2015年3月6日(金)
『ブレイドアンドソウル』に出演する3人の美女による座談会! 大型アップデート“天舞”で新展開が!?
エヌシージャパンがサービスするPC用MMORPG『ブレイドアンドソウル』では、3月1日に基本プレイが無料化されたのに加え、最新の大型アップデート“天舞”が実装されました。今回のアップデートでは、ゲーム序盤から登場しているキャラクター“ナリム・ソユ”が、クルム王国の前国王の長女で“グレン・マリナ”の実の姉であることが判明します。
このアップデートで追加される新ボイスの収録現場を電撃オンラインが直撃! ナリム・ソユ役の井ノ上奈々さん、グレン・マリナ役の相坂優歌さん、そして2人の実の母であるナリム・ソーリン役の南壽あさ子さんの3人にお話を伺うことができたので、その模様をお届けします。
●ナリム・ソユ(声優:井ノ上奈々)
『ブレイドアンドソウル』で初期から登場している美少女キャラクター。ドリン・テンプウの養女として竹林村で育てられてきた。しかし、のどかな暮らしは刺激がなくてつまらない。いつからか、「自分はこのままで終わる人間ではない!」と野心を燃やしている
●グレン・マリナ(声優:相坂優歌)
パラム帝国の姫。皇族としての威厳とカリスマに恵まれる。荒廃してしまった自国を憂い、父親のグレン・マヨムをいさめようと“敬天盟”を作り、各種族をまとめて反帝国同盟を結成しようとしている。
●ナリム・ソーリン(歌手:南壽あさ子)
クルム王国の平民だったナリム・ソーリンは、ある日突然、国王の后に選ばれる。クルム王妃となってナリム・ソユを生んだ直後、何者かが差し向けた刺客に襲撃される。大将軍グレン・マヨム(のちのパラム帝国皇帝)と臣下のおかげで一命を取りとめたのち、東方大陸にパラム帝国を建国したグレン・マヨムとの間にグレン・マリナをもうける。
■自分が突然お后様になったら? 3人の出演声優による座談会!
▲左から、グレン・マリナ役の相坂優歌さん、ナリム・ソーリン役の南壽あさ子さん、ナリム・ソユ役の井ノ上奈々さん。 |
――今回の収録はいかがでしたか?
井ノ上奈々さん(以下:井ノ上):ナリム・ソユがついに本性を現してきましたね! 以前から小悪魔的な部分は見えていたんですけれど、今回は「悪女!」という感じがすごく出ていて、演じていておもしろかったです。そういうキャラクターを演じる機会があまりないので、楽しいなって(笑)。
南壽あさ子さん(以下:南壽):私は普段、シンガーソングライターとして活動していて、声優に挑戦するのは今回が初めてだったんです。演じること自体がすごく新鮮でしたが、自分が経験したことのない、小さな子どもを持つ母の気持ちなどが難しかったです。でも、身近にいるそういう立場の人をイメージすることで、自然と感情移入することができました。
相坂優歌さん(以下:相坂):グレン・マリナは相変わらず、緊迫感に満ちあふれたセリフが多かったですね……。いつもリーダーらしい高貴な雰囲気を出そうと演じているのですが、今回は感謝のセリフがいくつかあって、ホンワカしすぎない範囲でやわらかな印象を入れつつ演じてみました。
――皆さんが演じられたキャラクターで、普段の自分と似ている部分はありますか?
井ノ上:まったく似てないです……。似てたらマズイです(笑)。地位と名誉に目がくらんでいる人は、声優にならないと思います(笑)。
――“絶世の美女”というのは近いんじゃないですか?
井ノ上:ヤダーそんなー(笑)。……こんな風に、相手に求められているリアクションが自然にできちゃう部分は、似ているかもしれませんね。ナリム・ソユも、もう少し謙虚だったら周囲の人たちが力を貸してくれるのに、と思います。ああいう性格が形成された経緯が気になりますね。
南壽:ナリム・ソーリンが歌が好きだという点は、まさしく私と同じです。歌という要素が、彼女の内面に入り込んでいく糸口になりました。しなやかでキレイな女性でありながら、子どもを想う気持ちが強いという部分で、とてもあこがれる気持ちがあります。
相坂:グレン・マリナの勇ましいところを見て、「私もこうなれたらいいな」と思います。彼女はのほほーんとしている人ではないので、私と似ていると言えば似てるのかな(笑)。……正義感が強い部分は似てますね! 彼女は素の自分をあまり見せていないので、今後そういうところが見られたらうれしいですね。
――皆さんは、結婚した相手が実は王様で、自分が突然お后様になってしまったらどうしますか?
井ノ上:「ドッキリ?」って思いますよね。一瞬、周りを疑っちゃいます。でも、好きでつき合っていた相手なら、それは受け入れますね。
相坂:お金持ちの余裕みたいなところで好き勝手にやらせてくれるなら、自由に声優の仕事をさせてもらいますね。お料理なんかも専属のコックさんがサっと出してくれるはずですし、インドカレーもお手のものでしょう(笑)。
――王様に頼んで、出演したいアニメを作ってもらうのもアリですね(笑)。
井ノ上:そうですよ! こんなアニメに出たいとか、こんな歌が歌いたいとか。お城で歌えますよ(笑)。
南壽:それはいいですね(笑)。
相坂:それなら、お金持ちのお嫁さんになる価値アリですよ(笑)。
南壽:話がそれましたけど(笑)、大切な人がたまたまそういう立場だったら受け入れると思います。でも、大切な人が別にいるのに、国王からプロポーズされたら困りますね。……運命に逆らえないところはあるかもしれませんけれど、その時は秘めた想いとして、好きな気持ちを死ぬまで持ち続けたいです。
――逃れられないなら、受け入れるという感じですか。
井ノ上:好きな人が別にいるなら、王様とは結婚しない!
