11月2日、ゲームやTVアニメで人気の『幕末Rock』の雷舞（ライブ）イベント、“BREAK OUT Presents 幕末Rock 超絶頂★雷舞（エクスタシーライブ）”が、Zepp Tokyoで行われた。
【出演者】※敬称略
谷山紀章（坂本龍馬役）、鈴木達央（高杉晋作役）、森久保祥太郎（桂小五郎役）
森川智之（土方歳三役）、小野賢章（沖田総司役）
vistlip
ゲーム『幕末Rock』は、アドベンチャー×リズムゲームで志士（ロッカー）たちが活躍する新しい幕末を描いた作品。“幕末Rock 超絶頂★雷舞”では、作中に登場するバンド・超魂團（ウルトラソウルズ）の5人が勢ぞろいし、ゲームやTVアニメを彩った楽曲を雷舞（ライブ）で集まった贔屓（ファン）に届けた。昼夜2公演にわたって開催された本イベントの、夜の部の模様をレポート。また、記事の最後には昼の部の写真も掲載する。
雷舞のオープニングは、vistlipがTVアニメ『幕末Rock』のオープニング曲『Jack』で飾った。『Jack』のPVで着用していた衣装で登場したvistlip。ボーカルの智さんは、自分たちだけのライブでは見ることができない客席のペンライトの光に「新鮮（な感覚）だ」とコメントしていた。vistlipは『Jack』の他、『CLASSIC OPERA』『GLOSTER IMAGE』の2曲を披露した。
続いて、スペシャルゲストとして12月24～29日に天王洲 銀河劇場で行われる舞台“超歌劇（ウルトラミュージカル）『幕末Rock』”から、坂本龍馬役の良知真次さん、土方歳三役の輝馬さん、徳川慶喜役のKimeruさんがステージに登場。どんな歌劇（ミュージカル）になるのかという質問に、「服が脱げるのかどうかが気になる！」とKimeruさん。良知さんに「そんなに裸が見たいの!?」と突っ込まれていた。
また、歌劇ではゲーム・TVアニメと同じ楽曲も使用されることが発表されている。すでに楽曲のリハーサルも行ったという良知さんは、どれもいい曲ばかりだとコメントし、中でも龍馬の『LAST SCREAM』が好きだと語っていた。最後に、歌劇について輝馬さんから「クリスマスの寒い季節に、熱い魂を感じてください」とメッセージが送られ、3人で「烈（レッツ）！ Rock!!」の掛け声を決めていた。
次に、会場には来られなかった安元洋貴さん（井伊直弼役）と斎賀みつきさん（徳川慶喜役）のビデオメッセージが流された。2人は会場に行けなかった理由として、自分たちを作中の役柄から“ロックけしからん組”と紹介。安元さんは、ロックを応援することはできないと言いつつも、「ライブ慣れしている出演者ばかりなので、普段のライブ以上におもしろいことをやってくれる！」とハードルを上げつつ出演者にエールを送っていた。
ビデオメッセージが終わると、ゲームの“視覚雷舞（ビジュアライブ）”を編集した出演者紹介ムービーが流れ、いよいよ超魂團（ウルトラソウルズ）の雷舞がスタートした。最初に登場したのは、森川智之さんと小野賢章さん。小野さんは、TVアニメで沖田の小道具としてすっかりおなじみとなった羽を背負っての登場。また、森川さんは土方の名セリフ「静まれ……静まるんじゃない!!」を披露。会場の煌（ファン）もそれに応えて声援を送っていた。
新選組の2人が歌うのは、天歌（ヘブンズソング）の『非常幻想 ‐オーバーミラージュ‐』。そこに龍馬が乱入するように谷山紀章さんが登場し、続けて『INTERSECT』を3人で熱唱！ かけ合いのような歌詞が印象的な『INTERSECT』を、語り合うように向き合いながら歌い上げた。さらに鈴木達央さんと森久保祥太郎さんも舞台に現れ、5人そろってTVアニメのエンディングテーマ『絶頂DAYBREAK』を歌った。
MCパートでは、雷舞のタイトルにもある“超絶頂（エクスタシー）”にかけて、谷山さんがここでは書きにくいネタを連発！ これには森久保さんも「夜の部だもんね」と仕方なしといった様子。小野さんまで「もう脱ぎましょうか！」とノリノリだった。なお、この後もたびたび下ネタが飛び交っていたが、レポートでは紹介できないことをご容赦いただきたい。
