2014年11月4日(火)
2014年12月にインドネシアのバリ島で開催される『ドラゴンネスト』の世界大会“Dragon Nest World Championship 2014”(以下、DWC2014)。この大会に出場する日本代表チームを決定するイベントが11月2日に開催された。その模様をレポートする。
▲司会進行は、新人声優・山下まみさん(左)。実況は『HangameLive』でおなじみのハンゲ太郎さんが務めた(右)。 |
今回のイベントでは、まず3チーム総当りで順位決定戦を行い、その後に上位2チームによる直接対決で日本代表チームを決定! 順位決定戦では、個人戦の勝ち抜き戦モードと、チーム戦のラウンドモードで勝利数を争い、勝利数が並んだ場合には、相手を倒したポイントおよび勝利したラウンドの数で順位を決定する方式となっていた。
各チームがバトルの準備をする間、ステージでは『ドラゴンネスト』で予定されているアップデートの最新情報が発表された。
▲説明してくれたのは、『ドラゴンネスト』運営統括・マネージャーの山本喜代志さん(左)と、運営チームのYAMAMOTOさん(右)。 |
まず、11月のアップデートでは、“ボルケーノコアネスト”や“海賊王のトレジャーハントSeason4”が実装される。さらに、“リッパー”のスキル調整が予定されている。続く12月には、闘技場における新たな形式のPvPが実現されるという。また、「ヒントは“BB”」というクラスのスキル調整や、特定アイテムの利便性向上などが行われる。
また、2015年以降の運営の方向性について、ギルドを中心としたコミュニティの強化が行われることが発表された。そして新規アップデートについては、新ネストの早期実装やレベルキャップ開放の実現、利便性のさらなる向上などを図っていくという。
順位決定戦の第1回戦は、チーム・ALL JAPANとチーム・絶対バリ島行くマンの対決。ALL JAPANのららら漏らせよ選手は、勝ち抜き戦での4人抜きを宣言して会場をわかせたが、最初にぶつかった絶対止めるマン選手にまさかの敗退! その後の各メンバーは一進一退の戦いを展開したが、流れは変わることなく、チーム・絶対バリ島行くマンが4-3で勝利を収めた。チーム戦でも勢いはそのまま、チーム・絶対バリ島行くマンが3-1で勝利!
【ALL JAPAN】 3 - 4 【絶対バリ島行くマン】
ららら漏らせよ × - ○ 絶対止めるマン
カツ丼と便座カバー ○ - × 絶対止めるマン
カツ丼と便座カバー × - ○ 絶対倒すマン
morinaga7 ○ - × 絶対倒すマン
morinaga7 × - ○ 絶対助けるマン
てらにゃん × - ○ 絶対助けるマン
【ALL JAPAN】 3 - 1 【絶対バリ島行くマン】
第2回戦は、チーム・ALL JAPANとチーム・バル大部屋民の対決。調子を取り戻したららら漏らせよ選手の2人抜きなどもあり、勝ち抜き戦ではチーム・ALL JAPANが4-2で勝利した。しかし、チーム戦では前評判の通りに、チーム・バル大部屋民が手堅いチーム力を発揮。駆け引きの上手な立ち回りで3-0の勝利と、相手を圧倒した。その結果、チーム・絶対バリ島行くマンの決勝進出が確定。残り1枠は、第3回戦の動き次第という形になった。
【ALL JAPAN】 4 - 2 【バル大部屋民】
カツ丼と便座カバー ○ - × バル大部屋民
カツ丼と便座カバー × - ○ Ouzis
ららら漏らせよ ○ - × Ouzis
ららら漏らせよ ○ - × 平たい米菓子
ららら漏らせよ × - ○ Chloe彡
てらにゃん ○ - × Chloe彡
【ALL JAPAN】 0 - 3 【バル大部屋民】
第3回戦は、チーム・絶対バリ島行くマンとチーム・バル大部屋民の対決。チーム・バル大部屋民は、勝ち抜き戦かチーム戦で1勝を挙げるか、どちらかで3ポイントを獲得すれば決勝進出が決まる。勝ち抜き戦では、絶対倒すマン選手の2人抜きの前に敗退。しかし2ポイントを得て、決勝進出にリーチをかけた。チームワークが特徴だけに、続きチーム戦ではあっさりと1ポイントを獲得し、同じ組み合わせで決勝戦が行われることが決定した!
【絶対バリ島行くマン】 4 - 2 【バル大部屋民】
絶対止めるマン ○ - × Chloe彡
絶対止めるマン × - ○ バル大部屋民
絶対倒すマン ○ - × バル大部屋民
絶対倒すマン ○ - × Ouzis
絶対倒すマン × - ○ 平たい米菓子
絶対助けるマン ○ - × 平たい米菓子
【絶対バリ島行くマン】 0 - 1 【バル大部屋民】
イベントの会場には、DWCの日本代表チームを応援するSpecialサポーターの座を争う、九州発のアイドルグループ・LinQ伊藤麻紀さんの代理として木村早希さん、そして宮城県のご当地ヒーロー・未知ノ国守(ミチノクニノカミ)ダッチャーが駆けつけた。木村早希さんのキュートな応援と、ダッチャーの凛々しくさわやかな応援で、決勝戦に進んだ2つのチームのメンバーも大いに奮い立ったことだろう。
さらにステージには、褐色のアニソン帝王こと山形ユキオさんも登場! 公式応援ソングの『ギガンティック ドラゴンバトル』を初披露した。山形さんのワイルドなシャウトによって、観客席からは熱狂の渦が巻き起こり、大歓声が飛び交った。
いよいよ決勝戦、クライマックスマッチ。順位決定戦とは違って、チーム戦と勝ち抜き戦、そしてチーム戦をもう1度行って、その結果で優勝チームが決定する。ここまでの戦いの様子から、チーム戦ではチーム・バル大部屋民が有利に思えたが、果たしてその結果は?
