“色狂いスナイパー”を演じた立花慎之介さん独占インタビュー! 明治吸血奇譚『月夜叉』師走の巻 冲方 躁
血を吸わなければ生きられない――日本の吸血鬼“夜叉”が紡ぐ和風吸血鬼譚『月夜叉』。悲しくも美しいシチュエーションCDシリーズの第3弾、『師走の巻 冲方 躁』で躁を演じた立花慎之介さんに、CDの内容にまつわるお話を伺った。
――演じられた躁の第一印象は?
彼は上から目線のキャラクターですし、キャッチフレーズも“色狂いスナイパー”と個性的なので、イラストの雰囲気的にも設定的にもトガっているなと思いましたね。
――演じられたご感想はどうですか?
シナリオで、主人公が躁を好きになる理由が少し薄く感じた部分があったんです。そこは音響監督さんと相談して、内容を変えずにお芝居の仕方を変えて主人公の心が変わっていくのがわかるようにしようという方針になりました。序盤と中盤では躁の印象が変わるように演じていますので、そこをぜひ楽しんでいただきたいですね。
――吸血シーンなど、収録のこだわりは?
1番最後の吸血シーンは、音響監督さんといろいろ話し合いをして1回録りなおしています。主人公との愛が深まるクライマックスのシーンなので、躁ならではといいますか、愛なんだけど狂気じみていて、でも悲しさもあるという複雑な感情のなかでの吸血になります。さまざまな感情を吸血シーンにのっけているので、そこを聴いていただきたいです。
――夜叉は血がないと生きていけません。ご自身の“なければ生きていけない”ものは?
『艦隊これくしょん』です(笑)。ゲームが好きなんで、ゲームがなければ生きていけないんです。そのなかでも、常時PCで動かしているのが『艦隊これくしょん』ですね。もともと戦艦大和が好きだったので、一押しなのは大和です。キャラが魅力的なのはもちろん、ゲームシステムとしてもよくできているんですよ。深くも遊べますし、気軽にもプレイできるので女性にもおすすめです。
――読者にメッセージをお願いします。
躁くんのCDが出る前に、2作ほど出ております。躁くんのも聴いていただきたいのですが、作品全体の空気を知りたいなという方がいらっしゃいましたら、ほかのキャラクターのものも聴いていただけると明治の吸血鬼・夜叉のことがよりわかると思います。そちらを楽しんでいただきつつ、躁くんバージョンの発売を待っていただけたらうれしいです。また作品はまだまだ続いていきますので、興味がありましたら応援のほどよろしくお願いします。
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