2015年1月15日(木)
工画堂スタジオは、PS Vita用ソフト『白衣性愛情依存症』を4月に発売する。価格はパッケージ版が5,800円+税、ダウンロード版が4,800円+税。
本作は、『ソルフェージュ』や『白衣性恋愛症候群(白恋)』といったタイトルを送り出した、工画堂スタジオ・しまりすさんちーむ制作の恋愛ADV。前作『白恋』で好評を得た部分を踏まえた後継作であり、物語の舞台や登場人物を一新した完全新作となる。女性同士の友情や絆、つながりを描く“百合”をテーマとしている点が特徴だ。
『白恋』では、社会人となり看護師として医療の現場で働き始めた主人公が、大人の女性として成長する物語が表現された。一方、本作では看護学校に入ったばかりの看護師のたまごが主人公に置かれる。大人になりきれていない、でも周囲からは大人の女性として扱われてしまう女の子たちが学園生活や恋を通じて少女の殻を破り、1人の女性に成長していく姿が描かれる。
▲キャッチコピーは“そのおクスリは、あまくてせつない”。 |
【ストーリー】
舞台となるのは、帝都東京にある桜の綺麗な丘のある街“聖蹟百合ヶ丘”。看護師の登竜門“帝都看護専門学校”に入学した主人公“大幸あすか”は、よくできた妹や優秀な同級生、そして厳しくも優しい先生に囲まれ頑張っている。
高校の時よりもずっと大変な詰め込み授業に挫けそうになったり、実習先の患者さんの優しい言葉に励まされたりと、多くの経験を通じて成長するあすか。そこで描かれるのは、学生同士ならではの青々しさ、そして2組のカップルが織りなす人間模様。
学生なら本来許されるはずの失敗も命を扱う医療現場では、絶対に許されないという矛盾。人として当然持っている思いやりの気持ちや優しさを否定するような、看護師に求められる資質。多くの患者と向かい合い、自分の心と向かい合い、葛藤を続ける少女たち。
これは1人の女の子の成長、光と影、彼女をとりまく個性豊かなヒロインたちとの友情物語。
百合をテーマとしているため、メインキャラクターは全員女性だ。前作『白恋』では名立たる声優陣が各キャラクターを演じていただけに、本作ではどんなキャスティングになるかにも注目したい。
本作の主人公。素直で天真爛漫、ゆるふわポンコツ系。頭は悪くないが、物覚えが若干よくない。高校時代のあだ名は“クラゲ部部長”、“大幸姉妹のしっかりしてない方”。総じてダメキャラだが、人から愛される才能があり、ここぞという時の決断力・実行力はある。
高校の進路希望調査の時期まで将来について考えたことがなく、幼い頃の持ちものだった絵本の最後のページに書かれていた「かんごしになる!」という言葉により、看護師を志すことに。何故看護師になるのか、という明確な理由は今のところないものの、妹・なおのバックアップに助けられ、看護師への第一歩、帝都看護専門学校に入学する。
あすかの妹。姉激ラヴであり、姉の支えになることが自分のすべてという完全無欠の良妹。“お姉ちゃんの特効薬”を自称しており、周囲からは“大幸姉妹のできた妹”と呼ばれている。姉と年子で同学年といういわゆる“スーパー年子”で、勉強のできない姉を帝都看護入学までサポートし、自身も同校に入学してしまうほどに姉想いである。
あすかが在籍する帝都看護の同級生。日本舞踊の家元である名家の娘で、洗練されたイマドキのカリスマお洒落ガールでもある。性格も開放的で悪戯好き(下ネタ、セクハラが得意)。口癖は「嘘だよ」。さくやとは看護学校入学以前からの友人で非常に親しい。学園の寮でも同室であり、付き合っていると噂されている。
あすかの在籍する帝都看護の同級生。資産家で富豪の親を持つお嬢様。責任感が強いところや気位が高いところがあり、頑固で意地っ張り。その態度は、一見横暴さや我がままにも見えるが、彼女なりのプライドや信念を持っており、自分の役目を果たすことへの真摯な姿勢に裏打ちされている。初対面のはずのあすかに何故か冷たくあたる。いつきとは非常に親しく、プライベートでは彼女から“姫”と呼ばれている。
あすかの在籍する帝都看護の教員で、元看護士。看護業界の名門一家である“大原”の出身であり、自身も看護師として活躍後、教員の道を選び帝都看護で教職についている。あすかいわく“白衣の天使”。
ゲーム内のイベントシーンをはじめ、物語の舞台となる帝都看護専門学校内や登場する風景などを写真で紹介する。
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