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2015年2月16日(月)

『アイドルマスター』劇場版の打ち上げパーティーをレポ。10周年を祝うドームライブへ向けてさらに邁進!

文:皐月誠

 2月15日、アニプレックスは映画『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』について、“打ち上げパーティー”と題したイベントを開催した。

 会場となったのは、『アイドルマスター』関連のイベントとしては2ndアニバーサリーライブ以来のZepp Tokyo。現在における『アイドルマスター』の規模からすれば“小さい”と言えるステージへ出演声優と関係者が登壇し、ミニライブやトークなどを行った。このステージは日本全国の映画館におけるライブビューイングが実施されていたが、その総観覧者数は日本におけるライブビューイング史上最大規模の約13,000人に上るという。

【出演者 ※声優陣・敬称略】

中村繪里子 / 今井麻美 / 浅倉杏美 / 平田宏美 / 釘宮理恵 / 原由実 / 沼倉愛美 / 滝田樹里 / 赤羽根健治 / 木戸衣吹 / 大関英里 / 渡部優衣 / 伊藤美来 / 雨宮天 / 夏川椎菜 / 麻倉もも

■開幕を飾った『THE IDOLM@STER』

 開演時間となり場内が暗転すると、ライブ時におけるOPと同様にスクリーン上へ社長が登場。来場者へ諸注意事項を説明するとともに、会場と全国のライブビューイング会場に向けて開演を告知した。

 暗転が開けると同時にスタートしたのは、本日出演の765プロメンバー全員による『THE IDOLM@STER』のミニライブ。その後のあいさつでは、女性陣に続いて赤羽根さんも登壇。さらに同氏に呼び込まれてミリオンスターズメンバーも登場し、本日の出演声優陣が一堂に会した。

『アイドルマスター』
『アイドルマスター』
▲打ち上げと言えば付きものなのが乾杯だ。本イベント中でも、高木社長の音頭にて行われた。

■難問続出のクイズコーナー

 最初の企画コーナーは、某クイズ番組風の“パネルクイズ アタック765”。ここでは出演声優陣が765プロチームとミリオンスターズチームに分かれ、豪華賞品をかけてクイズ対決へと挑んだ。なお、人数あわせのため赤羽根さんはミリオンスターズチームとして参加。それにより進行役が不在となってしまうため、自ら“いつもの奴”と名乗るアニプレックスの宣伝プロデューサー・高橋祐馬さんが司会進行を引き継いだ。

『アイドルマスター』

 クイズでは、“横浜アリーナの収容人数17,000人が9thライブの45曲を聴いたとすると、のべ何曲が聴かれたことになる?”や“ライブ用の振り付けを担当したMIYUKIさんは何からインスピレーションを受けて『ラムネ色 青春』ラストの右手を横に出すポーズを思いついた?”など、カルト性の強い問題が出題された。なお、回答は前者が“偶然の765,000曲”、後者が“青春からイメージしたクラーク博士”とのこと。

 最終的に勝利したのは、“坂上陽三プロデューサーが好きなオニギリの具は?”という難問に、辛うじて“チーズ”という要素を当てて試合を制したミリオンスターズチーム。同チームの各位には、劇場版作中に登場した合宿地のモチーフとなった福井県の地酒や名産品などが贈られることになった。なお、こちらの正答は『アイドルマスター』とも関連深いローソンにて販売されている『チーズしそひじき』だという。

 すべてのパネルがオープンされる前に終了を迎えたため、一部のクイズは明かされぬままとなったが、公開されなかった問題は後ほど公式サイトにて掲載される予定となっている。

■製作陣も登場!

 続くトークコーナーでは声優陣に加えて、先ほどのクイズにて題材となっていたバンダイナムコゲームスの坂上陽三総合プロデューサー、石原章弘総合ディレクター、中川浩二サウンドプロデューサー、そしてアニプレックスの鳥羽洋典プロデューサーが登壇した。さらに、錦織敦史監督から届いた電報の朗読や、今回出演できなかったたかはし智秋さん、長谷川明子さん、下田麻美さん、仁後真耶子さん、若林直美さんといった声優陣から届いたビデオレターの上映&電報の朗読も行われた。また、当日が誕生日だった浅倉さんと間もなく誕生日を迎える平田さんには、バースデープレゼントとして錦織監督によるメッセージ&イラスト入り直筆色紙が贈られた上に、ペンライトやサイリウムをバースデーケーキの蝋燭に見立てての会場総出による祝福も行われた。

 ここで、女性陣は後半に向けたお色直しのため一時降壇。残された男性陣によって、劇場版に関しての思い出トークが繰り広げられた。ライブ会場でのガヤ収録や全国各所をめぐる舞台あいさつ、厳しいスケジュールの中で高いクオリティを目指した制作現場、従来の楽曲とは異なるスタイルの曲となった『M@STE RPIECE』の誕生など、『アイドルマスター』シリーズにおける大きな節目となった劇場版にまつわるエピソードは、いくら話しても話し足りないという雰囲気だった。

■アイドルたちも打ち上げパーティ!

 特製パーカーに着替えた女性声優陣が再登壇してからは、劇場版の後日談を描くボイスドラマ“アリーナライブの打ち上げパーティ”が上演された。今回のドラマはただ壇上で演じるだけでなく、会場からのコールを求めるシーンが各所にあり、声を張り上げる来場者たちからは通常以上に楽しんでいる様子が察せられた。

『アイドルマスター』

 その最後、“765プロの過去と現在、未来”を紹介する動画が上映された。この中で告知されたのが、先立ってお伝えした『アイドルマスター』10周年ライブの開催情報だ。今回は『アイドルマスター』初のドームライブとなり、10周年にふさわしい最大規模にて実施されるという。詳細については、後日の発表に期待しよう。

■そしてエンディングへ

 10周年ライブ開催の発表に沸き上がった会場を、さらに765プロ+ミリオンスターズの唄う『M@STER PIECE』が盛り上げる。その後、閉会にあたって各位からこれまでの感謝やこれからの展望が語られる中、中村さんからは“かつてはドームライブが『アイドルマスター』の最終到達点になると思っていたが、今の『アイドルマスター』はドームライブから新たな始まりを迎えられる”という旨のコメントが観客へ贈られた。アーケードゲームとしての出発から変化と拡大を繰り返してきた『アイドルマスター』シリーズだが、拡散して潰えるどころか今日も発展し続けていることは、シリーズファンならご存知だろう。

『アイドルマスター』
『アイドルマスター』 『アイドルマスター』

 会場全体が10周年である今年、そしてそれ以降への希望に満ちた中、『虹色ミラクル』が打ち上げパーティーの閉幕を華やかに飾った。“輝きの向こう側”を超えたこれからはどのような展開が待っているのか、大きな転機となるであろう2015年というアニバーサリーイヤーにプロデューサー諸氏は期待してほしい。

『アイドルマスター』
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■会場展示物

『アイドルマスター』 『アイドルマスター』
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▲イベントの最後には来場者を対象とした抽選会が行われ、写真のスタッフ寄せ書きをはじめ多彩な豪華賞品が当選者へ贈られた。

(C)BNGI/PROJECT iM@S

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