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2014年11月14日(金)

『JKヴァンパイア』はギャップ萌えの宝庫!? 魔界の偉い人に聞く周回プレイのススメ

文:ユート

 ディー・エヌ・エーが贈るiOS/Android用アプリ『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』。11月13日にサービスを開始した本作の見どころについて、馬場保仁エグゼクティブ・プロデュ……もとい魔界の住人・ジャイ馬場ット氏にお話を伺った。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

●『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』とは?

 魔族の末えいが通う“聖アルカディア学園”の新任教師として、ヴァンパイア女子高生たちを導いていく育成SLG。プレイヤーはパズルゲーム形式の授業などを通じて、教え子たちのパラメータを成長させていく。その末に待ち受けるエンディングは20種類以上も存在し、この先もたくさん増えていく予定だとか。はたして、あなたの教え子が選択する未来は……?

●『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』最新動画:第2弾プロモーションムービー


【ジャイ馬場ット】

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

 本人いわく、聖アルカディア学園の学園長・ジャイバットの弟。『JKヴァンパイア』の世界のすべてを知り尽くしている。ディー・エヌ・エーの馬場保仁エグゼクティブ・プロデューサーにそっくりだが、世の中には同じ顔をした人が5人いるという説があるので、きっとそのうちの1人。


――ゲームについて質問させていただく前に、まず馬場さんの格好についてなのですが……。

 わしは馬場ではない。ジャイバット学園長の弟“ジャイ馬場ット”である。高貴な存在たるもの、つねに正装をしているのは当然であろう? だが、我輩の細かい設定は用意しておらぬから、さっさと次の質問に移るがいい。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

――わ、わかりました。では初めに、『JKヴァンパイア』の世界について教えてください。

 わしらが住んでおるのは、さまざまな種族が生きる魔界である。そして、その頂点として君臨するのが、魔界の“プリンセス”と呼ばれる存在なのだ。

 そして、偉大なる我が兄・ジャイバット学園長を務める聖アルカディア学園には魔界の“プリンセス”を志す多くの女生徒たちが集い、学業やアルバイトに励んでおる。諸君は近々、この格式高い学園の教師として赴任することになるだろう。

――魔界の“プリンセス”を目指すための学園ということは、生徒は全員女の子なのですか?

 うむ。人間界でいう女子校のようなものだ。諸君の価値観として、空想上の産物であるヴァンパイアと、現実的な女子校という舞台が合わさっているのは、想像を超えてくるものであろう? そういったギャップから、この世界に興味を持ってもらおうという考えなのだ。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲ヒロインたちが目指すのは魔界の頂点、栄誉の象徴“プリンセス”。

――では、学園に赴任すればいろいろな女の子の先生になれるということですね。

 基本的には、そうだ。ただ、きみたちに安心して生徒を預けてよいか?を確認させてもらうためにも、まずは、ルーシー・ウェステンラくんを担当して経験を積んでもらおうと思っておる。その資質が十分であると判断できる経験をつんでもらったら獣人族のエマ・ティグリスくんも指導してもらうぞ!

 また年内には、ルーシーくんたちのよき競争相手である名家インペラトル家のご息女、ステラ嬢や人間界からの研究生、黒間 宵(くろま よい)くんを担当することも叶うはずだ。それまでは、イベントで登場する彼女らの姿やセリフを聞きつつ、期待に胸をふくらませておいてくれたまえ。

――物語は学園の中を軸に展開していくのでしょうか?

 学園での物語は一幕に過ぎん。聖アルカディア学園が存在する“アルカディアの街”には多くの店も存在しており、生徒たちはこの街一帯で生活しておるのだ。ここでアルバイトの話をしてやろう。

 そもそも魔界の“プリンセス”にはなるには授業を受けてしっかりと勉強しなければならぬ。しかし、授業料はもちろんタダではない。そこで彼女らは、アルカディアの街でアルバイトをしてもらっておるのだ。

 ちなみにアルバイトには資金を得るだけでなく、“社会勉強”も兼ねておる。花屋でアルバイトをすればおしとやかにもなるだろうし、武器屋であれば剛胆になるやもしれん。そういった市井での経験と学園の授業によって、より自身の格式を高めていくことが、彼女たちの将来を大きく左右するのだ。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲“アルカディアの街”にはさまざまな建物が存在。育成中の生徒や街の住人、ライバルとの会話イベントも発生する。

――生徒たちの生活の流れを教えてください。

 彼女らの体力(AP=アクションポイント)がなくなるまで、アルバイトにいそしんでもらうのが基本となるであろう。成功すれば、働いた店によってお金が手に入り、人格形成にも影響するだろう。成功した場合は授業で使えるアイテムももらえるので、大切に使うのだぞ。

