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2014年12月10日(水)

竜と奏でるRPG『シャイニング・レゾナンス』のキャラと世界観を紹介! Tonyさんのキャラコメントも掲載

文:kbj

 セガから、12月11日に発売されるPS3用ソフト『シャイニング・レゾナンス』について、世界観や登場キャラについて紹介する。

『シャイニング・レゾナンス』

 本作は、『シャイニング』シリーズの最新作にして、世界観を一新して開発しているファンタジーRPG。人と竜の2つの姿を持つユーマ・イルバーンを主人公に、失われた竜の力を巡る戦いが繰り広げられる。歌と音楽を活用した新システムによる、バンド演奏のような感覚のバトルシステムも特徴だ。

 シリーズとして、7年振りに据え置きハードで発売される本作は、上記のとおり世界観を一新している。ここでは登場キャラや物語などを紹介していく。また、後半ではキャラクターデザインを担当しているTonyさんのコメントも掲載する。

 なお、バトルやシステムを紹介したレビューは、こちらの記事を参照してほしい。

■物語

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

 いにしえの大陸に、“アルフヘイム”と呼ばれる神の地が存在する。かつて、この世界で栄華を誇った竜たちが滅びてから、長く時は流れた。竜の魂は結晶化して、世界に散らばっていた。

 しかし、あるときドラゴンの生存が確認される。彼の名は“煌竜イルバーン”。失われた竜の力を求めて、帝国軍や教会勢力、そして竜に仇なす者・ドラゴンスレイヤーが動き始める。

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

 彼らの手からドラゴンを救ったのは、ひとりの“少女”だった。やがて“竜の奏者”と呼ばれる戦士たちがドラゴンのもとに集う。ドラゴンの脳裏に、幼いころ傷ついた自分を助けてくれた“少女”の記憶がよみがえる。それは、運命の再会だった。

 ドラゴンと少女をめぐる、美しくも切ない物語が奏でられる。

■“竜奏騎士(ドラグナー)”と“竜刃器(アルモニクス)”とは!?

 “竜奏騎士(ドラグナー)”とは、“竜刃器”と呼ばれる、伝説の楽器を使って戦う戦士たち。魔法の音楽を奏でることによって、失われた竜の力を呼び覚まし、大自然の力を自在に操る技を使う。

 竜奏騎士の武器は、竜の力を呼び覚ます魔法の楽器“竜刃器(アルモニクス)”と呼ばれる。かつて、竜の体より生み出された伝説の武器だ。武器としてだけではなく、魔法のメロディを奏でる楽器の機能を持ち、世界でもいくつかの存在が確認されているのみである。

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』
▲龍鱗爪剣 テンペリオン▲龍炎杖 イグリュート
『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』
▲龍翼弓 コトノカグラ▲龍尾棍 トランロッド
『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』
▲龍牙槍 フェングルート▲龍眼砲 バルモニウム

■メインキャラクターを紹介

●ユーマ・イルバーン(煌竜 ヒューマノイド体) (声優:島崎信長)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:剣士
◆武器:龍鳴剣 ヴァンデルホーン
◆主要魔法:-

 伝説とされる“煌竜”の魂をその身に宿しており、人と竜の2つの姿を持つ少年。世界に強い影響を及ぼす竜の力を封じ、その力を隠すために、ヒューマノイド体の姿で世を忍びながら暮らしていた。竜の力を狙う帝国軍にその存在を知られ、捕えられてしまうが、“竜奏騎士(ドラグナー)”と呼ばれる、竜の力を操る戦士たちに救い出され、アストリア王国の保護下で“竜奏騎士”たちに協力することになる。

 竜の力の一部を具現化した剣、“龍鳴剣ヴァンデルホーン”を武器に戦い、大剣による威力の高い斬撃攻撃を得意とする。竜の姿に変身する時には、この剣が媒介となる。

●煌竜イルバーン

『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:ドラゴン
◆武器:角&爪
◆主要魔法:ブレス攻撃

 ユーマのもう1つの姿。ユーマは自身の竜の力を恐れており、“煌竜”の力を完全に使いこなすことができない。プログレス体と呼ばれる状態は、かつての雄々しき姿に比べると、少し弱々しい存在である。

 バトル中はいつでもドラゴンに変身することができる。しかし、一定の制限を超えると、その強大な力を制御するのが難しくなり、暴走を引き起こすことも。

●ソニア・ブランシュ (声優:瀬戸麻沙美)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:魔法剣士
◆武器:聖盾剣 ニケア・イギス
◆主要魔法:電撃系

