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2014年10月10日(金)

『タワー オブ アイオン』の最新アップデート“大侵攻”でPvPがさらに過激に! 2つの新エリアを解説!!

文:チョロ松

 エヌシージャパンがサービスするPC用MMORPG『タワー オブ アイオン』では、10月15日のメンテナンスにて大規模アップデート“EP4.7 大侵攻”が実装される。このアップデートで実装される2つのエリアを先行プレイで体験してきたので、その様子を紹介しよう。

『タワー オブ アイオン』

■2つの新エリアで新たなPvPバトルが始まる!

 過去にルーン族がつくった超兵器と超エネルギー体。それらを融合させた大量破壊兵器が完成し、第4龍帝のベリトラは天族と魔族に対して大規模な侵攻を開始する。これが、“大侵攻”にまつわるバックグラウンドストーリーだ。今回のアップデートでは、それらの超兵器がさまざまなエリアに出現していっせいに襲ってくる。

 また“大侵攻”では、龍界に2つの新エリアが登場し、新たな基地争奪戦やインスタンスダンジョンが追加される。2つの新エリア“カルドル”と“ゲルハ”はそれぞれ違った特徴を持っており、新たなストーリーが展開するので、まずはこちらをチェック!

『タワー オブ アイオン』
▲各種インターフェースの改善も行われる。こちらは、ゲームにログインした日数に応じて報酬がもらえる“チェックルンのスタンプ”だ。“光る古代魔石の箱”や“最上級 古代ルーン族の聖物”などが手に入る。

【カルドル】

 カルドルへ移動するには、“北カタラム”のサファリン農場にいるNPC“組合移動案内員”に話しかければOK。天族の場合は、カルドルにおける拠点となる南部エリアの“サファリン開拓地”へと足を踏み入れることになる(魔族の場合は北部エリアの“ルビリン開拓地”)。北部エリアのほうがやや入り組んだ構造になっている印象だ。

『タワー オブ アイオン』
『タワー オブ アイオン』

●過去の出来事

 かつて、第1龍帝フレギオンはイドの力を狙って、ルーン族の要塞地カルドルに足を運んだ。ルーン族の持つ進みすぎた科学技術がもたらす優越感により、ごう慢な考えをもっていたルーン族総司令官アノハ。彼はフレギオンが襲来した際に、試験もせずに大量のイドを地下で爆発させた。

 この行為により、他の地域にも影響を与えるほどの大爆発が発生。フレギオンは大きな傷を負ってしまう。そして、作戦を実行したルーン族も、予想を超える大きな破壊力によって自滅してしまった。

 その後に長い年月を経たものの、イドの大爆発とフレギオンによる火炎の息吹のせいで、カルドルの傷跡はいまだ癒えず、焦土に炎をたたえている――。

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 荒涼とした大地が広がるカルドルの各所には、イドの大爆発とフレギオンによって作り出された地割れが存在する。全体的に起伏の多い地形となっており、場所によっては一方通行となっている難所も。また、マップ西側の中央には“アノハ要塞”があり、天魔の両種族はその所有権をめぐって要塞戦を展開することになる。なお要塞を所有し続けていると、ポイントが蓄積されてより強力な龍族が襲ってくるようになる。特にアノハ要塞は、今回のアップデートでこれまでになかった仕様になっているようだ。

『タワー オブ アイオン』
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▲高低差のある崖では、滑空して移動する必要がある。
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▲アノハ要塞。手前の広場に突き刺さった巨大な剣を操作すると……?
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▲アノハ要塞の内部。占領中はこれまでの他の要塞と同様に、冒険の拠点として活用できる。
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▲アノハ要塞のテラス。要塞戦では遠距離攻撃を行うキャラクターが、ここで敵を待ち構えることになるだろう。

 カルドルでは“基地戦”も楽しめる。前哨基地を所有しておくと、要塞戦を有利に進められる支援兵器が使用可能になる。さらに、アノハ要塞から各基地のすぐそばにワープできるので、基地戦を展開する際には注意が必要だ。

『タワー オブ アイオン』
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▲それぞれの基地では、新たなクエストなども用意されている。
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▲移動をさえぎる巨大な爪のゲート。うまくジャンプして乗り越えよう。

 なお、龍族が所有しているアノハ要塞を落とす際には、防御拠点と言われる場所を突破しなければならない。重要な攻略ポイントの1つとして覚えておこう。

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●カルドル地域基地争奪戦
・初期状態で、北部前哨基地は魔族が、南部前哨基地は天族が所有。
・基地内戦闘指揮官NPCを倒した種族が、その基地を占領する。
・戦闘指揮官NPCを攻撃する相手種族NPCや、守ってくれる味方NPCが出現する。
※ただし、北部前哨基地が魔族、南部前哨基地が天族所有の状態では出現しない。

