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2014年10月23日(木)

『Z/X(ゼクス)』の最新ブースター『真紅の戦乙女』発売直前! イグニッション久保田Pに直撃

文:カワカミ雁々

 皆さん、こんにちは。ライターのカワカミ雁々です。10月23日(木)に、ブロッコリーが手がけるTCG『Z/X -Zillions of enemy X-』の第10弾となる最新ブースター『真紅の戦乙女』が発売されます。

『Z/X -Zillions of enemy X-』

 『真紅の戦乙女』では、第9弾『覇者の覚醒』で登場した能力“アルターフォース”に主人公たちのパートナーゼクスや、カードの色、ゼクスの種族を参照するものが登場し、新たなデッキの誕生を予感させます。また、これまでありそうでなかった低コストかつIGアイコンを持つイベントも収録され、こちらも序盤の攻防に大きな影響を与えそうです。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』
▲《ツインミーティア リゲル》▲《武具研究所所長ルスティン》
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▲《カールファミリーの客分ラパーマ》▲《セージさんのお料理》

 また『覇者の覚醒』より、存在のみ明らかになっていた新キャラクター“獅子島七尾”と、彼女のパートナーゼクス《斬魔真紅剣シンクロトロン》の登場も見逃せないでしょう。手札の枚数を参照するさまざまな能力を持つゼクスとして、今後の活躍が期待されます。

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▲《獅子島七尾》▲《斬魔真紅剣シンクロトロン》

 ここでは、最新ブースター『真紅の戦乙女』について、『Z/X -Zillions of enemy X-』の生みの親であるイグニッション久保田プロデューサーにインタビューを敢行。開発コンセプトやオススメのカードなどについてお話をうかがったので、その模様をお届けします。

『Z/X -Zillions of enemy X-』
▲イグニッション久保田さん。今回もよろしくお願いします!

■『真紅の戦乙女』ではアルターフォースが大幅にパワーアップ!

――『真紅の戦乙女』のテーマやコンセプトはどういったものなのでしょうか。

 一番のポイントは、『覇者の覚醒』から登場したアルターフォースという能力を深く掘り下げていく、ということですね。具体的には、パートナーゼクスをはじめとする過去弾の同名カードを参照するアルターフォース持ちを増やし、また前回よりもフォースの条件のゆるいもの、特化したものなどバリエーションを豊富にしました。

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▲《剛腕斬刃オリハルコンティラノ》▲《成長した蛇妖 ラミア》

――アルターフォースは、『Z/X -Zillions of enemy X-』に何をもたらしたと考えていますか。

 アルターフォースを持つカードが増えたことで“アルターフォース持ち”と“フォースになるカード”というように、カード間のつながりがハッキリしたため、デッキ構築がしやすくなったというのはあると思います。アルターフォースを持つゼクスをデッキに入れれば、自然とそのフォースになるカードが入って……といううちにデッキができていく感じですね。

 また、今回は色や種族を参照するアルターフォースがあるので、過去弾のゼクス、デッキなどがパワーアップするということもあるでしょう。たとえば“プラセクト”デッキなどは、性能を引き出すためにはリソース加速が必須であるにもかかわらず、これまで“プラセクト”単体でリソースを増やすカードはほとんどありませんでした。

 そこに『覇者の覚醒』から《毒仙人掌ポイズンタガメ》、『真紅の戦乙女』では《金蓮光虫ファイアフライ》《篝火鳴虫ケイティード》などが入ったことで“プラセクト”単であっても、アルターフォースを絡めてリソースを増やしつつ、さらに打撃力に還元するという構築が可能になっています。

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▲《毒仙人掌ポイズンタガメ》▲《篝火鳴虫ケイティード》

 同様に“マイスター”デッキなどもアルターフォースによって大きく強化されたのではないでしょうか。《馬上槍マエストロ ジョスト》《造船技師ジェーミナ》といった優秀なカードに加えて『真紅の戦乙女』でも《武具研究所所長ルスティン》、《闘争心!》といったカードを獲得しました。“マイスター”という種族は、これまで比較的“受け”のスタイルだったんですが、これからはアルターフォースを絡めた“攻め”の構築も可能になるかなと思います。

