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2014年11月5日(水)

『犯人がわかりますん。』は超能力者の主人公と女子高生推理作家が謎に挑むコミカルミステリー【電撃文庫新作紹介】

文:電撃オンライン

 黒沼 昇先生が執筆する電撃文庫『犯人がわかりますん。』の紹介記事をお届けします。

『犯人がわかりますん。』

【ストーリー紹介】

「先輩、あなたのそれは超能力ではなく――ただの中二病です」

 目つきが悪く無愛想なために友人のいない超能力者、干支川圭一。近寄りがたいオーラを発するクールな彼にも、苦手としている相手がいた。それが、ぺったんこだけど売れっ子の天才女子高生推理作家、小町柚葉。

 なんの因果か、二人は桂林館高校のミステリー研究部に所属していた。そんなある日、美人のお嬢様、眞壁瑠璃子を事故から救ったことで、圭一と小町は奇妙な事件に巻き込まれるのだった……。まったく噛み合わない迷コンビが妖しげな謎に挑む、コミカル・ミステリー!

【物語のここに注目!】

●令嬢宅で起こった失踪事件を追っていたはずが……
 圭一に想いを寄せる美少女たちとの三角関係にハラハラ!!

 探偵役は人間不信なクール系男子・干支川圭一。相棒役は傍若無人な推理作家・小町柚葉。相性最悪の高校生コンビが怪事件を解決していく、ミステリ風味のラブコメディーが登場♪

 ひょんなことからお嬢様の真壁瑠璃子と付き合うことになった圭一は、彼女から母親が10年前に失踪してしまったことを打ち明けられます。そこで圭一は「捜索を手伝いたい」と申し出てきた柚葉の力を借り、失踪事件の謎に挑むことに。主人公とヒロインの三角関係が軸に描かれているため、ラブコメ要素高めで最後まで楽しく読めます。

 しかし、資産家の真壁家に隠された秘密や不気味な地元の伝承――鬼になった女を鎮める“雛森祭り”などが事件に関わってくるところは、先が読めずにドキドキの連続! 2人の魅力的な女子高生に翻弄される圭一を応援しつつ、ぜひ一緒に犯人捜しをしてみてください。

 本作が普通の探偵ものと一線を画するのは、圭一が“スリープ・リーディング”という超能力を持っているところ。睡眠時に枕元へ置いた物の未来や過去を夢で透視する……というこの能力。うまく使えば、事件解決の糸口をつかめそうなのですが、はたして? この能力が物語にどう影響するのかにも注目ですよ!

【登場人物のここに注目!】

●合法ロリのチビっ娘推理作家にするべきか!?
 巨乳黒髪の色っぽい年上お嬢様を選ぶべきか?

 失踪事件に関わるトリックもさることながら、主人公の圭一を取り巻くヒロインたちとの交流も魅力的に描かれている本作。ミステリ系が苦手だという読者の方でも、三角関係のラブコメディの部分で充分に楽しんでもらえる構成になっています。

 2人のヒロインは、異なる愛らしさで読者をも誘惑してきます。圭一の相棒で、ミステリー研究部の部員でもある小町柚葉は、小学生と見間違うほど背も胸も小さい高校1年生。でも、態度は人並み以上に大きく、いつも堂々とマイペースに生きています。

 一方、圭一に告白して恋人同士になった真壁瑠璃子は、誰もが振り向くスタイルと美貌を持つ高校3年生。人間不信の圭一に愛情を注ぎ、野良猫にも愛情を注ぎ、いつも優しく笑っています。そのむっちりした双丘は、きっとラブの貯蔵庫なのでしょう……。

 利発で刺激的な合法ロリと母性あふれたお姉さん。この2人に共通点があるとすれば、「大切なものを守るために一途」という部分です。正反対の魅力を持つ柚葉と瑠璃子ですが、彼女たちが似ている部分に注目して物語を読み進めてみてください。案外、それが真実への近道かも――!?

(C)黒沼 昇/KADOKAWA CORPORATION 2014
イラスト:ふさたか式部

データ

▼『犯人がわかりますん。』
■著:黒沼 昇、イラスト:ふさたか式部
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2014年10月10日
■定価:本体590円+税
 
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Amazon.co.jp

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