするほど、アツい分野になってきている。「で、そのOculus Riftって何?」という方のために、その魅力をお伝えしていこう。

『G-Tune』
▲米・Oculus VR社が開発している『Oculus Rift』。これは第2世代開発キット(Development Kit 2、DK2)で、内部に1,920×1,080ドットの高解像度有機ELディスプレイを搭載している。
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▲G-Tuneシリーズのイメージキャラクターとして活躍するGちゃんとTuneちゃん。フリーソフト『Miku Miku Dance』用に3D化したモデリングデータも無料配布されており、この2人のデータを他のツールに読み込ませてOculus Rift用のコンテンツを作ることも可能だ。

■自分がCGの中に入り込める魔法のデバイス! それがOculus Riftだ!!

 3Dのバーチャル映像がこれまで以上にリアルに体感できるOculus Rift。その最大の特徴は、バーチャル世界への没入感! 普段われわれが目にする映像と言えば、テレビやPC、スマホ、映画館のスクリーン、街頭のLED広告など、すべて平面のディスプレイとなっている。そのため、表示されるCGがいくらリアルになったと言っても、それを現実と間違える人はいない。

 一方、Oculus Riftの場合はゴーグルを付けると、自分の視界がすべてCG映像に覆われてしまう。正面だけでなく、右も左も、上も下も、背面もすべてという、360×180度の全周パノラマで仮想世界を楽しめるのだ。もちろん、その映像はすべて立体的に表現され、ピントのズレやオブジェクトの動きで現実さながらの3D空間が表現される。

 さらにスゴいのは、自分の頭を上下左右に振るだけで、その方向に視線を移動して自然に映像を動かしてくれる点。コントローラーやキーボードを使わずに、現実と同じ動作でディスプレイに映し出されたCG映像を見回せるので、本当にその世界に入ったような気分を味わえる。

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 「なんだか『ソードアート・オンライン』に出てくるナーヴギアみたい……」と思ったアナタは大正解! すでに『ソードアート・オンライン』に登場するVRMMOの世界を疑似体験できる映像が制作されており、この7月に米・ロサンゼルスで開催されたマンガとアニメの祭典“Anime Expo 2014”に出展。来場者を大いに熱狂させていた(関連記事)。

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▲Anime Expo 2014にて展示されていた、『ソードアート・オンライン』を題材にした映像作品。ナーヴギアのようにOculus Riftをかぶって「リンクスタート!」できることに、参加者から歓喜の声が。

 この夏は、他にもさまざまな展示会でOculus Riftが利用されていた。国内で言えば、TBSの夏のイベント“夏サカス”、日本テレビの“トランスフォーマー博”、ハウステンボスの“ゲームミュージアム”、海外なら“Comic-Con International”などで話題となった。

 また海外のゲーム系展示会では、もはやOculus VRのブースはなくてはならない存在だ。最新版となるDK2をお披露目した今年3月のGame Developers Conference(GDC)では、MMORPG『EVE Online』からスピンアウトしたシューティング『EVE:Valkyrie』などが参考展示され、VRゲームのおもしろさのアピールに一役買っていた。

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▲今年4月のイベント“ニコニコ超会議3”は、まさに“Oculus Rift祭り”な感じだった。こちらは、シリコン製の手を握って振ると、仮想空間で初音ミクの手が動いて微笑み返してくれる『Miku Miku Akushu』。他にも『To LOVEる -とらぶる-ダークネス』に出てくるキャラを見つめて服を透明にできたり、自衛隊の護衛艦・しまかぜの軍事演習を体験できたりと、さまざまな場所で活用されていた。
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▲9月28日まで、所沢航空発祥記念館で実施されている“アニメフェスタin所沢”は、実際にOculus Riftを体験できるイベント。アニメ『シドニアの騎士』で実際に使われたコックピットのCGと音声を利用し、ロボット“継守”の出撃シーンを再現したコンテンツが楽しめる。

 ここまで注目されているOculus Riftだが、実はまだ開発キットのみのリリースで、日本でも海外でも一般販売はされていない(メーカー直販限定で、最新版のDK2は350ドル。日本からの注文も可能だが、送料70ドルと関税が数千円かかる)。にも関わらず、今年3月には米・Facebook社が20億ドル(約2,000億円)という金額でOculus VR社を買収することが発表され、多くの人に「そんな大金で買われた会社って何!?」という衝撃を与えた。この時期に、初めてOculus Riftを知った人も多いはず。その後は、さまざまな展示会やテレビなどのメディアでたびたび取り上げられ、世間的な知名度を少しずつ上げてきているところだ。

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■コンテンツ作成に取り組むクリエイターの熱意に脱帽!