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▲《馬上槍マエストロ ジョスト》▲《闘争心!》

 もちろん種族デッキだけが強化されたということではなく、今後はアルターフォースを1つの軸としたデッキ構築が可能になると考えています。アルターフォースは『覇者の覚醒』だけではどうしてもカードが足りず《八大龍王 跋難陀》のように完結した強さを持つカードをデッキの補佐として入れるいう立場でした。ですが、これからは“エヴォルシード”デッキのように“アルターフォース”デッキというデッキタイプが誕生すると思っています。

■新キャラクター・獅子島七尾と主人公たちについて

――以前のインタビューで雷鳥超や上柚木八千代などスポット参戦的に収録されるキャラクターとそのパートナーゼクスには、個性的な能力をつけやすいというお話をうかがいましたが、獅子島七尾についても同様なのでしょうか。

 そうですね。七尾に関しても第1弾、2弾のキャラクターたちよりは、雷鳥くんや八千代・さくらに近い存在だと思っていただいて構いません。あまり種類は出ないと思いますが、そのぶん《斬魔真紅剣シンクロトロン》はパワフルですし、能力を3種類全部持っていたりと遊びの要素も加えてあるので、使って強く、楽しいカードになったと思います。

――条件を満たせば7コストでパワー11000、1ドロー付きと非常に強力ですが、真価を発揮させるにはどういう使い方がいいでしょうか?

 単純にプレイしても手札の減らない大型ゼクスとして使ってもいいですが、より活用するならば数を展開するデッキではなく、大型を1枚ずつ叩きつけていくデッキでの運用がいいかなと思いますね。手札を減らさずゼクスを出せる《草華竜アイヴィーウィング》なんかと組み合わせると強いと思いますよ。

――アルターフォース持ちとして再登場したパートナーゼクスが5体いますが、このキャラクターのチョイスにはどういった基準があったのでしょうか。

 そろそろ1弾で出た5人と2弾の5人で分ける必要はなくなってきていると感じていたので、10人の中からどう選ぶかということを考えました。そして、直近のスターターで出た神門と大和、そして12月のスターターでフィーチャーされるミサキが外れて、最近スターターで登場していないキャラを優先して……とやっていった結果、この5人になりました。

――個人的には、カード種類が一番少ない怜亜とローレンシウムが入るかと思っていましたが、入りませんでしたね。

 今回、青にはシンクロトロンがいるので、大型ロボを2体出すのはどうかと思った部分もあります。またローレンシウムに関しては8弾の《蒼星神器ローレンシウム》がコスト軽減能力を持つため、同名カードを増やしすぎるとちょっと……(笑)。

 もちろん、これは新しいローレンシウムを作らないというわけではありません。ローレンシウムに関しては、もし仮にそのまま出せなくても、たとえばサイクロトロンやシンクロトロンと合体させちゃうなど、ネタというか、おもしろい使い方はあると思うのでいろいろ考えていきたいですね。

――合体! それはおもしろそうですね。楽しみにしています。

■『真紅の戦乙女』の注目カードたち

――今回、低コストでIGアイコンを持つイベントがサイクルで登場しました。これまでの『Z/X -Zillions of enemy X-』にはほぼなかった要素と思うのですが、この収録にはどういった意図があるのでしょうか。

 これまで、IGアイコンつきのイベントは、IGでめくることができればすごく強いけれど、手札に来るとコストが重いため扱いづらいという特徴を持っていました。しかし、そろそろIGでめくれても、手札に来てもちょっとうれしい小回りの利くカードがあってもいいなと思ったので、今回収録してみることにしました。

 なので、これからはめくれて強い《猫の恩返し》と、軽い《必殺モービルソード!》のどっちを使うか、あるいは両方少しずつ投入するかといった選択肢が増えたのではないでしょうか。

『Z/X -Zillions of enemy X-』 『Z/X -Zillions of enemy X-』
▲《必殺モービルソード!》▲《執行の瞬間》

 また、IGの枠を使うこともメリットになりえます。たとえば《ディバインブリーズ》は《パニッシュメントクロス》に似た性能のイベントですが、これまで《パニッシュメントクロス》を4枚投入すると、大型ゼクスの数が減ったり、あるいは4~5コスト帯のゼクスが手薄になったりという弱点がありました。

