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2014年9月19日(金)

『ヒーローバンク2』レビュー。バトルのテンポアップなど、前作の問題点を解消している部分を高評価【TGS2014】

文:そみん

 東京ゲームショウ2014のセガブースでプレイアブル出展されている3DS用RPG『ヒーローバンク2』を遊んだレビューをお届けします。

『ヒーローバンク2』
▲『ヒーローバンク2』は11月27日発売!

 テレビアニメもいよいよ佳境で熱い中、TGS会場で『ヒーローバンク2』を遊んできました! 前作はクリア済みなので、細かい部分を含めてどう進化したのかをレポートしていきます。

 TGS版で遊べるのはバトル部分のみで、ストーリー部分については今後のお楽しみといったところ。“はじめて”と“チャレンジ”と2種類のモードがあり、基本的な内容は同じですが、それぞれパートナーや対戦相手が異なります。

 2つのモードのゲーム内容的な違いは、チュートリアルがあるかどうか。基本的な操作やルールは前作を踏襲しているので、すでに前作を遊んでいる人は“チャレンジ”を選んでもよいかと思います。

 さて、肝心のゲーム内容ですが、全般的に演出がスピーディになり、テンポが格段によくなりました。具体例をあげると、前作では“攻撃側の演出”→“防御側の演出”とそれぞれ切り替わるような形だった部分が、同じ画面で一気に展開する場合があります。

 また、リング上にお金が出現する時間間隔や、敵の攻撃をふんばった時のボーナス入手の流れもテンポアップしています。もろもろを含めて、体感的には前作の1.5~2倍ぐらいになったと感じました。快適!

 新システムとして注目すべきは、パートナーといっしょに2人対2人のバトルが可能になったこと。条件を満たすと強力な“ツープラトン”必殺技を使える他、敵から攻撃された際、パートナーにカバーしてもらい、ダメージを肩代わりしてもらうこともできます。

『ヒーローバンク2』 『ヒーローバンク2』
▲新システムのタッグバトルがとにかく熱い!(画面写真は初報のものです)

 そして、パートナー制ともからむ部分として、“スタミナ”の概念が追加されました。行動とともにスタミナが減っていき、これがなくなると防御行動ができなくなるなどのデメリットが生じます。

 そこで重要になるのが、パートナーとの“交替”です。リング外のキャラは自動的にスタミナが回復していくので、適度の交替を行うことでスタミナを管理していくわけですね。こういった要素の追加により、前作よりもバトルがメリハリのきいたものに進化した印象です。

 その他、敵との激しい攻防をミニゲーム形式で表現した“ガチンコ”にも新パターンがあることを確認。画面上を飛び交うボール的なものをタッチしていくタイプが追加されていました。

 というわけで、TGS版で遊べたのはバトルだけでしたが、前作で気になったところがしっかりと調整されていました。きっとバトル以外のシステムもパワーアップしているはずなので、製品版をプレイするのが今から楽しみです!

『ヒーローバンク2』

 なお、本作を試遊すると、『ヒーローバンク2』のリストバンドをもらえます。色は燃える炎のような赤! 前作ファンはもちろん、セガの最新RPGとして本作が気になる人などは、ぜひTGS会場で遊んでみてはいかがでしょうか。

(C)SEGA (C)SEGA/ヒーローバンクプロジェクト,テレビ東京

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