 ただ、アルバイトをすると同時に“ストレス”が溜まる。ストレスが一定以上になり、彼女たちが耐え切れなくなると、その日は行動ができなくなって終了してしまうのだ。JKは繊細だからな。

 学園で授業を受けることで、ストレスは解消し、成長を遂げて1日が経過するので、なるべくストレスが爆発させないように気をつけて、学園での授業を受けさせたいものだ。言わばチキンレース……教師の資質と度胸が試されるわけだ。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲ストレスの値にあわせてダウン率が上昇。安全なうちに授業を受けるか、限界までバイトを行うかは、プレイヤーの判断にゆだねられる。

――授業はどういった形で行われるのですか?

 まずジェムを魔法で操作し……いや、諸君の言葉で言えば、“パズル形式”というほうがわかりやすいであろうな。縦5マス×横5マスの盤面に複数の色のパネル(ジェム)が配置されており、同じ色をひと筆書きの要領でつなげて消すのが基本である。

 決められた回数のうちに一定枚数のパネルを消せれば成功となるが、ただ闇雲に消せばいいというものでもない。パネルには色に応じた能力が込められており、より多く消した色ほど生徒の能力も大きく上がるからの。

 上げたい能力(の色)を優先して消すことが重要となるが、ノルマに届かなければ失敗となって能力が上がらないので、状況に適した判断が求められるであろうな。

 また、アルバイトで得たアイテムを使うことで「パネルの色を変える」「制限回数を増やす」といった効果が得られることと、一定数以上のパネルを消すことで特殊なパネルが出現することも忘れてはならぬぞ。生徒が話しかけてくることもあるが、受け答えによって盤面が大きく変化することもある。多感なJKたちの質問には、どんな時も冷静に対処するのだぞ。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲定められた回数のうちに、ノルマとなる“スコア”を稼げば成功。バーの赤いラインより上に到達すると大成功となり、能力の上昇量が増加する。

――魔界の“プリンセス”を目指す期間はどのぐらいなのでしょう?

 魔界(ゲーム内)の時間軸で20日間となるな。また、5日ごとにライバルたちと能力を競い合う“プリンセス選定試験”が待っておる。試験ごとにライバルたちと日ごろの成果を競うのだ。

 試験内容は数種類用意しておるので勝てそうなものを選ぶのもよいが、より難しいもので勝利したほうが評価も大きく上がる。評価が低くても20日間で卒業はできるが、フリーターなど魔界の“プリンセス”とはほど遠い未来が待っているやも知れぬな。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

――卒業後の進路は、魔界の“プリンセス”以外にも存在しているのですか?

 花屋や鍛冶屋、ナースなどいろいろな仕事に就くことが可能だ。彼女たちにとって魔界の“プリンセス”が最大の目標ではあるものの、我が兄のジャイバット学園長は生徒の自主性をもっとも重んじておる。

 経験を積む中で魔界の“プリンセス”以外の目標ができたり、自身により適した仕事が見つかったりするのであれば、その夢の実現をサポートするのも諸君の役目なのだ。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲卒業時には、育て方に応じてヒロインのさまざまなコスチュームが見られる!

――いろいろな職業を目指しつつ、短い期間をサクサクと周回して遊ぶゲームなのですね。

 生徒たちの名前、諸君の好みに命名できるから、外見は同じでも名前ごとに愛着を持って育てられるであろう。

 「前の生徒はこういった指導をして花屋になったから、次の生徒は別の指導方針で育ててみよう」など、自身も学習しながらこの世界での生活を楽しんでほしいものだ。また、育成は1つの過程に過ぎぬ。その先にはもう1つ大きな勝負が待っておるしな。

――もう1つの勝負とは?

 ただ生徒を育てていろいろな職業を目指すだけでは物足りなかろう? 平行世界の先生(他のプレイヤー)に自慢の生徒を披露し、競い合う場。それがもう1つの戦いの場“フェスティバル”である。

 これは卒業させた生徒の中から3~5人の選抜チームを組んで対決するもので、チームのバランスが勝敗のカギを握る。好きな職業に就かせるだけでなく、今からさまざまな長所を持つ生徒を育てておくがよいぞ。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』

――卒業したらお別れという訳ではないのですね。

 他にも、この世界で生活を続けていくと、アルカディアの街が発展していくぞ。生徒たちのアルバイトによって店が活性化し、アルバイトのメリットも大きくなる。加えて、卒業させた生徒の職業によって開店する店もあるのだ。

 多くの生徒を育成していくことでアルバイトの効果が大きくなり、選択できる場所も増える。こうして街自体も発展させつつ、より優秀な生徒の育成に励む流れとなっておるぞ。

――ちなみに、ジャイ馬場ット様から見て、今年の生徒はいかがですか?