 しかし《ディバインブリーズ》ならIG枠に入れられるので、たとえばこれらを2枚ずつデッキに投入することで、低コストから高コストまでゼクスの偏りをなくしつつ、イベントをしっかり入れるという構築も可能になります。《ディバインブリーズ》に限っていえば《極光の冠フィエリテ》や《光輝竜イノセントスター》など、ダイレクトに相性のいいカードも多いので、要注目ですね。

――これらはいずれも先攻1ターン目の攻撃に対処できるカードですが、EXパック『回転むてん丸』くらいから、こういうプレイアブルな先攻ブン回りへの対策カードが増えていると感じます。これは意図的なものなのでしょうか。

 僕たちとしては当然、先攻・後攻のどちらにも利があるようにゲームを作りたいと思っています。しかし、完璧に五分五分になるようにバランスを取るのは非常に難しく、大抵は先攻・後攻のどちらかがちょっと有利になっています。その偏りが大きくなり始めたら、新しいカードを使ってバランスを取るという手法を取っているんです。

――つまり今はやや先攻が有利なので、後手向けのカードを増やしてバランスを是正しているということですね。

 そのつもりなのですが、10弾以降どうなるやらという感じですね(笑)。実際、僕たちが考えているゲームバランスと、ユーザーさんが作り出すバランスはやはり多少はズレますし、また完全に五分五分の状態がはたしてゲームとしておもしろいかはまた別の話だとも考えています。

 偏りがあるからこそ、たとえば“先手に特化したデッキにしよう”“後手になっても戦えるデッキにしよう”というふうに、プレイヤー個人のスタイルが出てくるわけですし、その積み重ねがいわゆるメタ的なものを生み出すのではないかなと思います。

――では続いて『真紅の戦乙女』の注目カードについてうかがいますが、パートナーゼクスのSRはもう皆さん研究していると思うので、ここは“いぶし銀”的な注目カードを教えていただけますか。

 そうですね。すると赤は《半神半人の英雄クー・フーリン》でしょうか。

『Z/X -Zillions of enemy X-』
▲《半神半人の英雄クー・フーリン》

 “ブレイバー”デッキの新顔で“ブレイバー”が攻撃するたび、1000ダメージを好きなスクエアに与えられます。プレイヤースクエアも対象に取れるのがポイントですね。もちろん《戦略の女神アテナ》や《日出づる国の女王 卑弥呼》といった“ブレイバー”のゼクスたちとは非常に相性がいいです。ただ、これらのカードと組み合わせると細かいダメージがものすごく飛びかうことになるので、計算していると頭が痛くなります(笑)。

――計算は大変そうですが、使いこなせば破壊力がありそうですね。続いて青はいかがでしょうか。

 青では《機動大菩薩クリプトン》がなかなかのやり手ですよ。

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▲《機動大菩薩クリプトン》

 合計4コストで、だいたい5コストまでのゼクスを手札に戻すことができます。リソースが残っていることが条件になりますが、ライフから登場した時は一気に2体のゼクスに対処できるため、逆転のきっかけにもなりえるカードですね。

 似たカードとしては《スラッシュクロー ドゥーベ》がいましたが、能力にコストがかかるぶん、終盤でも使える効果になっています。また、後手の時に1ターン目《レーザーサイス アヴィオール》、2ターン目に《機動大菩薩クリプトン》で相手のゼクスを手札に戻せば序盤の攻勢を防げるので、手札に来てもなかなか使い勝手がいいカードではないでしょうか。

――バウンスすればIGだけでなく、アルターフォースとしても利用されませんからね。では続いて、白をお願いします。

 白は《イヴィルベイン パスサール》ですね。自軍エリアにいれば2コスト5500というハイパフォーマンスなゼクスになります。これと新しいスタートカードの《チンドン屋ラガマフィン》がいれば、序盤IGに成功されてもライフをしっかり守れるでしょう。軽いのでイベントと併用しやすいことや、IGで登場したの5000のゼクスには突破されないことも魅力ですね。