 本作の女主人公でありヒロイン。アストリア王国再興のために人々を率いて帝国と戦う、男勝りな王女。剣の腕は確かで、その性格と持ち前の電光石火の行動力から“アストリアの稲妻王女”と呼ばれ怖れられる。

 彼女が竜奏騎士たちを率いて、帝国軍の研究施設にとらわれてた伝説のドラゴン“煌竜イルバーン”を助け出すところから物語は始まる。以後、煌竜は彼女の保護下に置かれることになる。

◆覚醒する“黄金の雷撃姫”

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

 ある出来事をきっかけに、“竜奏騎士”として真の覚醒をするソニア。覚醒したソニアは“聖龍鎧装(せいりゅうがいそう)”と呼ばれる、黄金のドレスアーマーにドレスアップすることが可能となる。

 人々を守るために戦うソニアの強い覚悟が、竜刃器の本来の力を呼び覚まし、大いなる守護の力を得る。ドレスアップすることで、ソニアの防御力と魔法防御力が大きく上昇している。

●キリカ・トワ・アルマ (声優:早見沙織)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:歌巫女
◆武器:龍翼弓 コトノカグラ
◆主要魔法:神聖魔法

 本作のヒロイン。大自然の精霊力を操る魔法の歌“聖印歌”を受け継ぐエルフ族の“歌巫女”として、特別な能力を持つ少女。近くにいる竜の気配を感じることができる。竜奏騎士としての戦闘能力はまだ未知数で、どちらかというと仲間を癒す方が得意。

 歌巫女として大切にされて育ったため、箱入り娘的なところがある。人とのコミュニケーションは、あまり得意ではなく、やや冷たい印象を与えるが心根は優しい。

●アグナム・ブレットハート (声優:宮野真守)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:魔導師
◆武器:龍炎杖 イグリュート
◆主要魔法:爆炎系

 伝説の竜刃器のひとつ“龍炎杖 イグリュート”の使い手。爆炎を自在に操る熱血漢の竜奏騎士。燃えるようなサウンドでバトルステージをライブ会場に変える、まさに音の魔術師だ。

 熱血でチャラい印象を与えるが、竜奏騎士としての実力は高い。魔導師だが体力にも自信があり、近接戦闘も得意な前衛魔導師として活躍するだろう。

●リンナ・メイフィールド (声優:茅野愛衣)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:ウィッチ
◆武器:龍尾棍 トランロッド
◆主要魔法:風系

 エルフの国“ウェルラント王国”出身の精霊使い。伝説の楽器・竜刃器(アルモニクス)のひとつ“龍尾棍 トランロッド”の使い手だ。暗い局面でもいつもパーティを明るくする、ムードメーカー的存在。ふわっとした温厚な性格で、表面上は天然キャラのようだが、内面は小悪魔系。かなりの策士で割と毒舌だ。

 “竜奏騎士(ドラグナー)”としての潜在能力は高く、魔法使いとして後方支援に大活躍する。劇中では最大級の魔力を誇る、頼りになる存在。

●音帝片吟(おんていペンギン) フロマージュ (声優:広橋涼)

『シャイニング・レゾナンス』

 リンナといつも行動をともにする相棒で“音の精霊”。的確な助言で仲間を助ける、パーティの頼もしいアドバイザーでもある。本作のマスコットキャラで、音楽にうるさい。

●レスティ・セラ・アルマ (声優:中村悠一)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:騎士
◆武器:龍牙槍 フェングルート
◆主要魔法:氷雪系

 古の力を守護するエルフの国“ウェルラント王国”の騎士団長。キリカの実の兄で、エルフ族の軍を率いて前線で戦う、歴戦の竜奏騎士(ドラグナー)。ユーマという存在が妹、そして世界にとって危険かどうかを見極めようとし、場合によってはユーマの命を断つことすらいとわない様子をみせる。アグナムとは旧知の仲であり悪友。

 氷の精霊魔法を駆使した闘技を使い、一族の巫女であるキリカを見守る。クールな知性派で、つねに沈着冷静な判断ができる参謀役として頼りになるが、キリカを大事にしすぎるあまり、兄バカな一面も。

●ゲオルグ・ザルバード (声優:小山力也)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:アークパラディン(大司教騎士)
◆武器系統:剣

 ロンバルディア帝国・刻竜教会特務騎士団・ベイオウルフの団長。教会の“犬”として内外で恐れられる、最精鋭部隊を率いる。ひと癖もふた癖もある団員を率いるその実力は帝国軍の中でも一目置かれており、皇女に従い前線指揮をとる。