続いてのソロ曲パートは、森川さんが歌う『群青を射す光』から始まった。森久保さんの『ハチノジディストーション』、鈴木さんの『生きてゆこう』、小野さんの『共鳴進歌』、谷山さんの『LAST SCREAM』と続き、それぞれのキャラクターカラーのペンライトの光で会場は埋まっていた。
谷山さんが歌い終わると、ステージに鈴木さんと森久保さんが登場。3人で歌う『Rolling Thunder』と『RIDE ON THE WAVE』を続けて披露。『RIDE ON THE WAVE』は龍馬、高杉、桂の3人の楽曲だが、雷舞では新選組の2人も加わり5人で歌うスペシャルバージョンとなっていた。
MCでは、谷山さんら4人が「楽しい！」とコメントする中、小野さんだけポーズを付けて「サプラーイズ！」と絶叫。TVアニメの沖田の名（迷）シーンをすっかりモノにしてしまったようだ。最後の楽曲は、ゲーム最新作『幕末Rock 超魂（ウルトラソウル）』から『WHITE』を5人で熱唱した。
TVアニメ最終話でもあった“Rock！”コールで迎えられたアンコールでは、雷舞オフィシャルTシャツを着て出演者が登場。アンコールでのMCの内容を「考えていなかったね」と森久保さんが言うと、「森川さんいじりの話していい!?」と谷山さん。実は雷舞前半の『絶頂DAYBREAK』で、森川さんは自分のパートをミスしてしまっていたのだが、その理由がここで明かされた。
『絶頂DAYBREAK』の土方パートの歌い出しは、「歌は琴線に触れ」という歌詞だ。森川さんの歌詞カードの、琴線の部分に“きせん”とルビが手書きされていることに気付いた他メンバーは、試しにリハーサルでの森川さんの歌を聞いてみることに。“きんせん”とも“きせん”とも聞こえるとのことで、谷山さん、鈴木さん、森久保さんら先輩陣に促され小野さんが森川さんに直接聞いてみた結果……森川さんはずっと“きせん”だと思っていたようだ。
これには、「社長なのにバカなんじゃないか!?（谷山さん）」「僕でも読めます（小野さん）」とメンバー総突っ込み！ このことを思い出してしまい、先ほどの『絶頂DAYBREAK』では歌詞が飛んでしまっていたようだ。森川さんからはTwitterやニュースなどにも「絶対に書かないで！」と言われたが、それはフリであると判断しここに記しておく。
大盛り上がりのアンコールMCの後、『絶頂DAYBREAK』のCDカップリング曲『五色繚乱』と、ゲームの主題歌でTVアニメでもおなじみの楽曲『What's this？』を5人で歌い上げ、雷舞を締めくくった。最後は全員で手をつないで客席に礼をし、脱衣（パージ）コールに小野さんが脱衣（パージ）する場面も！
熱いロックな楽曲で盛り上がり、出演者たちの仲のいい様子も見ることができ、贔屓（ファン）にはたまらないイベントとなった“幕末Rock 超絶頂★雷舞”。“超歌劇（ウルトラミュージカル）”をはじめ、今後も『幕末Rock』の展開がどうなるのか楽しみにしたい。
■“BREAK OUT Presents 幕末Rock 超絶頂★雷舞”夜の部セットリスト ※出演者敬称略
00.『Jack』『CLASSIC OPERA』『GLOSTER IMAGE』/vistlip
01.『非常幻想 ‐オーバーミラージュ‐』/森川、小野
02.『INTERSECT』/谷山、森川、小野
03.『絶頂DAYBREAK』/谷山、鈴木、森久保、森川、小野
04.『群青を射す光』/森川
05.『ハチノジディストーション』/森久保
06.『生きてゆこう』/鈴木
07.『共鳴進歌』/小野
08.『LAST SCREAM』/谷山
09.『Rolling Thunder』/谷山、鈴木、森久保
10.『RIDE ON THE WAVE』/谷山、鈴木、森久保、森川、小野
11.『WHITE』/谷山、鈴木、森久保、森川、小野
‐アンコール‐
12.『五色繚乱』/谷山、鈴木、森久保、森川、小野
13.『What's this？』/谷山、鈴木、森久保、森川、小野
【“幕末Rock 超絶頂★雷舞”夜の部ギャラリー】
【“幕末Rock 超絶頂★雷舞”昼の部ギャラリー】
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