“ジャパンアミューズメントエキスポ2015”の『ポッ拳』ステージにて、『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』の稼働予定時期が2015年夏であることが発表されました。

　『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』は、これまでにないリアルに描かれたポケモンたちを操作し対戦する、今までにない『ポケットモンスター』のゲームです。プレイヤーがポケモンを直接操作することで、ポケモンが生き生きと動いて技を繰り出すという、まったく新しいポケモンバトルを体験できます。

　ステージで公開された最新情報は、今まで明らかにされていなかったバトルの基本システムについて。本作の最大の特徴は、操作に使用するコントローラ。従来の格闘ゲームはレバーとボタンを組み合わせた操作でプレイするスタイルでしたが、『ポッ拳』は家庭用ハードと同じくコントローラを使用します。任天堂ハードにおなじみのAボタンやBボタン、十字ボタンにより、簡単にプレイすることができます。操作の難しさから格闘ゲームをプレイしたことがない人でも、すぐに慣れて楽しむことができるとのことです。

▲A、B、X、Y、スタートボタンと十字ボタンがあり、上部にはL/Rボタンもあります。

▲こちらの側面の赤い部分が、プレイ中には光ります。

　バトルシステムについては、後ほど掲載する本作のレビューで紹介します。

■『ポッ拳』誕生秘話が明かされたステージをレポ

　ステージにはバンダイナムコゲームス・原田勝弘さんとバンダイナムコスタジオ・星野正昭さん、タレントの椿姫彩菜さんが登壇し、『ポッ拳』のゲームシステム情報や実機プレイなどを披露しました。

　MCの椿姫さんの呼び込みで登壇した原田さんは、なんとピカチュウの着ぐるみを着用！　登壇していたピカチュウと仲よくハグをしたり、「ピカチュウ！」と呼ばれて反応したりするなどお茶目な一面を見せていました。

▲ピカチュウと仲がいいようです。

　続いて登壇した星野さんは大の『ポケモン』好きということもあり、『ポッ拳』におけるポケモンのモーションやリアルな質感にかなりこだわっているとか。本作の開発には、星野さんのように『ポケモン』好きのスタッフが多く携わっているそうです。

▲左が原田さん、右が星野さん。

　本作が誕生したきっかけとなったのは、『太鼓の達人』開発スタッフが『太鼓の達人』と『ポケモン』のコラボを熱望したためという意外な経緯が。『太鼓の達人』とのコラボについて『ポケモン』側に持ちかけたところ、逆に『鉄拳』とのコラボ企画が提案され、それが現在の『ポッ拳』につながったとのことです。

　また、従来のアーケードゲームとは異なり、コントローラを起用したゲームスタイルは、開発スタッフではなく営業スタッフが考案したそうで、かなり革命的な意見だったことが明かされました。

▲こちらは登場するポケモンの一部。

　実機プレイでは、原田さんと椿姫さんのバトルに続いて、星野さんと椿姫さんがバトル。簡単操作で遊べるプレイスタイルに、実機プレイ中に椿姫さんは「難しいことは一切していません！　ただボタンを押しているだけなんですよ!!」と感動していました。原田さんも「開発スタッフだからうまいのではなく、このコントローラでの操作が簡単なんです！」と、改めてコントローラの素晴らしさを語っていました。

▲星野さん 対 椿姫さんは椿姫さんが勝利。原田さん 対 椿姫さんは原田さんが勝利しました。

　最後に、原田さんと星野さんそれぞれからユーザーに向けてのコメントがあり、ステージは幕を下ろしました。お2人のコメントを以下に掲載します。

原田さん：誰でも簡単に、派手に楽しめるゲームになっているので、一度“格闘ゲーム”という概念を捨てて、『ポケモン』ファンのための新作『ポケモン』ゲームとして楽しんでください。

星野さん：自分自身が『ポケモン』ファンということもあり、自分が遊びたかったアクションゲームになっています。夏の稼働に向けて開発も大忙しですが、スタッフ一同一生懸命作っていますので、楽しみにしていてください。

※画面はすべて開発中のものです。
(C)Pokémon.
(C)Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
(C)BANDAI NAMCO Games Inc.

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