2014年12月31日(水)
ミストウォーカーコーポレーションから配信中のiOS/Android用アプリ『テラバトル』。『ファイナルファンタジー』の生みの親である坂口博信氏が統括している他、音楽を植松伸夫氏が担当し、キャラクターデザインを藤坂公彦氏が担当するなど、著名なクリエイター陣が開発に参加しています。本記事では、10月9日の配信開始から2014年末までの『テラバトル』の歩みを掲載していきます。
本作は、仲間のユニットで敵を挟んで攻撃するパズル要素の強いRPGです。崩壊の一途を辿る世界を舞台に、大地の奥深くに存在するとされる“神”を探し求めて旅をする冒険者たちの物語が描かれています。
バトルシステムはキャラクター同士の位置関係により“連鎖”を発動させながら敵を殲滅(せんめつ)していくのが基本となります。また、マップ上に置かれたボーナスアイテムを組み合わせることで、バトルを有利に進行できます。仲間の位置取りや敵のはさみ方を考えて撃破していくことが重要になるゲームです。
10月9日の配信開始と同時に、ダウンロード数に応じてゲームの新モードの追加やコンサートの開催などが決定するプロジェクト“ダウンロードスターター”のカウントアップも開始しました。また、期間限定でヒーラーのクスカがもらえる“クスカキャンペーン(※)”も実施しました。
▲ダウンロードスターター。 |
▲クスカ |
※11月30日で終了しました。
配信から2日経った10月11日、早くも10万ダウンロードを突破! その結果を受け、同日に植松伸夫氏による新曲が大量の経験値を得られる“メタルZONE”と、ジョブチェンジのための素材集めに最適な“ハンティングZONE”に実装されました。
その翌日の10月12日には、20万ダウンロードを突破し、皆葉英夫氏が描く新キャラクターの実装が決定。新キャラクターは、SSランクで“操作時間延長+2秒 装備”などのスキルを覚える“シーナ”が10月15日に追加されました。
10月13日には30万ダウンロードを突破。漫画家の鈴木央氏の参戦が決定しました。追加されたキャラクターは“スォウ”と“ツバキ”。この2人はジョブチェンジで剣、弓、槍タイプなれるキャラで、出現する敵によってタイプを変更できる数少ないキャラとなります。こちらは10月17日に実装されました。
10月14日には40万ダウロードを突破し、イラストレーターの米田仁士氏の参戦が決定。10月21日に“シャグナ”が実装されました。このキャラは、攻防バランスのいいスキルを覚えます。
▲シャグナ。 |
10月15日に50万ダウンロードを達成して、『ブルードラゴン』のコンセプトアートなどを担当した楠木学氏によるイケメンキャラ“マラルメ”とかわいい容姿の“ヴェルレーヌ”の追加が決定。2人は10月21日に実装されました。
▲マラルメ。 |
▲ヴェルレーヌ。 |
10月16日にダウンロード数が60万を突破。藤坂公彦氏が描く新キャラクターの実装が決定しました。12月5日にSクラスのイケメン“レギン”が実装されました。剣タイプで縦3列の敵に催眠を付与する“浅き夢”も使え、防御力も高いのが魅力です。
▲レギン。 |
10月17日に、70万ダウンロードを突破。“ソニック”のキャラクターデザインを担当した大島直人氏の参戦(参戦内容は後日発表)が決定しました。さらに協力プレイの開発もスタートし、1月中旬くらいにベータテストを行う予定とのこと。
10月20日には80万ダウンロードを突破しました。その結果を受けて、攻略本の制作が決定。本作の攻略情報が盛りだくさんとなる予定とのことなので、今後の情報に目を光らせておきましょう。
10月24日には90万ダウンロードを突破。11月25日~2015年2月28日の間、本作の楽曲2曲を期間限定で無料ダウンロードできます。提供された楽曲は、タイトル画面で流れている『TERRA BATTLE』と、一部のシナリオで流れる『真空に浮かぶ涙』の2曲で、どちらもフルバージョン。植松氏の奏でる楽曲を無料でダウンロードできるチャンスなので、興味がある人は期間までにダウンロードをしておきましょう。
10月24日~26日の3日間、闘技場で行える期間限定のスペシャルイベントが開催。初の降臨イベントのボスはバハムートでした。激しいバトルを突破し、最後に出現するバハムートを倒すと、確率で仲間になるというものでした。
10月30日に100万ダウンロードを突破。この結果を受けて、本作のコンサートの開催が決定しました。さらに戦闘シーンにおける攻撃イラストの制作、対戦プレイの開発が開始となりました・今後の情報に注目したいですね。
10月30日に3名のコンポーザー下村陽子氏、伊藤賢治氏、光田康典氏がダウンロードスターターに参戦することが決定しました。
10月31日には、好評だったスペシャルクエスト“バハムート降臨”が再び実施されました。さらに、バハムートの2ndジョブを開放するのに必要な素材“カラドボルグ”が入手できる“バハムート進化”も開催されました。
11月4日には、『テラバトル』初のアップデートが実施されました。クエスト全体における経験値量の増加や、月曜日のハンティングZONEの開始などが行われました。また、11月10日にはVer1.1.5にアップデートされ、細かなバグの修正も行われています。
大量経験値獲得のチャンスの場“メタルZONE”。11月6日に闘技場のスペシャル内に、メタルZONE2とメタルZONE3が常設され、レベル上げがしやすくなりました。メタルZONE2はレベルが20~29まで、メタルZONE3はレベルが30~39までのキャラクターが経験値を得られる場所で、メタルチケットと呼ばれるアイテムがあればいつでも挑戦できます。
