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2014年11月5日(水)

『魔法科ロストゼロ』開発者×声優対談! 「雫のカードがかわいすぎる」という文句が!?

文:滑川けいと

 スクウェア・エニックスが配信するiOS/Android用RPG『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO(ロストゼロ)』のプロデューサー・椎名崇徳さんと、公式ニコ生番組『ロストゼロ情報局』のMCを務める内山夕実さん&巽悠衣子さんの対談をお届けします。

『魔法科ロストゼロ』

 『魔法科ロストゼロ』は、佐島勤先生が執筆する電撃文庫の人気小説『魔法科高校の劣等生』(イラスト:石田可奈先生)を題材にした魔法バトルRPG。『ロストゼロ情報局』は、本作の公式ニコ生番組で、千葉エリカ役の内山夕実さんと北山雫役の巽悠衣子さんがMCを務めます。

『魔法科ロストゼロ』
▲ここでしか見ることのできないストーリーを堪能できます。監修は原作の佐島勤先生!
『魔法科ロストゼロ』
▲ストーリーを進めると、バトルが発生! スピードの速いキャラクター順に攻撃できるため、敵味方入り乱れての白熱したバトルが楽しめます。

 今回は、椎名プロデューサー、内山さん、巽さんを直撃! 『魔法科ロストゼロ』についていろいろとお話を伺いました。ここでしか聞けない情報も満載ですので、ぜひご覧になってください。(※インタビュー中は敬称略)

『魔法科ロストゼロ』
▲左から内山さん、椎名プロデューサー、巽さん。

●雫のカードがかわいすぎてつらい!?

――内山さんも巽さんも本作をプレイされているんですよね?

内山:はい、絶賛プレイ中ですっ! 上手ではないですが、楽しく遊ばせていただいています。

:私もやっているのですが、なかなか難しくて……。あるところで勝てなくてしばらく止まっています。

内山:まぁ、始めたのが最近だものね。

:ハロウィンイベントの雫のSRカードがかわいすぎて、これをゲットするためにやらねばと思いまして!

椎名:それがきっかけだったんですね(笑)。

内山:確かに雫はかわいすぎます! ゲーム内でも優遇されている気がしますね~。

:作り手さんの愛情を感じます。

内山:エリカへの愛情は……? ニコ生を一緒にやっている以上、そこは平等にしていただかないと~(笑)。

椎名:そ、そうですね!

『魔法科ロストゼロ』

――巽さんは最近始めたということですが、率直にゲームの感想をお聞かせください。

:私はまだまだ初心者なんですけど、すごくわかりやすくて、すぐにハマりました! 最初は不安だったんですよ。敵を倒せるかな~って。だけど、初心者でもすごくわかりやすくて、バトルやコミュニケーションなどの要素がいっぱいあるので、楽しい要素がいっぱいだなぁと思いました。

――本作は衣装替えのカードがいろいろありますが、どのカードがお気に入りですか?

内山:今のお気に入りはこれかな!

『魔法科ロストゼロ』

内山:イラスト自体もいいのですが、ゲームのシステムでいうと、全体回復が素晴らしいですよね。毎回サポートでお願いしています。サポートの候補にいないと、戻るのボタンを押してもう1回やって……の繰り返しですよ。

:あ、そっか! そういうことができるんだ!

椎名:確かにサポートで美月がいると、全然安定感が違いますよね。

:そっか、知らなかった……。今、いいコト覚えました!

内山:あと……美月も大好きなんですけど、ここではやはりあえてエリカも挙げておこうかなと。私、エリカのこの1枚が好きで。

『魔法科ロストゼロ』

:ああ~いいよね、これ!

内山:本来、エリカは九校戦に出ていないじゃないですか。ましてや、まさか摩利と同じバトル・ボードというところが貴重な1枚だなと思っています。

:ちなみに私はですね、メイドの雫ちゃんがかわいくて。このカードって、アニメの本編では絶対に描かれないような格好をしているじゃないですか。それが本当にかわいくて、大好きですね!

『魔法科ロストゼロ』

――キャラクターに着せてみたい衣装はありますか。

:時期的には夏が終わっちゃいましたけど、浴衣が見たいですね。

内山:あとエリカもビキニが着たいな!

:エリカはどれもカッコイイから、かわいらしいのを見たいよね。ちょっとデレているような感じのを!

椎名:確かに、浴衣姿のエリカにうなじとか見せられると、おぉ~ってなりますね~。

内山:あとはドレスっぽいフォーマルなものも。エリカはもうちょっと女の子らしいパターンが見たいです。雫はいろいろなのがあるからなぁ……。

椎名:あっ、だったらおふたりで絵を描いてみます?

