News

2014年12月28日(日)

今から始める『エンペラーズ サガ』。シリーズファンに遊んでほしいオールスター作品

文:ごえモン

 皆さんこんにちは。電撃オンラインの『サガ』シリーズ担当、ごえモンです。これまで“サガ25周年連載”と題していろいろな過去作品の思い出を振り返ってきましたが、そろそろ現行作品について触れたいと思います。

 この記事でご紹介するのは、GREE、Mobage、dゲームで展開中のiOS/Android/フィーチャーフォン用RPG『エンペラーズ サガ』です。……いやいや「もしもしゲーは いやだぜ!」なんて言わないで、ちょっとお時間をください。

『エンペラーズ サガ』

 『エンペラーズ サガ』は確かにもしもしゲーです。私もサービス開始時に少しだけプレイして、そのまま1年ぐらい放置してしまいました。でも、その後になんとなく再開してしばらくプレイを続けてみると、本作のおもしろさが少しずつわかってきたんです。

 魅力を理解するまでに少し時間はかかりますが、理解してからは結構楽しめるんですよね。私の場合はかれこれ約1年ぐらいプレイを続けています。まだまだ新米皇帝ではありますが、本作をプレイしたことがない人、プレイしたけど途中でやめてしまった人に向けて、『エンペラーズ サガ』の魅力を簡単に紹介したいと思います。

■『サガ』シリーズのキャラが集結するオールスターゲーム

 『エンペラーズ サガ』で描かれるのは、『ロマサガ』~『ロマサガ3』の世界観をベースにしたオリジナルの物語です。プレイヤーは本作独自の主人公“白銀の皇帝”(ストーリーの進行度によって変わります)となって、各『サガ』作品の人気キャラとともに、『ロマサガ3』のラスボス“破壊するもの”の撃破を目指します。

『エンペラーズ サガ』
『エンペラーズ サガ』
▲ゲームは主人公が暮らすアバロンを七英雄の1人・クジンシーが襲撃するところからスタート。ロックブーケの力を借りて逃げ延びると、“破壊するもの”が目覚めて……。

 『ロマサガ1』~『3』のキャラが同じ世界に存在し、敵だったキャラもパーティメンバーになって一緒に戦う、という原作ではありえなかったストーリーが見どころの1つですね。GREE版では、『サガ フロンティア』のアセルスやブルー&ルージュ、『サガ フロンティア2』のギュスターヴたちが加わって、もっとカオスになりました(笑)。

 『ロマサガ2』のコッペリア、『ロマサガ3』のユリアン、『サガフロ2』のギュスターヴたちがパーティメンバーとなって一緒に戦うなんていう物語は本作でしか体験できません。最近では『アンリミテッド:サガ』のカードも追加されたので、いずれ物語に絡んでくることを期待しています。

『エンペラーズ サガ』
▲アセルスとレオニードが邂逅、なんて展開もあります。
『エンペラーズ サガ』
▲『ロマサガ3』内に登場しなかった聖王十二将も仲間に!

■何をするゲームなの?

 基本的には、強いカードを集めて育成してイベントをこなしていくソーシャルゲームです。しかしそこに、シリーズのキャラが集まって繰り広げられるクロスオーバーストーリーや閃きシステム、陣形、アスラ道場といった独自の要素が加わり、『サガ』らしい一風変わった内容に仕上がっています。

 人によってプレイする目的は違うと思いますが、私の場合は“オリジナルのストーリーを読む”ためにプレイしています。あとは“好きな『サガ』キャラ(カード)を集める”ためでしょうか。

『エンペラーズ サガ』
▲アスラ道場という『ロマサガ3』のネタがモード名に採用されているなどの遊び心も。

■GREE、Mobage、dゲームの違いって?

 本作にはGREE版、Mobage版、dゲーム版と3つのプラットフォームが用意されています。「多くて何が何やら」と感じる人もいると思いますので、簡単にそれぞれの特徴をまとめます。

●GREE版:サービス期間が長いため、もっともストーリーが進んでいる

 一番最初にサービスがスタートしたGREE版は、現在第3章のクライマックスともっともストーリーが進んでいます(他は第3章の序盤)。それにともなって、カードの登場枚数も一番多いです。

 最新のストーリーを楽しみたい、早く『サガフロ』『アンサガ』キャラを手に入れたい、という人はGREE版がオススメです。その他、若干ではありますが、レアリティの価値がMobage版&dゲーム版と異なるため、高レアリティのカードが手に入りやすい気がします。

『エンペラーズ サガ』
『エンペラーズ サガ』
▲『サガフロ2』や『アンサガ』のカードが登場し、ギュスターヴ13世のカードを入手できた時は思わずガッツポーズを決めましたよ。

