2014年11月15日(土)
バンダイナムコゲームスより12月25日に発売予定のPS Vita用ソフト『魔法科高校の劣等生Out of Order』。その最速レビューとプレイ動画をお届けします。
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本作は、TVアニメも放送された電撃文庫の小説『魔法科高校の劣等生』を原作とするアクションゲーム。物語はゲームオリジナルのエピソードとなっていて、シナリオは原作者の佐島勤先生が監修。主人公の司波達也だけでなく、さまざまなキャラクターを操作して魔法を駆使したバトルを楽しめるゲームとなっているのです。
そんな本作のROMが編集部に到着! さっそくプレイしてみたので、その感想やプレイ動画をご覧ください。
本作のバトルは、2~4人のバトルロイヤル形式となっています。ストーリーモードでは、プレイヤーは実技(バトル)担当のキャラクターとCAD調整担当のキャラクターを選択し、プレイしていくことに。
なお、実技担当として最初に選べるのは達也のみ。プレイしていくにしたがって、他のキャラクターもチョイスできるようになっていきます。この記事では、達也にスポットを当てて本作のバトル部分を見ていきたいと思います。
バトルでは、プレイヤーは魔法(中・遠距離攻撃)と体術(近接攻撃)を駆使して戦うことになります。魔法と体術どちらを重視するかは、CADの選択によって変わるみたいですね。達也のデフォルトCADは、拳銃型のシルバー・ホーン・カスタム。プレイした感じでは、魔法よりではあるものの、体術も使えるバランス型といったところでした。
●CADとは……“術式補助演算機”とも呼ばれるもので、魔法の発動に必要な起動式を登録しておくデバイスのこと。ゲームでは、CADに登録した魔法のみをバトル中に使用できます。
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▲CADの種類や性能はさまざま。たくさん魔法をセットできるものもあれば、少ないものもあります。左はオート型のCAD。シルバー・ホーン・カスタムなどがこれに分類されます。左はタブレット型。深雪のデフォルトCADです。 |
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▲こちらはロッド型のCAD。セットできる魔法の数はかなり少ないです。 |
各CADの画像には、四角い枠がいくつも並べて表示されていますが、これはパレットというものです。原則的に、この枠1つに1個(中には複数の枠を使う魔法もあります)の魔法をセットできます。オート型のパレットであれば7個、タブレット型であれば16個、ロッド型であれば3個の枠があり、自由に魔法をセットできます。どの写真にも、画像の右には枠の数が多いパレットが見えますが、これはプレイ中に条件を満たすことで使えるようになります。
一見、魔法を多くセットできるCADのほうが有利な気がしますが、そんなことはありません。例えばロッド型の場合は、近接攻撃が4コンボまでつながるので、接近戦では無類の強さを発揮します。逆に、魔法を多くセットできるタブレット型は接近戦が苦手。なるべく距離を保って戦うことが重要になります。
それでは、さっそくバトルの動画を1つご覧いただこうかと! 達也と真由美による対戦です。達也の使用魔法は、ほぼゲーム開始時のデフォルトのものです。
このように、本作ではマップを縦横無尽に動き回りつつ戦うことになります。動画の達也は、中間距離からサイオン・ブリットで攻撃しつつ、スキを見計らって威力の高い接近攻撃を仕掛けていくスタイルで戦っています。また、攻撃力はないものの、一定時間相手の動きが止まるサイオン・ウェーブを当ててから、確実に接近攻撃を食らわせたりもしています。
遠距離になった場合は、魔法を同時に複数発動できるループキャストでサイオン・ブリットの玉数を増やし、火力を底上げする……といった感じですね。画面左下にあるCADの部分を見ると、その時に使っている魔法がわかります。
このバトルで達也が装備しているCADは、全部で7種類の魔法をセットできます。今回使用した魔法はこんな感じですね。
●サイオン・ブリット……敵にダメージを与える。
●サイオン・ウェーブ……サイオン波に酔わせて敵の動きを止める。
●CAD回路腐食……敵の魔法威力と効果範囲を減少させる。
●高速滑走……Lボタンを短く押すと発動。敵の攻撃を回避できる。
●壁面走行……壁面を走れる。壁面に接触した状態でLボタンを押すと発動。
●水平飛行……空中を飛行できる。空中でLボタンを押すと発動。
●ループキャスト:左……左にセットした魔法の弾数を増やす。
魔法は、サイオンゲージがある限り使えます。魔法を使わなければ、ゲージはだんだんと回復していきます。戦況が不利になればなるほど、サイオンゲージの回復速度が上がる仕組みになっています。
また、移動に関する魔法以外は、放つまでにタイムラグがあります。上の動画で使っているサイオン・ブリットを例に挙げて説明しましょう。この魔法を撃つにはまず、1回△ボタンを押して魔法の起動式を展開する必要があります。この時点では魔法を放つことができません。左下にある魔法に対応するゲージが満タンになってから、再度△ボタンを押すことで初めて魔法が撃てるのです。
慣れないうちは、使いどころにちょっと迷ったりしますが、何度かプレイしているうちに「この魔法は発動に時間がかかるから、ゲージを溜めてから行動しよう」といったプレイができるようになると思います。
<魔法の切り替えについて>
せっかくなので、魔法の切り替えについても簡単に触れておきましょう。全部で7個セットしている魔法ですが、使えるのは画面にアイコンが出ている魔法だけです。
