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2015年8月1日(土)

『エンペラーズ サガ』ストーリー紹介第2回。『ロマサガ3』聖王とドーラの神話が明らかに

文:ごえモン

 スクウェア・エニックスの人気ゲーム『サガ』シリーズのキャラクターが集結するiOS/Android/フィーチャーフォン用RPG『エンペラーズ サガ』。本作のストーリープレイバック企画第2回をお届けします。

『エンペラーズ サガ』

 連載第2回では、イベント“出撃!冥王デス&死霊軍!”~“ロマンシング サ・ガ3 ZeRo”の内容を独自に要約して紹介します。

 “ロマンシング サ・ガ3 ZeRo”では、『ロマサガ3』で描かれなかった聖王とドーラの物語がつむがれます。聖王十二将も登場するので、『エンサガ』をプレイしていない人は要チェックです!

■各イベントの内容をかいつまんで紹介!

・【05】出撃!冥王デス&死霊軍!

 冥王デスが呪われた死霊たちの大軍を率いて地上へ進軍。デスが地上への侵略を開始した理由を突き止めるために過去の冥府に向かう。

・【06】救え!愛と哀しみのムー

 “次元転移装置”が壊れてしまったため、修理に必要な鉱石を探しに大氷原へ。そこでムーとエイリークに出会う。

・【07】天空!ビューネイ軍襲来!

 四魔貴族の1人・ビューネイを倒すため、ドーラの子・巨竜グゥエインとともに進撃を開始するが……。

・【08】背徳の宴!レオニード城

 真のビューネイが存在する過去へ行くには聖杯が必要だった。一行がレオニード城に向かうと、セルマと名乗る謎の女性が現れる。

・【09】ロマンシング サ・ガ3 ZeRo

 セルマの進言により、かつてビューネイを討ち滅ぼした聖王のもとへ向かった皇帝。ついに聖王とドーラがつむぐ神話の詳細が明らかに!

■第1章“白銀の皇帝篇”プレイバック(第2回)

【05】出撃!冥王デス&死霊軍!

 白銀の皇帝たちの敵は、“破壊するもの”を目覚めさせ、世界を混沌に陥れた“黄金の帝王”だけではなかった。死者の世界を統べる“冥王デス”が、呪われた死霊たちの大軍を率いて“コムルーン島”を占拠してしまったのだ。

 しかし、デスは2人の女神が冥府に封印したはず……。皇帝たちは、デスが地上への侵略を開始した理由を突き止めるために過去の冥府に向かった。

『エンペラーズ サガ』
『エンペラーズ サガ』

 過去の冥府で待っていたのは、魂を殺されたゾンビだった。なぜ、冥府でデスの配下が殺されているのか?

 一行は、何者かに襲われたゾンビに事情を聞き、“黄金の帝王”がデスが持つ邪悪の力を吸収するために冥府へと侵攻したと結論付ける。

『エンペラーズ サガ』
『エンペラーズ サガ』

 冥府の奥で出会ったデスは、すでに邪悪の力を奪われてしまっていた。“黄金の帝王”とは相撃ちだったようで、彼を煉獄の狭間へと弾き飛ばしたのだという。

 冥府から出られないデスは、自分の力を奪った人間が地上を焼き尽くす姿を眺めるのも一興、と必死に黄金の皇帝を探そうとする一行を一笑に付した。

『エンペラーズ サガ』

 手詰まりとなった皇帝だったが、またもや自分の意識が肉体から離れようとするのを感じた。とっさに敵のもとへ向かうことを念じ、見事“黄金の帝王”の肉体に意識を宿すことに成功。

 しかしすぐさま“黄金の帝王”の仲間である別次元のロックブーケに攻撃され、元の肉体へと意識を戻されてしまう。

『エンペラーズ サガ』
『エンペラーズ サガ』

 一瞬の邂逅ではあったが、皇帝は敵の居場所を突き止める。急ぎ“黄金の帝王”のもとへと向かおうとした皇帝だったが、突如デスの不意打ちを受けて倒れてしまう。

 魂の本質を見られるデスは、敵と意識を融合させた皇帝を“黄金の帝王”本人であると判断したのだった。

『エンペラーズ サガ』
『エンペラーズ サガ』
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 傷つき、仲間だったロックブーケからの信用も失った皇帝の前に“黄金の帝王”が現れる。デスの力を半分ほど奪っただけでは、まだ邪悪の力が足りないという。今度は女王シェラハのもとに向かうと告げ、姿を消した。

