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2014年12月20日(土)

『ドラゴンクエストヒーローズ』レビュー。キャラ切り替えによる連携がとにかく楽しい

文:喜一

 本日12月20日~21日に千葉県・幕張メッセで開催されている“ジャンプフェスタ2015”。そのスクウェア・エニックスブースで体験できるPS4/PS3用ソフト『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』のレビューをお届けする。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』

 筆者が体験したのは、本作のメインキャラクターであるアクトとメーアに加えて、『ドラゴンクエストIV』に登場するアリーナとクリフトがプレイできるミッションだ。このミッションは、フィールドに存在するすべてのモンスターを倒すことでクリアとなる。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲最初に選べる操作方法。アクションゲームに自信がない人は“かんたん操作”がオススメ! ボタンを押しているだけでド派手な技がバンバン出る。

 ちなみに、もう一方のミッションではメインキャラクター2人とゼシカ、ヤンガスのパーティ編成で遊べる。こちらは難易度が高めに設定されているので、アクションゲームが苦手な人は筆者と同じミッションを選ぶといいだろう。

■『ドラクエ』の世界が広がるフィールド

 ゲームを開始してまず、PS4で描かれる美しいグラフィックに目を奪われた。これは実際に体験してもらわなければ実感できないと思うが、スライムやさまようよろいの質感は『ドラクエ』ファンなら感動するに違いない。

 また、遠くにいる見覚えのあるモンスターたちは自分を『ドラクエ』の世界に立っていることを強く感じさせてくれた。そして、門を守るようにたたずむゴーレムは初代『ドラゴンクエスト』を彷彿とさせ、思わず筆者もハイテンション状態に。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲スライムがいっぱい! 辺りを見回すだけでも『ドラクエ』の世界観を存分に楽しめる。

■シンプルな操作でおなじみの技が繰り出せる!

 世界観やグラフィックは十分に楽しめたが、肝心なゲームの中身はどうだったのかと言うと、こちらも文句なしにおもしろかった。□ボタンと△ボタンで攻撃を使い分けられ、×ボタンでジャンプ、R1+□・△・○ボタンでとくぎ/じゅもんが使用できる。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲とくぎ/じゅもんはド派手な演出が目を引く。

 アリーナは、R1+□で“ばくれつけん”、R1+△で“ぶんしんけん”、R1+○で“いっかつ”が使用でき、クリフトはR+□で“狼牙突き”、R1+△で”雷鳴突き”、R1+○で“スクルト”が繰り出せた。クリフトの技は演出面が派手で、使うのも見るのも爽快感がある。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲こちらはクリフトの“雷鳴切り”。

 加えて、○ボタンの長押しで必殺技の発動に必要なテンションゲージをためることができた。○ボタンを押し続けてゲージをMAXまでためることもできるが、かなりの時間を要する。

 テンションゲージがMAXの状態で○ボタンを押すと、ハイテンション状態に。モンスターの攻撃でダメージを受けなくなり、各キャラ固有の必殺技も放てるようになる。必殺技発動時には使用キャラのカットインに続いてド派手な演出が入る。

 操作キャラの切り替えはL2ボタンで行える。この切り替えを駆使したオリジナルの連携がとにかく楽しく、本作の深いやり込み要素になると感じた。通常攻撃の連係が途切れそうな時に別のキャラに切り替えて攻撃を継続させるなど、工夫次第でいろいろな戦略を立てられる。キャラが切り替わる順番はパーティの隊列順となるが、もし隊列順を変更できるようなら連携の幅は無限に広がるだろう。

 ミッションの最後に待ち受けるゴーレム戦では、アリーナで打撃を加えながらキャラクターをシフトしていくことで、途切れずに攻撃を当て続けることができた。うまく連携できなくても、各キャラを入れ替えつつ操作するだけで『ドラクエ』らしいパーティ戦を感じられるはずだ。

『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』
▲門の前で繰り広げられる死闘。

 スクウェア・エニックスブースには、本作の試遊台が予想以上に多くあった(約20台)。開場から1、2時間経過した状態でも待ち時間はほぼなかったので、この機会にぜひプレイして、筆者が感じたような驚きや感動を体験してほしい。

■“ジャンプフェスタ2015”開催概要
【開催日】12月20日、21日
【時間】9:00~17:00(最終入場は16:30)
【場所】幕張メッセ 国際展示場・展示ホール1~8(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
【入場料】無料、自由入場制

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