 ちなみに本作のカードは、C(コモン)<U(アンコモン)<R(レア)<SR(スーパーレア)<UR(ウルトラレア)<SCR(シークレットレア)<LGR(レジェンドレア)の7つのレアリティに分けられています。Mobage版&dゲーム版は、GREE版と比べて若干URの価値が高くなっているので、SCRが手に入りにくい印象です。

●Mobage版:陣形システムが進化している

 dゲーム版とも共通することですが、GREE版よりも陣形システムが進化しています。GREE版の場合は、どんな陣形を組んだとしても、戦闘時に各陣形の隊列が再現されることはありませんでした。一方のMobage版&dゲーム版は、しっかり形が再現されています。

『エンペラーズ サガ』
▲こちらはGREE版。陣形を設定しても、基本的に前衛3人+後衛2人か前衛2人+後衛3人で表示されます。
『エンペラーズ サガ』
▲Mobage版とdゲーム版は陣形をしっかり再現! 見た目が違うだけですが、「やっぱりこれだよ!」とうれしくなります。

 また、どのキャラクターを隊長にすれば、どんな陣形を組めるのかも事前にわかるようになったので、プレイアビリティが向上しています。“おすすめ陣形編成”機能も新たに搭載されているので、1ボタンでササっと陣形を組めるところも便利です。……本当は自分で考えて1人1人編成したほうが強くなれるんですけど(笑)。

 なので『ロマサガ2』~『ロマサガ3』の陣形に強い思い入れがある人、楽にプレイしたい人はMobage版がオススメです。

●dゲーム版:シリーズの物語を追体験できる“dからの福音”を搭載

 基本的にはMobage版と同じになりますが、“dからの福音”という新モードが追加されています。これは『ロマサガ』シリーズの物語を『エンペラーズ サガ』のシステム&イラストで追体験できるモードで、このモードだけでしか入手できないカードも存在します。

『エンペラーズ サガ』
▲流し斬りが完全に入ったのに。
『エンペラーズ サガ』
▲ちなみに私は、ジェラール皇帝がゴブリンを1人で倒しに行く時の「ジェラール様の……皇帝陛下の御出陣!」のシーンが大好きです。

 『ロマサガ』シリーズの物語を追体験したい人、(※2014年12月25日現在)dゲーム版限定のカードを手に入れたい人はdゲーム版を選びましょう。

●追加要素があるMobage版&dゲーム版を選べばいいんじゃないの?

 GREE版と比べて、Mobage版&dゲーム版にはいくつかの追加要素がありますから、何も考えずにどちらかを選べばいいのではないか? と思う人も多いでしょう。しかしGREE版にはGREE版だけの利点もあります。それはイベント時のシステムです。

 定期的に開催されるイベントでは、自分だけでは到底太刀打ちできない強敵が出現します(トップランカーさんたちは1人で勝てますが)。そんな時に他の皇帝(プレイヤー)に救援を要請できるのですが、そこの仕様が若干違うんです。

 GREE版では救援の要請を受けて強敵の討伐に参加すると、ノーコストで1回だけ攻撃できるのでお得なのですが、Mobage版&dゲーム版の場合は救援時にも体力(攻戦力)を使わなければいけません。救援時の戦果によって報酬がもらえるので、GREE版の場合は攻戦力が0の時でもガンガン強敵を殴って、報酬を稼ぐことができます。

『エンペラーズ サガ』
▲攻戦力が0でも殴れるのはうれしいです。傷薬を消費しきってしまった時はひたすら救援に駆けつけますよ。

 一方のMobage版&dゲーム版は、救援にコストがかかっているので、タイミングによっては他のプレイヤーの助けを借りられない場合があります。参加しても報酬がショボイ敵だったり、自分の攻戦力が少なかったりする場合、自分のイベントに専念したほうが得ですからね。

 救援を受けられないと戦力が整っていない序盤~中盤はキツイので、サクサク成長したい人はGREE版がオススメです。

■今からでも追いつけるの?

