2014年12月5日(金)
こんにちは! 新人ライターの鷲介でございます。11月28日にHORIさんから発売されたワイヤレスコントローラー『HORIPAD WIRELESS for iPhone/iPad』で、さまざまなジャンルのゲームアプリを遊んでみました!
『HORIPAD WIRELESS for iPhone/iPad』は、iOS 7/8搭載のiPhone/iPad/iPod touch向けに開発されたゲームパッドです。Bluetooth無線通信で接続を行うので、iPhone 5シリーズだけでなく、発売されたばかりのiPhone 6、iPhone 6 Plusにも対応しています。
一度端末側にBluetooth無線通信の設定すれば、あとはゲームパッドの電源を入れるだけで手軽にペアリングできます。バッテリーも強く、20時間におよぶ連続使用が可能(※使用状況によって変わります)なので、ゴールデンウィークや正月などのなにかと移動時間が長くなりがちな時でも安心して遊べるでしょう。
▲本製品の使用には、iOS 7、もしくはiOS8.1以降がインストールされた、Lightningコネクタ搭載のiOSデバイスが必要です。付属されるUSBケーブルで充電しながらのプレイもできます。 |
もし途中でバッテリーが切れても、iOS用アプリ『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』などの一部アプリでは、自動でゲームを一時停止してくれます。その他にも、何も操作をせずに10分間ほど放置すると自動的に電源がOFFになる省エネ機能があったり、『HORIPAD WIRELESS for iPhone/iPad』同士で4人同時プレイができたりします。
▲途中で充電が切れても自動でゲームを一時停止してくれるので安心です。 |
製品の性能や機能だけでなく、扱いやすさも捨ててはおけません。ゲームパッドの形状は家庭用ゲーム機でおなじみのデザインに近く、手によく馴染みます。そして極めつけは、ゲームパッドの軽さ。初めて手にした時はあまりの軽さに驚きました。気になって重さを調べてみたところ……なんと170グラム! 自販機でよく見かける缶コーヒーが約220グラム(【内容量】約190グラム+【缶の重量】約30グラム)なので、それよりも軽いと考えていただければ想像がしやすいかと。
▲対応端末を立てかけられる専用のスタンドも付属。サイズ調整ができるのでiPhoneとiPadのどちらでも設置できます。 |
ここからは『HORIPAD WIRELESS for iPhone/iPad』を使って、アクション、対戦格闘、シューティングなどさまざまなジャンルのゲームをプレイした感想をお届けします。本格的にゲームを楽しみたい人は、ぜひレビューを参考にしてください。
カプコンから2008年にPSP用ソフトとして発売された、ハンティングアクション『モンスターハンターポータブル 2nd G』をiOS向けにしたもの。ハンターになってさまざまなモンスターを狩猟する“クエスト”に挑戦し、狩ったモンスターの素材を元に自分の武器や装備を強化していきます。iOS版では基本操作はすべてタッチ操作で行える他、iOS版の追加要素としてターゲットカメラや自動追尾機能を搭載。グラフィックもiPhone/iPadに合わせた高解像度のものへと進化しています。
本製品が『モンスターハンターポータブル 2nd G for iOS』に完全対応しているとのことで実際にプレイをしてみたところ、PSP版に近い操作感覚で気持ちのいい狩りが楽しめました。
