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2015年1月28日(水)

今さら聞けない『白猫プロジェクト』2,600万DL突破の理由【電撃Appアワード2014】

文:きゃしーぱぴろん

 どもども。萌えとアプリゲーをこよなく愛し、寝る時もお風呂の時も、病める時も健やかなる時も片時もスマホを手放さないきゃしーぱぴろんです。

 現在、2014年のベストアプリを決める“電撃Appアワード2014”が開催中です。2014年はたくさんのアプリを遊びましたが、中でも筆者の記憶に残った超おすすめのアクションRPG『白猫プロジェクト』の魅力をレビューしていきます!

『白猫プロジェクト』

 さて『白猫プロジェクト』ですが、『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』などを送り出したコロプラより、2014年7月14日にAndroid版が、同年7月25日にiOSで配信開始されました。Android版配信開始後10日の7月24日には100万ダウンロードを突破し、2015年1月11日時点で2,600万ダウンロードを達成しています。

 2015年1月20日に総務省統計局が発表した人口推計によると、日本の人口は1億2,702万人。ざっくりと日本に住む人の5人に1人が遊んでいる計算で、事実、我が家は5人家族でそのうちの1人(私)が遊んでいるので、データ的にもピッタリです!

『白猫プロジェクト』
▲1億2,702万人にプレイしていただきたいゲーム。それが『白猫プロジェクト』!

 なんて前置きはこれくらいにして、老若男女が夢中となる『白猫プロジェクト』のどこに自分がほれたのかを語らせていただきます。

■まさに、王道RPGとして描かれた世界観

 まず本作の概要ですが、“王道RPG”と銘打たれているストーリーをはじめとして、多くの要素が詰まっています。ざっと数え上げるだけでも、登場キャラクターの多さ、扱える武器種の豊かさ、バトルで用いられる必殺技、1人1人のキャラクターとのコミュニケーションイベント、高難易度クエスト……と、実にRPG好きが心をくすぐられる要素が詰め込まれています。

 そんな中、自分が第一にプッシュしたいのは、魅力的な世界観です。『白猫プロジェクト』のストーリーは辺境の海の上に浮かぶ“孤島・アストラ島”から幕を開けます。そのアストラ島に住む主人公(声:梶裕貴)は、毎日のように海の向こうに広がる世界を夢に見ながら暮らしています。

 しかし、そんな平穏な日々も“冒険家・カイル”(声:緑川光)との出会いによって変化していきます。考古学者であり、熟練した冒険家でもあるカイルは幼い頃から夢見続けてきた“飛行島と最果ての地”の伝説を追い求め、アストラ島にやってきたのです。

『白猫プロジェクト』
▲主人公と凄腕冒険家のカイル。ここからすべてが始まります。

 カイルとともに伝説を求めて旅立つことを決めた主人公は、アストラ島の遺跡付近の森へたどり着きます。その森で白猫の“キャトラ”と神秘的な少女“アイリス”(2役ともに声:堀江由衣)と出会います。3人と1匹の出会いによって、大冒険が始まります!

『白猫プロジェクト』
▲キャトラと寄り添うアイリス。しゃべる猫と言うのは本当にかわいいものです。
『白猫プロジェクト』
▲遺跡でのワンシーン。何か秘密を知っているような2人。
『白猫プロジェクト』
▲遺跡での戦闘を終えた主人公。ここから大冒険が!

 これが物語の導入部分なのですが、フルボイスで綴られていてグイグイと世界に引きこまれました。2014年7月、スマホが熱くなっているのか自分が熱くなっているのかわからないくらいの熱を感じ、次へ、次へとストーリーを進めたくなっていきました。

 ここでうれしかったのが、本作はスタミナ、いわゆる時間経過で拡幅する行動力の概念がなかったことです。遊びたい時にいつでも、ずっと好きなだけ遊び続けられる! ある意味で当たり前のことですが、基本無料のアプリゲームとコンシューマの有料ゲームの境目として暗黙の了解的に存在していた“スタミナ制”を撤廃したことは、アプリの歴史の中でも大きな出来事として後世に語り継がれるレベルだと思っています。

『白猫プロジェクト』 『白猫プロジェクト』
▲画面のどこを見てもスタミナの表示がない! クエストにも行き放題です。無限に遊び続けられます!