『エンペラーズ サガ』
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 元の次元に帰還した皇帝は、傷を癒した後、死霊軍に支配されたコムルーン島へと挙兵。しかし死霊軍の猛撃を止めるすべはなく、世界の半分を死霊たちに占領されてしまう。


【06】救え!愛と哀しみのムー

 これまで、いくつもの時空を越えて数々の戦いを突破してきた皇帝だったが、突然“次元転移装置”が壊れてしまうという緊急事態が発生。

 装置を発明したヒラガによれば、修理するためには大氷原にだけ存在する鉱石が必要だという。

『エンペラーズ サガ』

 しかし、大氷原では群れに置いていかれた1頭の“ムー”が凶暴化し、旅人を襲っているらしい。

 サイゴ族の大切な家畜であるムーが、なぜ1頭だけ置いていかれてしまったのか? 皇帝たちは、野良のムーを倒して“氷原の鉱石”を手に入れるため、“ムーのすみか”へと向かった。

『エンペラーズ サガ』

 “ムーのすみか”で“キャット大好き軍団”の頭領を務めるゴブリンに出会う。彼はキャットのために氷原だけに咲くというフローズンローズを摘みに来たそうだが、「ムームームームー」と吠えていたムーにボコボコにされてしまったという。

 一行は、ムーの言葉がわかるサイクロプスを捜し、凶暴化している理由を探ることに。

『エンペラーズ サガ』
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 サイクロプスを仲間にし、凶暴化したムーの言葉を通訳してもらうと「ぜったいにココは守る!」、「友だちは必ず帰ってくる!」、「エイリークは戻る!」とムーが叫んでいることがわかった。どうやらエイリークというサイゴ族がいなくなってしまったようだ。

『エンペラーズ サガ』
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 道の途中で出会ったハンターのハムバにエイリークのことを尋ね、東の村に記憶喪失の男が流れ着き、村の女と結婚して暮らしていると判明。

 一行は東の村で記憶喪失の男性と出会い、キャットのパンチによって強引に記憶を戻した。

『エンペラーズ サガ』
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 記憶を取り戻したエイリークは、「奴に見つかったら殺される!」と焦っている。事情を聞くと、記憶をなくした時に優しい女性に介抱されて結婚したが、結婚したとたんに豹変し、今ではアレコレと命令ばかりする恐ろしい女になったそうだ。

 そんな彼にムーが待っていることを伝え、一緒にエイリークが住んでいたテントに向かった。

『エンペラーズ サガ』
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 無事にムーのメルヴァと再会したエイリークは、他のサイゴ族と一緒に越冬地へと向かわなかった理由を問いただす。

 サイクロプスの通訳によると、メルヴァはエイリークの帰る場所を守るため、そして戻ってくると信じてテントに残り続けたという。固い絆で結ばれた2人の姿を見たサイクロプスは、もう必要ないと通訳をやめた。

『エンペラーズ サガ』
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 エイリークとムーを引き合わせた皇帝は、鉱石の入手に成功した。しかしその時、残忍な竜の軍団によって空が埋め尽くされる。四魔貴族の1人・ビューネイとの戦いが迫っていた。


【07】天空!ビューネイ軍襲来!

 総攻撃までのカウントダウンを開始したビューネイに対し、皇帝は突撃を決断する。ドーラの子・巨竜グゥエインに協力を仰ぎ、家臣とともにビューネイ軍が陣取る“万空の長城”へと進撃を開始した。

『エンペラーズ サガ』

 母親を聖王に殺されたというグゥエインの過去を聞きながら、ビューネイが根城にしていると思われる“万空殿”へ向かう。

 一行は、そこでセルマと名乗る女性に出会う。セルマは“定め”を変えるため、そして皇帝の命をつなぎとめるためにやって来たという。

『エンペラーズ サガ』

 ビューネイを追い詰めた一向だが、たとえ今回の危機を乗り越えても、そこには滅びの未来が待っていると幻視してしまったグゥエインの様子がおかしくなる。

 そしてドーラが聖王と戦い死んだ理由を知りたいという理由で皇帝の敵になり、これから村を焼き尽くして人間を喰らうと宣言した。セルマによれば、これはすでに起きてしまった“定め”であり、皇帝はグゥエインとの戦いの中で命を落とすのだという。