:えっ!?

内山:いやいやいやいや……!

椎名:イラストを描いていただいて、それをもとにコスチュームを作って実装することも可能かなと。そうすれば“コスチュームデザイン:内山夕実、巽悠衣子”といった形で提供できますよ!

内山:それ、絵が下手だったらレアリティが☆1になるとかではないですよね……?

――ゲームからは少し離れますが、TVアニメを振り返っての感想をお願いします。

:私は2クールに出させていただきました。きっとすごく長い収録になるのだろうなと思っていたんですけど、アフレコもあっという間で。ラジオなどいろいろとやらせてもらったんですけど、本当に瞬く間に過ぎてしまった感じです。すごく充実して楽しい時間だったと思うのですが、まだまだ冒険したいようなちょっともの足りないなという気持ちもあるので、ぜひまたの機会があれば雫を演じたいと思っています。とりあえずは皆様、お疲れ様でした!

内山:最初に登場した時のエリカは、落ち着いた司波兄妹に比べてすごく周りを盛り上げるような立ち位置であったので、ただただ明るい子なのかなと思っていたんですね。でも話が進むにつれて結構シリアスな場面もあり、そしてさらに進むとすごくお兄ちゃんが大好きで、深雪に言われてしまうくらいお兄ちゃん子だったというのがわかったり。2クールを通して、エリカのいろいろな一面をみなさんにお見せすることができたと思います。アクションシーンなどかっこいいシーンが多かったので、まだまだそんなエリカを演じる機会に恵まれたらいいなと思いつつ、楽しく演じさせていただきました。

『魔法科ロストゼロ』

●ストーリーの続章に着手! それにともないキャラクターの追加も!?

――次は椎名プロデューサーにお聞きします。サービス開始から1カ月半が経過しましたが、現在の心境や手応えはいかがですか。

椎名:8月下旬におふたりとニコ生の配信をさせていただいたのですが、そこから1カ月半が経っていると思うと、あっという間だったという印象です。いろいろな方にプレイしてもらいたいので試行錯誤しましたけど、やはりどうしても安定しなくて。不具合などでユーザーさんにもご迷惑をかけてしまいました。それでも公式Twitterなどにコメントや感想を寄せていただくと、このゲームは単純に僕らが配信しているだけではなく、ユーザーさんやこのおふたりと一緒に作っているなと、今ひしひしと感じています。この環境をずっと続けていきたいですね。

――ストーリーや任務についての反響はいかがですか?

椎名:結構ボリュームがあって、かつやり応えのあるバランスなので、途中つらかった方もいるのではないでしょうか?

内山:偽エリカにイラっとしましたからね。こんなに簡単に山津波をだしてくるなっていう!(笑)

椎名:ハードルも高めにしたと言いますか、ユーザーさんがしっかりとチーム編成を考えないとできないようにしたんですけど、それを軽々と越えて「ストーリー読了」、「続編はまだか」といったお言葉をいただいているので、我々もストーリーの続章に少しずつ着手しています。それにあわせて、キャラの追加も本格的に動き出しますよ!

『魔法科ロストゼロ』

――アドベンチャー部分のテキストは、どのようなコンセプトで制作されているのでしょうか。

椎名:元々、主要キャラクターたちは高校生活を送っているのですが、原作でもアニメでもバトルやシリアスな展開が多いんですね。とはいえ彼らは一介の高校生なので、絶対に“高校生活”があるわけです。それをゲーム側で見せてあげましょうと。きっとシリアスの裏ではこんな高校生活を送っているんだ、というのを見せたかったんです。あとは、これだけ美少女がそろっていますので、ユーザーさんに恋をしてもらえればいいなと。そういった部分を考えて制作しているのが、“コミュ”ですね。ゲームってたくさんの方がプレイするので、ライトノベル的というよりは、もっといろいろな方が入ってきやすいキャッチーな部分を見せたいと思ったんです。ガチガチのストーリーではなくもっとライトに、「こんな女の子たちと仲よくできるんだ~」といった感じで入っていただけると、必然的にそこからストーリーを気にしていただけるはず。そういう掴みになればいいなと意識しています。

――先ほど「追加キャラも本格的に動き出す」というお話がありましたが、内山さんや巽さんの追加希望キャラは?

:学校が違ってもいいなら、一条将輝が追加されてほしいですね。あと、生徒会メンバーがいるとおもしろそう。市原鈴音とか生徒会チームのような感じで!