もちろん、タッチ操作だけでも問題なく遊べるのですが、自分の場合、どうしても回避と視点変更を同時にしようとすると一瞬遅れたり、操作ミスをしたりしてしまうんです。似たような操作で、モンスターの攻撃を避けながら遠距離武器で照準を合わせる際、思うようにいかないことも。元々PSP版をかなりやり込んでいたこともあって、ゲームパッドに変えてからはそういった若干複雑な操作もスムーズに実行できました。ただ、アイテムの使用にかんしては、選択・使用がとっさにできるタッチ操作のほうが便利に感じましたね。
『モンハン』シリーズは、一度始めるとついつい長時間プレイになりがちですが、ゲームパッドが軽いおかげで疲れはほとんど感じませんでした。快適な狩猟生活を味わいたい人には自信を持ってオススメできます。
1991年に発売されたメガドライブ用横スクロールアクションゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のアプリ版。高いアクション性に加え、高速で動くキャラクターが特徴で人気を博しました。本作では、新たなプレイアブルキャラクターとしてテイルスやナックルズが追加された他、タイムアタックモードなども実装されています。
キャラクターの移動+ジャンプのシンプルな作りになっているので、タッチ操作でも爽快なアクションが楽しめます。ただし、ほんの少しだけキャラクターを動かしたい時に、大きく移動してしまってうまくいかないことも。特に2つ目のステージ“マーブルゾーン”では、足場から落ちたり、上から降ってくる針を避けきれなかったりすることが何度かありました。
普段からアナログスティックの操作に慣れているせいか、こうしたキャラクターの細かい動きが必要になるケースで、ゲームパッドはとても使いやすかったです。移動距離の微調整もしやすく、かなり苦戦したマーブルゾーンを1発でクリアできました(マグレかも知れませんが……)。自分のように苦手なステージで行き詰っている人は、ぜひ一度試してほしいです。
1つ目のステージ“グリーンヒルゾーン”のボス、ドクター・エッグマンも難なく撃破! |
アーケードで人気を博した名作ゲーム『パックマン』のアプリ版。パックマンを操作してゴーストの追跡をかわしながら、ステージに散りばめられたクッキーを食べて高得点を目指します。操作については、通常の十字キーモードと指で画面をはじくフリックモードがあります。
パックマンを上下左右に動かすだけの操作でも、ハイスコアを目指すとなると、素早く正確な入力が求められます。十字キーモード、フリックモード、ゲームパッドでの操作をひと通り試してみましたが……実際のところ、あまり大きな差は感じませんでした。「どれもプレイしやすかった」というのが正直な感想です。
一番スコアがよかったのはゲームパッドでしたが、こればかりは人それぞれとしか言いようがありません。やはりゲームパッドは、操作が忙しいゲームでこそ真価を発揮するのでは?
アーケードゲームで人気を博した、SNKプレイモアの2D対戦格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS XIII』のiOS対応のアプリ版(Android版は『THE KING OF FIGHTERS-A 2012』)。プレイヤーは3人1組のチームを組んで勝ち抜き戦を行い、優勝を目指します。大きな特徴は、ワンタッチで必殺技や超必殺技を放てることです。
ワンタッチで必殺技や超必殺技を出せるのは、コマンドミスが多い自分にとってうれしいところ。通常技から必殺技へのコンボも楽なので、コマンド入力が苦手な人でもアツイ戦いが楽しめるでしょう。もちろん、タッチ操作によるコマンド入力も受け付けており、キーコンフィグでレバーとボタンの配置を自由に設定できます。
普段から格闘ゲームをたしなんでいる人は、タッチで操作することに若干の違和感を覚えるかもしれません。たいした実力もない自分が言うのもなんですが、格闘ゲームの必殺技ってやっぱり自分が入力して出すからこそ気持ちがいいものだと思うんです。そこでゲームパッドの出番ですよ!