 トッププレイヤーの仲間入りを果たすためには、相当頑張って時間をかけないと難しいと思います。私もログインしない日は多いですが、1年弱続けてようやく100~300位ぐらいをうろうろしている状態。ただ、本作はイベントに参加すればするほど強くなっていくので、1,000位くらいだったら割と簡単に入れると思います。

 また、自分のレベルによってイベント時に競う相手が変わる(マッチング)初心者救済要素の“皇帝モード”が用意されています。最初は初心者用の“銅冠モード”でイベントに参加することになるのですが、ここなら1位を獲得することも夢ではありません。私が数カ月前にMobage版を始めた時には、なまけてプレイしていても7位に入ることができました。

 上位に入るととんでもなくいいカードが手に入りますので、一気に戦力を高めることが可能です。

『エンペラーズ サガ』
▲一番ランクが低い“銅冠モード”でも、上位に入ることができればLGRカードを手に入れられます。

■『エンペラーズ サガ』の3つの魅力を紹介

 続いては、私が1年弱プレイして感じた本作の魅力を3つにわけて紹介したいと思います。

●魅力その1:ストーリーがいろいろな意味でおもしろい

 まず最初に挙げたいのはストーリーです。絶対に交わることのなかった『サガ』シリーズのキャラクターたちが会話をして、さらに一緒に敵と戦うのですから、やっぱりファンとしては素直にうれしいわけですよ。

 『ロマサガ2』の七英雄が仲間になったり、『ロマサガ』のホークとブッチャーや『ロマサガ3』のボルカノとウンディーネが共闘したり、聖王が女性だと判明したり、サイヴァと戦ったり、アリが主人公になったり……と熱いシナリオとちょっぴりヘンテコなシナリオが同居したいろいろな意味でおもしろいストーリーが満載です。

 せっかくなので、特に印象に残っているシナリオを簡単にご紹介したいと思います。

・ターム族(アリ)が主人公となって七英雄と戦う

 まさかアリが主人公になって七英雄と戦うことになるとは(笑)。アリが主人公ではありますが、幼なじみと一緒に軍隊に入って大将軍になることを目指していたところ、七英雄と戦って幼なじみが死亡して復讐を誓うとか、結構おもしろいストーリーが描かれるんですよね。故郷に戻ってきたら仲がよかった幼なじみの女の子が●●していた、なんて展開もあって「アリにもこんなドラマが」と驚きました。

『エンペラーズ サガ』
▲アリたちが人間らしくてグっとくるんですよ。
『エンペラーズ サガ』
▲幼なじみのチキータちゃんがかわいい。

 さらに驚くのが、シナリオの後半では本来の主人公が七英雄と協力してアリを倒すという……「アリたちに感情移入していたのにやめてくれー!」(笑)な展開もあって笑いました。

・「ここは俺にまかせて先に行け!」的な熱い第2章ラスト

 第2章のラストでは、主人公のセルマを“破壊するもの”のところまで送るため、仲間たちが「ここはまかせて先に行けー!」と強敵の足止めをし、次第に傷つき倒れていく熱い展開が描かれます。

 その足止めをする仲間の組み合わせも、ホーク、ゲラ=ハ、ブッチャーのパーティ、ボルカノ、ウンディーネのパーティ、教授+ナハトズィーガー、アルジャーノン(ねずみ)のパーティと因縁のあるパーティやよくわからないパーティもあっておもしろいです(笑)。

『エンペラーズ サガ』
『エンペラーズ サガ』
▲結構熱いストーリーが多いところが魅力。

・ロックブーケが皇帝になる

 同じく第2章のラスト、主人公が倒れた結果、ロックブーケが皇帝になって“破壊するもの”と戦うというまさかの展開も。

『エンペラーズ サガ』
▲ゲーム冒頭の設定がここで生かされるとは!

・コッペリアが巨大化

 ディスティニーストーンの力で巨大化したコッペリアが、パイロヒドラと怪獣大決戦を繰り広げるカオスなストーリーもあります(笑)。

『エンペラーズ サガ』
▲本作でもコッペリアはいい味を出しています。

●魅力その2:『サガ』キャラ(カード)を集めるのが楽しい

 ゲーム内で小林智美さんのイラストが見られて、さらにパーティを組んで戦えるというのはもちろんうれしいですが、個人的には小林さん以外のイラストが見られるところも新鮮で好きだったりします。

 「小林さんのイラスト以外は認めたくない!」なんて人も多いと思います。でも、すぐに気にならなくなると思いますよ。他のイラストが出てくるぶん、小林さんのイラストが使われたカードは高レアリティになりますので、特別な感じがして入手できるとよりうれしいですし。

