2015年2月20日(金)
謎めいた少女との出会いから始まる『ファイナルファンタジー』シリーズの名に恥じない王道ファンタジーRPG『ファイナルファンタジーレジェンズ 時空ノ水晶(ときのすいしょう)』は、RPG好きなら間違いなくはまる内容です。そんな本作の魅力やプレイのコツなどをまとめてお届けします。
最近のスマホアプリは家庭用ゲーム機用のタイトルと比べても遜色ないどころか、オンラインで定期的にイベントが追加される分、強みがありますよね。普通のペースで遊んでいる分には基本無料で少しも不都合を感じないし、ひと昔前ならパッケージで売っていてもおかしくないようなボリューム&クオリティの作品が確実に増えています。
さて、今回注目するのは家庭用ゲーム機タイトルと見まごうばかりの王道ファンタジーRPG『ファイナルファンタジーレジェンズ 時空ノ水晶』です。まずは軽く作品の世界観や特徴を紹介しておきましょう。
~Story~
物語の始まりは、争いを繰り返す東西の大陸に挟まれた平和な小島。
平穏な日々を過ごしていた主人公トゥモロは、西の都からやってきた冒険家リーグの土産話に夢中になっていた。
そんなある日、島に巨大な流れ星が落ちてくる。
調査に向かったリーグの後を追ったトゥモロは、そこで不思議な少女と出会う。
彼女の名はエモ。かつて、トゥモロが夢の中で出会った少女だった。
彼らはやがて、幻獣アトモスによって時の狭間へと誘われ、さまざまな時空を超える冒険へと旅立つことに……。
●登場キャラクター
▲小島ナバルに住む快活な少年トゥモロ。ステータスは、攻撃力と速さが高いので物理攻撃主体で戦うのがよさそうです。 |
▲世界を股にかけ、各地を旅している冒険家リーグ。ステータスは、攻撃力とMPが高め。魔力はトゥモロとほぼ変わらないので、物理で攻めつつ、魔法に弱い敵には魔法を使うスタイルがいいでしょう。 |
▲謎の隕石の中から現れた記憶喪失の少女エモ。彼女は、MPと魔力が高めなので、魔法主体に戦うといいでしょう。 |
▲“中世”時代の東の大陸アジマにあるオーガの山に住むパライ。本編ではまだ出てきていませんが、見た目からして物理攻撃主体かも? |
▲“中世”時代のエルフの国エルヘイムの王女アンジュ。ゲーム内ではまだ登場していませんが、エルフといったら魔法が得意そうですね! |
▲ニンジャの末裔マイナ。彼女も本編ではまだ登場していません。ニンジャといったら忍術を使って戦いながら物理攻撃もそれなりにいけるイメージですが、実際どうなるのか楽しみです! |
▲トゥモロと心を通わせ、一緒に旅をする幻獣の神タツノコ。通常攻撃はそれほど強力ではありませんが、他プレイヤーの“幻石”を使えるのが魅力です。 |
このパーティメンバーの多さは、さすが『FF』といった感じですね。まだ登場していないメンバーもいますが、どんな特殊な能力を持っているのか楽しみです。
▲オープニングテーマを歌うのは、“クリスタルボイスの歌姫”としておなじみLiaさん。これはフルサイズで聴いてみたいですね。 |
ストーリー的にはタイムトラベルと言いますか、現在だけでなく過去や未来に移動して事件を解決していく流れのようです。オープニングイベントにも伏線がはられているように感じますし、大作RPGならではの壮大なスケールの物語を堪能できるはずです。
ゲーム進行は、“時空の狭間”や“幻獣界”などのマップを切り替えつつ、それぞれの時空にある町や村で発生するクエストをクリアしていくというもの。メインストーリーには目印として“!!”が表示されるので、目的を見失って迷うこともありません。クエストはストーリー+戦闘パートで構成され、成否にかかわらずスタミナを消費(時間で回復)します。
▲メインストーリーを進める場合は“!!”をたどりましょう。 |
▲街中ではNPCがタグ表示され、移動を省略して会話&情報収集できます。 |
●バトル
バトルはコマンド入力式で、行動内容に応じて順番が変わる素早さ順のターン制。敵味方の行動順番が一覧で表示されることもあり、感覚的には『FFX』のバトルシステムに近いですね。それぞれのバトルにはWAVE数が決められていて、WAVEの回数だけ連戦となります。
最大の特徴は、キャラクターそれぞれが装備した“幻石”を使って行う召喚魔法です。“幻石”は装備するだけで固有の魔法やアビリティを使えるようになる他、味方キャラクターのHPゲージの横にある召喚ゲージがたまれば強力な召喚魔法を放つことも可能です。
