2014年9月20日(土)
東京ゲームショウ2014の日本マイクロソフトブースで、スクウェア・エニックスから発売されるPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC用ソフト『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』のメディア向けプレゼンテーションが行われた。
『CoD AW』は、2054年の近未来を舞台にした『コール オブ デューティ』シリーズの最新作。プレゼンに先駆け、ブース内の試遊コーナーで定番の“チームデスマッチ”と新ルールの“ディフェンダー・アップリンク”を体験させてもらった。ディフェンダー・アップリンクは、フィールドにある1つのボールを相手の陣地に運ぶことが目的で、そのポイントをチームで競い合うものだった。
『モダン・ウォーフェア2』以来の『CoD』体験だったが、操作にはすぐになじめたので、早速、新アクションのブーストジャンプを試してみることに。ブーストジャンプは、言い換えれば滞空時間の長い2段ジャンプ。身長2人分ぐらいの高さの建物なら軽々とのぼれる。
ブーストジャンプを取り入れた戦いは、思った以上に新鮮で楽しかった。建物の上から別の建物へと移動するだけで気持ちよく、予想外のところから突然敵が出てきてビックリすることもしばしば。プレイ感覚は『CoD』のままだが、空中で兵士たちが飛び交うさまは『CoD』とは違うゲームのように映った。
ブーストジャンプの追加により、上方から狙われる危険性が高く、戦場のスリルは確実に増したと言える。既存のルールでも、これまでのシリーズとは違った戦いが楽しめるだろう。
別室にて行われたプレゼンでは、Sledgehammer Gamesのグレン・スコフィールドさんが、映像やパワーポイントを交えながら本作の見どころを解説した。
▲Sledgehammer Gamesのグレン・スコフィールドさん。 |
グレンさんは、まず『CoD AW』について、ユーザーの声をフィードバックして革新的な要素を盛り込んでいること、開発に3年かかったこと、次世代機にフォーカスした作品であることを述べた。革新的な要素については、今までの『CoD』シリーズにはないものやマルチプレイでユーザーが熱中できるものを目指したという。
それを代表する要素が、新たに追加された“エグゾ”と呼ばれるもの。エグゾは、前述のブーストジャンプをはじめとしたさまざまなアクションを可能にする、兵士たちがまとう強化外骨格だ。これにより常人離れした腕力、耐久力、スピードが備わり、まったく新しい『CoD』を体験できるという。なお、エグゾのアクションはバッテリーで管理されており、強化して利用時間を延長することもできる。
・空中で高速移動する
・空中から真下に急降下し、格闘攻撃を仕掛ける
・正面にシールドを展開する
・光学迷彩で姿を消す
今作ではエグゾに紐づいた特殊能力“PEAK”も複数追加されているため、戦い方や動きのバリエーションがこれまで以上に広がるとのこと。さらに外見のカスタマイズが部位ごとに細かく設定できるようになったため、プレイヤーの個性の違いは如実に現れるだろう。
続いてグレンさんは、開発期間の大半をストーリーに費やしたことを明らかにし、こだわりのポイントを語った。舞台設定は、民間軍事産業が大きく成長した2054年の近未来。今回は国同士の戦争ではなく、民間軍事企業“アトラス”の活躍を描いたものになり、自由や悲しみをテーマにした没入感のあるストーリーが楽しめるという。
さらに、物語が1人の新兵にフォーカスを当てたものであることも強調した。プレイヤーは、主人公が新兵からエリート兵へ徐々に成長していく過程の中で、主人公を取り巻くサブキャラクターたちのバックボーンも楽しめるという。
また、近未来という設定から、ハイテクノロジーな乗り物や武器が多数登場する。乗り物はホバーバイクや水中を移動できるものがあり、武器に関しては350種類以上用意されている。武器は音にもこだわっているので、注意深く聴いてほしいとのことだ。
最後にグレンさんは「3年かけて大切に作ったタイトルです。エグゾに戸惑う人がいるかもしれませんが、この楽しさはプレイをしていくうちにきっと伝わるので、ぜひ遊んでみてください」とメッセージを告げ、プレゼンテーションを締めくくった。
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