 ここでは、強さは考えずに、小林さん以外のカードで個人的に気に入っているものをピックアップして紹介します。……女性キャラばかりですが(笑)。

・風花(U)/『ロマサガ3』

『エンペラーズ サガ』
▲原作だとなんだか顔がゴツかったモンスターが美人に。

・テレーズ(R)/『ロマサガ2』

『エンペラーズ サガ』
▲お尻がイイ。

・リリス(R)/『ロマサガ3』

『エンペラーズ サガ』
▲エロい。

・メドゥサ(SR)/『ロマサガ2』

『エンペラーズ サガ』
▲エロい(2)。

・ファルファデ(SR)/『ロマサガ』

『エンペラーズ サガ』
▲エ(略)。

・シルフ(SR)/『ロマサガ』

『エンペラーズ サガ』
▲見え……。

・トモエ(UR)/『ロマサガ2』

『エンペラーズ サガ』
▲モデルとなったと思われる巴御前っぽいイラストで登場。ゲームだとバリバリのアマゾネスでしたけど、本来の姿はこっちらしい。

・アンドロマケー(UR)/『ロマサガ2』

『エンペラーズ サガ』
▲女性だけどイケメン。

・ラルヴァクィーン(UR)/『ロマサガ2』

『エンペラーズ サガ』
▲やっかいな敵がかわいらしい姿に。ちゃんと手で胸を隠しているところがポイント。

・リアルクィーン(UR)/『ロマサガ2』

『エンペラーズ サガ』
▲当時小学生だった私を魅了した思い出の敵。ドレッドクィーンもカード化してください。

・バルバラ(UR)/『ロマサガ2』

『エンペラーズ サガ』
▲ホーリーオーダーちゃん。関係ないですが、ソフィアは薹(とう)が立っているとか言わないであげて(涙)。

・教授(UR)/『ロマサガ3』

『エンペラーズ サガ』
▲まさかの教授。第2章ではメインキャラの1人という謎の采配が素晴らしいです。

・カタリナ(UR)/『ロマサガ3』

『エンペラーズ サガ』
▲ダイナミック!(?)な変化を遂げた1人。私もマスカレイドを奪いたい……。

・サラ(SCR)/『ロマサガ3』

『エンペラーズ サガ』
▲奥に少年のシルエットがあるところもいいですね。

・エメラルド【伴いの焔】(SCR)/『ロマサガ2』

『エンペラーズ サガ』
▲ジェラールの嫁は俺の嫁。

・白薔薇姫(SCR)/『サガフロ』

『エンペラーズ サガ』
▲オルロワージュになりたい。

・聖王【輝石】(LGR)/『ロマサガ3』

『エンペラーズ サガ』
▲ゲームのオープニングでは男性ですが、河津さんの設定では女性だった聖王。イラストが違う他の聖王も好きですが、持っていなくて撮影できなかったのでこちら。UR以上確定の新星たちの軌跡ガチャチケット1枚で当てた奇跡のLGRカード。

 小林さん以外のイラストを紹介しましたが、もちろん小林さんのイラストが使われたカードはゲーム内に多数登場します。その中から個人的に好きなカードを2つほど紹介します。

『エンペラーズ サガ』
▲攻略本の表紙もカード化されています。集合絵が好きなんです。
『エンペラーズ サガ』
▲こちらは本作の世界観がわかる歴代キャラの集合イラスト。エレンがかわいい。

 もう1つ、GREE版の場合は無料でも高レアリティのキャラを入手しやすいところも魅力です。イベントに参加するとイベント専用のガチャチケットが手に入るのですが、これがもう湯水のように入手できるわけです。1回のイベントで軽く1,000回くらいはガチャを回せるので、SCRキャラが出るわ出るわ……。

 基本的にはイベント特攻キャラは有料のガチャで手に入ります。しかし、過去にイベントなどで手に入れたUR~LGRのキャラが“既存特攻戦士”として日の目を浴びることも多々あるので、無料でも十分楽しめるんです。これも本作の魅力の1つですね。

●魅力その3:結構奥深いシステム

 ソーシャルゲームとあなどることなかれ。このゲーム、普通にプレイする分にはまったく問題ないのですが、ランキング上位を狙うとなるといろいろと考える必要が出てきます。

 本作には“奥義”と呼ばれる戦闘中に閃くものと、同じカードが重なった時に閃く“技”の2種類があります。さらに、“技”はベースのキャラに最大2つ継承させることができます。

『エンペラーズ サガ』
▲上が奥義で下が技です。奥義のレベル上げがまた難しいんですわ。

 原作の『サガ』シリーズと同様にいろいろな技が登場し、その効果はさまざま。その中から、強敵に効果的な“技”を試行錯誤して見つけて、最適な5人パーティを作りたいのですが……これが難しい。正直、1年間ぽつぽつとログインしている私では、システムを理解できているとは言えないくらい深いです。

 今はそこそこカードがそろってきて、使いたいカードを最大レベルまで上げ終わり、ようやく継承させる技のレベルを上げようかというところ。スタートラインに立ったぐらいですね。