 “にゃんとし(2014年)ばらしいスタミナ撤廃!”なんて覚え方で歴史の教科書に載るかもしれません。ああ、“しばらしい”は“すばらしい”を無理やり語呂合わせにした形です。語呂合わせ記憶術には、こういう強引さも必要です。さておき、これで皆さんも2014年=スタミナ制が撤廃された『白猫プロジェクト』が配信された年だと記憶に残ったのではないでしょうか。

■萌えのツボを押さえたサイドストーリー

 やはり本作の魅力を語る上で欠かせないのはキャラクターとのコミュニケーションでしょう。ストーリー上で仲間になるキャラクターの他にも、たくさんの仲間たちと出会えます。

 仲間たちのエピソードは笑いあり、感動ありとバラエティが豊富なのですが、もちろん“萌え”も用意されています。自分は“萌え”重視派で、それなりに萌えキャラには厳しい目を持っているつもりですが、『白猫プロジェクト』は本当にかわいいキャラが多くて目尻が下がってしまいます!

 どれだけかわいいキャラがいるのかについては、先日発表されたキャラ人気投票“白猫×黒猫ねこまつりグランプリ2014”の結果を見ていただければ一目瞭然ですね。ミラ様とかミカンちゃんとか、とにかくかわいい女の子だらけです! イケメンや動物枠など、女の子以外もグッドなのですが、全キャラについて語り始めると長期連載コラムとなってしまうので今回は割愛させていただきます。

 そんな流れで私が一番好きなキャラクターは青い帽子がかわいい女剣士のシャロンちゃん(声:七瀬亜深)です! 余談ですが、“白猫×黒猫ねこまつりグランプリ2014”の31位にシャロンちゃんの名前を見て、思わずガタッと立ち上がりましたが、よく見たら『黒猫のウィズ』に登場する同名の別キャラでした……。

 気を取り直して、シャロンちゃんはある国の王女で、武者修行の旅をしている最中に主人公と出会うことになります。普段は一人称に“僕”を使っており、凛々しく気丈に振舞っているところが素晴らしいですね。そんな彼女と仲よくなっていくと、実はかわいいもの好きという意外な一面を見ることができます。このギャップ、まさに王道の萌えですよね!

『白猫プロジェクト』
▲かわいいものが好きというシャロン。かわいいのはお前のほうだぜ、とか言いたくなります。

 このようにシャロンをはじめ、すべての仲間キャラクターにサイドストーリーが存在し、“親密度”をあげるとサイドストーリーが進展する他、レベルキャップが解放されて強くなります。普段はあまり使わない補欠的なキャラクターでも、こういったキャラ別のエピソードが楽しみで、ついついいっしょに冒険をしちゃうんですよね。

『白猫プロジェクト』
▲“親密度”MAXの友情覚醒は必見です!

 ただ、エピソードの最終話を見るためには友情覚醒を発生させる必要があり、そのためには貴重なルーンが必要なので、まだ最終話を見られていないキャラもたくさんいます……。まあ、スタミナなしで遊び放題なので、今後も気長にルーンを集めて萌えっ娘のエピソードを楽しんでいくつもりです!

■“ぷにコン”による快適操作と爽快バトル! そして協力プレイ!!

 『白猫プロジェクト』の魅力は世界観やキャラクターだけではありません。非常にクオリティが高い本格的なアクションRPGとして仕上がっている部分も、間違いなく本作の大きな魅力であり、人気の秘密です。

 本作には、コロプラが独自に開発した次世代型インターフェイス“ぷにコン”により、片手でも簡単に本格アクションを楽しめます。これにより、指先の操作だけで画面内を自由に走り回れるだけでなく、攻撃や回避、アクションスキルの発動も思うがまま! この快適な操作感覚も、スマホでのゲームプレイの歴史を変えたと言えるでしょう。

『白猫プロジェクト』
▲ぷにコンの操作は簡単です。長押しすることで画面中央に、ぷにぷにとした玉が出現します。それを任意の方向に動かせばキャラクターを操作できます。
『白猫プロジェクト』
▲キャラクター固有の必殺技は長押ししてからフリック操作で発動。戦闘では、このアクションスキルの使い方が鍵になります。

 スタミナ制撤廃に続いて、どんだけ『白猫プロジェクト』がスマホアプリの歴史を変えているんだ! なんてツッコミたくなる方もいるかもしれませんが、事実なのだから仕方がありません。むしろ、従来のスマホアプリの常識をさまざまな部分で塗り替えた『白猫プロジェクト』だからこそ、これだけ多くの人々に支持されているのではないでしょうか。

 “にゃんとし(2014年)むーず(スムーズ)に遊べるぷにコン操作!”という語呂合わせで覚えておくと……と、しつこいですね(笑)。

『白猫プロジェクト』
▲迫力のBOSSバトル直前の演出。BOSSとのバトルフィールドは強敵が多いので、ぷにコンを駆使して立ち回りましょう。

 さらに、本作は最大4人の協力プレイにも対応しています。協力プレイでは通常のストーリークエストを進められる他にも、期間限定イベントクエストや、協力プレイ限定クエストなど、ほぼすべてのクエストを友だちといっしょに遊ぶことができます。