 特に注目したいポイントは、Oculus Riftのために魅力的なコンテンツを作ろうとしている大勢のクリエイターが存在すること。

 3Dのバーチャルリアリティーを実現する同じようなヘッドマウントディスプレイは以前から存在していたが、いずれも数百万円~数千万円というかなりの高価格で、企業や大学などの大規模な組織でしか導入することができなかった。Oculus Riftの場合、近年になって大幅に普及して値段が下がったスマートフォン用のディスプレーやセンサーを利用することで、大幅な価格ダウンを実現しているのだ。

 開発用のハードおよびソフトが個人でも手の届く価格帯で手に入ることを前提に、たくさんの人を「アッ!」と言わせるおもしろい体験が提供できるなら……。そんな風に考えたクリエイターたちが、「ぜひ自分が関わって新しい作品を生み出したい」と次々に集まってきて、Oculus Riftの世界をどんどん発展させている。ここで、いくつかのコンテンツご紹介。

●Tuneちゃんに踏まれたいドMにオススメ『Dogelus2』
 桜花一門さん制作のOculus Rift用ソフト『Dogelus2』。仮想空間で見上げると、G-TuneのイメージキャラとしておなじみのTuneちゃんが仁王立ちしており、しばらく見ていると片足で踏みつけてグリグリしてくれるという、ドMさん向けのコンテンツだ。実は、土下座しながら踏まれるのが、正しい使い方とか……?

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●空中の浮遊感を味わえる『VR SKI JUMP』
 こちらも桜花一門さん制作で、スキージャンプの浮遊感を再現したシミュレーター『VR SKI JUMP』。スキーで勢いよく滑り下りている最中に、自分の動作でタイミングよく踏み切ると、Oculus Rift内のセンサーが検知して空中にジャンプして飛び出す。雪山の映像も実にリアルだ。

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 日本でも多くの開発者たちが集結し、2013年夏から“OcuFes”というイベントを10回以上も開催。Oculus Riftのスゴさは実際に体験しないと理解しづらいが、せっかくおもしろいソフトを作っても、まだまだデバイス自体を持っている人が少ないために、なかなかその価値をわかってもらえない。「それじゃあ自分たちが行動して、一般の人にOculus Riftを実際に体験してもらう!」と、彼らはOcuFesを通じてバーチャルリアリティーのおもしろさを広めてきたわけだ。現状、日本にOculus VRのオフィスがないにも関わらずだ。


『G-Tune』

●OcuFesとは?

パーソナルVRという新しい文化の創造を、今やってます。
http://www.ocufes.jp/

・日本全国民、1億人にVR文化を体験させる
・VR作家に発表の場と発表の喜びを与える
・VR作家達の知識や人脈のハブとなり、VR文化をもっと加速させる

この3つを柱とした、パーソナルVRという新しい文化を支える開発者団体です。

 我々はヘッドマウントディスプレイが「紙」「ラジオ」「テレビ」の次に来る新しい文化になると信じ、活動しております。まだまだ始まったばかりの文化ですのでより多くの人に体験してもらい、遊んでもらい、楽しんでくれるとうれしいです。そして、願わくばその中から我々の活動に協力してくれるメンター、我々と一緒に色々作ってくれる開発者が集まれば幸いです。


 ユーザーが本気でおもしろいと思って、そのシーンを盛り上げていく状況は、ミュージシャンやイラストレーター、CGアーティストといった在野の才能が牽引して、表舞台にその存在を押し上げてきた“初音ミク”に似た勢いを感じさせる。あるいは、個人や小規模なデベロッパーが一丸となって支えているスマホアプリの世界にも近いかもしれない。

『G-Tune』
▲今年6月に六本木にて開催された“キラ☆キラOcuFes”の様子。それぞれの展示コーナーにかなりの行列ができており、多くの人が興味を持って集まっていることがわかる。

 現状、こうしたVRコンテンツのうち、インターネットを通じて無料で配布されているものも多い。Oculus VR社も“Share”というページを用意しており、ユーザー登録を済ませることで、それらVRコンテンツがダウンロードできる。大手メーカーの3Dゲームでも公式でサポートするケースが増えてきているが、ユーザーが自主的に配布しているMOD(改造データ)を使って従来の3DゲームをOculus Riftで楽しむことも不可能ではない。

『G-Tune』
▲PC用ゲームのダウンロード販売サービス“Steam”では、“VRサポート”という検索オプションが用意されるほど、対応タイトルが増えてきた。

■よりリアルなVR体験を実現するG-TuneのPCがオススメ!

