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2015年1月21日(水)

壮大な冒険が楽しめる本格RPG『レジェンド オブ レガシー』の情報を総まとめ!

文:まさん

 1月22日にフリューから発売される3DS用RPG『レジェンド オブ レガシー』。名作RPGシリーズに携わってきた小泉今日治さんがゲームデザインを手がける注目作の情報を、まとめてお届けしちゃいます。

『レジェンド オブ レガシー』

■制作スタッフ(※敬称略)
 ディレクター:松浦正尭
 イメージイラスト:小林智美
 ゲームデザイン:小泉今日治
 キャラクターデザイン:平尾リョウ
 背景美術:筒井美佐子
 モンスターデザイン:小島雄一郎、下釜陵志
 コンポーザー:浜渦正志
 サウンドエディター:齊藤賢一
 ナレーション:白鳥英美子
 テキストディレクション:加藤正人
 タイトルロゴデザイン:川口忠彦
 ムービーデザイン:山形周平
 開発:株式会社キャトルコール

 そんな本作が発売直前ということで、今まで出てきた『レジェンド オブ レガシー』の情報を総まとめ! ゲームのシステムやキャラクターなど、現在判明している情報を4つのキーワードでお伝えしていきたいと思います。

 なお、もっとも新しいゲーム情報を知りたい方は、『レジェンド オブ レガシー』特集ページに掲載されている最新記事を追いかけてみてくださいね。

■そもそも『レジェンド オブ レガシー』とはどんな作品なの?

 本作は“発見”をテーマにした“古きよき時代のRPGらしさを持った”RPGです。こう言うと古臭いと取られるかもしれませんが、そうではありません。今でも名作と呼ばれる名作RPGのエッセンスが詰まった作品と言えるでしょう。シナリオの進め方が自由で、育成が楽しくて、ムービーで物語を押し付けてくることもない……。RPG人気が高かったスーパーファミコン時代に遊んだような、ストロングスタイルのRPGになっています。

『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
▲有名RPGを手掛けてきたスタッフが集結しているだけあって、新しくもどこか懐かしさを感じます。開発のキャトルコールは、RPGファンの間で人気が高い名作『メタルマックス』シリーズを手掛けている実力派デベロッパーです。

 昨今のRPGは、特定の主人公1人が中心になるゲームが多いですが、本作では違います。プレイヤーは、容姿も職業も異なる7人の中から好きな主人公を選び、幻の大陸“アヴァロン”を冒険していくことになります。そもそも、最初に7人の主人公を選択してプレイするなんて作品は、最近あまり聞かないと思いませんか? 自分のようなゲームにどっぷりつかった年代は、これだけでワクワクしてしまうものです。

 そんな本作の主人公となるキャラクター7名をここで紹介しておきましょう。先日公開した松浦正尭ディレクターのインタビューでは、各キャラクターのコンセプトなどについても触れられていますので、気になった人はこちらも読んでみてください。

●プレイヤーが選べる7人の主人公

ミュルス 男:27歳
『レジェンド オブ レガシー』

 大地の精霊たちと交信する力を持つ“精霊使い”の末裔

ビアンカ 女:年齢不詳
『レジェンド オブ レガシー』

 名前以外の記憶を失っている優しくおとなしい少女

リベル 男:18歳
『レジェンド オブ レガシー』

 財宝を求めて旅している女好きのトレージャーハンター

ガーネット 女:20歳
『レジェンド オブ レガシー』

 エミリア教会騎士団の正騎士。生真面目でガンコ。

オーウェン 男:36歳
『レジェンド オブ レガシー』

 自らを“男爵”と名乗る出自不明の賞金稼ぎ

エロイーズ 女:24歳
『レジェンド オブ レガシー』

 不老不死の研究を行っている色っぽい錬金術師

フィルミア 男:年齢不詳
『レジェンド オブ レガシー』

 アヴァロンに存在していたというカエルの国の王子


■キーワード1:探索 ~自分で道を切り開いていくRPG本来が持つ楽しさ~

 続いて、キーワードごとに本作の魅力を確かめていきましょう。まず1つ目は“探索”。冒険の舞台となる幻の大陸アヴァロンは、すべてが明らかになっていない未知の世界。世界地図もすべてが開示されているわけではなく、冒険中に新たな地図を発見することで、新しい場所へ行ける仕組みになっています。プレイヤー自らが探索して切り開いていくことが、このゲームのだいご味なのです。