 遺された神の叡智についての知識が深く、教会の暗部の象徴ともいえる男。目的のために手段を選ばない冷酷な性格をしている。

●ゼスト・グレアム (声優:保志総一朗)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:魔銃剣士
◆武器:双魔銃剣 アンフィスバエナ
◆主要技:我流暗黒闘技

 主人公ユーマにとってのライバルとなるキャラクター。帝国軍ですら力をもてあます、帝国最強の狂戦士。自分より強い相手と戦うことを至上の喜びとする戦闘狂で、弱い敵が相手の戦いには興味を示さない。帝国の意思とは異なる価値観で動いているため、その気まぐれな行動には帝国も手を焼いている。刻印教会特務騎士団・ベイオウルフに所属しているが、団長のゲオルグですら扱いきれない。

 普段は強すぎる力を制御した状態だが、自身の心臓に刻印を撃ち込むことで力を解放する。ユーマたちは、彼の凄まじい破壊の力をしのぐことができるのだろうか。

●マリオン・ル・シーラ (声優:沢城みゆき)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:魔砲銃騎士
◆武器:魔動砲 ディバインカノン
◆主要魔法:回復&補助魔法

 刻印教会特務騎士団・ベイオウルフに所属する美少年騎士。教会の秘術によって生み出された生体実験兵器の一体で、任務を冷徹に執行する殺戮専門の狙撃手。左目に竜の魔眼を移植されており、魔力で作動する重火器を自在に操って“竜奏騎士”たちに襲い掛かる。幼い見た目に反して、恐るべき怪力と破壊力を持つ戦闘人形。

 ヨアヒムの精神支配を受けている影響か、1つの体にマリオンとエトという2つの人格がせめぎ合っている。主人公ユーマは、研究施設に捕えられていた時に彼らに出会っていた。戦場での再会は、彼らにいかなる運命をもたらすのか。この記事によると、マリオンが仲間に!?

●ヨアヒム・ルーベンス (声優:中井和哉)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス: 暗黒神官 
◆武器:断末魔刃 サイコ・ロプス
◆主要魔法:暗黒魔法

 教会特務騎士団・ベイオウルフに所属する科学者で、古代魔導研究の第一人者。生体科学や医術に天才的な能力を持つが、研究実験以外のことにはまったく興味がない変人。マリオンをはじめとする、“竜体力学”を活用した数多くの生体兵器を生み出してきた。研究のためならどんな犠牲もいとわないマッドサイエンティスト。

 彼の研究成果の中でも、マリオンは自慢の作品の一つとして、強い執着を持つ。また、ユーマを研究施設に捕らえ、さまざまな実験をしていた張本人。研究対象として、ユーマの体に異常な興味を示す。

●ベアトリス・イルマ (声優:桑島法子)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:ニンジャマスター 
◆武器:刃遁 震羽綸具
◆主要技:暗黒忍術

 帝国皇女の側に影のようにつき従い、妖艶な微笑みの裏に冷たい刃を隠し持つ、ダークエルフの女忍者。刻印教会特務騎士団・ベイオウルフに所属し、諜報及び暗殺活動を担当。軽薄な態度で相手を翻ろうし、幾多の敵を葬ってきた手練れの忍である。

 キリカやリンナとは同郷の幼馴染ではあるが、ダークエルフ族として迫害されてきた過去を持ち、現在は因縁浅からぬ間柄。皇女配下のドラゴンたちとともに、ユーマたちの前に立ちはだかる。彼女が抱える心の闇は、常人には計り知れない。

●エクセラ・ノア・アウラ (声優:水樹奈々)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:ドラゴンマスター
◆武器:龍吼魔笛 グラビネット
◆主要魔法:超重力魔法

 キリカ&ソニアのライバル、かつ敵側のヒロインというポジションのキャラ。帝国の皇女にして、竜騎士の頂点であるドラゴンマスター。竜を使役する、敵側の“歌巫女”かつ“七つ目の竜刃器”の使い手として主人公たちの前に現れる。

 “歌巫女”と“竜奏騎士”としての力を使って、古の時代に造られた“ドラグマキナ”という、竜の姿をした人造兵器を配下にしている。彼女に忠誠を誓った3匹の竜は“皇女の三本槍”と呼ばれ、つねに付き従う。

 その気高く美しい立ち振る舞いと、かつてその力で帝国の内乱を沈めた実力もあいまって、帝国臣民の人気が高い。ユーマとの衝撃的な出会いが、彼女の運命の歯車を狂わせていく。

●ジーナス・アイオーン (声優:神谷浩史)

