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2014年11月7日(金)

アサシンの気分になってアキバをスニークしながら歩きまわってみた。“アキバステルス”レポート

文:megane

 ユービーアイソフトは、11月2日に開催された同社イベント“UBIDAY2014”にあわせて、ユーザー参加型のリアルイベント“アキバステルス”を秋葉原の街中にて実施した。その中の1人として電撃オンラインでも参加してきたので、その模様をお伝えする。

アキバステルス

 事前募集により集められたユーザー100人を3つのグループに分けて、秋葉原の街中に隠された秘宝・アーティファクトを集めるのが、このイベントの目的となる。アーティファクトは秋葉原にある店舗の店頭や、キーとなる人物が持っており、街中で入手できるヒントをもとにこのアーティファクトを探して歩く。

アキバステルス
アキバステルス

 しかし、ただ単に歩けばいいというわけではない。街中にはアサシンとなって秘宝を追い求めるプレイヤーたちを捕まえるガードマンが10人配置されている。このガードマンに捕まってしまうと、そのプレイヤーはゲームオーバーとなる。と、ここまで書けばなんとなく察しはつくと思うが、あの有名TV番組のアキバ版だ。

アキバステルス
▲自分がアキバ内を歩きまわっていた中ではガードマンを見ることはできなかった。

 このゲーム内ではiOS端末にインストールされた“iBeacon”対応アプリを使って、iOS端末のBluetoothを利用する。ガードマンに近づかれるとアプリ内で接近が通知される。“接近”→“超接近”と表示が変わっていき、至近距離まで近づかれた時点でそのアサシンは終わりとなる。

●アキバステルストレーラームービー

■絶え間なく通知されるガードマンの接近に恐れおののく

 制限時間は30分。一斉に散開していく参加者。ゲームが開始してまもなく、2人のアサシンがガードマンに捕捉されたことがアプリ内で通知された。こうして状況は他の参加者にも通知される。

アキバステルス アキバステルス
▲お揃いのパーカーを来てミッションに挑む参加者たち。
アキバステルス
▲見慣れたアキバの街中が突如ミッションステージに変身。

 ヒントに向かって歩き始めると、急にアプリの画面内が赤くなってガードマンの通知が自分にも知らされる。10人いるガードマンのうち、明らかにガードマンと思われる格好をしているのは数名。あとは秋葉原の街中に違和感のない姿で徘徊しているという。

アキバステルス
▲アプリ内に表示された周辺の地図を見ながらヒントを探していく。
アキバステルス
▲いつもは何気なく通り過ぎる場所も注意深く見ながら歩く。
アキバステルス
▲こうした脇道も気になる部分だが、今回のミッションにはおそらく関係ない。
アキバステルス
▲ヒントはこのような形で街中に設置されていた。看板右上にある黒い表示に端末を近づけるとヒントが表示される。

 しかし、周りを見回してもガードマンの姿を見ることはできない。やむなく慌ててその場から立ち去ると接近の通知は消え、アプリ内に平穏が戻った。こうして姿の見えぬガードマンの存在を恐れ、街中を歩いている人すべてがガードマンに見えてくるとも思われた。アサシンを務めるお揃いの赤いパーカーを着た参加者を街中で見かけるたびに安堵の息が漏れ、「がんばれ」と心の中でつぶやく。

アキバステルス
▲急にガードマンの接近を告げる表示が! そして画面内には参加者が捕捉されたとの表示!
アキバステルス
▲お腹も空いていたし、思わずいきつけのお店に逃げ込みたくなったが、さすがにそれは我慢。
アキバステルス
▲アキバを題材とするゲームでも見かけるJRのガード下。アーティファクトはどこにあるのか。
アキバステルス
▲観光客も含めてとにかく人が多い秋葉原。ガードマンも紛れ込んでいる。

 そうして歩きまわること約30分&延長5分、ガードマンの接近に怯え続けたアサシンの活動は終了した。

アキバステルス

 普段何気なく歩いている秋葉原の街中が、1つのアプリによってまったく異なる印象となる本イベント、参加者もその醍醐味を感じていたようだった。『アサシン クリード』という作品としてはどちらかというと人混みに紛れてスニークミッションを行うが、今回のイベントでは人混みの中にガードマンが紛れている可能性もあるため、実際には人混みから離れていくという感じになってしまっていた。

アキバステルス
▲今回のアーティファクトのうちの1つは、ドスパラの店頭に置かれていた。こんなわかりやすい場所にあったのか……。
アキバステルス
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アキバステルス
▲各組でアーティファクトを見つけた順番に表彰が行われた。1位はなんと14分で発見!

 とはいえ、現実世界を巻き込んだ新たなプロモーションの形としては実に楽しく、また行われるようであれば今度はちゃんとした参加者として楽しみたいと思った(プレス関係者は私服のままということでガードマンが近寄ってこないため)。

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