~幻の大陸アヴァロンとは~

10年前、北絶海に突如出現した謎の島。 そこは、伝承によれば、かつてアヴァロンと呼ばれていた大陸であったと言われている。 多くの冒険者や研究者が探索と調査に乗り出しているが、特異な地形や島に巣食うモンスターによって行く手を阻まれ、探索は現在もほとんど進んでいない。

 中でも特徴的なのが、本作で採用されている“カートグラフ(地図製作)”システム。マップがオートで描きこまれていくゲームはよくありますが、本作の場合はプレイヤーの周囲の地形自体が飛び出す絵本のように表示されていきます。その先に何があるのか、目的地はどこなのか、実際に一度到達するまでわからないようになっており、本当に冒険している雰囲気たっぷり! 

『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
▲キャラクターを操作して探索することで、周囲に地形が飛び出す絵本のように表示されていく独特の表現方法を採用。フィールドを冒険することで、下画面の地図も描きこまれていく“カートグラフ”システムで、未知の場所を冒険している感覚が味わえます。

 百聞は一見に如かずということで、下のムービーを見てもらえれば、この独特なシステムがよくわかると思います。まさに、近年ではめずらしい“探索”を重視したRPGですね。

■動画:『レジェンド オブ レガシー』 ~カートグラフ篇~


■キーワード2:戦闘 ~戦略と驚きに満ちた新しい戦いの概念“双次元バトル”~

 本作のバトルは、シンボルエンカウント形式のターン制コマンドバトル。フォーメーションとコマンドを選択して敵と戦うシンプルなもので、誰でも楽しめるものになっています。

 主人公たちに装備させられる武器は“体術”、“剣”、“大剣”、“斧”、“槍”、“杖”、“弓”、“盾”の8種類が登場します。武器ごとに繰り出せる“戦技”も異なるので、プレイヤーの好みや戦略に合わせて自由にチョイスするといいでしょう。

■動画:『レジェンド オブ レガシー』 ~バトルの流れ篇~

 基本的なバトルは上の動画のような流れですが、『レジェンド オブ レガシー』には普通のRPGとは一線を画している特徴的なシステムが存在しています。その名も“双次元バトル”。これは、プレイヤーとモンスターが精霊の力を借りて、フィールドの属性を奪い合うシステムです。

 本作には水・風・炎・邪の4種類の精霊が存在。それぞれの精霊がフィールドの属性を支配しており、精霊と契約することで契約した属性の“精霊術”を使用できるようになります。精霊術で壁を作り、そのスキに全員で攻撃するなど、精霊とうまく共闘することが勝利のカギとなるでしょう。

『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
▲左から敵を攻撃する風術“ブレードストーム”。体力を回復する水術“アクアヒール”。炎の精霊が敵の攻撃からプレイヤーを守る炎術“サンライトカーテン”。こうした精霊術を使いこなせば、自分より強い敵に勝てる可能性も……?

 なお、精霊術を使うためには前時代の遺物“霊器”というアイテムが必要です。霊器はアヴァロンの中に隠されているらしく、これらを探すことも冒険の目的になるでしょう。ちなみに、登場する霊器の中には精霊術意外の効果があるものも。たとえば、霊器の1つ“精霊秤(せいれいびん)”があると、探索中のフィールド属性が右上に表示されます。フィールドの属性がわかれば、自分が有利な属性に相手を誘い込んで戦う……なんてことも可能です。

『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
▲精霊術を使うために、精霊と契約するためのコマンド“大いなる呼びかけ”を使用。
『レジェンド オブ レガシー』
▲水の精霊と契約したことで、精霊術“スプラッシュウォール”が使用可能になりました。これは敵の攻撃を自動で防ぐ便利な精霊術。こうした精霊術を駆使して、有利な状況を作りだすことも戦闘で勝つためには必要です。
『レジェンド オブ レガシー』
▲現在の勢力図は下画面に表示されており、バトル中の行動でリアルタイムに変化していきます。