 全体的に薄暗い雰囲気のカルドルの光景。目新しい敵はいなかったが、アクティブなモンスターとの戦いに夢中になっていると、溶岩などの地形ダメージを負ってしまうこともある。ちなみに、龍族が大暴れするベリトラの大侵攻はランダムイベントのように予告なく発生するが、当然ながらカルドルもその対象だ。

『タワー オブ アイオン』
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 新マップの各所には、インスタンスダンジョンへの入口も存在する。EP4.5などで既に実装されているダンジョンのいくつかにつながる入り口になっているのだが、これらが異なっているのは上級者向けの“勇士のルナディウム”や“勇士のルーンの保護塔”へつながっているという点。レベル65以上のキャラクターのみが入場可能で、1週間で4回しかチャレンジできない場所となっている。このインスタンスダンジョンでの試練をパスすれば、自分の能力を立証する“あるもの”を得ることが可能だ。

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【ゲルハ】

 荒涼とした光景が広がるカルドルとは違って、ゲルハは四季を思わせるさまざまな風景を織り込んだ、山あり谷あり、海ありというマップとなっている。ここは、ワールドマップでは“シレンテラ回廊”のそばに位置する場所となっているが、次元の壁にさえぎられた隠れ里のため、ワープでしか入れない。

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●過去の出来事

 ゲルハは、インギスオンとゲルクマルスの間に位置する第5龍帝ティアマトが、龍帝になる以前に本拠地にしていた場所。長らく結界内に封印されていたが、ティアマトが天魔のディーヴァたちに討伐された後、第4龍帝ベリトラはこの地を占領するべく部隊を派遣した。その動きにより、ゲルハの結界が崩れたことに気づいた天族と魔族は、一歩遅れてゲルハに部隊を送り出した――。

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 ゲルハには、“勇士のルーンの保護塔”や“バルナ次元研究所”といったインスタンスダンジョンへの入口がある。バルナ次元研究所はレベル65以上のキャラクター用のソロダンジョン(1人用)で、1日につき1回だけチャレンジすることが可能だ。

『タワー オブ アイオン』
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 “北の沈黙の森”から南へ向かうと、ポポクという種族が住む集落へと到着する。マップ全体でルートがかなり入り組んでいる他、基地が13カ所も存在するので、普段から天族と魔族が入り乱れて争う場所となるはずだ。もちろん、ボスモンスターがランダムで出現するベリトラ大侵攻も発生する。

『タワー オブ アイオン』
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▲ポポクの巣のそばにある巨大な装置。作動させるには何らかのアイテムが必要になるようだが……?

 南から西へ向けて移動するうちに、周囲はうって変わって夏のようなまぶしい光景に。さらにマップの東の端で、まるで海の中にいるような雰囲気の“ゲルハ海岸洞窟”に到着した。

『タワー オブ アイオン』
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 洞窟から出て海岸に向かうと、高層ビルのように巨大な巻貝のオブジェが! 周囲は春のように温暖なイメージだが、貝殻やカニの殻などを頭に載せた謎の生き物に襲われるので、決して気を抜かないように。

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▲遠くには龍のような姿をした巨大岩石も見える。その背後には、龍を退治にきた英雄の姿も!?

 龍の岩を目指してマップ中央へ向かうと、あたりの雰囲気は夏から秋へと再び変化していく。そして、“中心基地”のエリアにたどり着いた。この場所に至るルートはさまざまで、攻め入る順番を考えるのもかなり楽しそうだ。周囲を固めながら攻めるのか、それともストレートに中心基地へ向かうのか? 仲間とともに戦略を練り上げて戦おう!

『タワー オブ アイオン』
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●ゲルハ地域基地争奪戦
・マップ内に合計13カ所の基地が配置されている。
・基地内戦闘指揮官NPCを倒した種族が、その基地を占領する。
・基地を占領後、周辺に出現する相手種族支援軍NPCを倒した場合、一定確率で“血闘の証”や“古代コイン”などのアイテムが手に入る。

■まだ明かされていない新たなコンテンツも!?

 さて、テストプレイを終了しようかという頃、ふと開いたマップの画面に、見慣れないものを発見した。マウスカーソルを合わせてみると、そこには“パンゲア”なる名前が! 新たなコンテンツが追加されることになるのか、乞うご期待!

『タワー オブ アイオン』
▲マップの中で発見した新たなコンテンツの詳細は、公式サイトにて近日公開予定となっている。

The Tower of AION(R) is a trademark of NCSOFT Corporation. Copyright (C) 2009 NCSOFT Corporation. NCJapan K.K. was granted by NCSOFT Corporation the right to publish, distribute and transmit The Tower of AION in Japan. All rights reserved

データ

▼『タワー オブ アイオン』
■メーカー:エヌシージャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2009年7月17日
■プレイ料金:レベル50まで無料、以後2,000円(税込)/30日に相当するゲージ購入制

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