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2015年2月9日(月)

“アニメ『アカメが斬る!』殺し屋たちの謝肉祭”でアヵメトーーーークが展開! ナイトレイドも全員集合

文:喜一

 1月11日に東京・山野ホールで、TVアニメ『アカメが斬る!』のイベント“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”が行われた。

“TVアニメ『アカメが斬る!』殺し屋たちの謝肉祭”

 登壇したのは雨宮天さん(アカメ役)、斉藤壮馬さん(タツミ役)、田村ゆかりさん(マイン役)、浅川悠さん(レオーネ役)、能登麻美子さん(シェーレ役)、松岡禎丞さん(ラバック役)、小西克幸さん(ブラート役)、水野理紗さん(ナジェンダ役)、浅沼晋太郎さん(スサノオ役)、名塚佳織さん(チェルシー役)、明坂聡美さん(エスデス役)、大橋彩香さん(クロメ役)。革命軍の殺し屋集団“ナイトレイド”の面々が集合し、敵対する帝国軍“イェーガーズ”の一員も登場した本イベントの模様をお届けする。

“TVアニメ『アカメが斬る!』殺し屋たちの謝肉祭”
▲会場入り口にはイベント限定ポスターも展示されていた。こちらのポスターは2つで1枚のイラストが完成するもので、片方は来場者特典、もう片方は場内で『サウンドトラック1&2』を予約した人にプレゼントされる。

殺し屋たちのトークタイム“アヵメトーーーーク”が展開。1番欲しい帝具はスーさん?

 イベントは、アニメ2クール目のOPテーマである『Liar Mask』を真山りかさんが歌いスタート。ライブ中に激しいダンスを披露した真山さんは「この曲に踊りがあることを驚いた人は多いと思います」とコメントしていた。

 続いてキャスト陣が登壇。自己紹介の後に、“アヵメトーーーーク”が展開した。最初の質問は「今日の出演者が演じる中で最強のキャラクターは?」というもの。作中で最強と言える強さを見せつけたエスデスに票が集まっていたが、唯一生き残ったナイトレイドのボス・ナジェンダにも同数程度の票が入っていた。なお、このコーナーで大いに注目が集まったのは、自分のキャラクターの名前を1人だけ書いていた田村さんであった。

 「1番欲しい帝具は?」という問いには、女性陣の9割がスサノオと回答。スサノオは生物型帝具で、家事全般を完璧にこなせるため、人気が集中したようだ。その流れで話は得意な料理となったが、大橋さんはカップラーメン、明坂さんは冷凍食品と返すと会場全体は「なるほど」という空気に包まれていた。ちなみに、こちらでも田村さんは自身が演じるマインの帝具“パンプキン”を挙げたため、ステージを含めて大きな笑いが起きていた。同じく“パンプキン”と回答した能登さんはマインが1番好きなキャラクターとのことだ。

“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”

 小西さんがイチ押しだったのは、自身が演じたブラートが使用していたインクルシオだ。この帝具は、奥の手で透明化できる効果があるため、「あとはわかるよな?」という雰囲気を出していた。

 ここでアカメの帝具“村雨”のレプリカが登場。雨宮さんいわく、かなり重量感があるようだ。さらにタツミの帝具となった“インクルシオ”の頭部を模した被り物もお披露目された。「男なら一度は被ってみたい」ということで、斉藤さんが装着していたが、まったく前が見えないとのこと。さらに余談として、原作者であるタカヒロ氏はこれを被って夜な夜なインクルシオごっごをしているという情報が明かされた。

“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”
▲斉藤さんに“インクルシオ”を渡す小西さん。
“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”
▲“インクルシオ”を装着した斉藤さん。

 「自分が演じたキャラクターと似ているところ」に対しての回答は、それぞれ悩んだようだ。浅川さんは「スタイルのよさ。おわかりいただけただろうか」と答えて、会場の男性陣をざわめかせた。一方、雨宮さんはよく食べるところが似ていると感じたようだ。自身も話している時以外は、基本的に口に食べ物を入れていると語っていた。

“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”

 「アフレコで印象に残っているエピソードは?」には、名塚さんは「タツミに惚れると死ぬから気をつけろと言われたこと」を挙げていた。作中でタツミに好意を抱くような素振りを見せたキャラクターに死亡フラグが立つことから、このように言われたとのこと。また大橋さんは、次々に登場人物が殺されてしまうため、アフレコ現場の人が少なくなっていったのが印象的だったとコメントした。

罰ゲームで“デモンズエキス”を一気飲み。“ナイトレイドvsイェーガーズ帝具争奪戦”がぼっ発!

