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2014年9月19日(金)

『ALIENWARE Alpha』の発売日が11月21日に決定! 2人のキーマンに本機に関する疑問点を率直に聞いてみた【TGS2014】

文:チョロ松

 Dellが展開するプレミアムゲーミングブランド“ALIENWARE”は、次世代コンソールゲーム機『ALIENWARE Alpha』の発売日を11月21日に決定したと発表した。ラインナップは3モデルで、Amazon.co.jpでは9月18日より予約受付が開始されている。

『ALIENWARE Alpha』

 東京ゲームショウ2014のALIENWAREブースにて、米・Dell社でALIENWAREプロダクトマネージャーを務めるマーク・ダイアナ氏と、ALIENWAREジェネラルマネージャーのフランク・エイゾール氏に、このALIENWARE Alphaのお話をうかがってきた。

『ALIENWARE Alpha』
▲米・Dell社、ALIENWAREプロダクトマネージャーのマーク・ダイアナ氏。
『ALIENWARE Alpha』
▲米・Dell社、ALIENWAREジェネラルマネージャーのフランク・エイゾール氏。

■ALIENWARE Alphaは3種類のラインナップで登場

【スタンダード】
・価格:59,800円(税込:64,584円)
・プロセッサー:インテル Core i3-4130T プロセッサー(3MBキャッシュ、2.9GHz)
・メモリ:4GB DDR3 1600MHz
・ハードディスク:500GB SATA 6Gb/s
・ワイヤレスLAN:インテル デュアルバンド ワイヤレス-AC 3160 1×1 + Bluetooth4.0

【プレミアム】
・価格:75,800円(税込:81,864円)
・プロセッサー:インテル Core i5-4590T プロセッサー(6MBキャッシュ、up to 3.0GHz)
・メモリ:8GB デュアルチャンネル DDR3L 1600MHz
・ハードディスク:1TB SATA 6Gb/s
・ワイヤレスLAN:インテル デュアルバンド ワイヤレス-AC 7265 2×2 + Bluetooth4.0

【プラチナ】
・価格:89,800円(税込:96,984円)
・プロセッサー:インテル Core i7-4765T プロセッサー(8MBキャッシュ、up to 3.0GHz)
・メモリ:8GB デュアルチャンネル DDR3L 1600MHz
・ハードディスク:2TB SATA 6Gb/s
・ワイヤレスLAN:インテル デュアルバンド ワイヤレス-AC 7265 2×2 + Bluetooth4.0

『ALIENWARE Alpha』

【共通】
・OS:Exclusive Alienware Alpha コンソールインターフェイス with Microsoft Windows 8.1 64ビット
・グラフィックス:カスタムビルド NVIDIA GeForce 2GB GDDR5 グラフィックス
・端子
 外部接続:2×USB 2.0(前面)/2×USB 3.0(背面)1×RJ45 GbE/1×HDMI 出力 1.4a/1×HDMI 入力/1×オプティカルオーディオ出力(Toslink)/1×電源入力
 内部接続:1×USB 2.0(ツールレスで底面パネルから接続可能)
・コントローラー:Xbox 360 ワイヤレスコントローラー(ブラック) with USBアダプター
・保証:1年間スタンダードサポート
・130W-ACアダプター
・55(高さ)×200(幅)×200(奥行)mm
・重量:約2kg

『ALIENWARE Alpha』

■ゲームだけにとどまらないオープンな次世代コンソール機!

――ALIENWARE Alphaの海外での評判はいかがですか?

マーク・ダイアナ氏(以下、マーク):まず北米先行で情報を公開したのですが、非常に好評でした。ALIENWARE Alpha以外にも、次世代コンソール機というものがいくつか話題になっていましたが、やはり市場としてはそういったものに満足できていなかったのだと思います。そこにALIENWARE Alphaが登場し、まさに次世代の名にふさわしいものが出てきたのだと、とらえていただいています。

――リビングに置かれることを想定されていると思いますが、PS4やXbox Oneなどと競合する点については、どうお考えですか?

