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2014年9月22日(月)

『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』の新たなイベントCG&エピソードを紹介。“函館天音学園編”攻略対象キャラ“トーノ”のイベントも

文:キャナ☆メン

 コーエーテクモゲームスは、9月25日に発売するPSP用ソフト『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』の新たなスクリーンショットを公開した。

『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』

 本作は、恋愛・育成SLG『金色のコルダ3』の設定と同じ夏を舞台に、“主人公がもしライバル校の生徒だったら?”というIFストーリーを描く『AnotherSky』シリーズの第3弾。『金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南』と『金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館』のセーブデータを所持していると、今作『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』では、特典シナリオ“函館天音学園編”をプレイできる。

 スクリーンショットは、神秘的な美少年“天宮静(あまみやせい)”のイベントシーン、主人公の幼なじみ“如月響也(きさらぎきょうや)”とプライドの高いチェロ奏者“氷渡貴史(ひどたかふみ)”が対峙するシーン、函館天音学園編の攻略対象キャラクター“トーノ”に関するエピソードのものになる。

 なお、スクリーンショットと一緒に紹介するイベントのダイジェストでは、主人公の名前がデフォルトの“小日向かなで”に準じている。実際のゲーム本編では、主人公の名前をプレイヤーの任意で変更可能だ。


■天宮静のイベントシーン

『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』
▲主人公からの電話に出ない天宮。携帯をにぎりしめ、思うこととは――?

【シーンダイジェスト】

 天宮の様子がおかしいことが気になっていたかなでは天宮に電話をかける。
 天宮の暗い自室では携帯電話の着信ランプが光り、かなでからの着信であることが表示されている。
 そのことを知っても電話に出ようとしない天宮。

天宮「………………………」

 静かな自室に鳴り響く着信音。天宮は携帯を握り締め呟く。

天宮「小日向さん……。僕を捨てた理事長が、僕のピアノを美しいと言ったよ」
  「信じられないだろう? 誉めてくれたんだ、僕を不要だと言ったあの人が」
  「僕の音楽を認めてくれて、僕に……函館天音に戻ってくるように言ったんだよ」
  「函館に行けば、僕は君の敵になる。アンサンブルを捨てた裏切り者になる」
  「君に話せるなら、全部、包み隠さず言えるなら、今すぐこの電話に出るのに……」
  「君の声が聞きたい。何もかも話してしまいたい。それなのに……怖いんだ」
  「誰に憎まれてもいい。でも、君にだけは……嫌われるのが怖い……。君にだけは、嫌われたくない……!」

天宮「僕は恋を手に入れた。音楽を手に入れた」
  「それがこんなに苦しいこととは知らなかった」


■如月響也VS氷渡貴史のイベントシーン

『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』
▲一触即発状態の響也と氷渡。2人は同じクラスのようだが……。

【シーンダイジェスト】

 かなでと響也が横浜天音学園に転入してから迎えた授業初日。
 教室は大学のようで、授業ごとに好きな席に座ればいいようだ。

響也「へぇ、見た感じ、席が決まってるわけでもないみたいだな。ここは……冷房の吹き出し口があるし、奥の席にしとくか?」
  「さてと。授業が始まるまでひと眠りすっか……」
  「……………ん……」

 席に着くなり、あっという間に寝入ってしまった響也。
 教室のドアが開き、かなでと響也の元に歩いてくるクラスメイトらしき男。

氷渡「……おい。」

 青年は響也を見下ろし、睨みつけている。

氷渡「どけよ…………。そこは俺の席だ」

響也「…………zzz」

氷渡「高いびきかいて寝やがって……。そんな勝手を誰が許したんだ、ああ……!?」

 現れた男は、眠っている響也の足をギリギリと踏みつける。

響也「……っ! なんだよ……てめぇいきなり……!」

氷渡「どけって言ってんだよ……! このクズがッ!」

 男は手にしてるファイルで響也の横面をひっぱたき、一触即発の雰囲気だ。

響也「痛ってぇな……。席なんて決まってねぇんじゃねぇのかよ!」

氷渡「黙れ、三下。隣に座ってるそこの女もだ。この俺が席を所望してるんだぜ? ガタガタ言わずにどけばいいんだよ」


■トーノのイベントシーン

『金色のコルダ3 AnotherSky feat.天音学園』
▲主人公が心に秘めていた不安をトーノの優しさが包みこむ。

【シーンダイジェスト】

 下校時、偶然居合わせたかなで、ニア、ソラ、トーノの4人は家まで一緒に帰ることに。
 家に向かう途中、かなではずっと考えていた。
 自分が何者なのか。どうしてここにいるのか。何もわからず考えれば考えるほど不安の波が押し寄せてくる。

トーノ「ああ、ほら見えてきた。うん、やっぱりいい家だな」

 家に到着し、玄関先で振り向きながら優しく微笑んでかなでに手を差し伸べるトーノ。

トーノ「ここが俺たちの家だ。おかえり、小日向さん」

 トーノに手を差し伸べられたかなでの目に涙があふれてくる。

トーノ「無理してたんだな。君は頑張ってるよ、小日向さん」
   「大丈夫、全部うまくいくよ。おとぎ話ってのはそういうものなんだ」
   「ひと息入れれば、きっと気持ちも落ち着くさ」

イラスト/呉由姫
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