 トークコーナーでひとしきり盛り上がった後は、全員参加型のゲームが行われた。チームナイトレイドとチームイェーガーズに分かれたこのゲームは、チーム分けの時点からバトルが始まっていたようであった。イェーガーズ側の出演者は明坂さんと大橋さん2人だったため、ナイトレイドからイェーガーズに出向することに。

 ここで能登さんを巡って小西さんとチームイェーガーズの熱いやり取りが繰り広げられていたが、能登さんはイェーガーズに出向することとなった。ちなみに松岡さんと斉藤さんが出向する際には誰も止めず、いたって自然に引き抜かれたため、これには会場にも笑いが。

【チーム分け】

・チームナイトレイド
小西さん、水野さん、田村さん、雨宮さん、浅川さん

・チームイェーガーズ
明坂さん、大橋さん、斉藤さん、松岡さん、能登さん

※浅沼さん、名塚さんはMCに。

 ここでは最後の風船リレーのために、3つのゲームが実施された。1つ目の“殺し屋5文字クイズ”は、チームで力を合わせて5文字の答えを完成させるというもの。作中でレオーネが発した台詞を答えるという問題は、両チームとも不正解であった。正解は“たいじゅう”だったのだが、“たいじょ!”という笑いを誘うような解答を見てとれた。

 2つ目の“殺し屋フィーリングカップル”は、作中で葬った人と葬られた人を正しい組み合わせで並び替えるというもの。こちらは両チームともなんなく正解していた。続く3つ目のバトル“殺し屋似顔絵バトル”は、1人目が口、2人目が目といったように各パーツを書いていく形式で行われた。お題は帝具ヘカントンケイルのコロで、序盤からチームイェーガーズが、違和感のあるコロを描き上げていた。極端にかけ離れているわけではないが、何かが一致しない絵に会場は笑いの渦に包まれた。判定時にはコロの着ぐるみが登壇し、チームナイトレイドに軍配が上がった。

“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”
“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”
“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”

 そして最終決戦である“殺し屋帝具レース”では、これまでのゲームで獲得した帝具を使用しての風船リレーが行われた。リコーダーなどを使って悪戦苦闘するチームイェーガーズとは対照的に、終始ほぼ無言で風船を運ぶチームナイトレイドが勝利。協議の結果、罰ゲームは斉藤さんが受けることになり、デモンズエキスという名のセンブリ茶を男らしく一気に飲み干した。

“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”
“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”

ifな物語の朗読劇が展開

 本イベントでは前篇、後篇に分けて朗読劇が行われた。作中では共演することのなかったナイトレイドが一堂に会し、楽しそうな日常風景が描かれることに。ことの発端は、タツミの好みのタイプが料理上手というところから始まり、タツミを巡る料理対決が開催。イェーガーズのエスデスやクロメも集まり、それぞれのキャラクターが料理によりを振るうという展開となった。ここでしか聞けない物語で、ファンにはとてもうれしい催しだったのではないだろうか。

“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”

 イベント終盤には、アニメ1クール目のEDテーマ『こんな世界、知りたくなかった』を沢井美空さんがしっとりと、時には悲哀が感じられるように歌い上げた。『アカメが斬る!』のファンでもあるという沢井さんから、この曲は自身が好きなチェルシーのことを考えて作詞・作曲をしたことが明かされた。そんな沢井さんが初めて楽曲提供を行った、アニメ2クール目のEDテーマ『月灯り』を、雨宮さんが熱唱。精一杯の感情を込めて表現していた。

“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”
“殺し屋たちの謝肉祭(カーニバル)”

 さらに、最後にはアニメ1クール目のOPテーマ『Skyreach』を雨宮さんが披露。先ほどとはうって変わって、激しい曲調のために、観客のテンションは一気にヒートアップし、オールスタンディングでケミカルライトを振り盛り上がっていた。

 閉幕時のあいさつでは、アニメで葬られたキャラの声優陣から、作品にかかわれたことをうれしく思う声とともに、あの世版『アカメが斬る!』をやりたいというコメントが多く語られていた。

(C) タカヒロ・田代哲也/スクウェアエニックス・「アカメが斬る!」製作委員会

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