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2014年12月9日(火)

神は言っている、こんな企画で大丈夫かと。20周年を迎えたPSのカオスを紹介する魔窟企画!【電撃PS】

文:電撃PlayStation

 12月11日発売の『電撃PS Vol.580』では、本誌創刊20周年を記念して、特別企画を20本掲載。そのなかから、“電撃PSの魔窟”と呼ばれる編集&ライターチームが贈る渾身の企画“電撃PlayStation Mk.II(まくつ)”の内容を紹介します。

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 11月某日、電撃PSの主要ライター陣に以下のようなメールが届いた。メールの送り主は電撃PSの編集・ぺろ。“おれがかんがえたさいきょうのきかく”を作業負担を考えずにライター陣に強要して実現させる迷惑野郎だ。「いやな予感がした」と企画班の1人、ライター・カワチは後日語ったとか語らなかったとか。

『電撃PS』
▲柔和な笑みを浮かべるライター・カワチ(※とくに意味はないが目線を入れておいた)と、なぜか顔を隠すライター・まさん。ただし腹が出ている。

件名:【集合】12/11号で企画やるよ。

本文:打ち合わせしよう。いつが空いてる?
11/5(水)夜(※ぺろが17:00~19:00くらいまで外打ちのため、それ以降)
11/6(木)昼過ぎ~夕(※ぺろが19:00~22:00くらいまで取材のため、その前)
11/7(金)午前(14:00から会議なので、それ以前に)

 なんの企画の打ち合わせかすらわからない……。しかも自分の都合しか考慮していない。以前にもこんな感じで打ち合わせをしてイタイ目にあったぞと、企画班のまさんとophionは戦慄した。しかし彼らに拒否権は与えられていない。唯一できることは、打ち合わせをなるべく脱線させずにコントロールすることだけだ。恐る恐る待つライター陣を尻目に、ぺろが第一声を放った。

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「20周年だからなんかおもしろいことしよう。なにすればいい?」

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 ……もはや“おれがかんがえたさいきょうのきかく”すら考えていないだとッ……!! しかし、これはある意味ラッキー!? ここでなるべく穏便な企画を提案できれば、いつものような地獄を見なくてすむかもしれない。この千載一遇のチャンスを生かすべく、カワチ、まさん、ophionは考えた。だが悲しいかな、ゲームの話になると彼らはすぐに脱線する。打ち合わせはいつしかただの雑談になり、そして問題の発言がなされたことに気づいたものはいなかった。ただ1人、ぺろを除いて……。

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「FFタクティクスのオルランドゥって強すぎますよね」
「最近はチュートリアルが充実しているから、説明書ってあまり必要ないよね」

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 「よし、わかった」。ぺろは唐突につぶやいた。「この流れはマズイ……!!」。ライター陣は自らの失態に気づいたが、それはあとの祭りだった……。


 これが、電撃PSの20周年企画の一環とて“常識破壊 アンビリーバボォォォォー”と“既読スルーできない名珍付属品コレクション”という企画が誕生した経緯だ。具体的な内容はぜひ本誌を確認してほしいが、その内容を簡単に紹介しよう。

『電撃PS』
▲企画に使用するタイトルの選定で編集部の見本棚をひっくり返すの図。もちろん行うのはライター陣。▲「絶対楽しいから。なっ、なっ!」と安い企画物のようにナンパされて、巻き込まれた新人ライター・あんまさ。笑ってられたのは最初だけだった……。

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■バランスさえ無視する最強の存在を厳選! 『常識破壊 アンビリーバボォォォォー』

 PlayStationが誕生してから20年。「こんなバランスが許されるのか!」というハチャメチャな存在は何年経っても私たちゲーマーの記憶に残り続けている。そんな存在たちを魔窟編集&ライターが厳選! 「(ゲーム発売後に)アップデート調整とかヌルいこといってんじゃねぇ!」を合言葉に、PSの歴史に名を刻むキケンなヤツらをピックアップしている。

『電撃PS』
▲キャラクターやスキル、魔法、アイテムなど多彩なジャンルからアンビリーバブルな存在を選定。

 青春のラスボス・藤崎詩織や、今一度だけ日本語の本質を問いたい『ナイトルゥース』など、注目するポイントは多彩。あまり大きな声で言えない魔窟編集&ライターの常識ブレイク座談会はトンデモエピソード満載なので、ぜひチェックしてみてほしい。

『電撃PS』
▲要約すると“燃えているトイレで号泣している奈美”。昔はそれが“味”だったの!

■実はこんなに楽しい! 『既読スルーできない名珍付属品コレクション』

 チュートリアルの充実などで、昨今存在感が薄くなってきている説明書たち。そんな時勢に逆らって、PS、PS2から魅力的な説明書たちを紹介していく企画『名珍付属品コレクション』をお届け。変わった付属物パッケージ裏なども見どころ満載ということをお伝えする!

『電撃PS』
▲いざ振り返るとかなりおもしろいパッケージや付属物。説明書の表紙に「たまには読め」と書いてあるなど意外と熱い!

 とにかく怖い『零~紅い蝶~』の説明書や全長約80cmの『ビブリボン』の説明書など、魅力的な付属物が盛りだくさん。説明書を読まないでプレイを始めていた人にこそ、ぜひ読んでほしい企画になっている。

『電撃PS』
▲『リンダキューブ アゲイン』の設定資料には「ゲームをやればわかるからこんな長い文章ワザワザ読まなくてもいいゾ(笑)」というお茶目なコメントが。

 神は言っている、こんな企画で大丈夫かと。魔窟編集&ライターが無責任に「大丈夫だ、問題ない」と思っているこのトンデモ企画は『電撃PS Vol.580』に掲載。無理に読まなくてもいいが、読んでくれたらうれしいです……。

 ちなみに、なぜ『エルシャダイ』がちょいちょい出てくるのか? と思った人に説明しよう。この企画のトビラ絵は『El Shaddai: Ascension of the Metatron』のディレクター兼キャラクターデザイナーである竹安佐和記氏が描き下ろしている。テーマは“死にかけのイーノックの状況を神に報告するルシフェル”だ。

『電撃PS』
▲イラストの一部をチラ見せ。死にかけのイーノックの脇には、男前すぎるルシフェルが……!

 電撃PS20周年記念号となるVol.580は12月11日(木)発売!! Book☆WalkerやReader Store、Kindleなどの電子書籍ストアでも購入できるので、こちらもぜひ!

Illustration Sawaki Takeyasu
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データ

▼『電撃PlayStation Vol.580』
■プロデュース:アスキー・メディアワークス
■発行:株式会社KADOKAWA
■発売日:2014年12月11日
■定価:778円+税
 
■『電撃PlayStation Vol.580』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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