11月11日には110万ダウンロードを突破し、『PAPUWA』や『お江戸妖怪散歩』などを描く漫画家・柴田亜美氏の参戦が決定! さらに同氏の描いたキャラクターが登場するスペシャルクエスト“髭ボス降臨”の開発も開始されました。“髭ボス降臨”の開始時期は今後お知らせするとのことです。
▲漫画家・柴田亜美氏。 |
▲“髭ボス”のイメージ写真。 |
11月14日~17日にかけて、メタル祭りが開催され、闘技場のスペシャル内に“メタルZONE4”と“メタルZONE5”が登場しました。メタルZONE4はレベル40~49、メタルZONE5はレベル50~59のキャラクターが経験値を得られるレベルアップに非常に役に立つクエストです。さらに闘技場では、同期間内に“コレクトン発見 ナミダン編”のクエストも開催。このクエストはA、Bランクのキャラクターの2ndジョブを開放するために必要な涙系の素材が得られました。
11月25日には、120万ダウンロードを突破しました。それを受けて、植松伸夫氏の新しい楽曲が追加決定。追加される時期は別途お知らせがあるとのことです。
12月4日にはアップデートが行われ、Ver1.2.0となりました。内容はメタルZONE3~5の取得経験値増加や、ノーマルクエストで入手できる一部のレアアイテムのドロップ率が上昇する上方修正の他、チーム編成画面でメンバーの入れ替えができる機能も実装。また、12月16日にVer1.3.0のアップデートが行われ、イベントやキャラ用のデータが追加されました。
12月5日~15日にかけて、スペシャルイベント“リヴァイアサン降臨”が開催。このイベントではボスにリヴァイアサンが登場し、リヴァイサンを仲間にできる他、2ndジョブ、3rdジョブを開放するのに必要な素材が手に入る“リヴァイアサン進化”と“リヴァイアサン超進化”のクエストも同時に開催されました。
12月9日に、130万ダウンロードを突破しました。この結果を受けて、アートブックの制作が決定。著名なクリエイター陣の描くキャラクターが登場する本作ですので、非常に見応えのある内容になりそうです。
『テラバトル』のニコニコ生放送“テラバトルひそひそ酒場”が12月12日から始まりました。第1回には、坂口博信氏、西村有紀氏、藤坂公彦氏が出演され、番組を盛り上げました。生放送の様子は、『テラバトル』生放送まとめ記事でご確認ください。
また、第2回の公式生放送が1月9日に配信されます。坂口博信氏が出演する他、藤坂公彦氏と西村有紀も前回に引き続き出演します。
12月19日より、スペシャルイベント“オーディン降臨”が開催されています。このイベントでは、オーディンが仲間になる他、2ndジョブ、3rdジョブを開放するのに必要な素材が手に入る“オーディン降臨”、“オーディン進化”、“オーディン超進化”を楽しむことができます。
12月19日に藤坂公彦氏が描いた新キャラクター“バハンナ”と“ププル”が実装されました。バハンナはSSランクの槍タイプで、攻撃力が高いキャラクターとなっています。ププルは毒、催眠、戦意喪失のいずれかを敵に付与する“気まぐれ”というスキルを使える唯一のキャラクターです。
▲バハンナ |
▲ププル |
12月26日~2015年1月5日の間、オーディン降臨に加え、これまでに開催されたスペシャルイベント“バハムート降臨”、“リヴァイアサン降臨”が再登場! バハムートやリヴァイアサンを仲間にして進化させる大きなチャンスが年末年始に訪れました。
12月10日にApple Store銀座で行われた“Meet the Developer”に坂口博信氏と植松伸夫氏が出演し、『テラバトル』について思いを語りました。さらに、ダウンロードスターターの表がこのイベントで更新されたことが公開されました。
トークセッションのテーマは過去、現在、未来のゲーム開発について。過去については、2人が『ファイナルファンタジー』を作っていた時の状況を懐かしげに話していました。そこから20年以上が経ち、『テラバトル』ができるまでの経緯や、配信時の気持ちなどもおもしろおかしく話す坂口氏。でも、『テラバトル』の配信を開始する時は、思わず「涙が出た」と語っていました。
▲左から西村氏、大野氏、坂口氏。配信開始時に記念撮影をした際の1枚。 |
▲『テラバトル』の配信後に、思わず泣いてしまったとのこと。この写真はネタ的なものだと言っていましたが、本当はホロリときたとか。 |
▲20年以上前の坂口氏と植松氏の写真。植松氏が「これはいかんやつだろ」と言っていました(笑)。 |
未来のゲーム開発の話では、『テラバトル』の未来について語っていました。その際、協力プレイの動画が公開され、1月中旬にベータテストを予定しているそうです。この協力プレイの動画を見る限りでは、かなりスムーズに動いていてストレスなくプレイができそうです。
200万ダウンロードを達成すればコンシューマ化が予定されていますが、今の勢いなら2015年中には達成するかも!? コンシューマ版ではどんなシステムに生まれ変わるのか今からワクワクしちゃいます。他にもグラフィックはどうなるのかなど、妄想は止まりませんよ!
2015年の『テラバトル』もいろいろな降臨イベントが実施され、新規キャラクターも登場すると思いますので、これからの動向も見逃さずにチェックです!
(C)MISTWALKER
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