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2015年1月30日(金)

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』をレビュー! 原作の雰囲気を楽しみたい人にオススメ

文:たけのこ

 バンダイナムコゲームスが配信中のAndroid用アプリ『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』。すごろくを彷彿とさせるボードマップや『ドラゴンボール』らしいコミカルな表現が満載の本作を、登場キャラクター・ブルマにパフパフしてもらいたいライター・たけのこが最速レビューをお届けします!

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』

 『ドラゴンボールZ』は子どもから大人まで幅広い世代に人気のアニメ。4月に完全新作劇場版『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の公開も予定されており、まだまだメディア展開が熱い作品です。

 本作には劇場版で復活するフリーザも登場するなど、『ドラゴンボール』ファンにはうれしい要素が盛りだくさん。なんだか悟空ばりにわくわくしてきたので、早速ゲームの内容と感想をお届けしていきます!

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』

■ボードゲームタイプのマップが懐かしい! レトロゲームの雰囲気を味わえます!!

 本作の舞台は、何者かの“世界、宇宙、次元を越えた強者と戦いたい”という願いを叶えた神龍の力によって次元が狂った世界。そこでアニメとは異なるオリジナルストーリーが展開します。

 青年トランクスとともに次元パトロール中に次元の歪みに囚われ、謎の世界に降り立ったプレイヤー。この世界は一体なんなのか? 元の世界に戻ることはできるのか? それらの謎を解き明かすためにさまざまなキャラクターと戦いながら情報を集めていくことが、本作の目的です。

 序盤のストーリーは、名のある武道家が謎の人物に襲撃されているという情報を元に調査を進めていきます。桃白白(タオパイパイ)やラディッツといったキャラクターと戦い、とある強大な敵の存在を知ることになるのですが……。

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲ミッション前に挟まれるストーリーパートでは、漫画のように吹き出しやコマを使用した表現が採用されています。
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲こちらは筆者の大好きなブルマ。序盤から登場するのでウハウハです!

 ミッションマップはボードゲームスタイルとなっており、3つの数字の中から1つを選択し、その数字の分だけ進むことができます。マスには通常マスとイベントマスがあり、まるで“すごろく”のような印象を受けました。ファミコンの『ドラゴンボール 大魔王復活』を彷彿とさせ、なつかしくなります。

 イベントマスには、キャラクター強化マス、ゼニー獲得マス、バトルマス……といったさまざまな種類があります。止まったマスによっては攻撃が飛んできてダメージを受けることもあるので、自分の止まりたいマスに合わせた数字を選びましょう! なおマスの中には強制バトルマスもあり、このマスは絶対に避けては通れません。

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲1~6の数字がランダムで表示されるので、なかなか止まりたいマスに止まれないことも。欲しいアイテムを回収できないこともあるので、その場合はもう一度同じマップをプレイしましょう。
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲マップは先のほうまで確認可能。また、マスの横に小さく表示されている数字は、3つの中から選択した数字でたどり着くマスを現しています。この場合、2を選んだら赤いマスに止まるようですね。

 それぞれのマップには3つの難易度が用意されており、初回プレイ時はノーマルモードのみ選択できます。マップの中には高難易度でしか行くことができない場所もあるので、難易度を上げて周回プレイすると本作をより楽しむことができます!

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』

■“気の玉”を集めて敵を攻撃! 攻撃ゲージをためましょう!!

 バトルマスに止まったら、当然のことながらバトルが開始されます。本作のバトルシステムは、画面に現れる“気の玉”をタップし、集めて攻撃するというもの。

 浮遊する“気の玉”の一番手前の列から1つタップすると、周囲にある同じ色の玉を連鎖的に集めることができます。集まった玉の数が多いほどキャラクターの攻撃力が上がるので、なるべく連鎖できる玉を選びましょう!