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▲《イヴィルベイン パスサール》

――白らしい守りのかたさですね。黒はどうでしょうか。

 《完全覚醒バーサークバイク》ですね。7コスト9500と最低限のパワーを持ちつつ、攻撃するだけで6コストまでのゼクスを破壊できるところが強力です。フォースを外す必要もないので《キラートゥース》などとも相性がいいですね。敵軍エリアに引きこもっている《七大罪 怠惰の魔人アセディア》や《オリジナルXIII Type.V“Vb11De”》などを狙い撃ちしましょう。

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▲《完全覚醒バーサークバイク》

――《魔狼の覇者ヘルシャー》などの下位互換になっていないのがポイントになりそうです。では最後に緑をお願いします。

 《舞闘の双小太刀 撫子》と《神速の抜刀術 秋唐松》ですね。撫子はフォースを持つゼクスがいれば実質2コスト6000でプレイすることができます。リブートしたリソースで能力をプレイできると無駄がなく《最大巨虫エレファントオオカブト》などと相性がいいですね。

 秋唐松は、ちょっとコストは重いですが高パワーゼクスに使いやすい除去がついています。《五頭領 天眼忍者ウェアジャガー》のような大型ゼクスに対処しつつアタッカーとして動けるので、ゆっくりしたデッキに強いカードです。

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▲《舞闘の双小太刀 撫子》▲《神速の抜刀術 秋唐松》

――ありがとうございます。では続いて、パートナーゼクス以外のSRゼクスについてコメントをいただけますか。

 《創星六華閃レーヴァテイン》は積極的に攻めるデッキの最後の一押しに向いたカードですね。11000のアタッカーというだけでも悪くないですが、パワー上昇能力を生かすために工夫したいところです。青と組んでデッキトップ操作からのIGでゼクスを大量展開したり、あるいはパワーの低い“レンジ2”ゼクスと併用したりという使い方がよさそうです。

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▲《創星六華閃レーヴァテイン》

――シンクロトロンについては先ほどうかがったので、次は白の《悠久の輪廻ウロボロス》ですね。

 ウロボロスは次のターン4コストのゼクスが2枚ドローできて、その後必ず1回IGかESが成功するので、どういう組み合わせが強いかを考えて運用したいですね。たとえば《リス娘ウェアスクワール》を2枚ドローしつつ、IGで“ライカンスロープ”のゼクスを出せばウェアスクワールでプレイヤースクエアを突破しつつ、さらにダメージを与えることもできるでしょう。

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▲《悠久の輪廻ウロボロス》

――強い4コストゼクスの組み合わせを探すのが楽しそうですね。では続いて黒をお願いします。

 《伝説のハスラー トリックショット》はランダムとはいえ手札が増えるので、カンタンにアドバンテージを取ることができます。7コストなのでうまくコストを踏み倒してもいいでしょう。また、増えた手札は《目覚めよー》などのコストにするのもいいでしょう。さっきもちょっと話に出た《光輝竜イノセントスター》や《七大罪 精神の魔人アニムス》などと組み合わせたデッキもおもしろそうです。

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▲《伝説のハスラー トリックショット》

――確かに、どちらも7コストのゼクスですし、手札からカードをトラッシュに送れるところもアニムスとは相性よさそうですね。緑は《わがまま女王マスティハ》ですが、こちらはどうでしょう。

 コストが重くなった代わりにパワーが上がってリソースが減らなくなった《たおやかなる薙刀 菖蒲》という感じで運用できると思います。リソースを出し入れするのでリソースに置かれると効果を発揮するカードとは全般的に好相性ですね。《夢幻蝶スワロウテイル》で毎ターンリソースから登場して攻撃しに行くのもおもしろいのではないでしょうか。また、序盤リソースに置いた主力ゼクスを手軽に回収できるのもポイントです。

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▲《わがまま女王マスティハ》

 今回はパートナーゼクスのサイクルが割とわかりやすい能力を持っているので、それ以外のSRはややトリッキーというかクセのあるラインナップになっています。ぜひ使いこなして真価を引き出してみてほしいですね。

■商品展開にも“遊びやすさ”“楽しさ”を追求!