相坂:しない!
南壽:ですね(笑)。
――今回のアップデートで、ナリム・ソユとグレン・マリナが父親の違う姉妹ということが明らかになりますが、もし自分に知らされていない兄弟が別にいたら、皆さんはどうしますか?
井ノ上:私は4人兄弟で、兄、弟、妹という組み合わせなので、お姉さんだったら欲しいです。突然、姉がいると言われたら、「マジで? ヤッター!」ってなります。そうしたら私、コンプリートじゃんって(笑)。親戚のお姉さんからお洋服をもらったみたいなシチュエーションに、昔からあこがれていたんです。
南壽:もしそうなったら、最初の1年間くらいは悩むと思います。それでも生まれてきた子どもに罪はないですし、もし敵の立場だとしても会ってみたいです。きっと仲よくなりたいと思うんじゃないかな。
相坂:実は、私には3歳になる弟がいるんです(笑)。めっちゃカワイイですよー。その弟が生まれると知った時は素直に「おめでとう」という気持ちになれたので、片親の違う姉妹とかがいても「そうだったんだー」と受け入れられると思います。むしろ積極的に会ってみたいかも。小さい頃は1人だったので、お兄ちゃんが欲しかったです。年上の人しか知らない遊びを教えてもらいたかったですね。
井ノ上:今の年齢なら、知らない兄弟が突然現れても、適度な距離感でお互いにやさしくなれるかもしれませんね。
――ナリム・ソユとグレン・マリナの2人は、同じ母親から生まれながらまったく違う育ち方をしましたが、どちらの境遇がうらやましいですか?
井ノ上:グレン・マリナの境遇ってつらいの?
相坂:つらいです……。ずっと「クッ、あなたまで裏切るのか!」っていう感じです(笑)。つらいから、きっとナリム・ソユのほうが……。
井ノ上:そうだよねー。ずっと高笑いしてるもん(笑)。お金さえあれば何もいらない状態!
――でもグレン・マリナの場合は、ジャン・バイドっていう超絶イケメンがずっと傍にいますよ。
相坂:うーん、でもつらいですよ(笑)。そういう状況でしか味わえない、温かな心の触れ合いなどもあるかもしれませんが。絶対、ナリム・ソユのほうがいいですよ。
南壽:ドリン・テンプウという、やさしい父親代わりもいますしね。
井ノ上:彼がカワイがりすぎたから、ナリム・ソユはああなっちゃったのかな? でも、グレン・マリナみたいに真っ当な心を持てる人生のほうが、周囲の人に恵まれて後々報われるかも。
相坂:周りの人にめちゃめちゃ裏切られてますよ……?
南壽:かわいそう……。それでも、本当に愛し合った両親の子どもという意味では、グレン・マリナのほうがうらやましいかもしれません。ナリム・ソユも、何も知らない小さな頃はのびのびとした環境で、いいなと思いますけれど。
井ノ上:ナリム・ソユも、ドリン・テンプウみたいに頼りになる人が親代わりなのはうらやましいです。でも、結局は自分次第なのかな?
――『ブレイドアンドソウル』を楽しんでいる皆さんに、メッセージをひと言お願いします。
井ノ上:いい子なんだろうなと思わせておいて、実はこんな子でしたというのは、もしかしたら現実でもあるかもしれません。でもナリム・ソユは、現実ではあり得ないくらいのスケールでどんどん本性を現していきますので、今後どうなっていくのかに注目してください。自業自得というのがピッタリな子なので、お楽しみに!
南壽:『ブレイドアンドソウル』は、女性たちが強く、活躍しているのが特徴的だなと思います。私の演じたナリム・ソーリンは、そんな中で逆に女性らしい部分が出ているキャラクターなので、そのあたりに注目してください。母としての気持ちなどを感じていただけたらと思います。
相坂:グレン・マリナは、プレイヤーの皆さんをとても頼りにしていると思います! いつも裏切られてばかりの彼女を、ぜひ支えてあげてください。プレイヤーの皆さんと一緒に世界を平和していくのが彼女の願いなので、これからも一生懸命プレイしていただけたらうれしいです。
――最後に、南壽さんが歌われているゲーム中の楽曲『風が眠る地へ』の聴きどころを教えてください。
南壽:韓国語の原曲を日本語に訳していただいて、私が歌わせていただきました。歌詞の美しさが際立っていると思います。風や雲といった言葉がゲームに登場する国の暗喩になっているのですが、それらのおかげで壮大な空間が広がる様子をイメージできる楽曲になっています。オリエンタルな曲調で風のように美しいメロディーなので、“天舞”の特設サイトから無料でダウンロードして、ぜひ聴いてみてください。よろしくお願いします。
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