2014年12月11日（木）
アニメ映画『花とアリス殺人事件』は2月20日公開。登場人物の声優を務める豪華俳優陣が明らかに
アニメ映画『花とアリス殺人事件』が、新宿バルト9他で2015年2月20日に全国公開されることが決定し、追加の声優情報などが明らかにされた。
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『花とアリス殺人事件』は、岩井俊二さんが原作・脚本・監督を務めた映画『花とアリス』（2004年公開）の前日譚を描いた作品。実写からアニメへと表現方法が変わり、岩井監督にとっては初の長編アニメ作品となる。主人公の少女たちは『花とアリス』と同様に、アリス役を蒼井優さん、花役を鈴木杏さんが演じる。
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| ▲実写ではなく、アニメーションで描かれる『花とアリス殺人事件』の場面カット。 | ||
そして本日は、アリスと花以外のキャラクターも、『花とアリス』と同様のキャスティングとなることが判明。アリスの母親役を相田翔子さん、父親役を平泉成さん、花の母親役をキムラ緑子さん、バレエ教室の先生・堤ユキ役を木村多江さんらが引き続き演じる。また、『花とアリス』で花が恋する宮本先輩を演じた郭智博さんは先生役の声を担当するという。さらに、勝地涼さん、黒木華さん、鈴木蘭々さんら俳優陣が新たなキャラクターの声優を務める。
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| ▲左上から、蒼井優さんと鈴木杏さん、勝地涼さんと相田翔子さん、黒木華さんと鈴木蘭々さん、木村多江さんと郭智博さん、平泉成さんとキムラ緑子さん。 |
なお、キャストの追加発表とあわせ、12月13日から劇場で上映される予告映像の動画が本日公開された。その他、監督・出演者のコメントも下記に掲載する。
■動画：『花とアリス殺人事件』予告篇
●岩井俊二監督のコメント
作品を作り終えてもなお、あの2人は僕の中に居座り、10年の歳月が過ぎてもなお、平然とそこに居続け、気がついたら僕にこのアニメを作らせていた。2人がいつまで居座る気なのか、それはちょっと僕にもわからない。
●～史上最強の転校生～アリス役・蒼井優さんのコメント
アリスだったあの日から、早10年。声も大分、野太くなっていますが、頑張りました。眩い青春時代を2度もありがとうございます。またアリスになることができ、心から嬉しかったです。作品の完成が楽しみでなりません。
●～史上最強のひきこもり～花役・鈴木杏さんのコメント
花とアリスに再会できて、とてもとても嬉しいです。10年経って30歳近くになった（！）私たちが中学生の声になれているのか……ちょっと不安。でも観てくださる方が楽しんでくださればいいな、と思います。
●～殺人事件の鍵を握る男～湯田光太郎役・勝地涼さんのコメント
10代の頃に初めてご一緒させて頂いた時は、岩井さんを怒らせた僕ですが……。今回、久しぶりにお仕事ができ、とても嬉しかったです。わずか10分ほどでしたが、和やかに穏やかに収録ができました（笑）。10代の頃からよ～く知っている蒼井優さんと鈴木杏さんの2人が10年経っても、色あせず、“花とアリス”の世界観を蘇らせていると思いますので、楽しみにしてください。
●～花とアリスの担任～萩野里美先生役・黒木華さんのコメント
花とアリスが、長編アニメになって、しかも、物語は、2人の出会い……。あの青春の始まりを目撃できるということが、幸せで、楽しみです。
●～バレエ教室の先生～堤ユキ役・木村多江さんのコメント
愛らしい2人が帰ってきました。私もバレエ講師として再び出会えたことがとても嬉しいです。アニメーションで2人がどうまた世界を愛おしいものにするのか、一緒に楽しみませんか。
●～アリスの父～黒柳健次役・平泉成さんのコメント
前回同様、アリスの父の役をやらせて頂きました。久しぶりに岩井さんにお目にかかり、旧交を温め、楽しい時間を過ごしました。今回はもう一役、大事な役をやらせて頂いております。そちらもお楽しみ頂けたら嬉しいです。
●～アリスの母～有栖川加代役・相田翔子さんのコメント
私にとって初めての声優作品となります。アリスの母を演じさせて頂いてから10年。人として不完全な所が気に入っていました。今作品では、それぞれの人柄が更に際立っていて面白く、引き込まれてゆきます。
●～花の同級生～陸奥睦美役・鈴木蘭々さんのコメント
私のドラマデビュー作は、岩井監督の『ゴーストスープ』という作品でした。とても久し振りにお会いした監督は変わらなさすぎて笑いました（笑）。収録はとても楽しく、でも中学生という役どころに冷や汗が出ました。
●朝永先生役・郭智博さんのコメント
『花とアリス』の公開から10年経ちましたが、こんなに愛されている映画に参加させて頂けて今でもとても嬉しく思っています。今回、アニメ版の方も宮本先輩ではありませんが違う役柄で参加できて光栄です。岩井さんとも久しぶりにお会いできて相変わらずの安心感といいますか、リラックスしながらアフレコに望むことができました。アニメになっても変わらないあの花とアリスの暖かい雰囲気。堪能して頂けたら幸いです。
(C)花とアリス殺人事件製作委員会