保志総一朗さん&逢坂良太さん収録後インタビュー完全版! 『剣が君』キャラクターソング 人の章「鷺原左京・鈴懸」
3枚連続で発売された、Rejetの人気乙女ゲーム『剣が君』キャラクターソングシリーズ。今回は、その最終巻となる『人の章 鷺原左京・鈴懸』を歌う保志総一朗さん&逢坂良太さんにインタビュー! 電撃Girl’sStyleに掲載しきれなかった部分も含めた完全版をお届けする。
■鷺原左京役・保志総一朗さん
――収録のご感想をお願いします。
左京さんとしては、初めてのキャラクターソングだったんですが、非常に彼の雰囲気にあった歌だと思います。普段の物静かなところとか、内に秘めている想いとかがよく出ていたと思いました。彼のなかにある静と動の、静のほうを全編に渡って出しながら、そのなかで秘めたる思いを……という感じの歌だったので、勢いで行ける部分がないので難しかったですね。それでいて、ストーリー性というか、本当に左京さんの心情を訥々(とつとつ)と語るような繊細な歌なので、少しでも自分の感情が乱れたら歌に出てしまいそうでとても神経を使いました。まずは、収録が無事に済んで安心ですね。
――聴きどころを教えてください。
好きなところは、「どんな時も~」という歌詞の部分ですね。ここはやっぱり聴きどころかなと思います。サビのメロディは、左京さんなりにちょっと拳を握った感じにして力を入れていたんですけど、そこからのサビはひと味違うんです。切ない部分が強く出ているので、自分としては聴きどころ、おすすめポイントかなと思います。
――キャラソンとともにミニドラマが収録されますが、お話、ペアとのやりとりはいかがでしたか?
ちょっとホッとするようなのどかなお話でした。季節的に夏なので暑苦しいかもしれないですけれど、左京さん的にはいい感じに涼んでいます。終始、なごやかに鈴懸とのやりとりがあって、ホッとひと息な感じのドラマになっていてよかったです。今回は左京さんのブラックな部分はなかったので、とても健全なドラマでした(笑)。
――もし、左京がカラオケに行くとしたら、どんな曲をリクエストしたいですか?
イメージは静か系が似合いますけど、あえて激しいのを歌わせたらどうなるんだろうみたいな気持ちもあります(笑)。そういう面白い系も聴いてみたいけど、本当に客観的に考えたら……B’zさんの『ウルトラソウル』とかでしょうか。歌ったらどうなるんだろうなと気になります。もしかしたらめっちゃ叫んで、乱れているかもしれないですよね(笑)。でも意外と左京さんなりにうまく歌うのかなという気もするんですけど、ただどう考えても僕が歌う感じになるので、そうなると左京さんを保てないから辛いですね(笑)。僕自身はコブクロとかが好きなので、本当はそっちのほうが似合いそうです。
――保志さんはあまり激しい曲は歌わないですか?
B’zさんのような激しい曲も過去に歌ったことはあるんですけれど、自分の声に合わないんです。なので今では歌わなくなっちゃったんですが、同じロックでもどちらかというとGLAYさんのほうが合うのかなと思います。B’zさんは、似合わない人が歌うと残念な感じになっちゃうような気がして(笑)。だからカラオケでは自分の声とあまり違和感のない曲を歌います。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
去年『剣が君』をやらせていただいて、今年こういう形でまた盛り上がってきたなという感じがします。PS Vita版で新たな追加エピソードとかも増えていますし、やっぱりキャラクターソングが発売されるっていうのはどんな作品でもあるわけではないので、いい流れがきているなと思いました。これからの『剣が君』に期待してもらっていいのかなと思うので、歌も聴いていただいて、この作品の世界を広げていってくれたら嬉しいです。ぜひ今後とも応援よろしくお願いします。
■鈴懸役・逢坂良太さん
――曲や歌詞の印象はいかがでしたか?
鈴懸は天真爛漫で明るい子なので、少しテンポのいい感じの明るい楽曲になるのかなと思っていたんですけど、とてもしっとりした曲でした(笑)。鈴懸が姫を想う気持ちを歌った曲だと、歌詞からも感じられます。これは難しいと思いながら、そこに鈴懸の明るさというものを見失わずにどう歌おうかなと考えましたね。
――結構キーは高めに感じましたけれど、実際歌ってみていかがでしたか?
キーは全然高くないですよ。最後のファルセットも地声でやりたかったくらいです(笑)。ピッチ的な意味で言えば、最後のサビに向かう前の部分が1番覚えにくくて大変でした。曲自体は、素直に歌える曲に仕上がっているんですけれど、普段とは違う独特な歌い方をしたので、その辺りは難しかったです。
――では、聴きどころはどこでしょうか?
僕は歌詞よりもメロディを好きになることが多いのですが、「想いは千里を駆け抜けて」という歌詞のメロディ部分が1番好きです。全体で言いますと後半は、鈴懸の想いが凝縮されている感じがするので、いいなと思いました。
――キャラソンとともにミニドラマも収録されますが、お話、ペアのキャラとのやりとりはいかがでしたか?
PCゲームの特典ドラマCDもそうだったんですが、左京さんとからむことが多いので懐かしかったです。2人は真逆な性格ですけれど、左京さんは「やれやれ」としながらも世話を焼くタイプなので、鈴懸が屈託のない笑顔でお願いとかするとやってくれるんですよね。そういう意味では見ていて癒されます。鈴懸がかわいいのは当たり前なんですけれど、鈴懸といると左京さんまでかわいく見えるんですよね。ツンデレとは違うんですけど、左京さんのいつもと違った面が見られるというのはいいなと思いました。
――もし鈴懸がカラオケに行くとしたら、どんな曲をリクエストしたいですか?
鈴懸だったら童謡でしょうか。わりと明るめで、今パッと思い浮かんだのは『アイアイ』です(笑)。子ども向けの曲とかとても似合うと思います。もし鈴懸が現代にいたら、幼稚園の先生になっていそうです。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
左京さんと2曲セットで収録されるということで、2通りの楽しみのある1本になっています。それぞれのキャラクターのことが描かれている歌詞やミニドラマなので、かなり聴きどころがたっぷりです。長く楽しんでいただけると思いますので、「もういいでしょ」と言うくらい聴いてください(笑)。擦り切れるくらい聴いたあと、しばらくして聴き直すと「やっぱりいい曲だったな」と思っていただけたらありがたいので、ぜひぜひ楽しんでいただければなと思います。
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