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

◆クラス:ソードマスター
◆武器:神刀 スサノオ
◆主要技:聖刻一刀流剣術

 ユーマにとって、もうひとりのライバル! 伝説の竜をも一刀のもとに切り捨てる、神がかった力をもつ剣士だ。どの勢力にも属さず、ドラゴンを狩り続ける孤高の存在で、敵なのか味方なのか、その行動の真意は謎に包まれている。

 使役するドラゴンがことごとく倒されていることから、帝国軍はジーナスを“竜に仇なすもの”と呼び、警戒している。ユーマとは大きな宿命でつながっており、物語の鍵を握る人物。

●エクセラに従う3匹のドラグマキナ“皇女の三本槍”

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

 “ドラグマキナ”とは、帝国軍の研究により人工的に復活させられた、かつての伝説の竜たち。エクセラにつき従う3匹のドラグマキナは、帝国内外で“皇女の三本槍”と呼ばれ、恐れられている。

 竜騎士姫・エクセラの配下となり、それぞれが伝説の武器の名前を与えられている。知能が高く、人語を話し、各々が武人のように誇り高い。エクセラには強い信頼を寄せており、主従としての絆で結ばれている。操られているのではなく、自らの意志でエクセラに忠誠を誓い、時に彼女に助言を与えることも。

『シャイニング・レゾナンス』
▲紅蓮槍龍 トリシューラ (声優:稲田徹)
『シャイニング・レゾナンス』
▲氷蒼鉾龍 ゲイボルグ (声優:増谷康紀)
『シャイニング・レゾナンス』
▲雷戟轟龍 グングニル (声優:高塚正也)

●帝国本土を守護する“帝国の双剣”

 帝国が復活させたドラグマキナのうち、帝国本土を守護する役目を担った2体は、“帝国の双剣”の名で呼ばれている。いずれも超伝説級のドラグマキナで、かつては“聖なる竜神”と“暗黒の竜王”として恐れられた存在だ。竜騎士姫・エクセラがマスターで、彼女の父である現皇帝治世の象徴たる帝国の切り札。

『シャイニング・レゾナンス』
▲水天剣神 カリバーン
『シャイニング・レゾナンス』
▲魔剣竜王 ダーンスレイブ

■大自然の力を呼び覚ます、歌巫女・キリカの“聖印歌”

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

 キリカは“聖印歌”を唄うことで、歌に合わせた多彩なコスチュームに変化。仲間たちの『竜刃器(アルモニクス)』の調べを伴奏に、歌巫女・キリカは四季をテーマにした歌を始め、さまざまな自然の歌をうたう。“聖印の歌巫女(ディーヴァ・マギカ)”の魔法の歌・聖印歌が、大自然の力を呼び覚ます!

■楽曲制作は『Elements Garden』が担当

『シャイニング・レゾナンス』

 『シャイニング・レゾナンス』では、キャラクターが唄う歌曲に加えて、BGMなどトータルの楽曲制作を、音楽制作ブランド“Elements Garden”が担当。藤田淳平さんを中心に、メンバーが総力をあげて挑んだ意欲作となっている。楽曲は、“楽器で戦う”というテーマに合わせて、曲ごとにメインとなる楽器のセレクトを変えるなど、本作ならではの曲づくりでアプローチを行っている。

■Tonyさんによるキャラクターコメントを掲載

●ユーマ・イルバーンについて

『シャイニング・レゾナンス』

 ユーマは、パーティでバンドを組んで戦うことがゲームの企画段階から決まっていたことから、バンドマンをイメージしたデザインにしてあります。それも、ビジュアル系バンドな感じで。性格はちょっと気弱なところがあるので、線が細い雰囲気を持たせつつも、RPGの主人公らしいカッコ良さは失わず、といったところを強く意識しました。

 冒頭で敵に捕らえられていたにしては、助けてみたら意外と小奇麗な格好なのはご愛嬌です(笑)。

●ソニア・ブランシュについて

『シャイニング・レゾナンス』 『シャイニング・レゾナンス』

 真の覚醒をとげたソニアは、黄金のドレスをまとったプリンセス、というイメージを前面に押し出したデザインです。ソニアはこの設定があったので、デフォルトの衣装が控えめのデザインで、姫様らしさも薄めになっていました。

 上半身の露出度はアップしてるけどスカートは長くなっていますが、バトルでスカートの長さが変わる、おもしろい要素も入ってるのでお楽しみに。

●キリカ・トワ・アルマについて

『シャイニング・レゾナンス』

 キリカは、本作に登場するエルフのベースになるということで澤田Pから髪型など、かなり具体的なデザイン指定がありました。これまでのエルフのイメージと差別化された“和風エルフ”が最大のコンセプトで、金髪の和髪・ポニテと、純白の花嫁衣装と巫女服を融合させて、イメージカラーはブルーにしました。