 みんな優秀なはず……だ。なにしろ、聖アルカディア学園は魔界の“プリンセス”候補が選ぶ学園ゆえ、優秀でなければ入学できぬ。ただ、内に秘めているものはそれぞれで違うようだがな。

 人間の父親とヴァンパイアの母親のハーフであるルーシー・ウェステンラくんは、かつて魔界の“プリンセス”を目指したものの断念することになった母の意志をつごうとここに来ておるし、純血のヴァンパイアであるステラ・インペラトル嬢は、魔界の“プリンセス”になって当たり前という思考と一族のプレッシャーの中で、学業に励んでおる。

 逆に獣人族のエマ・ティグリスくんは、魔界の“プリンセス”にあまり興味がなく、天真爛漫に食べることと体を動かすことを楽しんでおるし、黒間 宵くんに関しては人間でありながら魔界とヴァンパイアへの興味から学園におる始末……。

 諸君が先生となって関係を深めることで見えてくる部分もあるだろうから、そこはアルカディアの街で暮らしながら、知っていくがよいぞ。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲上からステラ・インペラトル、黒間 宵、エマ・ティグリス、ルーシー・ウェステンラ。

――制服だけ見ても、それぞれで性格が違うのがわかりますね。

 学園としてはマントと校章さえ付けていれば、あとは生徒の自主性を尊重しておるからな。ステラ嬢はマントに装飾を施しておるし、エマくんは動きやすいようにマントを短くしておる。それぞれが自由に着こなしておるが、そこは特に問題視しとらんよ。あくまでも自主性だな。

――生徒に応じて能力値の伸びやすさや初期能力が異なっていたりする部分もあるのでしょうか?

 どの生徒も無限の可能性を秘めておるから、そこはイーブンだ。「この能力が高い生徒を育成したいからこの子を育てよう」という思考は、兄もわしもあまり好かぬからな。

 好きな外見と声の持ち主の生徒を自由に育成し、自慢のチームを作り上げる。それを目的に、軽い気持ちで我輩たちの世界に来てほしいと願っておるぞ。

――課金要素はどういったものが用意されているのでしょう?

 体力(AP)などを回復させる回復系のアイテムが基本としてあり、加えてさまざまな職業の衣装が手に入るくじ引き(ガチャ)も用意しておる。生徒たちは着ている衣装に感化されて能力が上がるから、いろいろな衣装があると育成に役立つであろうな。

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲ガチャで衣装を手に入れれば、進路が決まる前からさまざまなコスチュームに着替えさせられる。

――生徒の衣装はガチャでしか手に入らないのですか?

 エンディングを迎えることで、就いた職業の衣装が手に入る。くじ引き(ガチャ)で見られるのは衣装を着た小さい生徒(ちびキャラ)のみだが、エンディングに到達すると対象の生徒がきちんと衣装を着ている姿を見られるので、そこも楽しみにしてほしい。

――最後に、これから魔界へ来る新任教師にメッセージをお願いいたします。

 聖アルカディア学園の教師として、“愛”を持って生徒たちを育て上げてほしい。赴任してすぐに指導できるのはルーシーくんとエマくんの2人だけだが、ステラ嬢と宵くんを担当できる日も近いだろう。いずれ新たな生徒たちも入学させるので、期待しておくがよい。

 生徒たち(の声優さん)も“愛”をこめて語ってくれておるので、まだ見ぬセリフや姿を求めてアルカディアを満喫するのだぞ。では、諸君が赴任してくる日を楽しみに待っておる!

『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲インタビューのために魔界よりジャイ馬場ット氏が降り立ったのは、人間界にあるディー・エヌ・エーのオフィス。受付には声優さんたちのサイン入りのキャラクターパネルが展示されている。

【声優陣サイン入り キャラクターパネルギャラリー】


『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲ルーシー・ウェステンラ(声:内田真礼)
『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲エマ・ティグリス(声:東山奈央)
『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲ステラ・インペラトル(声:白石涼子)
『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲黒間 宵(声:明坂聡美)
『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲学園長ジャイバット(声:銀河万丈)
『JKヴァンパイア ~運命のフェスタ~』
▲先輩教師ウィスピー(声:古坂大魔王)

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