椎名:鈴音は、どんな魔法を使うのかいまだによくわかっていなかったりしますからね。

:すごく難しいのを使いそう……。

椎名:ゲーム内のまやかの質問でアンケートをとったときも、やっぱり一条の人気が高かったですね。ゲームだと一条がどうなるのか、個人的にも見てみたいです。

内山:そうなると女子のユーザーも増えそうですね~。

:確かに。将輝と真紅郎のペアとかも好きですよ。

椎名:そのアイデア、いただきます(笑)。男性陣はカッコイイ系が多いので、一見変わった感じのがそろそろ欲しいですよね。まぁ、誰が追加されるのかは、ぜひ実装を楽しみにしていてください!

――今後はどんなゲームにしていきたいですか。また、どんな部分に力をいれていきたいと思っていらっしゃいますか。

椎名:カードは結構そろいつつあるので、今後はキャラクターの組み合わせを楽しんでいただきたいですね。……例えばバトル・ボードチーム――いわゆるバトル・ボードの服を着た5人で突っ込むとバトル・ボードスキルが発動したりとか、カードを集めるだけでもより楽しくなるような組み合わせのやり方とかを追求していければと。

 それから、現在開催中のバトルイベント“灼熱のハロウィン”から難易度別任務がスタートしました。今までだと1つの任務をみんな一斉にやってポイントを競っていましたけど、これからは1人1人の入り口が分かれているので、自分のチームバランスにあった任務に突入して、自分の今のチーム力を計れるようなものを入れたいなと思います。あとは、今後ただ単にカードを出すだけじゃユーザーさんも楽しめないと思いますので、素材を集めてカードと合成すると、元のカードがさらなる進化をみせる、といったこともしたいですね。

『魔法科ロストゼロ』

●魔法科好きが気軽に集まれるようなゲームを目指して

――いよいよ公式のニコ生番組『ロストゼロ情報局』がスタートしました。どのような番組にしていきたいか、意気込みをお願いします。

椎名:配信直前スペシャルでおふたりにMCやってもらったんですが、それがかなり好評で、このおふたりがMCやるなら見る! という声がありまして。

内山:ありがたいですね!

:うれしいです!

内山:ゲームを普段からプレイしている人たちに向けた番組で、ゲーム初心者……それ以下かもしれないですけど、その私たちがMCということで、正直みなさんの反応が不安でした。それがこういう形でやってほしいと言っていただけるのは本当にうれしい限りです。いい意味でポジティブにとらえて、“できない子たちがお送りする新しい番組”とうことで、続けさせていただければと!

:それ、いいね~!

内山:椎名さんに教えてもらいつつ、地味に成長していくみたいな。そんなゆるい感じでできたらなと。

:『ロストゼロ情報局』は、たぶんゲームをプレイされてない方も見ていると思んですよ。『魔法科』のファンとして。なので、そういう方たちにこの番組を見て、プレイしてみたいなと思っていただけたらうれしいです。「なんだか楽しそうじゃない」というように思ってもらえるのが一番ですね。

――それでは最後に、本作をプレイしているユーザーにメッセージをお願いします!

内山:プレイをしていただいて、本当にありがとうございます。私自身、ゲームをやる機会がなかなかなかったんですけど、『魔法科ロストゼロ』をやり込ませていただいていて、なかなか上達は難しいんですけれども、ヘタながらに楽しくやらせていただいていています。アニメではなかったようなコミュニケーションなど、キャラの新しい一面も見えてきます。バトル以外にもいろいろな楽しみ方があるので、ゲームの苦手な方も含めて、いろいろな方にプレイしていただけるステキなゲームだと思います! 私たちもスタッフさんともども、ステキなゲームになるように一層精進していきたいと思います。みなさん、よろしくお願いいたします。

:本当にキャラクターがかわいくて、どんどんいろいろなカードがほしくなってくるんですね。一度やるとハマッてしまいます。私自身あまりゲームをしないんですけど、カードがかわいくて、カード欲しさにやり始めてハマっているので、ゲームをやり慣れていない方も、大好きな方も楽しめるゲームだと思います。ぜひぜひ『ロストゼロ情報局』を見て、相乗効果でゲームも楽しんでいただければなと思います。これからも、よろしくお願いいたします。

椎名:アニメはいったんひと区切りを迎えましたけど、ここに『魔法科』が大好きな人が集って、かつ『魔法科』が知らない人もここに集って、『魔法科』ってあらためておもしろい作品だねと思えるコミュニティツール、ゲームの幅を超えてここにいけば『魔法科』好きが集まれるんだという場に、このゲームをしていきたいなと思っています。まだやりづらい部分もあると思いますが、おもしろいものを提供していきたいと思っていますので、末永くお付き合いいただければと。今後もよろしくお願いいたします。

『魔法科ロストゼロ』

(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
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