 要素は多いですが組み立てやすかったので、割とすんなりデザインできたほうですね。清廉潔白な、透明感のあるバランスに仕上げられたのが気に入っています。ミニスカ変身する設定があったので、それも意識しましたね。和服のキャラクターを描くのが好きなので、衣装のバリエーションを考えるのも楽しかったです。

 大き目の振袖を動かすのが開発スタッフには大変だったみたいですが、そこは澤田Pが断固として譲らず、男気を感じました(笑)。最終的に、素晴らしい振袖ぐあいで動かしてくれた開発スタッフの皆さんに、心から感謝です。

●アグナム・ブレットハートについて

『シャイニング・レゾナンス』

 熱いハートを持つ炎の魔法使いということで、熱血やんちゃ系キャラをストレートに表現してみました。楽器もギターなので、ハードロックな雰囲気を盛り込んでトライバルデザインの炎の模様を入れてみたり。まさにロッカースタイルって感じです。それでいて後ろから見るとちゃんと魔導師のシルエットぽく見えるようになっているのがポイントかな。

 ゲーム中ではギターを振り回して暴れ回るのがもう最高に楽しいんですよ。宮野真守さんの声もピッタリはまりすぎです。

●リンナ・メイフィールドについて

『シャイニング・レゾナンス』

 ふんわり明るくエロかわいい、エルフのウィッチというイメージでデザインしました。今回のエルフ族は、全体的にオリエンタルテイストを入れるというコンセプトなので、魔女らしさとチャイナ服の融合にチャレンジしてみました。

 帽子のリボンがネコミミっぽいのと、大きなおさげがポイントで、フライトユニットさんの3Dモデルも、とてもカワイく仕上がっているので満足です。ピチピチのチャイナ服で派手なアクションをするので、ハラハラしますよ(笑)。

●レスティ・セラ・アルマについて

『シャイニング・レゾナンス』

 エルフの巫女キリカのお兄様です。今回のエルフ族がオリエンタルな文化を持つというコンセプトなので、ファンタジー世界では珍しい武闘派のエルフという感じにしてみました。エルフのサムライという感じですかね。

 和服をアレンジした衣装で短髪という、あえて従来のエルフのイメージとかけ離れた雰囲気でまとめてあります。かっこよさと勇者の貫録が両立できたので気にいっています。

●マリオン・ル・シーラについて

『シャイニング・レゾナンス』

 重火器使いの生体兵器という設定から“中二病”的要素をノリノリで満載してみたデザインです。ミリタリーっぽい衣装に神官服を合わせたような雰囲気で、武器が巨大で派手なため、あえてシンプルにまとめているところがポイントです。

 幼いけど中性的な感じで、2つの人格を持っていたり、眼帯の下やコスチュームには秘密がありますが、まあ皆さんの想像通りでしたかね(笑)。

●ヨアヒム・ルーベンスについて

『シャイニング・レゾナンス』

 とにかく怪しい雰囲気を持った狂気の医者というコンセプトでデザインしています。それと、おかしな宗教の教祖のような出で立ちを狙っています。白衣をイメージさせる神官服にパンク&ヘビメタ系のバンドマンのようなダークな雰囲気をごちゃ混ぜにしてみた感じで、十字架をボンテージっぽいワンポイントにしてみたり。

 見事に怪しさ爆発のキャラになったなと。マスクを取ったら意外と整った顔立ちかもしれません(笑)。

●エクセラ・ノア・アウラについて

『シャイニング・レゾナンス』

 漆黒の甲冑を纏った敵国のお姫様で、かっこよく凛々しいイメージを前面に押し出したデザインです。初の黒いドレスアーマーでいきたいという澤田Pのリクエストと、竜騎士という設定からドラゴンをモチーフにした装飾を入れたり、レースを各所にあしらったりして、ゴシック調にまとめました。

 ツインテール含めて、ボリュームが過去最大級なので立体映えが凄く、技も超かっこいいので、彼女がプレイヤーキャラとして使えたりするといいですね。

●ジーナス・アイオーンについて

『シャイニング・レゾナンス』

 黒髪ロングで超絶にカッコいい、ライバルの美形剣士というリクエストだったので、とにかく黒髪がポイントとして際立つように、かつ男性の色っぽさを意識してデザインしています。強そうだけど、主張は少なくさりげない感じで。そして影のあるイメージや、何かを背負っているような雰囲気を持たせたくて、全体をモノトーンでまとめてみました。

 ゲーム中は剣技が凄まじくて“俺強ええ~”状態なキャラです。登場をお楽しみに。

(C)SEGA

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