さすがに、タッチ操作よりもゲームパッドのほうがコマンド入力をしやすかったです。大好きなタクマ・サカザキの超必殺技“龍虎乱舞”を出せて勝った時は快感でした。自分のようにコマンド入力にこだわる人はゲームパッドでのプレイを、手軽に駆け引きを楽しみたい人はタッチ操作をオススメします。
▲タッチ操作で“龍虎乱舞”に挑戦しましたが、ジャンプの暴発ばかりでした……。 |
1987年に発売された横スクロールシューティング『R-TYPE』のアプリ版。攻撃を防ぐ盾にもなる“フォース”やためショットの“波動砲”、画面に収まりきらないほどデカイ巨大戦艦などが特徴です。
タッチ操作の場合は指の動きに合わせて自機が動く(=高速で移動できる)ので、オリジナル版にはない大胆な戦略がとれます。これはこれで楽しいのですが、スピードを制御できずに敵機に突っ込んでしまうことがしばしばありました。また、画面上のどこかに指を置いて操作することになるため、自機や敵機が隠れてしまうなんてことも。
本作は弾幕というほど敵の攻撃は激しくはないのですが、自機の判定が大きいぶん、精密な位置調整は欠かせません。ガチでクリア、またはハイスコアを狙うなら、ゲームパッドが最適と言えるでしょう。
1993年に発売されたアクションRPG『聖剣伝説2』のアプリ版。暴走したマナの力を封印するため、少年・ランディが仲間たちとともに世界を巡る物語が描かれます。リアルタイムかつシームレスなバトルを楽しめる“モーションバトルシステム”、フィールドでアイテムを使ったり、武器を持ち替えたりできる“リングコマンド”などが採用されています。
タッチ操作とゲームパッド、どちらでも快適に遊べます。タッチ操作ではダッシュやアイテムなどのショートカットがあってとても便利。ゲームパッドのほうも、アナログスティックでスムーズにキャラクターを動かせます。
とはいえ、気になったところが何もなかったわけではありません。自分がタッチ操作に慣れていないこともあって最初のうちはミスタッチが多く、またキャラクターを逆方向にターンさせる時に関係のない方向に指が触れてしまい、移動にもたついて攻撃を食らうことがありました。こうなるのは自分だけのような気もしますが、同じようなことが起きている人は一度ゲームパッドでのプレイを試してみては?
『ファイナルファンタジー』シリーズの第5作目として1992年に発売された『ファイナルファンタジーV』のアプリ版。主人公・バッツや仲間たちとともに、火・水・風・土のクリスタルを巡る物語が展開します。『ファイナルファンタジーIII』で人気を博したジョブシステムをさらに進化させ、ジョブごとのスキルを他のジョブでも利用できるようになっているのが特徴です。
タッチ操作で便利だと感じたのは、オートの攻撃モード(全員が[たたかう]を自動選択)。弱い敵との戦闘を早く終わらせたい時、経験値やお金を稼ぎたい時に最適で、戦闘スピード自体が早送りになるのもポイントですね。移動にかんしてはゲームパッドのほうが操作しやすかったです。タッチ操作で移動中、違う箇所をタッチすると移動が解除されるため、使っていないほうの指の置き場に困りました。両手の親指を乗せてプレイするやり方に慣れてしまっているせいですが……。
ちなみにゲームパッドでの操作でお気に入りは、[逃げる]のコマンドです。Lボタン+Rボタンの同時押しだったことから、小学生の頃に遊んだスーパーファミコン版『FFV』の思い出がいろいろとよみがえってきました。これもゲームパッドの利点?
・『聖剣伝説 RISE of MANA』
・『R-TYPE II』
※【iPhone 6 Plus】・【iOSバージョン:8.0.2】において、動作を確認したものであり、全てのiOSおよび機種で確認したものではありません。
『HORIPAD WIRELESS for iPhone/iPad』を使って思ったことは、とても扱いやすく遊びの幅を広げてくれるということです。ゲーム中に画面が広く使えることやボタンの押し間違えが少なくなるといった利点から、ハイスコアやタイムアタックに挑戦したい気持ちが湧きあがってきます。今回、いろいろなジャンルのゲームを遊んでみましたが、ちょっとした操作ミスが命取りになりやすいアクションやシューティングで特に活躍しましたね。
iOS用アプリがゲームパッドに対応し始めたのは比較的最近のことです。遊べるゲームは限られていますが、『ファイナルファンタジーV』のように後からバージョンアップで完全対応する事例もあります。ゲームパッドと相性がよいゲームはまだまだたくさんあるので、きっと今後も対応作品が増えていくと思いますよ!
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