2014年11月7日(金)
スクウェア・エニックスが贈るオンラインマルチ対戦型トレーディングカードゲーム『ロード オブ ヴァーミリオン III』(以下『LoV3』)は、10月23日に『Twin Lance』へと大型バージョンアップ! 電撃紅蓮隊メンバーがお送りするコラム記事第49回では、電撃紅蓮隊の心の師匠であるランカーのたつをさんによる新コーナー“たつをのステップアップ講座”第1回をお届けします!
▲『LoV3』公式ニコ生「LoV☆すた」でもおなじみのランカー。Ver.3.1殿堂入りランキングでは9位に入賞。 |
なお、電撃紅蓮隊とはアーケードゲーム雑誌“電撃ARCADEゲーム”や電撃オンラインの『LoV3』記事を担当している、電撃の『LoV3』担当チームのことです。
こんにちは、たつをです。『Twin Lance』稼動から2週間ほどで、少し急ではありますがバランス調整が入りました。
修正方向 |
調整内容 |
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アーツ“バーデンバーデンリリー”の固定ダメージ値を下方修正し、WAIT時間を延長 |
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アビリティ“ハイスマッシュ(覚醒時)”の効果値を下方修正 |
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アビリティ“クイックスマッシュ”のダッシュアタック後の硬直時間を下方修正 |
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アビリティ“人類最強の兵士”のダッシュアタックに必要な移動距離を下方修正 |
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アビリティ“サクリスピードW”の移動速度低下値を上方修正 |
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アビリティ“スレイヴァートランザム”の追加ダメージを下方修正 |
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アビリティ“グロストライブアップA”の効果値を上方修正 |
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アビリティ“テンションダウンW”の効果値を上方修正 |
まずは今回のバランス調整で影響がある、主な使い魔について語りたいと思います。
▲リータ・パティス |
リータ・パティスは“ハイスマッシュ”で20コストの超覚醒使い魔を簡単に追い返し、さらにカウンターでの攻め込みも“クイックスマッシュ”で安全に行えました。しかも終盤でもスマッシュアタックをしっかり出していれば、30コストでありながら十分なダメージソースになる万能な使い魔でした。
今回どちらのアビリティも下方修正されましたが、特に“ハイスマッシュ”下方修正の影響で20コスト辺りの荒らしを追い返すことが少し難しくなったため、後手に回ると厳しくなった印象ですね。
▲リヴァイ |
リヴァイは“人類最強の兵士”のダッシュアタックに必要な距離が伸びたことにより、スロウアタックを当ててもほとんど逃げられるということがなくなりました。これからは相応のディフェンダーがいれば、十分に対処可能でしょう。ただ逆に言えば、ディフェンダーがいない場所では、攻撃間隔こそ少し遅くなったもののまだまだ暴れることは可能だと思います。
▲漆黒の断罪者 ツバキ |
漆黒の断罪者 ツバキは“スレイヴァートランザム”の追加攻撃2回分の威力が少し下がりました。自分で調べた所、今まで大体120程度だったのが100程度になったようです。こちらはそれほど大きな下方修正ではないので、今までとあまり変わらないかもしれません。
タワー戦においてはスーパークリティカルが入れば、ほぼすべての根元用使い魔を一撃で死滅させることが可能です。ただし大型のマジシャンに対して、追加攻撃分でダメージを与えることは厳しくなりました。
▲薔薇の女王 レイチェル |
薔薇の女王 レイチェルは“バーデンバーデンリリー”1発のダメージが100から80に。避雷針設置の手間があるとはいえ、今でも十分すぎるほど破格ですね。
▲ミミララ・レイア | ▲タマ |
ミミララ・レイアとタマはアップデート前でも好きな人は使っていたので、上方修正されても環境が変わるほど使用率が増えることはなさそうです。
今回のバランス調整で、アップデート前から台頭していた、ブリュンヒルデとヤニワニによるマナタワー居座りがもっと流行ることが予想されます。また強力なアタッカーの下方修正により、少し苦しかった魔種や海種も復権……と思って自分で海種を試してみたのですが、……まだまだ十分強くて、ディフェンダーがないと少し厳しいかなと思いました。
▲ブリュンヒルデ |
ですので現環境で戦うなら、まずはブリュンヒルデの対策をデッキに組み込んでおくのがいいかなと。具体的には、根元要員として“ヘイスト”のおかげでとんでもない速さで攻撃できる火車(通称・クルマ)と、“ウィークネスアタック”で固定ダメージ値を上乗せできるビリー・ザ・キッド(通称・コドモ)。
どちらもブリュンヒルデのみならず、ディフェンダーの処理が非常に楽になる使い魔なのでオススメです。トランス使い魔を主力に組み込むなら火車、そうでないならビリー・ザ・キッドといった使い分けがいいかなと思います。
また、普通に相性のいい中コスト帯のマジシャンを入れておくことでも、ブリュンヒルデ対策は可能です。海種のヴィヴィアン、不死のチェザーレ、魔種のバフォメットあたりは特に対処しやすいですね。ここまではこちらのマナタワーに攻めてくるブリュンヒルデの対処法でした。
ここからはブリュンヒルデをこちらのマナタワーに攻め込ませない対処法を紹介しましょう。簡単に言えば、30コストのブリュンヒルデより先に、20コストの荒らし使い魔を敵マナタワーに送ることです。これはリータ・パティスの下方修正により、デッキに20コストの使い魔を組み込みやすくなったので使いやすくなった戦法ですね。
20コストは激戦区なので、どの使い魔がこれから流行ってくるのか楽しみですが、自分のイチ押しはロビン・フッドです。相手のマナタワー周囲にいる低コスト使い魔のヒールを非常に狙いやすいので、隣の味方や自分の後続につなげやすくオススメです。
▲ロビン・フッド |
おそらくですが『Twin Lance』では今後も、ブリュンヒルデとの戦いは避けては通れないでしょう。でも対策をしておけば意外と楽にさばけるので、今回のコラムを参考にしてみてください! 1枚で対処できれば、残る6枚で自由にデッキを組めますから。
まだまだ「あまり見かけないけど、実はメッチャ強くない!?」という使い魔もきっといるハズなので、それを組み込んだ新たなデッキを模索してもらいたいです。個人的には、使いこなせればミキストリはかなり強いんじゃないかと注目しています。
▲ミキストリ |
マジシャンなので“ハイスマッシュ”を生かすためには常にカードを回す必要があり、同時にほかの操作も完璧にこなすのは非常に難しいのですが、どうにか使いこなせないかといろいろ考えています。50コストでトランス持ちという点も含めて、とても可能性を感じますね。
▲イリアーナ | ▲ナイトメア | ▲火車 | ▲ア・プチ |
▲ペルセポネ | ▲チェザーレ | ▲天草四朗時貞 |
主人公はアタッカー。ペルセポネから出し、チェザーレか天草四朗時貞の2択を迫るデッキです。天草四朗時貞ではなく40コストのイシュタムが採用されることが多かったですが、リータ・パティスの下方修正によって、天草四朗時貞が超覚醒するまでの時間帯を攻められにくくなったので採用。
チェザーレと天草四朗時貞を完成させて全員で動くデッキですが、天草四朗時貞のアビリティを考えてクイックドライブにしておくと安全です。また、帰還しやすいようにマナタワーの制圧を積極的に狙うか、すぐに帰還できる位置で守り気味に動くのが基本ですね。火車をトランスさせた天草四朗時貞の破壊力はヤミツキになりますよ!
以上、今回は“たつをのステップアップ講座”第1回をお届けしました。このコーナーは今後も定期的に連載していきますので、お楽しみに!
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