 そんなOculus Riftを利用するには、十分なグラフィック性能を持つ高スペックPCが必須となる。手持ちのPCを適当につなげばいいわけではない。それなりのスペックを持つPCを用意しないと、バーチャルリアリティ体験の再現度が劣化してしまう。さらに、ひどいときには“VR酔い”が起こってしまうことも……。

『G-Tune』

 Oculus Riftを楽しむのに特に重要となるのが、フレームレートを保つこと。テレビやゲームの映像は、静止画をパラパラマンガのように高速に切り替えて、連続した動きをアニメーションとして表現している。その際、1秒間に表示するコマ数をフレームレートと呼び、数値(単位はfps)が大きいほど滑らかになる。しかしながら、3DCGを細かくきれいにアニメーションで表現しようとすると、非常に高いグラフィック性能が求められるのだ。

 具体的には、Oculus Riftの最新版であるDK2では75fpsという高水準を保たないと(通常のゲームは30~60fps)、画面がカクついて実在感が減少してしまう。せっかくOculus Riftがスゴいと聞いて手に入れても、貧相な(失礼)PCで試すと「ウワサに聞いてたほどでもないな……というか気持ち悪い……」という、残念な結果になってしまうかもしれない。

 というわけでオススメしたいPCが、G-Tuneが販売を開始したNEXTGEARシリーズのOculus Rift対応モデルだ。G-Tuneといえば、『モンスターハンター フロンティアG』や『ファンタジーアース ゼロ』、『The Elder Scrolls:Skyrim』など、タイトル別にチューンナップした推奨PCを売ってきた実績があるゲーミングPCの一大ブランド。

 実はOculus Riftに関しても、秋葉原の直営店である“G-Tune Garage ダイレクトショップ”でデモ機を展示したり、開発者の集団である“OcuFes”がイベントを実施する際にマシンを貸し出したりと、以前から深く関わってきている。VRコンテンツを快適に楽しんでもらうためには、どの程度のマシンスペックが必要なのかということを長期間ベンチマークしてきており、表示品質に関する信頼性は高い。

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▲G-Tune:Garage ダイレクトショップでは、Oculus Rift DK2が展示されており、いくつかのVRコンテンツを実際に体験できる。日本でOculus Riftが常設展示されている場所は少ないので、ぜひ訪れてみよう(住所:東京都千代田区外神田3-12-2/営業時間:11時~19時30分/年末年始を除き無休)。

 しかも、NEXTGEARシリーズのOculus Rift対応モデルはOcuFesの監修を受けて開発したという“お墨付き”モデルなのだ。まず、Oculus Rift DK2向けのコンテンツを“Unityベースで開発されたコンテンツ”と“Unreal Engine4で開発されたコンテンツ”の2つに分類し、それぞれのコンテンツで次第のパーフォーマンスを発揮できるようカスタマイズされたラインナップが取りそろえられている。

『G-Tune』

 もちろん、Oculus Riftに限らず、一般のPCゲームがストレスなく遊べるのも魅力の1つ。インディーゲームが盛り上がったり、Steamが普及したことで、家庭用ゲームにはない魅力的なタイトルがPC用にも増えてきている。Oculus Riftも含めて、最高のゲーム体験を楽しむためには、G-Tuneシリーズの購入を検討してみてはいかがだろうか。

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▲OcuFesとのコラボPC『NEXTGEAR i640GA-OCUF』。一番重要なGPUは、ミドルハイクラスのNVIDIA GeForce GTX770(2GB)を搭載。CPUはCore i7-4790K、メモリーは16GB、ストレージは500GBのHDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。価格は12万9,800円だ。

 さて、9月18日~21日(18日と19日はビジネスデイ)に幕張メッセにて開催される東京ゲームショウ2014の“ゲームの電撃ブース”では、G-Tuneシリーズを展開するマウスコンピューターのご協力により、Oculus Rift DK2の試遊コーナーが用意される。使用するPCはもちろん、OcuFes監修のOculus Rift対応モデル。この記事でも紹介している『VR SKI JUMP』や、ジェットコースターのスリルが満喫できる『UnityCoasterG』、セクシー美女が登場する『PLAYGIRLS』などのコンテンツがプレイできるので、まだOculus Riftを体験したことがない人は会場に足を運んでみよう!

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