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲連鎖する玉は光って表示されるので、どれだけ連鎖するかわかりやすいです。また虹色の玉はどの気とも連鎖するので、虹色の玉をうまく活用しましょう。

 キャラクターと“気の玉”には、全部で6種の属性があります。前述した玉の色は属性を現し、戦闘に出ているキャラクターと同じ属性の玉を集めると攻撃力が2倍になります。また、属性は敵キャラクターにも存在しており、敵の属性にあった属性キャラで攻撃すると攻撃力が倍増します。属性同士の関係は以下のようになっています。

・体属性/オレンジ:(強)知・(弱)力
・知属性/紫:(強)技・(弱)体
・技属性/緑:(強)速・(弱)知
・速属性/青:(強)力・(弱)技
・力属性/赤:(強)体・(弱)速

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲デッキはコストに応じて最大6体のキャラクターで編成できるので、さまざまな属性のキャラクターを入れることをオススメします!

 戦いに勝利するコツは、属性の関係をうまく利用することです。自分のターンに出ている3体のキャラクターは順番を変えることができます。敵の攻撃を受けるキャラは敵の直前に攻撃したキャラになるので、すぐには倒せそうにない敵だった場合は、相手の属性に合ったキャラを敵の直前に移動させましょう。

 敵が複数いる場合は、どの敵を攻撃するのかも選択できるので属性を考慮して攻撃すると、スムーズに勝つことができます。やみくもにキャラを出すとこちらが大ダメージを受けることがあるので注意しましょう!

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲相手の属性よりも優勢な属性なら、ダメージを半分ほどに減らすことができます! この場合ラディッツは“速”属性なので、有利な“技”属性のヤムチャを敵ターンの直前に攻撃させます。

 また、各キャラクターの攻撃ゲージがたまるとおなじみの必殺技が発動し、敵に大ダメージを与えることができます。攻撃ゲージはキャラクターの顔の周りにある丸いゲージで、“気の玉”を集めることでたまります。同じ属性の玉を集めれば、攻撃力が上がるだけではなく早くゲージがMAXになるので、なるべく同属の玉を集めましょう。

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲孫悟空の必殺技はおなじみの“かめはめ波”です。属性相性によっては10,000を越える大ダメージを与えることもあります!
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲ベジータの必殺技は“ビッグバンアタック”。かめはめ波に負けないくらいの威力を発揮します。

■『ドラゴンボール』らしい表現の数々が楽しい!

 本作にはストーリーパートのコミック表現以外にも、数々の原作らしさがあります。たとえばバトルで敵を撃破すると、撃破された敵が画面に向かってものすごいスピードで飛んできたり、雲の彼方へ飛んで行ったり……。また、バトル中に出る漫画らしい手書きの擬音や効果線が『ドラゴンボール』らしい表現だな、と個人的に思いました!

 また、画面上で2体のキャラが猛スピードで格闘を繰り広げるバトルシーンは、『強襲!サイヤ人』や『激震フリーザ!!』、『烈戦人造人間』の現代版といったイメージ。特に、30代以上の『ドラゴンボールZ』ファンにはたまらないかもしれません!

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲本当に画面を突き破って出てきてしまうのではないかとびっくりしました。
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲この効果線や大きな擬音は、原作の『ドラゴンボール』を思い出させる表現ですよね。

■昔からの『ドラゴンボール』ファンもプレイしてほしいゲーム

 今『ドラゴンボール改』を楽しんでいる人はもちろんですが、昔の『ドラゴンボール』のアニメやゲームが好きだった人にオススメしたいゲームです。特にトランクスが好きな人は、ストーリーの中心として活躍する彼に興奮すること間違いなし!!

 本作に少しでもわくわくした人は、ぜひダウンロードしてください。桃白白(タオパイパイ)やラディッツといった懐かしいキャラクターや、フリーザなどの強敵たちが待ち構えています。

『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』
▲一番強いのはやっぱり孫悟空……?

(C)バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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