2014年9月19日（金）

『D4： Dark Dreams Don’t Die』はXbox Oneに新たな“ドラマ”を産む――配信は本日9月19日からスタート！【TGS2014】

　9月18日、“東京ゲームショウ2014”の開催にあわせ、近隣会場にて日本マイクロソフト主催による『D4： Dark Dreams Don’t Die』のメディア向けプレゼンが行われた。

　9月19日に発売されることが電撃発表された『D4： Dark Dreams Don’t Die』は、アクセスゲームズの新作ミステリーアドベンチャーゲーム。『Red Seeds Profile』にて世界的な評化を得た日本人クリエイター・SWERY氏が手がけている。プレイヤーは遺物の記憶から過去へ飛べる能力を持つ男・デイビッドとなり、妻が殺害された事件の真相に迫っていく。ゲームの概要については、速報記事も参照してほしい。

●『D4： Dark Dreams Don’t Die』TGS 2014トレーラー動画


▲デイビッドと同じポーズを取ってくれたSWERTY氏。隣のマネキンは、実際にゲーム中にて登場する。

　配信される『D4： Dark Dreams Don’t Die』は“シーズン1”として、プロローグおよびエピソード1、エピソード2が収録されている。プレゼンで実演されたのは、“エピソード2”における一部のパートだ。

　本作の特徴の1つが、Kinectによるジェスチャおよび音声による操作で全編をプレイできること。操作パートではスワイプで視点を移動できる他、画面上のオブジェクトに対してグラブ（握り）やプッシュ（押し込み）でアプローチできる。オブジェクトはシナリオの進行に関連する物の他、シナリオには関係ないがユニークな反応を見せてくれる物（猫など）も存在する。

　なお、操作は通常のコントローラにも対応。ジェスチャや音声による操作は、すべてボタン操作で代えられる。コントローラとKinectの切り替えは、ボタン操作およびジェスチャで随時切り替えられる。

　本作にはパズル的な謎解き要素が存在するが、ヒントを表示してくれる機能もあるので行き詰まることはそうそうないだろう。また、アクションシーンでのQTEに失敗すると専用演出が挿入されて主人公のライフが減少する。多くのQTE採用ゲームに見られる“QTEの失敗でゲームオーバーとなり、何度もやり直しを求められる”というシチュエーションが発生しにくい仕様だ。


▲アプローチ可能なオブジェクトを強調して表示する、ヒント機能を搭載。全般的にユーザーフレンドリーな設計で、プレイヤーはゲームプレイに集中できる。


▲特定のポイントにカーソルを合わせると“熱い”といった状況説明や“どこから紛れ込んだ？”といった主人公の所感などが表示され、状況を解説してくれる。


▲吹き出したガムを当てて飛来する刃物の軌道をそらしたり、ギミックに潰されてカートゥンアニメ的な表現でペラペラになったりと、コミカルな表現も盛り込まれている。

　DLCとしてTシャツやパーカーなどのコラボレーション衣装が用意されており、“毎週月曜に新衣装を発表、水曜日に配信”のペースにて発売後まもなく提供される。コラボレーション衣装は基本的に主人公が対象となるが、特別な衣装は一部のキャラクターにも適用できるようだ。

　“シーズン1”のプレイ時間は、普通にプレイして6・7時間程度とのこと。サブ要素の体験も含めるとプレイ時間は倍以上におよび、さらに実績を収集しようとすればかなりの長時間にわたってゲームを楽しめるという。

　シーズン2以降は単体プレイ可能なダウンロードソフトとして、“漫画の単行本”のようなスタイルにて配信することも検討しているという。その場合、他シーズンのエピソードをあらすじ形式で紹介することも想定しているようだ。昨今の日本国内におけるアメリカ製TVドラマのブームとその販売スタイルを鑑みると、体感ドラマ的な本作も同様のヒットをつかめるかも知れない。

　異彩を放つ登場人物と謎の多いシナリオで、Xbox Oneタイトルラインナップの中でも一際異彩を放つ『D4： Dark Dreams Don’t Die』。“世界が注目する日本産タイトル”のひとつである本作の展開は要注目だ。

データ

▼『D4： Dark Dreams Don’t Die』: ■メーカー：アクセスゲームズ; ■対応機種：Xbox One; ■ジャンル：ADV; ■発売日：未定; ■価格：未定