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2014年11月4日(火)

『JKヴァンパイア』ジャイバット役の銀河万丈さんを直撃「悪役じゃなくてホッとした」

文:電撃オンライン

 ディー・エヌ・エーから11月配信予定のiOS/Android用の新作アプリ『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』。本作の舞台“聖アルカディア学園”の学園長を演じる銀河万丈さんへのインタビューをお届けする。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

●『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』とは?

 魔族の末えいが通う“聖アルカディア学園”の新任教師として、ヴァンパイア女子高生たちを導いていく育成SLG。プレイヤーはパズルゲーム形式の授業などを通じて、教え子たちのパラメータを成長させていく。その末に待ち受けるエンディングは20種類以上。はたして、あなたの教え子が選択する未来は……?

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲ヒロインたちの活動を通じて、街も成長していく。

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【ジャイバット】

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

 伝統ある“聖アルカディア学園”の創始者であり、少なくとも1,000年以上生きている偉大なる賢者。彼の人生そのものが学園の歴史であり、魔界の歴史とも言える。やや恐ろしげな外見とは裏腹に、自主性を尊重する先生として慕われている。


【銀河万丈】

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

 ジャイバットを演じる声優。青二プロダクション所属。洋画の吹き替えやTV番組のナレーション、アニメ・ゲームの声優幅広いジャンルで活躍。代表キャラクターは『機動戦士ガンダム』シリーズのギレン・ザビ、『メタルギアソリッド』シリーズのリキッド・スネークなど。


――ジャイバット学園長を演じられたご感想をお願いします。

 ゲームでは悪役を演じることが多いのですが、今回は穏やかな役柄で少しホッとしました(笑)。励ましたり、相談に乗ったりして、生徒1人1人をとっても気にかけている優しい先生だと思います。役柄によって演技の得手不得手を感じるタイプではないので、普段通り自分らしくやれました。

――見た目は少し厳格そうな雰囲気もしますが、優しいキャラクターなのですね。

 そうですね。もし怒ったら怖いのかもしれません。

――お気に入りのシーンやセリフを教えてください。

 バレンタインのセリフで、生徒にチョコレートをもらってデレデレするところです。義理チョコかもしれませんけど、本人はデレっとしていました。照れくさいんでしょうね。ちなみに僕なら、いただくならやっぱりお酒がうれしいですね。あんまり甘いものが得意ではないので。お酒はずっと芋焼酎を飲んでいましたが、最近は赤ワインが気に入っています。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

――この作品は魔法の学園が舞台になっていますが、もし魔法を使えるなら、どんなものを使ってみたいですか?

 うーん、自分の姿を消してみたいですね。それで、周りの人の様子を見てみたいです。きっと、いろんな本音がよくわかるんじゃないかなと。知ってしまった結果、もしかすると、もう二度と元の姿に戻りたくなくなるかもしれないですけど(笑)。

――ゲーム内ではヒロインたちの学園生活が描かれていきます。銀河さんご自身はどんな学生でしたか?

 高校時代は、あんまり授業に出ていなかったですね。病弱ではないのですが、風邪を引くと2~3週間くらい高熱で動けなくなってしまって。それで学校を休むことが多かったですね。あとは、部活動に熱中していました。美術部と放送部に入っていましたね。

 特に絵を描くのが好きで、そのころは油絵をやっていました。放送部に入ったのは、当時から声の仕事を志していたわけではなくて、朝礼に出なくてよかったからです。朝礼の間は、放送室の中にいられますし(笑)。

――当時好きな教科や、苦手な教科はありましたか?

 苦手な教科ではないのですが、社会科全般にはあまり興味を持てなかったですね。今考えると、もったいなかったなと思います。好きな教科はもちろん美術で、それに国語もわりと好きだったかもしれません。やっぱり、日本の言葉の美しさには魅力を感じていました。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲『JKヴァンパイア』の授業はパズル形式なので、息抜き感覚で遊ぶことができる。

――作品のタイトルにある“JK”は若者の流行り言葉ですが、銀河さんの学生時代はどういったものが流行でしたか?