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▲この状態ではサイオン・ブリット、高速滑走、サイオン・ウェーブの3つを使うことができます。 |
他の魔法を使いたい時にはどうするのか? その場合は、方向キーを入力することで、画面にアイコンが出ている魔法を切り替えられるのです。
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▲方向キーを入力したことで、画面の魔法アイコンが切り替わりました。 |
このCADの場合は、△ボタンに配置された魔法は切り変わらないタイプになっています。そのため、戦闘の軸になるサイオン・ブリットをここにセットして、常に使えるようにしています。
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▲魔法の切り替えは、敵の攻撃を食らっている時にもできます。ただ攻撃を受けるだけではなく、このスキに反撃の態勢を整えましょう。 |
最初にプレイした時には、「魔法を使わなくても十分戦えるんじゃね?」と思いました。というのも、近接攻撃の使い勝手がかなりいいんですよ。そのため、難しいことを考えなくても、力押しでそこそこ戦うことができちゃいます。ですが、強力な魔法を使う相手と接近戦に特化した相手にコテンパンにされて、魔法の大事さをわからされましたが(笑)。
最初のうちこそプレイヤーが使える魔法の種類が少ないのですが、さまざまな条件を満たしていくことで、使えるCADや魔法の種類がどんどん増えていきます。そのため、「今度はどんな魔法が増えるのかな?」「この魔法は、こういう使い方をしたらどうなんだろう?」と、ついつい試行錯誤しながら遊んじゃう楽しさがありますね。
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▲別の記事で改めて紹介しようと思いますが、セッティングやチューニングも時間を消費する原因。特に、セッティングは“魔法をどう組み合わせえば効果的か?”なんて考え始めると結構時間を持っていかれます。 |
1本目の動画は、使っている魔法も強力なものではなく、ちょっぴり地味だったかもしれません。ですが本作はプレイしていくことで使えるCADや魔法の数がどんどん増えていきます。次に紹介する動画は、数時間ほど遊んだ時点のものです。達也の使う魔法が結構強力なものになっているので注目してみてください。
こちらの動画では、エリカと戦った様子を収録しました! セットしている魔法は、発動に時間がかかるものの強力なものを2つほど使っています。
まず1つ目は、攻撃力と防御力を底上げしてくれるパンツァー。レオが得意としている魔法ですね。アニメでもレオが「パンツァー!!」と叫んでいるシーンがよくありましたが、動画では達也が叫んでいます。
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▲動画ではできませんでしたが、パンツァーは重ねがけが可能です。2回ほど重ねがけすると、相手を一撃でノックアウトできちゃうことも。近接戦をメインに戦う場合には、装備しておきたい魔法のひとつですね。 |
もう1つは、明智英美が使う魔弾タスラム。発動するとキャラクターの周りにトランプのカードのようなものが浮かび上がり、近づいてきた敵を自動で攻撃してくれます。
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▲近接攻撃が得意なキャラクターにとっては、魔弾タスラムは悪夢のような魔法です。近接攻撃ばかりに頼っていた時に、魔法の重要さに気付かされた魔法でもあります。 |
この他には、1本目の動画で使用したサイオン・ウェーブに攻撃力をプラスしたような魔法・這い寄る雷蛇(スリザリン・サンダース)をチョイス。発動時間も早く、ダメージだけでなく敵の動きを止めてくれる1粒で2度おいしい魔法です。
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▲サイオン・ウェーブや、這い寄る雷蛇のような動きを止めてくれる魔法は、いろいろな場面で重宝します。 |
動画をよく見ていただけるとわかるのですが、達也は魔弾タスラムとの相性がよくないため、魔法の発動までに時間がかかっているうえ、起動式の展開中には動きが鈍くなっています。こうした魔法との相性は、各キャラクターに存在しています。
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▲各キャラクターの魔術特性は、CADのセッティング画面で確認できます。達也は無系統と発散系を得意としていることがわかりますね。 |
今回の記事は、バトル部分にスポットを当てましたが、いかがでしたでしょうか? 実は、バトル部分については多人数での対戦など、まだまだ紹介するべき要素がいくつかあります。その他にも、戦闘スタイルと深いかかわりを持つCADセッティングや、魔法の威力などを向上させるチューニング、各キャラクターの特徴など、記事にするべきことはたくさん。いずれ機会を改めて紹介したいと思いますので、お楽しみに!
(C)2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/魔法科高校製作委員会
(C)BANDAI NAMCO Games Inc.
※画面は開発中のもの
※ゲームグラフィック:ウィッチクラフト
データ
[集計期間2018年 04月17日~04月23日]
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