■キーワード3:育成 ~リアルタイムで技を習得していく“覚醒”システムの魅力~

 RPGと言えば欠かせないのが育成要素。本作では、育成要素の1つとして戦闘中に使える“戦技”があります。戦技とは、武器ごとに繰り出せる必殺技のようなもので、前述した“精霊術”とともに、戦闘を勝ち抜くための重要な切り札となるものです。

『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
▲使用できる戦技の一部を紹介。左から敵の攻撃を受け止める盾技“ブロック”。敵を連続攻撃する剣技“カット&ロール”。そして弓技“スパローショット”。

 さらに、戦技は戦闘中に使うことでリアルタイムに進化! レベルアップして強くなっていったり、新しい技を覚えていったりと、より強力な技となって発動するのです。 これは“覚醒”と呼ばれるシステム。覚醒は戦技を使うと一定の確率で発生し、進化した技がその場で発動します。手ごわいボス戦を覚醒した技で乗り切るなど、プレイヤーごとにさまざまなドラマが生まれそうですね。

■動画:『レジェンド オブ レガシー』~覚醒篇~

 なお、本作にはバトル中のキャラクターの役割を表す“ポジション”という概念があります。ポジションは、それぞれ“アタック”、“ガード”、“サポート”の3種類に分かれており、パーティメンバーに割り当ててフォーメーションを作成できます。

 フォーメーションは最大6つまで作成することが可能で、戦況に応じてターンごとにフォーメーションを切り替えられます。これを“ロールシャッフル”と言います。普通に戦ったら勝てないような強敵にも、別のフォーメーションで挑めばギリギリ勝てるかも……。キャラクターたちだけでなく、プレイヤーが試行錯誤して成長していく過程が楽しめるのも、本作の魅力の1つですね。

『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
『レジェンド オブ レガシー』
▲本作では、パーティメンバー全員にポジションを割り当ててフォーメーションを作成。敵の攻撃が激しいターンなら防御重視で、攻撃のチャンスなら攻撃重視など、ターンの開始時に切り替えることで状況に対応していくことになります。

■動画:『レジェンド オブ レガシー』~ロールシャッフル篇~


■キーワード4:物語 ~断片的なキーワードや情報から自分だけの物語を紡ぎ出す~

 システムに力が入っている本作ですが、その根底にある物語も魅力的です。ゲーム中には神々が残した遺産“星杯”にまつわる伝説や遺産など、心躍るキーワードが散りばめられています。さらに、冒険の舞台となるアヴァロンには、島で起きた過去の出来事やキャラクターの意外な正体など、さまざまな謎や秘密の断片も……。

 それらに対する答えは直接的に語られることはなく、冒険しながら得た情報を繋ぎ合わせることで判明するようになっています。押し付けられた物語ではなく、自分で“物語”を見つけ出していく。近年のRPGに比べるとたんぱくに思えてしまうかもしれません。しかし、「これってひょっとして……」といったように想像をふくらませる余地がたっぷりあり、さまざまな“気付き”があります。さまざまなピースが脳内で組み合わさった時のゾクゾク感こそが、本作の物語の醍醐味なのです。

『レジェンド オブ レガシー』
▲アヴァロンの東部山脈“吠える谷”に生息する翼獣。翼獣の影に当たるとバトルに突入しますが、恐ろしいほどの強さを誇る強敵です。アヴァロンには、こうした未知の敵や謎が満載。ワクワクドキドキする冒険の旅が待っています!
『レジェンド オブ レガシー』
▲冒険の拠点となる“イニティウムの街”には、宿屋や酒場、ショップといった便利な機能がそろっています。この街を拠点にして、プレイヤーだけの物語を紡いでいきましょう!
『レジェンド オブ レガシー』
▲10年前に突如浮上したアヴァロン島を、最初に発見した“冒険王”と名乗る人物。“イニティウムの街”を10年かけて築き上げた彼は、どのような形で主人公たちとかかわっていくのでしょうか?

 さて、ここまで読んできて、いろいろと自由な冒険が楽しめるゲームだということは想像できると思いますが、まだまだ本作に秘められた謎や魅力は全然お伝えしきれていません。ここから先は、ぜひ皆さん自身で体験して、楽しみを見つけてみてくださいね。

■動画:『レジェンド オブ レガシー』WEB限定公開CM30秒版

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