 言葉ではないけど、僕が学生のころはエレキギターかな。僕自身はあまり関心がなかったけど、ビートルズの影響がすごくて、夢中になる人は多かったです。でも当時、エレキギターをやる人は不良と言われていましたね。

――本作のヒロインたちは、学園生活の末にさまざまな仕事に就きます。銀河さんは、声優やナレーター以外でどんなお仕事に興味がありますか?

 学生時代に実際に迷ったのは美術関係です。ただ、専門の学校に通っていたわけではなかったので、その方面には踏み出せませんでした。あとは、まったく触れずに来てしまった音楽関係かな。もう一度学生からやり直せるならやってみたいです。やっぱり楽器を演奏できると楽しいでしょうし、「音と遊べる」という感覚がわからないので、憧れます。

――ジャイバットは何百年も学園長を務めるにあたり「自主性を尊重する」ことを信条にしているようです。長年お仕事をされる中での信条があれば教えてください。

 うーん、僕はいつも行き当たりばったりなんですけど……(笑)。そうですね、「絶対に見透かされている」ということは、いつも意識しています。特にナレーションがそういう傾向にあって、何かを説明する時にどれだけ感情を隠しても、ナレーターの考えが視聴者には見えるように思うんですよ。

 でも、それを隠さないといけないわけじゃなくて、見透かされていると意識することが大事なんだと思います。これは言葉に限らず、絵でも音楽でも、普段生きている限りみんな同じなのかもしれませんね。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

――長年にわたり声のお仕事をされていると、時代の変化を感じることもあったのでは?

 僕がこういう仕事を始めたころは、大人になろうという意識が強かったような気がします。洋画が全盛の時代は、メインの役柄も低くて厚みのある声のものが多かったです。当時の声優は「大人びた声」の方が多く、声に幅がありました。今は若者向けのアニメーションが主流になって、声優も声の高い方が増えましたね。その違いは感じます。

 あと機材や収録環境としては、デジタルになってからすごく楽になりましたね。フィルムで収録していた時代は、リテイクになるとフィルムを巻き戻さないといけなくて、失敗することは罪悪でした(笑)。そういうことを考えると、すごくやりやすくなったし、よりよい作品を作りやすくなったと思います。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

――これまでに演じられた中で、私生活で思わず出てしまうようなセリフやフレーズはありますか?

 今はちょっと変わってしまったんですが、『なんでも鑑定団』の放送初期に「見ればわかる!」というキャッチフレーズがあったんですよ。それで、説明が面倒くさい時は「見ればわかる!」「聞けばわかる!」とよく言っていましたね。今はもう、いきなり言うと何のパロディかわからないでしょうけど(笑)。

――最後に、銀河さんにとっての“理想の指導者像”を教えてください。

 『愛と青春の旅だち』(海軍を舞台にした1982年の洋画)に出てくる鬼軍曹(フォーリー)みたいなのがいいですね。厳しいを通り越して、もう憎まれるくらいの鬼軍曹が。やっぱり、本気で何かを伝えようという意志のある教え方はブレないと思うんです。だから、憎まれようが何だろうが、教え子を戦死させたくないのなら、どんなことがあっても帰って来られるように、生き抜く方法を叩き込まなければいけない。

 そういう、目的がストレートで、教える本人が実践者であるところがいいですね。やっぱり口で諭すだけではダメで、教え子に「かかってこい」と真正面からぶつかり、自分の未熟さを痛感させてくれる鬼軍曹が、僕の理想の指導者かな。すごくわかりやすいですけれど、この映画は感動的ですよ。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

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 銀河万丈さんのサインが入ったジャイバットのイラスト色紙を、抽選で3名にプレゼントします。プレゼントを希望する人は、下記の応募フォームに必要事項を明記のうえ応募してください。応募締め切りは11月11日23:59です。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

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