 とりあえず、挑発、必中、スタン、沈黙の効果を持つ技が必須だとは理解できたのですが、ここから耐性を下げる技とか全体攻撃を封じる技とかいろいろと用意したほうがいいということもわかってきて……正直、あと1年は軽く楽しめます(笑)。

 やればやるほど地道に強くなっていくゲームなので、試行錯誤が好きな人はさらに楽しめると思います。最初に言った通り、カジュアルに楽しむ分にはこれらのことを考える必要はありません。なんとなくプレイしていても、問題なく楽しめますよ。

『エンペラーズ サガ』
▲原作にはなかった技があるところもお楽しみ要素の1つ。

■伝承法で新人皇帝向けの心得を継承

 最後に、この記事を読んで「やってみてもいいかな?」と思った人に向けて、基本的なアドバイスを贈りたいと思います。

●心得その1:クエストではなくイベントを回そう

 ゲームを開始して間もないころは、なんとなく“クエスト”を進めるのが正義な気がすると思いますが、クエストは進めなくて大丈夫です。イベントが一切ない日などにどうしても暇なら進めて、経験値を稼ぐものだと思ってください。基本的に、全リソースをイベントにつぎ込むことが正義。

『エンペラーズ サガ』

●心得その2:おまかせ割り振りはNG

 レベルアップ時に3ポイントもらえ、それを割り振ってステータスを上げていくのですが、その時の“おまかせ割り振り”は罠。本作には行動力、攻戦力、防戦力の3つの体力があって、行動力と攻戦力の2つが本当に大事。これがなければ何もできません。なので、レベルアップ時には行動力と攻戦力にポイントをガン振りするといいですよ。

『エンペラーズ サガ』
▲GREE版では面倒くさいからといって“おまかせ割り振り”を多用してしまい、あとで後悔しました。

 回復アイテムは傷薬とリフレッシュドリンクの2つがあって、傷薬は行動力を300、リフレッシュドリンクは攻戦力を500回復させます。まずは行動力300と攻戦力500を目指すとムダがありません。行動力を1,000くらいまで成長させると、イベントで上位を狙えます。

●心得その3:本気を出すイベントと出さないイベントを決める

 本作において行動力を回復させる傷薬は非常に大事なアイテムです。無料プレイヤーでも傷薬はどんどん手に入りますが、イベントが開催されるたびに使っていると、すぐになくなってしまいます。

 なので、全力で傷薬を消費して勝ちにいくイベントと、傷薬をまったく使わないイベントを自分の中で決めることがオススメ。傷薬が100個もあれば、100~300位くらいには入れるはずです。300位以内に入るとLGR確定チケットがもらえるので、まずは300位を狙うとよいでしょう。

●心得その4:強敵と戦わない

 キャラがそろうまではイベントで登場する強敵を倒せないので、パーティメンバーを1人にして、1回だけ攻撃します。あとは救援を要請しておけば、強い皇帝さんたちが敵を倒してくれるというわけです。強敵は発見するだけでポイントをもらえるので、自信がないうちはワンパンして放流しましょう。

●心得その5:カードとクラウンは惜しまず使う

 ゲームをある程度進めると、消費しきれないほどクラウン(お金)がたまるので、序盤からガンガン使っちゃってください。また、序盤はキャラのレベル上げが大事なので、SR以下のカードは気にせず経験値継承に使っちゃいましょう。

●心得その6:ユニオン(ギルド)に入ろう

 最大10人が所属できるユニオンに入ると、強敵への与ダメージが上昇したり、掲示板にメッセージを書いて高級傷薬や高級リフレッシュドリンクを入手できたり、仲間と情報を交換できたりと、さまざまな恩恵が得られます。地味に効いてくるので、ゲームを開始してすぐにユニオンを設立してもいいくらいです。

『エンペラーズ サガ』
▲Mobage版ではたった2人のユニオンで頑張っています……。

■『サガ』ファンにこそプレイしてほしい作品

 ストーリーやキャラをある程度知っているって、本作を楽しむうえでかなり大きなアドバンテージだと思うんです。シリーズが好きであればあるほど楽しいゲームですので、まだプレイしたことがない人はぜひ一度ログインしてみてください。絵が違うとかキャラが違うとか、もしもしゲーとか、いろいろ思うところもあるとは思いますが、噛めば噛むほど味が出てくるスルメゲーですよ。

 あと、メインはGREE版ですが、私はMobage版もdゲーム版もプレイしていますので、ぜひユニオンに入っていただければと(笑)。dゲーム版はまだユニオンに所属していないので、声をかけていただければすぐに参上します! 機会があれば、ゲーム内でお会いしたいですね。

(C)2012-2014 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Powered by AltPlus Inc.

データ

関連サイト