直接攻撃や魔法攻撃によって、召喚ゲージが蓄積されていきます。ゲージがたまったらコマンドが表示されているサークルをフリックすれば召喚魔法を選択できます。
▲最終WAVEまで敵を倒し切ればクリアとなって、最後はスコアに応じてごほうびがもらえます。 |
●CHAINボーナス
本作のバトルには“バトルスコア”が設定されていて、クリア時にスコアの数だけ宝箱を開けることができます。スコアゲージは敵を倒すことで増加し、ダメージを受けたり、キャラクターが行動したりすると減少していきます。また、連続して敵を倒すと“CHAIN”が発生し、その間はターン経過によるゲージ減少がなくなるため、一気にスコアゲージを稼ぐチャンスとなります。
▲“CHAIN”状態はダメージを受けない限り続きます。ゲージが最大レベル4に達したら、あとはCHAINを切らさず、ゲージを下げないように戦いましょう。 |
●幻石と召喚獣
“幻石”は、クエストの報酬や課金ガチャなどで手に入ります。“幻石”は強化専用アイテム“○○のしっぽ”や装備品などをつぎ込むことで強化が可能。“幻石”を強化すると召喚魔法の威力はもちろん、ステータス補正値も増えますよ。
▲キャラクターごとに“幻石”をセットし、強化されるステータスや使えるようになる魔法、アビリティを意識して選ぶのが基本です。 |
▲“幻石”の強化には、おもに“○○のしっぽ”を使います。“幻石”が水属性の召喚獣なら“みずのしっぽ”という具合に、消費するアイテムの属性を合わせるとボーナスがつきます。 |
本作をプレイするうえでの攻略ポイントをまとめて紹介。フレンドに誘われるにはどうしたらよいのかや、“幻石”のレベル上げ方なども教えちゃいますよ!
●意外に見落としやすいフレンドの幻石
クエスト開始時にパーティメンバーである“タツノコ”は、必ず他のプレイヤーから“幻石”を借りて戦います。この時、表示されるのがトゥモロのスロット1にセットされた“幻石”となります。トゥモロのスロット1は、なるべく全体攻撃や一撃が強力な幻石を装備させておくと誘われやすいかもしれませんね。
フレンドが増えれば、それだけ強力な“幻石”を選べるチャンスが増えます。また、本作の攻略コンテンツである“バブイルの塔”を攻略すると、フレンドにも戦利品の一部が贈られるという、互いにメリットのあるシステムとなっているので、積極的に登録していきましょう。
●意図的に“CHAIN”を狙う
少しでもクリアボーナスを増やすため、“CHAIN”稼ぎは欠かせません。やり方はシンプルで、弱らせた2体の敵をブレスなどの範囲攻撃でしとめるだけ。範囲魔法でも代用できますが、発動に時間がかかるのがネックです。
“CHAIN”状態になったら強力な魔法の使用は控えて、次の敵のターンまで通常攻撃でキャラごとの召喚ゲージを稼いで強力な召喚魔法に備えます。ダメージを受けると“CHAIN”が解除されてしまうので、敵のターン直前でとどめを刺しましょう。
▲いかに“CHAIN”ゲージを増加&継続させるかが戦利品獲得のポイントとなります。 |
●サブクエストを消化してCPをためる
CPとは特殊なクエストに挑むために必要となるポイントで、メイン&サブクエストクリアの報酬として入手できます。中でも、“時の狭間”の“イベントルーム”から選べる“幻石強化バトル”は属性ごとの“しっぽ”が手に入るため、できる限り通いたいところですね。推奨レベルは6程度なので、早めに挑戦して強化アイテムを入手し、“幻石”のレベルを上げておくとメインクエストも楽に進められます。
▲わき道にそれて、サブクエストを集中的にこなすのも手です。 |
▲CPがたまったら“幻石強化バトル”にチャレンジ! “しっぽ”系アイテムをゲットして“幻石”を強化しましょう。 |
まだサービスが始まったばかりなのでストーリーは完結していませんが、期間限定イベントなども定期的に行われるようなので、じっくりと遊べる形になっています。昔ながらの『FF』らしさも随所にありつつ、スマホならではの新しい形の『FF』ともなっているので、ぜひRPG好きの方は遊んでみてほしいと思います!
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Character Design & Image Illustration : CyDesignation
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