▲バル大部屋民選手が放つ独特なコメントに、会場の観客も大盛り上がり! |
対戦マップは、キャデラック西部の廃墟。初戦はわずかな隙を突いて、チーム・絶対バリ島行くマンが先制。しかし、緊張が解けたチーム・バル大部屋民はそこから怒涛の連勝で、一気に3ポイントを獲得し、1勝をゲットした。
【絶対バリ島行くマン】 3 - 4 【バル大部屋民】
次は勝ち抜き戦。チーム・バル大部屋民は順位決定戦で2回とも勝ち抜き戦を落としており、チーム・絶対バリ島行くマンが優位な状況だ。それをひっくり返すような出来事は起こらず、絶対止めるマン選手と絶対倒すマン選手が2人抜きを決め、チーム・絶対バリ島行くマンが1勝を確保した。
【絶対バリ島行くマン】 4 - 1 【バル大部屋民】
絶対止めるマン ○ - × Chloe彡
絶対止めるマン ○ - × 平たい米菓子
絶対止めるマン × - ○ バル大部屋民
絶対倒すマン ○ - × バル大部屋民
絶対倒すマン ○ - × Ouzis
ラストは再度のチーム戦。泣いても笑っても、ここで勝利したほうがDWC日本代表チームとなる。マップは、チーム・バル大部屋民の選択によって雪原に。しかし、勝ち抜き戦で勢いづいたのか、はたまた相手の弱点を見つけたのか、チーム・絶対バリ島行くマンは1つずつ勝ちを重ねていく――。そして、結果は怒涛の3連勝! 見事、優勝の栄冠を手にしたのだった。
【絶対バリ島行くマン】 3 - 0 【バル大部屋民】
優勝したチーム・絶対バリ島行くマンには優勝トロフィーとクリスタルの盾、そしてDWCの会場で着用する日本代表チームのユニフォームが贈られた。彼らが、世界の強豪を相手にどのような活躍を見せるのか、12月にバリ島で開催されるDWCの本戦にも注目しておこう!
――おめでとうございます。日本代表チームに選ばれて、感想はいかがですか?
絶対バリ島行くマン:うれしいのひとことです。『ドラゴンネスト』は4年間プレイしてきましたが、大会に向けて積み重ねた練習の成果です。
――クライマックスマッチでは、勝ち抜き戦での2人抜きがすごかったですね。絶対バリ島行くマン:絶対バリ島行くマン:今日はメンバーが緊張してしまい、なかなか作戦を徹底しきれていませんでした。決勝戦では、最後ということで悔いが残らないよう、あらためて作戦を徹底しました。
――DWCの本戦では、世界の強豪チームが相手ということで、もっと緊張しそうですね。
絶対バリ島行くマン:決勝戦では、試合開始後には周囲の歓声が聞こえなくなるくらい集中できました。ただ、海外渡航が初めてのメンバーもいるので、そのあたりが課題です。
――日本から準備して持っていくものはありますか?
絶対バリ島行くマン:使いなれたデバイスは絶対ですね。それと、生水に注意して体調管理にも気をつけるつもりです。
――今回のメンバーは、普段から4人一緒でプレイしているのですか?
絶対バリ島行くマン:3人は普段から遊んでいる仲間です。ここ2カ月ほどはPvPを集中的にプレイしていたのですが、その際に闘技場で一緒に対戦した1人に声を掛けて、この4人の編成を決めました。
――あまり時間もないですが、DWCの本戦に向けてどんな練習をしていきますか?
絶対バリ島行くマン:これから各国の出場チームのプレイ動画などが公開されはずなので、それを研究して情報収集していきます。また、今回対戦した2つのチームの方にも、ぜひ練習に付き合っていただきたいです。
――チーム名と選手名がユニークですが、DWCの本戦でもこのままいきますか?
絶対バリ島行くマン:今回はいいアイデアが思いつかなくて、なりゆきでこの名前にしたのですが、意外とウケたので良かったです。でも、世界のプレイヤーにわかってもらえるかどうかは?(笑) 普段のキャラクター名を使うかどうかを含めて、これから考えます。
――最後に、DWC世界大会に向けての意気込みをお願いします。
絶対バリ島行くマン:ゲーム内で練習に付き合ってくださった皆さんのおかげで、こうやって優勝を手にすることができました。DWC本戦に向けて、これまで通りお付き合いいただければうれしいです。『ドラゴンネスト』のユーザーの皆さん、応援をよろしくお願いします!
Published by NHN PlayArt Corp.
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