『新撰組比翼録 勿忘草 四 原田左之助』に出演する立花慎之介さんの独占インタビュー完全版を公開!!
新撰組隊士との逢瀬の日々を描く人気シチュエーションCD『勿忘草』。その新シリーズ『比翼録』で原田左之助を演じる立花慎之介さんに、収録後の感想をいただきました。
――『比翼録』は“幸せ”をテーマにした物語ですが、どんな印象を受けましたか?
左之助の場合、前作の『血魂録』だとヒロインが死んでしまうので、『比翼録』では時間軸が1回巻き戻されています。そのあたりは、左之助ならではのおもしろさなんじゃないでしょうか。物語自体は『血魂録』の初めの頃からの話になっているので、前回と同じような会話が入ってきていたりするんですよ。でも、前とは違う展開になっていて、そこから幸せルートというか、ハッピーエンドルートに向かっていきます。
僕個人としては『血魂録』の少しとっつきにくく、人として壊れている左之助の印象がとても強いので、彼のハッピーな雰囲気を出すことが難しかったですね。何をどうしたら左之助にとっての幸せなんだろう? と、収録前にいろいろと考えちゃいました。『血魂録』と『比翼録』では、同じような場面でも、少しずつ変化が起こっています。前作を聴いたことがある人も、ぜひまた聴き直してみてください。違いが見えてきておもしろいと思います。
――同じ会話をしていても『血魂録』とは違う雰囲気になっているということで、以前演じたときとはどんなところで違うと思われましたか?
そもそもヒロインの受け答え方が違うんですよ。原田左之助自身は何も変わっていません。でもヒロインの言動が違うので、左之助の気持ちが少しずつ別のルートになっていった感じです。物語は彼が主導権をにぎっているから変化したわけではなく、ヒロインと一緒にいるからこその変化なんですよね。ゲームをプレイしていて、もう1つの選択肢を選んだことで別のルートに入ったような感じに近いかな。
――本作にはさまざまな逢瀬(デートなどの甘いシチュエーション)が出てきます。とくに印象的だと思われる逢瀬を教えてください。
お互いのことを、もっとよく知りたいと思ったあとの左之助の行動です。おもしろさ的には、そこが一番だと思います。『血魂録』のときもそうだったんですけど、左之助って多分物事を1か100にしか考えられない人なんですよ。徐々に行くということを、まったくしないんです(笑)。間が全然ないから、行動が突飛に見えるんじゃないかな。知りたいと思ったら徹底的に調べる。そういうところが、パッと見では滑稽なんですけど、僕はとても左之助らしいと思いました。
――そんな左之助の行動は、立花さんから見ていかがでしたか?
常人が左之助と同じ行動をしたら、多分引かれると思います。ある種のストーカーですからね! 左之助だからこそ許されるんじゃないかな。
――立花さんにとって“これだけは譲れない”と思うことやものはなんでしょうか? または、日課としていることがあれば教えてください。
うーん、特にありません! 基本的になんでも譲りますよ(笑)。日課にしていることは、強いていえばブログかな。多分7、8年ぐらい書いています。ただ、最近は「何か書かなきゃ……!」という強迫観念があるんですけどね(笑)。
――本作は“幸せ”がテーマということで、最近身近にあった幸せなエピソードはありますか?
健康に生きているってことでしょうか? なんだか、あまりハッピーを感じているスキがないんですよ。生きてることに精いっぱいで(笑)。
――立花さんからご覧になって、演じられた原田はステキな恋人だと思われますか?
いやぁ……(笑)。でもまあ、ちょっと変わった考え方をしている子ですけれど、真っ直ぐで一途なところはいいですよね! 女の人からすると、そこまで自分のことを想ってくれるんだ!? とたまらないキャラなのではないでしょうか。ただ左之助の場合、一度好きになったら止まらなくなってしまうので、そこは気をつけないといけません。一般的な物差しではかったらアウトな部類なので(笑)。
――男性からすると、左之助の行動はいきすぎだと思われますか?
男性から見るとというか、一般的に左之助の愛情の裏返しはコワイと思う(笑)。彼を知ってからだったらいいんですけどね。
――そんな左之助に賞を与えるとしたら、どんな賞がピッタリだと思われますか?
『比翼録』の左之助にあげるなら“一途すぎるで賞”かな。
電撃Girl’sStyleでは、毎号スオウ先生による美麗な描き下ろしイラスト&ジャケットを大公開中!! ぜひそちらも合わせてご覧ください★
(C)2012-2014 Rejet
データ