『エンペラーズ サガ』
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 “定め”を変えるためにやってきたセルマの力を借り、人々を襲っていたグゥエインを討伐した皇帝。

 死の間際に人間と戦う道を選んだ理由を問うと、滅びゆく定めならば友の腕の中で死にたい、母の気持ちがわかったと言い、息を引き取った。

『エンペラーズ サガ』
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 友に討たれることでしか、生まれた瞬間から孤独だったグゥエインは母を感じることができなかった。そんな彼の死を悼む猶予もなく、大地に一条の光すら射さぬほどビューネイ軍の数が増大し、空を埋め尽くした。


【08】背徳の宴!レオニード城

 「ビューネイ軍と戦えば必ず負ける」。そう皇帝に進言したセルマの案内で、一向は“レオニード城”へと向かう。

 “レオニード城”には聖杯があり、新月の夜に杯に生まれる聖王の血を飲むことで、ビューネイの実体がいる“守られた過去”に行けるようになるという。

『エンペラーズ サガ』
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 城内の永遠を生きる美女たちに魅了されたからなのか、皇帝は一瞬の油断によってメデューサの神経毒に侵されてしまう。

 数分で体が麻痺し、やがて心臓までも止めてしまう毒を治療するため、家臣たちは薬品庫を探す。

『エンペラーズ サガ』
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 そんな時、突然セルマの体が消え始めてしまう。彼女は未来から来た皇帝の娘だったのだ。皇帝が死ねば未来が変わり、セルマが生まれることはなくなってしまう。

『エンペラーズ サガ』

 ようやく薬品庫を見つけだした家臣たちだったが、そこには血しかなかった。ヴァンパイアの傷を癒すのは人の生き血のみ。それが彼らにとっての薬だった。

 皇帝は瀕死の状態にまで陥ったが、家臣の力を借りてレオニードの寝室“棺の間”に到達する。そして彼に借りた聖杯の力によって、一命を取り留めた。

『エンペラーズ サガ』

 聖杯を手に入れた皇帝だったが、聖王との邂逅を阻止するため“黄金の帝王”の刺客・ダークがレオニード城に侵入する。

 死闘を重ねつつ、なんとか城を脱出した皇帝一向。新月の夜を迎え、ついに聖王とドーラの神話が紐解かれる時がきた。

『エンペラーズ サガ』

【09】ロマンシング サ・ガ3 ZeRo

 聖杯を手に入れた皇帝の意識は、肉体から離れ、かつてビューネイを討ち滅ぼした聖王のもとへ向かった。

 聖王の肉体に意識が宿った皇帝は、今まさにビューネイと戦おうとする聖王とドーラを見守ることに。

『エンペラーズ サガ』
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『エンペラーズ サガ』

 ビューネイ軍と激闘を繰り広げる中、聖王は聖王十二将の1人であるフェルディナントからオトマンが左腕を失ったと報告を受ける。前線から下がろうとしないオトマンに、聖王は銀の手を授けた。

 そしてビューネイとの決着をつけるため、ドーラとともにビューネイのもとへ向かった。

『エンペラーズ サガ』
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 見事ビューネイを打ち破った聖王とドーラ。それを見届けた皇帝も、元の次元で真のビューネイを撃破する。

 聖王とドーラのその後が気になった皇帝は、再び意識を過去に飛ばすと「ビューネイ亡き今、人間なぞと群れる意味はない」と聖王とドーラが歩む道は別れてしまっていた。その後、聖王はドーラを人を害する竜として討伐することになる。

『エンペラーズ サガ』
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 ドーラを討伐した後、聖王は彼女の卵を見つける。卵からかえった子竜は、聖王のことを母親だと勘違いしているようだった。

 そばにいた聖王十二将の1人であるパウルスは子竜を始末するべきだと進言する。フェルディナントは聖王を母と慕えば聖王の子ども同然、殺すことはできないと言う。聖王は子竜を生かすことに決め、グゥエインと名付けた。

『エンペラーズ サガ』
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