2014年9月20日(土)
SCEがPS4で2015年に発売を予定している『Until Dawn -惨劇の山荘-』。森の中の山荘を舞台に、主人公である8人の若者たちが森の中の山荘で殺人鬼に襲われる事件を描いたホラーアドベンチャーだ。
今回、TGS2014に合わせてメディア向けのセッションが行われたので、その様子をお届けする。
セッションは、アソシエイトプロデューサーの片見龍平氏の解説からスタート。本作は、メインキャストや脚本に現在ハリウッドで活躍するスタッフを起用。さらに『KILLZONE SHADOW FALL』のゲームエンジンや最新が使用されており、まるで海外ホラー映画のような雰囲気と恐怖体験が味わえると語った。
続いて、TGSに出展されている体験版を使ったデモプレイを披露。ゲームはアシュリーという女性を主人公に、彼女が密かに想いを寄せているクリスという男性とともに地下室へ向かう場面からスタート。
ほかの仲間は、屋敷のどこかに潜む謎の“殺人鬼”に襲われた可能性が高く、いつ襲われるかわからに恐怖を抑えながらも2人は地下室へ進んでゆく。
▲最新のフェイスキャプチャー技術と、声優による迫真の演技がプレイヤーの恐怖心をあおる。 |
地下室への道のりにはさまざまなオブジェクトがあり、近くによると調べることができる。本作はもともとPS Move専用タイトルとして開発されていた経緯があり、これらの操作はモーションセンサーやタッチパッドなどDUALSHOCK4のあらゆる機能が使われていた。
▲モーションセンサーで手持ちの懐中電灯の向きを変え、本のページはタッチパッドでめくるといった直感的な操作が可能だ。 |
一部のアイテムを拾ったりオブジェクトを調べたりすると、画面左上にチョウチョのアイコンが表示。これは“バタフライエフェクト”と呼ばれるもので、プレイヤーの行動によってストーリーに変化がもたらされたことが確認できる。
今回のプレイでは途中でハサミを拾っており、これを持っていると殺人鬼に襲われた際に抵抗できるとのことだ。なお、マップ上で調べられるものは多岐にわたるが、すべて調べたからといって必ずしもいい結果につながるとは限らないとのことだ。
▲通りすがりに見つけたアイテムを手に取ったり、オブジェクトを調べたりする。こんな何気ない行動1つも、物語の結末を大きくかえる選択肢となっているのだ。 |
探索中、アシュリーとクリスは殺人鬼に襲われて意識を失い、その間に鉄製のイスに縛り付けられてしまう。クリスの問いかけに意識を取り戻すアシュリーだったが、直後殺人鬼の合図により2人の頭上から回転するノコギリがゆっくりと降りてくる……。そして、殺人鬼はクリスに銃を渡し「自分が死んで彼女を助けるか、彼女を殺し自分が助かるか」という決断を迫られることになる。
すると、主人公の視点がアシュリーからクリスに変更した。これが本作最大の特徴で、主人公が迫られたシーンによって切り替わっていく。8人の登場人物は誰もが死ぬ可能性を持っており、例え誰かが死んでしまってもそのまま物語が進行してそれぞれのエンディングに行き着く。
▲回転ノコギリは銃では壊せない。彼女を殺すか自殺するか……究極の決断といえる。 |
片見氏はここで自殺を決断したが、残念ながらその直後にデモプレイが終了。今回の体験版でのプレイは、物語の中盤の展開になるとのこと。どのような経緯で仲間が襲われたのか、その後の展開がどうなるか。短いプレイではあったがストーリーへの没入感の高さを体験することができた。
■東京ゲームショウ2014 開催概要
【開催期間】
ビジネスデイ……2014年9月18日~19日 各日10:00~17:00
一般公開日……2014年9月20日~21日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込)
※小学生以下は無料
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