2015年2月12日(木)
工画堂スタジオより、4月30日に発売されるPS Vita用ソフト『白衣性愛情依存症』。本作に出演する田村ゆかりさんにインタビューを行った。
『白衣性愛情依存症』は、『ソルフェージュ』や『白衣性恋愛症候群(白恋)』といったタイトルを送り出した、工画堂スタジオ・しまりすさんちーむ制作の恋愛ADV。前作『白恋』で好評を得た部分を踏まえた後継作であり、物語の舞台や登場人物を一新した完全新作となる。女性同士の友情や絆、つながりを描く“百合”をテーマとしている点が特徴だ。
インタビューでは、作品全体の雰囲気や自身が演じたキャラ(武田さくや)に対する印象などについてお話をうかがっている。また、電撃オンラインでは、本作の特集ページをオープン! 『白衣性愛情依存症』の魅力に迫っていくので、インタビューとあわせてチェックしてもらいたい。
武田さくや(声:田村ゆかり) |
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主人公・大幸あすかの在籍する帝都看護の同級生。資産家で富豪の親を持つお嬢様。責任感が強いところや気位が高いところがあり、頑固で意地っ張り。その態度は、一見横暴さや我がままにも見えるが、彼女なりのプライドや信念を持っており、自分の役目を果たすことへの真摯な姿勢に裏打ちされている。初対面のはずのあすかに何故か冷たくあたる。天藤いつきとは非常に親しく、プライベートでは彼女から“姫”と呼ばれている。
田村ゆかりさん(以下、田村):なんとなく作品全体が淡い印象です。いろいろなことが起きますが、世界観は全体がふわっとしていて優しい感じになっています。
田村:私はシリアスだと感じました。自分に直接関係ないルートでも、キャラクターたちは看護師を目指しているわけなので実習に行くこともあります。その先で出会うキャラクターたちとの触れ合いなどにほろりとくるところもありましたし、純粋に感動的なシーンも存在します。
田村:他の人のルートが詳しくわからないので、さくやの作品全体での立ち位置が不明なんですが、衝撃的な展開でした。女の子たちの恋愛が描かれるということを知らないまま台本を読み進めましたが、ナチュラルにいつきと付き合っているお話が出てきて驚きましたし、あすかとの恋模様もにもビックリしました。
田村:性格的にはあまり素直じゃない子という印象を受けました。
田村:そうですね、最初は特にそう感じました。いろいろと理由が隠されているみたいですが……。
田村:素直じゃないところですかね(笑)。さくやは凛としているイメージで、そういう部分は私の中にはないので羨ましいと思いました。
田村:素直じゃないというのが、少し普通と違うんですよ。彼女なりの葛藤があって、周囲に本心をあまり見せない傾向があります。
田村:仲良しなのですが、どちらかというと喧嘩をしているエピソードのほうが目立っていました。仲がいいからこそなのでしょうが、結構ガチで喧嘩をしているシーンも多かったので(笑)。
田村:いざこざがあったり、攻撃的な面もあったりして喧嘩が起こってしまう印象です。いつきとの仲は、長年付き合っているカップルというイメージでした。でも、そんなところも気に入っています。
田村:変化していきます。さくやの気持ち的なところは変わらない部分が大きいですが、関係性は徐々に変化します。口調も途中からラフな感じになりますよ。
田村:なったり、ならなかったり。シナリオによります(笑)。
田村:そうですね……ほどよい距離感を保ってくれそうないつきかなぁ(笑)。甘えたい時は甘えさせてくれるけど、1人にしてほしいときは1人にしてくれるという勝手なイメージを持っています。私自身がさくやを演じたので、いつきがいいと思ったのかもしれません(笑)。
田村:演じていて楽しかったのは物語の後半です。物語が進むと、さくやの二面性が見え隠れします。
田村:なんだかファンタジーと現実味がいい感じに混ざり合った世界観になっています。そんな世界観が好きな人にはオススメですし、そうでない人にも楽しんで頂けると思います。
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