――次のスターターから、スターターが年4回1種類ずつの発売になりますが、この変更にはどういった狙いがあるのでしょうか。

 まず、スターターの発売時期を3カ月おきにしたのは、今の半年おきのサイクルでは、時期によって『Z/X -Zillions of enemy X-』を始めたいと思っても、スターターが売り切れているという状態がありました。これを緩和するため、スターターの発売スケジュールを3カ月おきとして、いつ始めても最新のスターターが手に入りやすくなるようにしました。

 また、今回の販売スケジュールの変更によって“フリーカード・スターター・ブースター・フリーカード……”というサイクルを作ることができるようになりました。これによってフリーカードとスターターをより連動させられるようになりました。実際、11月に配布されるフリーカードは、12月のスターターと同じ白黒のデッキになっています。

――フリーカードで始めて、スターターで強化という流れになるわけですね。

 はい。フリーカードで始めて、すぐにブースターというのはちょっと敷居が高いかもしれないと感じていましたが、今後は間にスターターを挟むことで、初心者の方にもよりわかりやすくステップアップしてもらえるかなと思っています。

 また、スターターが同時に複数出ると出費がちょっと厳しいという意見もあったので、それを均すという意味合いもあります。

――スターターの月、フリーカードの月、ブースターの月と分散させるということですね。

 そうですね。こうすることによって毎月少しずつ新カードを環境に加えつつ、ユーザーさんの負担を軽減して、より楽しく、遊びやすいものにできればと思います。

――ショップ大会の景品などもこれに連動することになるのでしょうか。

 いえ、今のところその予定はありません。ショップ大会の景品についてはこれまで通り、独自のサイクルを作っていく予定です。もっと景品やPRカードを豪華で強力なものにしてほしいという意見もあるのですが、すべてのユーザーさんがショップ大会に出られるわけではなく、PRカードが必須というような環境にはしたくないと考えているのでショップ大会についてはこれまで通りになります。

――確かに、PRカードで強力なものがあると集めるの大変です(笑)。

 大会18時スタートって、せいぜい会社が終わる時間なんだけど……ってね(笑)。もちろん、ずっと変わらないのかといえばそうではなく、今ショップで大会に出ていない人も大会に出るような仕組みがいいのか、それともやはり個人のスタイルで自由に遊べるほうがいいのかなどは、これからもつねに検討していくつもりです。

――では、最後に電撃オンラインの読者に向けてメッセージをいただけますか。

 まずは第10弾『真紅の戦乙女』を楽しんでもらえればと思います。今回は、いつもにも増して新しいデッキを作れるカードが入っていますので、愛用デッキの強化はもちろん、新デッキの作成にも挑戦してもらえればうれしいです。

 先ほどお話ししたように『Z/X -Zillions of enemy X-』は、これからも遊びやすいかたちでおもしろいゲームを皆さんにお届けしたいと思っています。これからも毎月“新しいおもしろさ”を送っていきますので、全力で楽しんでいただきますようお願いします!

――ありがとうございました。

■『真紅の戦乙女』環境の対戦レポートも近日掲載します!

 というわけで、イグニッション久保田さんに『真紅の戦乙女』についてお話をうかがいました。今後の対戦環境がどうなるか、ワクワクします。個人的には、やっぱりIGアイコンつき1コストイベントのサイクルに注目ですね。これまでも《首領の大喝》や《蒼紅激突》のような序盤をさばきつつ、終盤もプレイアブルなカードはありましたが、さらに汎用性を増したこのサイクルの登場が対戦環境にどう影響するか、とても楽しみです。

 電撃オンラインでは引き続き『Z/X -Zillions of enemy X-』の最新情報や各種レポートなどをお届けしていきます。近日中に第10弾のカードを使っての対戦レポートも掲載しますので、こちらもどうか楽しみにお待ちください!

(C)BROCCOLI / Nippon Ichi Software, Inc.

▼『Z/X -Zillions of enemy X- 第10弾 真紅の戦乙女』
■メーカー:ブロッコリー
■発売日:2014年10月23日
■希望小売価格:1パック(カード7枚入り) 280円+税(1ボックス20パック入り)
 
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▼『Z/X (ゼクス) -Zillions of enemy X- EXパック第3弾 回転むてん丸』
■メーカー:ブロッコリー
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■希望小売価格:1パック(カード7枚入り) 280円+税(1ボックス10パック入り)
 
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