フランク・エイゾール氏(以下、フランク):PS4にもXbox Oneにも、それぞれ良質なタイトルがあります。そして、それはALIENWARE Alphaにも当てはまります。対抗するというよりも、それぞれが得意なところで住み分けができればと考えています。理想としては、3台をそろえて使い分けてほしいですね。ただ、1つだけを選ぶとしたら、さまざまな用途に活用できるALIENWARE Alphaをオススメします(笑)。

――Steamというプラットフォームを利用して、さまざまなタイトルを提供する形になりますが、Steamを選んだ理由については?

マーク:大画面にゲームを映して臨場感のあるプレイを楽しむと考えた場合に、Steamのビッグピクチャーモードというインターフェースが最適であると考えました。もちろん、豊富なタイトルがすでに用意されているということも大きなポイントです。新しいタイトルだけでなく、古くても定番となっているタイトルもあります。さらに、どのタイトルも低価格で、平均して15ドルくらいで購入できるんです。

――すでにSteamを利用しているユーザーは、PCで購入済みのタイトルをALIENWARE Alphaでもプレイできますか?

マーク:はい。PCで購入したゲームも遊べます。コントローラだけで遊べるゲームと、キーボードとマウスを必要とするゲームがありますので、その情報はしっかりと整理してお伝えするつもりです。

――ローンチのタイミングで遊べるタイトルはどのくらいの数になりそうですか?

フランク:まずボーナスコンテンツとして、『Magicka』や『メトロ ラストライト』『PAYDAY 2』など、およそ100ドル相当のタイトルのライセンスをプレゼントします。日本だけのボーナスコンテンツも用意しますが、詳細は後日発表する予定です。さらに、別途購入していただく形になりますが、コントローラ用のゲームで約500タイトル、キーボードとマウスを使うゲームで約3500タイトルが存在します。

――キーボードやマウスといった周辺機器も使用できるんですね。

フランク:ALIENWARE Alphaはオープンなゲーム機ですので、そういった機器にも対応しますまた、Steam以外のPCゲームもプレイできますよ。いろんな選択肢を皆さんに提供します。

マーク:オープンであるというのは、ソフトウェアの面だけではありません。本体のネジを4つ外せば、内部のパーツに簡単にアクセスできます。ユーザーはCPUやHDD、メモリ、グラフィックカードなどを自分の好みで自由にアップグレードすることができます。

『ALIENWARE Alpha』
『ALIENWARE Alpha』 『ALIENWARE Alpha』

――ガジェット好きな方にも、魅力的なハードというわけですね。将来的に、ゲーム以外の用途についても何か計画されていますか?

フランク:基本はWindows PCですので、映画を見たりWebを見たり、またOfficeを使って仕事をするといった、普通のPCでできることは基本的に対応しています。皆さんに自由に使っていただけるハードなんです。

――Steam以外のゲーミングプラットフォームと提携する可能性はありますか?

マーク:そういった計画も進めています。またWindows本来の機能を使えば、OriginやUPlayといったプラットフォームを利用することも可能です。ただ、現状ではSteamのみのサポートとなります。

――いろいろと夢が広がる次世代コンソールゲーム機ですね。いろいろとお話をうかがって、この価格は非常に安いのではないかと感じてきました(笑)。

マーク:はい、私たちも頑張りました(笑)。

――ゲーム購入の際、クレジットカード以外の決済手段を新たに用意する予定はありますか?

マーク:家電量販店で購入できるような、iTunesカードのような専用のギフトカードを販売する予定があります。

――Steamで買える中で、フランクさんがオススメするタイトルはありますか?

マーク:『DARK SOULS II』が好きなので、これをオススメします(笑)。手軽なオプション設定で高解像度でもプレイできるので、水面のディテールなどにぜひ注目してください。非常に人気のあるMODがあるのですが、それを導入すれば4K並みの解像度が実現できます。また、日本のユーザーなら『Ultra Street Fighter IV』や『Skullgirls Encore』などにも興味があると思います。

――最後に、日本のゲームファンへメッセージをお願いします。

マーク:今年の東京ゲームショウで、このALIENWARE Alphaをお披露目できることをうれしく思います。早く皆さんにお届けしたいとワクワクしていますので、ぜひご期待ください。

『ALIENWARE Alpha』

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