『白猫プロジェクト』
▲協力プレイの募集画面。5桁の数字を共有することで友だちや遠くのプレイヤーといっしょに遊べます。

 「多人数で遊べば楽勝じゃん!」なんて思うかもしれませんが、むしろ協力プレイ専用のクエストは難易度が高いので大変です。最近はタイムアタック系のユニークな多人数用クエストも実装され、ますます遊び方の幅が広がった感じですね。

■『白猫プロジェクト』の特徴的な6つの職業

 『白猫プロジェクト』には戦い方の異なる、剣士、ランサー、武闘家、ウォリアー、アーチャー、魔道士の6つの職業があります。また、それぞれの職業に無数のキャラクターが存在し、1人1人に固有の必殺技モーションが存在します。必殺技の発動中には無敵時間があり、それを駆使して敵の猛攻をしのぎつつ敵を蹴散らしていく爽快感も味わえます。

『白猫プロジェクト』
▲剣士。攻撃速度が早く、扱いやすいバランスタイプです。
『白猫プロジェクト』
▲槍で戦うランサー。防御力が高く、前線でパーティの盾となりながら戦うタイプです。
『白猫プロジェクト』
▲ナックルで戦う武闘家。手数が多く、必殺技も強力なアタッカータイプです。
『白猫プロジェクト』
▲斧を武器とするウォリアー。攻撃速度は遅いものの、一撃必殺タイプです。
『白猫プロジェクト』
▲アーチャー。遠距離から攻撃でき、攻撃速度も早いヒット&アウェイタイプです。
『白猫プロジェクト』
▲魔道士。HPと防御力は低めですが攻撃力が高く、範囲回復、範囲攻撃などの必殺技も強力です。

 クエストに挑む際はこれらの職業を組み合わせ、最大4人までのパーティを組むことができます。各職業には得手不得手があるので、どんなパーティ編成で挑むかによってステージの難易度は大きく変わります。

『白猫プロジェクト』
▲パーティ編成画面。コストの概念があるので、ゲーム序盤はレア度が高い強いキャラを組み込むのが大変。でも、拠点で特定の施設をレベルアップすることでコストを増やしていけます。

■やり込み要素が充実のタウンにも注目!

 『白猫プロジェクト』には拠点となるタウンが存在します。タウンでは、金鉱や宿屋、訓練所などのさまざまな施設を建てて、自分だけの街作りを楽しめます。それに加えて、前述したようにタウンを散策している仲間とコミュニケーションを取ることもできます。

 施設には、各職業の攻撃力や防御力などのパラメータを上げる施設も存在するので、単なる見た目的な要素ではなく、バトル要素にも直結します。特に期間限定イベントで建てられる特殊な建物は便利で重要ですよ!

『白猫プロジェクト』
▲タウンが充実すればするほど、冒険が楽になります。
『白猫プロジェクト』
▲タウンを散策しているキャラクター。親密度を上げるとイベントが発生!
『白猫プロジェクト』
▲たくさん冒険をして親密度を上げていき、お気に入りのキャラクターと仲よくなりましょう。

 ちなみに忙しくてゲームをほとんど遊べない日でも、『白猫プロジェクト』のタウンだけはちょいちょいチェックをしてしまいます。建物の建設やレベルアップにはリアルタイムでの時間経過が必要なので、放置気味でも街作りが進んでいきますからね。寝る前に長時間が必要な施設のレベルアップをしておくことはセオリーです。

 あと、金鉱では時間経過でお金がざくざくとわいてきます。たくさんの金鉱を建てまくって、ちょくちょくお金を回収するのも楽しいですよ!


 さて、ここまで本作の魅力をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか? 今回取り上げていない細かい部分まで情熱にあふれたアプリとなっているのでぜひぜひプレイして確かめてもらいたいです。きっと2,600万DLを突破しただけのクオリティやおもしろさを実感できるはずです。さあ、スマホから“最果ての地”を目指す冒険へ出掛けましょう!


●あなたの2014年のベストアプリを教えてください!

 ファン投票で2014年のベストアプリを決める“電撃Appアワード2014”にぜひご投票ください! 対象タイトルは、2014年に皆さんが遊んでおもしろかったと感じたスマホアプリです。2014年以前に配信されたアプリも対象となるので、皆さんが名作だと思うものを教えてください。

 投票していただいた方の中から抽選で10名様にiTunes CardかGoogle playで使えるギフト・カード(5,000円分)をプレゼントいたします。締切は2015年3月22日(日)24:00まで。ぜひ、あなたの2014年のベストアプリに投票してください!

“電撃Appアワード2014”の投票はこちらから

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※画像に使用している一部キャラクターは、ガチャからの登場期間が終了している場合があります。

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